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記事一覧

児童虐待~連鎖の軛 第4部(1)目黒5歳児死亡 見逃された母のDV被害(2021年1月20日配信『産経新聞』)

香川県内の秋祭りに出かけ、長女の船戸結愛ちゃんを抱っこする優里受刑者。この頃は元夫の雄大受刑者と再婚前で、虐待やDVも始まっていなかった=平成27年10月(大谷恭子弁護士提供) 《刑務所での生活は今は少し辛(つら)いですが、ゆっくり時間をかけて慣らしていこうと思っています》優里受刑者から代理人の弁護士に宛てられた手紙=令和2年12月、東京都北区(小松大騎撮影) 昨年11月4日、栃木県内の女子刑務所か...

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目黒虐待死、母親の懲役8年確定(2020年9月11日配信『共同通信』)

結愛ちゃん優里被告 東京都目黒区で2018年、船戸結愛ちゃん=当時(5)=を虐待し死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親優里被告(28)を懲役8年とした一、二審判決が11日、確定した。被告と検察側の双方が上訴権を放棄した。 二審判決後に接見した弁護人によると、被告は判決について「言うべきことは言った」と冷静に受け止め「私はあまりにも無知だった。これから社会の仕組みなどを勉強したい」と語っていたと...

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二審も母親に懲役8年 目黒虐待死、東京高裁(2020年9月8日配信『日本経済新聞』)

船戸結愛ちゃん 東京都目黒区で2018年、船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)を虐待し死なせたとして保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里被告(28)の控訴審判決で、東京高裁(若園敦雄裁判長)は8日、懲役8年とした一審東京地裁判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。 弁護人によると、優里被告は上告しない方針。 弁護側は控訴審で、優里被告は結愛ちゃんの父親の雄大受刑者(35)=懲役13年の東京地裁判決が確定=から強い...

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結愛さんへの虐待「あまりにも衝撃的でした」と母親。ショックによる記憶喪失状態だったと弁護側が主張【目黒虐待死事件】(2020年7月21日配信『ハフポス』)

東京都目黒区で2018年3月、5歳だった船戸結愛さんが虐待を受けて亡くなった事件で、保護責任者遺棄致死罪で起訴された母親の優里被告の控訴審初公判が7月21日、東京高等裁判所(若園敦雄裁判長)であった。弁護側は優里被告が結愛さんが当時の夫(保護責任者遺棄致死などで懲役13年の判決が確定・事件後に離婚)により浴槽に閉じ込められていたのを目撃し、急性ストレスによる解離性健忘(記憶喪失)状態に陥っていたと初めて主張...

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【世相コラム】見えないDV 結愛ちゃん虐待死事件の教訓(2020年3月8日配信『時事通信』)

 「もうおねがいゆるして ゆるしてください おねがいします ほんとうにもうおなじことをしません」。 東京都目黒区のアパートの一室で、母親の再婚相手からの暴力で亡くなった船戸結愛(ゆあ)ちゃんが残した反省文だ。保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の優里被告が2月、獄中から事件の前後を振り返った手記「結愛へ」(小学館)を出した。 報道された時、反省文の言い回しが5歳児にしては少し大人びた表現になってい...

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目黒女児虐待事件、母親の船戸優里被告が手記出版(2020年2月6日配信『日刊スポーツ』)

船戸優里被告の手記「結愛へ」東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(当時5)虐待死事件で、懲役8年の1審判決を受けた母親優里被告(27=控訴中)が今日7日、「結愛へ 目黒区虐待死事件母の獄中手記」(小学館)を出版する。懲役13年が確定し、服役中の元夫・雄大受刑者の「ご機嫌をとることでしか結愛と自分を守ることができなかった」という優里被告は「みんな私がバカだから」と振り返り、拘置所のラジオで千葉県野田市の栗原心愛さん...

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千葉・野田女児虐待死事件1年(2020年1月21・22日配信『産經新聞』)

(上)エスカレートした父の暴力  昨年1月24日午後11時18分、「クリハラ」と名乗る男性の声で110番通報があった。 「子供が動かなくなりました。風呂場でもみ合いになって、動かなくなりました。ちょっと暴れたので、止めたんですけど、シャワーが勝手に出て。暴れたので押さえたら…」。通信指令の警察官が「たたいたんですか」と問うと、「たたいてないですが、押さえました」と男性は答えた。 現場に急行した救急...

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目黒虐待死、結愛ちゃん母が手記 印税は寄付する意向(2020年1月17日配信『朝日新聞』)

「結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記」(小学館) 5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんが命を落とした東京都目黒区の児童虐待死事件で、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の優里(ゆり)被告=一審で懲役8年の判決を受け控訴中=が、勾留中に書いた手記を出す。刊行する小学館が17日、発表した。タイトルは「結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記」。2月7日に発売する予定という。 小学館の担当編集者によると、手記では、事...

