FC2ブログ

記事一覧

強制不妊手術「青春、夢奪った」原告5人の怒りや苦悩を一冊に 兵庫(2021年4月2日配信『神戸新聞』)

不妊手術を受けさせられた原告らの訴えが詰まった本を持つ支援者=神戸市中央区橘通1 旧優生保護法(1948〜96年)下で障害を理由に不妊手術を強いられた兵庫県内の5人が国に損害賠償を求めた訴訟に関連し、弁護団などが原告らによる裁判での意見陳述をまとめ、書籍化した。障害者への差別に対する怒りや苦悩をはじめ、手術を受けさせられた経緯、同法の歴史と問題点などがつづられている。(那谷享平) 「国から子どもを...

続きを読む

旧優生保護法訴訟 公正な判決求め署名提出(2021年3月22日配信『サンテレビ』)

旧優生保護法のもとでの強制不妊手術をめぐり、神戸地裁での訴訟が、3月に結審するのを前に、支援団体が、3月22日、公正な判決を求めて署名を提出しました。署名を提出したのは、兵庫県の神戸で行われている旧優生保護法訴訟を支援する「あゆむ兵庫の会」です。この裁判は、聴覚障害者などの夫婦2組が、旧優生保護法のもとで不妊手術を強制的に受けさせられたなどとして国に損害賠償を求めているもので22日は、支援者が公正な判決...

続きを読む

旧優生法訴訟、原告控訴 中絶理由、北海道の夫婦(2021年2月17日配信『産経新聞』)

 旧優生保護法(昭和23~平成8年)下で人工妊娠中絶手術と不妊手術を強制されたのは憲法違反だとして、北海道の夫婦が国に計2200万円の損害賠償を求めた訴訟で、原告側は17日、敗訴した札幌地裁判決を不服として控訴した。弁護団が明らかにした。 4日の札幌地裁判決は、原告の女性(77)の中絶手術は経済的理由だった可能性があり、旧法の知的障害者らを対象にした規定に基づく手術と認めなかった。不妊手術について...

続きを読む

“旧優生保護法で中絶強制”賠償請求訴訟 きょう判決 札幌地裁(2021年2月4日配信『NHKニュース』

旧優生保護法のもとで人工妊娠中絶と不妊手術を強制されたとして北海道の夫婦が国に賠償を求めた裁判の判決が4日、札幌地方裁判所で言い渡されます。全国で起こされている一連の裁判で、国の賠償責任が初めて認定されるかが焦点です。北海道に住む77歳の女性は、妊娠していた40年前、知的障害を理由に旧優生保護法に基づく人工妊娠中絶と不妊手術を強制されたとして、夫と共に札幌地方裁判所に訴えを起こし、国に合わせて2200万円...

続きを読む

(論)強制不妊に関する論説(2020年12月1・2・3・9日・2021年1月16・18・2月7日)

強制不妊判決 門前払いは冷淡過ぎる(2021年2月7日配信『北海道新聞』-「社説」) 旧優生保護法のもとで不妊と人工妊娠中絶の手術を強いられたとする道央の女性(77)が、夫(故人)と共に国に損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁が請求を棄却する判決を下した。 裁判所は証拠不足などから、不妊手術の事実と中絶手術の強制性を否定した。いずれも国の責任を問う前提となる論点だ。 それらが認定されなかったことで、原...

続きを読む

旧優生保護法訴訟 小島さんが控訴(2021年1月28日配信『北海道新聞』)

判決を前に札幌地裁に向かう原告の小島さん(前列左から2人目)ら(15日午後)=共同 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、札幌市北区の小島喜久夫(きくお)さん(79)が国に1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、小島さんが28日、請求を棄却した一審札幌地裁判決を不服とし札幌高裁に控訴した。 小島さんは取材に「手術を受けさせられた被害者全員の苦しみが裁判で認められるよう、もう少し...

続きを読む

20121年1月21日(木)午後2時より旧優生保護法違憲国賠福岡訴訟の口頭弁論期日

福岡優生保護法被害弁護団 20121年1月21日(木)午後2時より旧優生保護法違憲国賠福岡訴訟の口頭弁論期日が開催されます。福岡地裁で一番大きい101号法廷ではありますが、もともと傍聴席には限りがある上、コロナ禍のもと、1席ずつ空けての着席となり、傍聴できる数は些少となりますが、傍聴できない方のために、弁護団はアナザーコートを用意しています。裁判所のお隣の福岡県弁護士会館で、法廷の中で何が行われているかをわかり...

続きを読む

旧優生保護法に違憲判決、3例目 札幌地裁、賠償請求は棄却(2021年1月15日配信『共同通信』)

旧優生保護法下での強制不妊手術を巡る判決後、掲げられた「不当判決」の垂れ幕と原告の小島喜久夫さん(左)。札幌地裁は旧法を違憲と判断したが、損害賠償請求は棄却した=15日午後3時46分、札幌地裁前 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたのは憲法違反だとして、札幌市の小島喜久夫さん(79)が国に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁(広瀬孝裁判長)は15日、旧法を違憲と判断した。一連の訴...

続きを読む

旧優生保護法東京訴訟 2審始まる 東京高裁(2020年12月21日配信『NHKニュース』)

旧優生保護法のもとで不妊手術を強制されたと、都内の男性が訴えた裁判の2審が始まり、男性は「国による勝手な手術で苦しみ続けてきた被害に、裁判所はしっかりと向き合ってほしい」と訴えました。北三郎さんの名前で訴える都内の77歳の男性は、昭和32年、14歳の頃に旧優生保護法によって、不妊手術を強制されたのは重大な人権侵害で憲法違反だとして、国に3000万円の賠償を求めています。1審の東京地方裁判所はことし6月「手術は...

続きを読む

旧優生保護法訴訟で控訴 大阪の聴覚障害者ら(2020年12月12日配信『共同通信』)

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強いられたのは違憲として、聴覚障害のある大阪府の夫婦ら計3人が国に計5500万円の損害賠償を求めた訴訟で、原告側は11日、請求を棄却した一審の大阪地裁判決を不服とし控訴した。 11月30日の地裁判決は、旧法について「子を産み育てるか否かの意思決定を侵害し、特定の障害や疾患がある人を不良と断定し極めて非人道的かつ差別的だ」などとして違憲と判断。一方、3人の賠償請求は手術...

続きを読む

旧優生保護法で国、2万5千人の女性に強制不妊手術…賠償請求を棄却した裁判所の論理(2020年12月5日配信『Business Journal』)

不妊手術を受けた被害女性(左)と夫「不良な子孫を残させないために」という名目で戦後、制定された旧優生保護法(旧法)による不妊手術で子供を授かれなかった関西在住の高齢夫婦ら3人が、国に損害賠償金計5500万円を求めた訴訟の判決が11月30日に大阪地裁であった。 林潤裁判長は「もっぱら優生上の見地から不良な子孫を出生させない目的のもと、特定の障害や病気のある人を一律に『不良』と断定する極めて非人道的で差別的な...

続きを読む

旧優生保護法は「極めて非人道的」と違憲判断、強制不妊巡る賠償請求は棄却…大阪地裁(2020年11月30日配信『読売新聞』)

 旧優生保護法に基づく不妊手術を強制されたとして、障害を抱える近畿地方の70~80歳代の男女3人が国に計5500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、大阪地裁であった。林潤裁判長は旧法を憲法違反としたが、賠償請求権は時間の経過で消滅したと判断、3人の請求を棄却した。 旧法を巡る訴訟は8地裁1支部に起こされ、すでに仙台、東京両地裁で判決が出ている。違憲判断は仙台地裁に続き2例目。一方で、両地裁と...