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「結愛の死無駄にしたくない」母が記者に語った夫の支配(2019年12月29日配信『朝日新聞』)

船戸結愛ちゃん(供養の際、祭壇に置かれた写真から 5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんが命を落とした東京都目黒区の児童虐待死事件で、保護責任者遺棄致死罪で懲役8年の一審判決を受けた母親の優里被告(27)=控訴=が拘置所で朝日新聞の取材に応じた。「しつけ」を振りかざす夫の言動に違和感を抱きながら、娘のためによかれと思って重ねた選択が最悪の結果を招いた――。被告が語ったのは、裁判でも一部明らかになっていた、DV...

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ピザの注文の裏に(2019年12月1日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 「ピザの注文をしたい。届け先は…」。女性からの突然の電話は、かけ間違いだと思うのが普通だろう。米オハイオ州の緊急通報番号「911」のオペレーターが異変を感じ、女性宅に警官の派遣を手配したニュースがネットで話題になっている▼日本では、10歳の少女の精いっぱいのSOSを受け止められなかった。ことし1月に千葉県野田市で栗原心愛(みあ)さんが虐待死した事件で、児童相談所などの対応を調査していた千葉県検証委員...

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千葉虐待死検証 専門性高める仕組み急務(2019年12月1日配信『北国新聞』ー「社説」)

 1月に千葉県野田市の小4女児が虐待死した事件を巡り、児童相談所などの対応を調査した検証委員会が報告書をまとめた。「不十分で不適切な対応だった」として担当の児相や市を批判し、特に女児がSOSを訴えていたにもかかわらず一時保護を解除した児相の判断ミスを指摘した点が重い。勇気を振り絞り発した叫びが届かず、逃げ場を失った末の女児の死を思うと胸が詰まる。 石川県では児相が対応した昨年度の虐待件数は前年度比...

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千葉小4虐待死 父親の公判期日決まる(2019年11月27日配信『毎日新聞』)

栗原なぎさ被告の裁判では、傍聴券を求めて並ぶ傍聴希望者の列ができた=千葉市中央区の千葉地裁で2019年5月16日 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10歳)が1月に親から虐待され死亡した事件で、千葉地裁は27日、傷害致死などの罪に問われた父親の勇一郎被告(41)の裁判員裁判の初公判を来年2月21日に開くと発表した。 公判は同日から3月9日まで10回実施する予定で、判決日は未定。この日開かれた第6回公判前...

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悲しい「漂流記」(2019年11月27日配信『東京新聞』-「筆洗」)

 男がたった一人で、無人島に流れ着いたとしよう。どんなに待っても、助けてくれる船は通らない▼誰も来ない。それよりも大きな絶望があるとしたら、こんなケースかもしれぬ。無人島に漂着して数カ月後、一隻の船が島の近くを通る。船は男に気がつき、島に近づいてくる。男は「助けて」と叫ぶが、船長は男を見てこういう。「大丈夫そうですね。あなたはこの島で十分暮らしていけますよ」。船は男を残したまま去っていく▼助けが来た...

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目黒虐待、父の実刑確定 検察と弁護側控訴せず(2019年10月30日配信『産経新聞』)

 東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=を虐待し死なせたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大(ゆうだい)被告(34)を懲役13年とした東京地裁の裁判員裁判判決が30日、確定した。検察、弁護側双方が期限の29日までに控訴しなかった。 15日の判決で守下実裁判長は「苛烈な食事制限と常習的な暴行を主導した」と指摘した。検察側は懲役18年を求刑、弁護側は懲役9年が相...

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保護責任者遺棄致死、どんな罪? 命守る義務を放棄 3~20年の懲役刑=回答・田中理知(2019年10月21日配信『毎日新聞』-「質問なるほドリ」)

 なるほドリ 東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)が死亡した事件で両親に判決が言い渡されたね。保護責任者遺棄致死罪(ほごせきにんしゃいきちしざい)に問われたというけど、どんな罪なの? 記者 高齢者や子ども、障害者の命を守る義務を負った保護者が、責任を放棄したり、生存に必要な保護をしなかったりして、結果的に死なせた場合に問われます。刑法で3~20年の懲役(ちょうえき)と定められています。...

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結愛ちゃん虐待死 対策の実効性高めたい(2019年10月20日配信『茨城新聞』ー「論説」)

 東京都目黒区で昨年3月、当時5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんを虐待して死なせたとして保護責任者遺棄致死や傷害などの罪に問われた父親雄大被告の裁判員裁判で、東京地裁は懲役13年の判決を言い渡した。検察側は過酷な虐待や他の罪でも起訴されていることを理由に挙げ、同種事件を巡る有罪判決の量刑よりも重い懲役18年を求刑していた。 地裁判決は「食事制限や暴力は、しつけから懸け離れ、自らの感情に任せた理不尽なものだった」...

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女児虐待死判決 「しつけ」に暴力許すな(2019年10月18日配信『秋田魁新報』ー「社説」)

 東京都目黒区で昨年3月、当時5歳の船戸結愛ちゃんを虐待し死なせたとして保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親雄大被告の裁判員裁判で、東京地裁は懲役13年の判決を言い渡した。相次ぐ児童虐待事件を受け、国は法改正などの対応を進めてきた。二度と痛ましい事件が起きないよう、「しつけ」のためであっても体罰は認めない社会へと意識改革を進めたい。 判決によると、被告は昨年1月下旬から結愛ちゃんに十分な食事を...