続きを読む

旧優生保護法めぐる裁判 違憲判断も訴えは退ける 大阪地裁(2020年11月30日配信『NHKニュース』)

旧優生保護法のもとで昭和40年代に不妊手術を強制された人たちが、国を訴えた裁判の判決で、大阪地方裁判所は旧優生保護法を憲法に違反していたと認定しました。一方で「訴えを起こした時点で賠償請求できる権利は消滅している」と判断して原告の訴えを退けました。いずれも関西に住み、病気の後遺症による知的障害がある77歳の女性と、聴覚障害がある70代と80代の夫婦の3人は、旧優生保護法に基づく不妊手術を強制されたとして、...

続きを読む

旧優生保護法大阪訴訟 争点は除斥期間の「起算点」 30日に地裁判決(2020年11月28日配信『毎日新聞』) 

裁判への思いを手話で語る原告の夫婦=大阪府内で2020年11月11日、北村隆夫撮影 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、夫婦と女性の計3人が国に計5500万円の賠償を求めた訴訟の判決が30日、大阪地裁(林潤裁判長)で言い渡される。同種訴訟では、いずれも原告側が敗訴した仙台・東京地裁に続く3例目の司法判断になる。旧法が憲法違反にあたるかや、不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」が適...

続きを読む

強制不妊原告、判決前に病死 兵庫の聴覚障害男性(2020年11月28日配信『中日新聞』)

 旧優生保護法(1948〜96年)下で不妊手術を強制されたとして、国に損害賠償を求めて神戸地裁に提訴した兵庫県の男性(81)が17日に死去したことが分かった。 代理人弁護士が27日公表した。男性は妻(80)とともに2018年9月、聴覚障害者として初めて提訴していた。 弁護士によると、男性は今年、がんと診断され、闘病を続けていた。今月中旬に容体が悪化し、17日夜、兵庫県内の病院で亡くなった。弁護士は...

続きを読む

旧優生保護法訴訟 30日に判決(2020年11月27日配信『NHKニュース』)

旧優生保護法のもとで不妊手術を強制されたとして、関西に住む女性と夫婦が国に賠償を求めた裁判の判決が、30日に大阪地方裁判所で言い渡されます。全国で起こされている一連の裁判で、国の賠償責任を初めて認定するのか注目されます。訴えを起こしているのは、▼関西に住む病気の後遺症で知的障害になった77歳の女性と、▼大阪府に住む聴覚障害がある70代と80代の夫婦です。旧優生保護法による不妊手術を強制され、憲法で保...

続きを読む

BPO「人権侵害なし」旧優生保護法扱った番組巡り(2020年11月16日配信『共同通信』)

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は16日、札幌テレビ放送(STV)の旧優生保護法を扱った番組を巡り、記者から意思に反して救済法に基づく一時金を申請させられ報道されたと申し立てがあった事案で、「人権侵害の問題はなく、放送倫理上の問題も認められない」との見解を示した。 審理対象は2019年4月26日放送の「どさんこワイド179」。申立書などによると、旧優生保護法に基づく不妊手術を強制されたとして札幌地...

続きを読む

強制不妊訴訟 経験ある医師「手術の決断に旧法影響」 神戸地裁(2020年11月12日配信『神戸新聞』)

 旧優生保護法(1948~96年)を巡り、不妊手術をさせられた兵庫県内の60~80代の被害者ら男女5人が国に損害賠償を求めた訴訟の第9回口頭弁論が12日、神戸地裁(小池明善裁判長)であった。旧法に基づき、原告5人とは別の障害者らに不妊手術をした経験がある男性医師ら2人が原告側証人として出廷。体験などを話し、違法性を訴えた。 医師は産婦人科医の堀口貞夫さん(87)=東京都。50~60年代に各地で同意...

続きを読む

「人生が戻るわけではない」 旧優生保護法・不妊手術で一時金認められた女性が会見(2020年11月10日配信『毎日新聞』)

一時金が認められ「ほっとした」という長嶋恵子さん(右)と夫啓一さん(いずれも仮名)=名古屋市中区で2020年11月10日午後4時23分、井口慎太郎撮影 聴覚障害があり、旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を受けた名古屋市の長嶋恵子さん(70)=仮名=が、被害者救済法に基づく一時金の支給を国から認められた。同市内で10日記者会見し「国が本人の意に沿わない手術をしたと認めたことにほっとしたが、私の人生が戻るわけで...

続きを読む

「なぜ人間の権利奪うのか」 強制不妊・神戸訴訟 法廷に響く障害者らの思い(2020年11月6日配信『毎日新聞』)

本人尋問を終えた小林宝二さん。「裁判官に聴覚障害者とはどんなものか、実際に見て分かってほしかった」と話した=神戸地裁前で2020年9月24日午前11時51分、山本真也撮影 旧優生保護法(1948~96年)に基づき、不妊手術や中絶を強いられた障害者らが国家賠償を求めた訴訟の審理が神戸地裁で続いている。9月24日には聴覚に障害がある兵庫県明石市の小林宝二(たかじ)さん(88)、喜美子さん(88)夫妻と、脳性まひで手足が不自由...

続きを読む

旧優生保護法訴訟 聴覚障害者協会「差別の実態に目を向けて」(2020年11月5日配信『毎日新聞』)

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強いられ、憲法が保障する幸福追求権などを侵害されたとして共に聴覚障害のある福岡市の夫婦が国に損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が5日、福岡地裁(立川毅裁判長)であった。県聴覚障害者協会の太田陽介事務局長が意見陳述し「国は自らがつくりだした差別の実態に目を向けて」と訴えた。 訴状によると、原告の夫(83)は1960年代、結婚1週間ほど前に何の説明もされぬまま優生手...

続きを読む

「被害の大きさ真摯に考えて」 旧優生保護法訴訟が結審 札幌地裁 判決は来年2月4日(2020年10月29日配信『北海道新聞』)

 旧優生保護法(1948~96年)下の強制不妊手術と中絶手術で人権を侵害され、救済措置も講じられていないとし、道央の女性(77)と夫が国に計2200万円の損害賠償を求めた訴訟の第9回口頭弁論が29日、札幌地裁(高木勝己裁判長)であり、結審した。弁論で原告弁護団が意見陳述し、「子どもを産めないという被害の大きさを真摯(しんし)に考えてほしい」と訴えた。判決は来年2月4日。 意見陳述した金子舞弁護士(...

続きを読む

優生保護訴訟が結審 2月に判決(2020年10月29日配信『NHKニュース』)

 旧優生保護法のもと、不妊手術を強制されたとして道内の夫婦が国に賠償を求めた裁判が結審し、判決は来年2月に言い渡されることになりました。 道央地方に住む77歳の女性は30代のときに妊娠しましたが、旧優生保護法のもとで知的障害を理由に中絶と不妊の手術を強制されたとして、夫と共に国を相手取り合わせて2200万円の賠償を求めました。 29日に札幌地方裁判所で開かれた裁判で、原告の弁護士は「二度と子どもを...

続きを読む

旧優生保護法裁判で心の痛み訴え(2020年10月15日配信『NHKニュース』)

旧優生保護法のもとで不妊手術を強制された人たちが、国に損害賠償を求めている一連の裁判で、大阪の聴覚障害がある70代の夫婦が起こした裁判が、15日から始まり、妻は法廷で、「手術の痛みだけでなく心の痛みが忘れられない」と訴えました。大阪地方裁判所に訴えを起こしているのは、いずれも聴覚障害がある大阪府内の70代の夫婦です。妻は46年前、長男を出産後、医師や母親から何も説明されないまま、旧優生保護法に基づ...

続きを読む

20年間寝たきり「苦しかった」 強制不妊訴訟で原告側 神戸地裁(2020年9月24日配信『神戸新聞』)

 旧優生保護法(1948~96年)を巡り、不妊手術をさせられた兵庫県内の被害者ら5人が国に損害賠償を求めた訴訟の第8回口頭弁論が24日、神戸地裁(小池明善裁判長)であった。いずれも聴覚障害がある明石市の小林宝二さん(88)喜美子さん(88)夫婦と、脳性まひのある神戸市の鈴木由美さん(65)への本人尋問があり「(旧法は)人権無視だ」「(国に)謝罪してほしい」と訴えた。 喜美子さんは27歳ごろ、宝二さ...

続きを読む

強制不妊一時金の支給進まず 兵庫県内わずか7人 被害掘り起こしに県消極的(2020年8月11日配信『神戸新聞』)

 旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らに不妊手術が繰り返された問題で、国の救済法に基づく被害者への一時金支給が進んでいない。兵庫県内では少なくとも330人が旧法による強制手術を受けたとされるが、救済法施行から1年以上がたった7月末時点で、県が窓口となり支給に至ったのは7人にとどまる。県は「多い数字とはいえない」とするが、当事者の心情などを理由に、被害の掘り起こしには消極的だ。(田中宏樹) 昨年4月施行...

続きを読む

聴覚障害の原告「人権奪われた」旧優生保護法訴訟の口頭弁論 神戸地裁(2020年7月31日配信『神戸新聞』)

 旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らに不妊手術したのは憲法違反として、兵庫県内の被害者5人が国に損害賠償を求めた訴訟の第7回口頭弁論が30日、神戸地裁(小池明善裁判長)であった。聴覚障害のある県内在住の夫婦への本人尋問が行われ、不妊手術を受けさせられた80代の夫は「人権を奪われた。国に謝ってほしい」と手話で訴えた。 夫は幼い頃、中耳炎が原因で聞こえなくなった。現在70代の妻と交際していた...

続きを読む

強制不妊訴訟 旧法の違憲性裁いてこそ(2020年7月20日配信『西日本新聞』-「社説」)

 国が誤った法律によって非人道的行為を続けた責任と被害の重さを直視した判決とは言い難い。むしろ、司法への期待に背を向けた結論ではないか。 旧優生保護法の下で不妊手術を強制された男性が国に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁が先日、訴えを棄却した。 男性は1957年、14歳の時に何の説明もないまま手術を施され、60年にわたり身体的、精神的苦痛を背負わされたとして2018年5月に提訴した。 焦点は旧法そのものの違憲性...

続きを読む

「楽しい家庭築きたかった」 強制不妊訴訟、聴覚障害の女性手話で陳述 大阪地裁(2020年7月18日配信『毎日新聞』)

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、聴覚障害のある大阪府内の70代の夫婦と、知的障害のある近畿地方の女性(77)の計3人が国に計5500万円の賠償を求めた訴訟の口頭弁論が17日、大阪地裁(林潤裁判長)で開かれた。聴覚障害のある妻が手話で、「子を育て、楽しい家庭を築きたかった。知らないうちに手術された怒りは今でも抑えられない」などと意見陳述し、結審した。判決は11月30日に言い渡される。 ...

続きを読む

原告女性「国は責任認め、おわびを」 旧優生保護法訴訟 福岡地裁初弁論(2020年7月16日配信『毎日新聞』)

弁論後に開かれた記者会見で強制不妊により子供を持てなくなったつらさを語る夫婦=福岡市内で2020年7月16日午後3時43分 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強いられ、憲法が保障する幸福追求権などを侵害されたとして、共に聴覚障害のある福岡市の男性(82)と妻の女性(78)が国に計2000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、福岡地裁(立川毅裁判長)であった。原告女性が手話通訳を介して意見陳述し「国...

続きを読む

子ども、持ちたかった 聴覚障害の夫婦、あす初弁論(2020年7月15日配信『毎日新聞』)

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強いられ、憲法が保障する幸福追求権などを侵害されたとして、共に聴覚障害のある福岡市の夫婦が国に計2000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、福岡地裁で開かれる。夫は結婚直前に何の説明もないまま不妊手術を受けさせられていた。手話で取材に応じた夫婦は「子を持つ夢さえ持てなかった。国がきちんと過ちを認めて謝罪してほしい」と訴えている。 朝倉...

続きを読む

旧優生保護法訴訟で原告側控訴 国に3000万円賠償求め(2020年7月10日配信『毎日新聞』)

旧優生保護法下での強制不妊手術について国家賠償を求めた訴訟で請求を棄却され、判決後の記者会見で目元を押さえる原告の北三郎さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2020年6月30日午後3時59分 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、東京都の北三郎さん(77)=活動名=が国に3000万円の賠償を求めた訴訟で、原告側は10日、請求を棄却した東京地裁判決(6月30日)を不服として東京高裁に控訴した。 地裁...

続きを読む

強制不妊訴訟判決 しゃくし定規が過ぎる(2020年7月10日配信『中国新聞』-「社説」)

 障害などを理由に不妊手術を認めた旧優生保護法下で説明もなく手術を強制されたとして、70代の男性が国に3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁が請求を棄却した。 判決は、強制手術について「憲法13条で保護された、子を持つかどうかを決める自由を侵害した」と違法性を指摘した。ただ不法行為から20年経過すると賠償請求権が消えるという「除斥期間」の民法規定を理由に、訴えを退けた。 あまりにも、しゃ...

続きを読む

【強制不妊判決】被害の実情を踏まえよ(2020年7月8日配信『高知新聞』-「社説」)

 強制不妊手術で長く強いられた被害の実情を踏まえた司法判断とは受け取れない。 旧優生保護法下で不妊手術を強制されたとして、東京都の高齢男性が国に3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁が請求を棄却した。 判決は、男性に対する手術は「憲法13条で保護された、子を持つかどうか決める自由を侵害した」と指摘した。ところが、加害行為から20年が過ぎると賠償請求権が消滅するという民法の「除斥期間」の規...

続きを読む

強制不妊訴訟 救済を阻んだ「時間の壁」(2020年7月5日配信『山陽新聞』-「社説」)

 障害などを理由に不妊手術を認めた旧優生保護法下で、説明もなく手術を強制されたとして、東京都の男性(77)が国に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁が請求を棄却する判決を言い渡した。 同様に手術を受けた男女24人が全国の8地裁で訴訟を起こしている。3日には、視覚障害のある女性も新たに訴えを起こした。今回の判決は2件目で、昨年5月の仙台地裁に続き、またも原告の訴えは届かなかった。長年にわたって苦難を強い...

続きを読む

 視覚障害で強制不妊(2020年7月4日配信『読売新聞』)

国に損害賠償を求めて静岡地裁浜松支部に提訴する武藤さん(手前右)と原告弁護団(3日、浜松市中区で) 旧優生保護法の下で視覚障害を理由に不妊手術を強制されたとして、浜松市の武藤千重子さん(71)が3日、国に計3300万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁浜松支部に起こした。浜松市内で記者会見した武藤さんは「法律があったことは40年全く知らなかった。こんな法律があったのかと、悔しくてどうしようもない」と...

続きを読む

強制不妊、視覚障害の女性が提訴 「国は謝って」、出産直後に手術(2020年7月3日配信『共同通信』)

 旧優生保護法下で不妊手術を強いられたのは憲法違反だとして、視覚障害のある浜松市の武藤千重子さん(71)が3日、国に3300万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁浜松支部に起こした。 武藤さんは提訴後に記者会見し「国には謝ってほしい。私は3人目(の子ども)が欲しかった」と話した。 訴状によると、武藤さんは小学生のころに視力が低下し、高校を卒業して就職した67年に白内障と診断された。74年に結婚し長女...

続きを読む

強制不妊判決に関する論説(2020年7月3日)

強制不妊 賠償認めず/被害の実情顧みない判決だ(2020年7月3日配信『河北新報』-「社説」)強制不妊手術を強いられた被害者の実情を顧みない判決と言わざるを得ない。 旧優生保護法の下で不妊手術を強制されたとして、東京都の男性(77)が国に3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は「憲法で保護された、子を持つかどうか決める自由を侵害した」と指摘しながらも請求を退けた。 壁となったのは、不...

続きを読む

強制不妊判決に関する論説(2020年7月2日)

強制不妊判決 実態直視し救済の道を(2020年7月2日配信『北海道新聞』-「社説」) 旧優生保護法下で不妊手術を強制されたとして、東京都の男性が国に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は請求を棄却した。 「不良な子孫の出生防止」という誤った思想にとらわれた、国による重大な人権侵害である。被害者に対し、冷淡な判決と言わざるを得ない。 さらに問題なのは、旧法が違憲かどうかの判断を避けたことだ。 同種...

続きを読む

14歳で強制不妊手術の原告「国は間違ったのに、なぜこんなにつらい判決に」(2020年7月1日配信『東京新聞』)

旧優生保護法を巡る訴訟で請求が棄却され、記者会見する原告の北三郎さん(仮名、手前)=30日、東京・霞が関の司法記者クラブで 旧優生保護法下の強制不妊手術を巡る国家賠償請求訴訟で、東京地裁は30日、東京都内の男性(77)の訴えを退けた。中学生のときに無理やり手術を受けさせられてから63年。「国は間違ったことをした。なぜ、こんなにつらい判決を受けなくてはいけないんですか。国に謝ってほしいだけなのに」。...

続きを読む

旧優生保護法訴訟 原告側の賠償請求棄却 東京地裁判決 仙台に続き(2020年6月30日配信『毎日新聞』)

雨の中、横断幕を手に東京地裁に入る原告の北三郎さん(前列左から2人目)ら=東京都千代田区で2020年6月30日午後1時3分 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、東京都の北三郎さん(77)=活動名=が国に3000万円の国家賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は30日、請求を棄却した。 原告は57年に強制的に不妊手術を受けさせられた。原告側は、手術は憲法13条が保障するリプロダクティブ権(性と生殖に関す...

続きを読む

強制不妊報告 全容解明へさらに検証を(2020年6月30日配信『熊本日日新聞』-「社説」)

  旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らが不妊手術を強いられた問題で、医学系の学会でつくる日本医学会連合(門田守人会長)の検証検討会が報告書を公表。医学・医療関係者が被害救済に向けて直ちに行動を起こさなかったことへの「深い反省と被害者らへの心からのおわびの表明」を提言した。 各医学会を統括する団体が「負の歴史」に向き合い、自らの責任を認めたことの意義は大きい。問題解決への一歩として評価した...

続きを読む

強制不妊報告書 医学会は謝罪し検証を(2020年6月28日配信『北海道新聞』-「社説」)

 旧優生保護法下で障害者らに不妊手術が繰り返された問題で、医学系の136学会でつくる日本医学会連合の旧法検証のための検討会が報告書をまとめた。 医学・医療関係者が被害救済に直ちに行動を起こさなかったことに「深い反省と被害者らへの心からのおわび」を求めている。 子どもを産み育てる権利を奪われた人たちの痛苦は筆舌に尽くしがたい。命を守るべき人たちが「命の選別」を行って放置してきた責任は極めて重い。 被...

続きを読む

ハンセン病補償、申請は2割強(2020年6月27日配信『共同通信』)

熊本地裁国賠判決1年、差別恐れハンセン病患者家族も隔離政策の犠牲になったと認める判決を熊本地裁が言い渡し、掲げられた勝訴の垂れ幕=2019年6月、熊本地裁前 ハンセン病元患者の家族補償法に基づき補償金を申請した人は6月時点で5368人で、国が想定する給付対象約2万4千人の2割強にとどまることが分かった。家族の差別被害に対する国の責任を認めた熊本地裁判決から28日で1年。首相が謝罪し、昨年11月には補償法が施行された...

続きを読む

恐怖の存在(2020年6月26日配信『北海道新聞』-卓上四季」)

 米国の作家マイケル・クライトンの小説「恐怖の存在」(ハヤカワ文庫)は、気候変動問題をめぐって、科学と政治が結びついた時の危険性に警鐘を鳴らした意欲作だった▼その一例として挙げられたのが、19世紀末に登場した優生学だった。障害者を「安楽死」と称して殺害したナチス・ドイツの政策の根拠となったことで広く知られている▼留意したいのは当時、多くの社会主義者や自然科学者も優生思想に期待を寄せていたことだ。著名...

続きを読む

強制不妊、謝罪表明を提言 「問題放置」と医学会連合検討会(2020年6月25日配信『共同通信』)

旧優生保護法下で不妊手術が繰り返された問題で、検討会から報告書を受け取り記者会見する日本医学会連合の門田守人会長(右)=25日午前、東京都中央区 旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らに不妊手術が繰り返された問題で、医学系の学会でつくる日本医学会連合(門田守人会長)の旧法検証のための検討会が25日、報告書を公表した。医学・医療関係者が被害救済に向けて直ちに行動を起こさなかったことへの「深い反省と被害者...

続きを読む

強制不妊の責任認め、医学会謝罪へ 旧優生保護法巡り検討会「問題性を長年放置」(2020年6月24日配信『毎日新聞』)

宮城県子育て支援課のキャビネットから見つかった「優生手術台帳」=宮城県庁で 国内136の医学系学会が加盟する日本医学会連合(医学会)が、旧優生保護法(1948~96年)に基づく強制不妊手術への医学者や学会の関与について、責任を初めて認め、被害者に謝罪する方針を固めた。外部の有識者らによる検討会が検証した結果、医学・医療関係者が立法や運用に携わり、長年にわたって問題性を放置してきたと結論付けた。医学会は今後...

続きを読む

優生政策の調査 立法府の責任を果たせ(2020年6月22日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 障害者らに不妊手術を強いた旧優生保護法は戦後の現憲法の下で半世紀近く存続した。その重大な人権侵害は法の改定後も20年余にわたって省みられなかった。何がそれを許したのか。 国会は立法府として徹底して検証する責任がある。過ちに正面から向き合うことなしに、根深く残る差別意識や優生思想を克服する手がかりはつかめない。 衆参両院が旧法の成立過程や被害状況の調査を始めた。各院の調査部門が国立国会図書館とも協...

続きを読む

父だけは私を愛してくれていたのかもしれない(2020年6月20日配信『熊本日日新聞』-「新生面」)

 作家村上春樹さんが今春刊行した『猫を棄[す]てる』(文藝春秋)は、猫好きには穏やかではないタイトルだが、絶縁に近かった亡父のことを初めて語った手記である▼幼い頃に一緒に猫を棄てにいった話から始まり、父が3度徴兵されて中国戦線にいたこと、戦死者に向けて毎朝お経を唱えていたこと、捕虜の中国兵処刑について一度だけ語ったことが淡々とつづられている▼父親の足跡をたどることは、自身の人生や立ち位置を見つめ直す...

続きを読む

旧優生法の検証 「負の歴史」調査徹底を(2020年6月19日配信『京都新聞』-「社説」)

 障害者に対する人権侵害を二度と繰り返さないために、徹底的な解明を求めたい。 戦後まもなく議員立法により全会一致で制定され、半世紀にわたって強制的な不妊手術を容認してきた旧優生保護法(1948~96年)について、立法経緯や被害状況を検証する国会調査が始まった。 制定から既に70年以上が経過し、時間やプライバシーの壁が立ちはだかるが、立法府自ら「負の歴史」と向き合う意義は大きい。 過ちの全体像をつま...

続きを読む

プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