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対策の実効性を高めたい/結愛ちゃん虐待死(2019年10月17日配信『東奥日報』ー「時論」)

 東京都目黒区で昨年3月、当時5歳の船戸結愛ちゃんを虐待して死なせたとして保護責任者遺棄致死や傷害などの罪に問われた父親雄大被告の裁判員裁判で、東京地裁は懲役13年の判決を言い渡した。検察側は過酷な虐待や他の罪でも起訴されていることを理由に挙げ、同種事件を巡る有罪判決の量刑よりも重い懲役18年を求刑していた。 判決は「食事制限や暴力は、しつけから懸け離れ、自らの感情に任せた理不尽なものだった」とし「死亡...

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恐怖による心の支配(2019年10月17日配信『徳島新聞』ー「鳴潮」)

 心臓が止まった人を助けようと119番する。救急車の到着まで平均8分超。その間、居合わせた者が蘇生術を施すと、命を救う可能性は2倍に膨らむ。万一の事態に慌てぬよう救命講習を受けた 人形を相手に心臓マッサージをやって、強い戸惑いを感じた。相手が人間なら、胸の骨が折れることもある。まして幼子なら、その小さな胸に自分の体重を載せられるだろうか。一度の講習では、とても自信がない 船戸結愛ちゃんの自宅に駆け付け...

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対策の実効性を高めたい/結愛ちゃん虐待死(2019年10月17日配信『東奥日報』ー「時論」)

 東京都目黒区で昨年3月、当時5歳の船戸結愛ちゃんを虐待して死なせたとして保護責任者遺棄致死や傷害などの罪に問われた父親雄大被告の裁判員裁判で、東京地裁は懲役13年の判決を言い渡した。検察側は過酷な虐待や他の罪でも起訴されていることを理由に挙げ、同種事件を巡る有罪判決の量刑よりも重い懲役18年を求刑していた。 判決は「食事制限や暴力は、しつけから懸け離れ、自らの感情に任せた理不尽なものだった」とし「死亡...

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目黒虐待死 父親に判決(2019年10月17日配信『福井新聞』ー「論説」)

幼い命を守る対策講じよ 東京目黒区で昨年3月、当時5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんを虐待死させたとして保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告の裁判員裁判で、東京地裁は「苛烈な食事制限と常習的な暴行を主導した」などとして懲役13年の判決を言い渡した。検察側は過酷な虐待や他の罪でも起訴されていることを理由に、同種事件の判決の量刑よりも重い懲役18年を求刑していた。 裁判では一審判決で懲役8年の...

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虐待死の父に判決 裁判員制度の意義どこへ(2019年10月17日配信『産経新聞』-「主張」)

 裁判員制度は、国民の司法参加により、その日常感覚や常識を判決に反映させることなどを目的に導入された。その趣旨や意義は、果たして貫かれているか。 東京都目黒区で昨年3月、当時5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんを虐待し死なせたとして保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告の裁判員裁判で東京地裁は懲役13年を言い渡した。 検察側は懲役18年を求刑していたが、判決は「従来の量刑傾向から踏み出した重い...

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結愛ちゃん父に懲役13年の判決 目黒虐待死で東京地裁(2019年10月15日配信『朝日新聞』)

 東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)が両親の虐待の末に死亡した事件の裁判員裁判で、東京地裁は15日、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)に懲役13年(求刑・懲役18年)の判決を言い渡した。守下実裁判長は虐待について「しつけという観点からかけ離れ、感情に任せて行われた理不尽なものだった」と述べた。 雄大被告は母親の優里(ゆり)被告(27)とともに昨年1月下旬から結愛...

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虐待面接記録、児相へ適切提供 最高検、高検と地検に改善促す(2019年10月11日配信『共同通信』)

 虐待を受けた子どもに児童相談所と警察、検察が連携して被害内容を確認する「協同面接」の録音・録画について、最高検が、児相からの記録媒体の提供要請に適切に対応するよう全国の高検と地検に通知したことが11日、関係者への取材で分かった。児相の多くが捜査機関から記録を提供されておらず、情報共有の改善を促した。 協同面接では、被害児童がつらい体験を何度も話す負担を減らすため、3機関の代表者が聞き取り、他の職...

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父親に懲役18年求刑 検察側「この上なく悪質」 目黒女児虐待死

警視庁碑文谷署から送検される船戸雄大被告=東京都目黒区 東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=を虐待して死なせたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)の裁判員裁判の論告求刑公判が7日、東京地裁(守下実裁判長)で開かれた。検察側は「被害者をいじめ抜き、要保護状態になっても放置した、この上なく悪質な犯行」として懲役18年を求刑。弁護側は懲役9年が相当と...

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目黒虐待死、父に懲役18年求刑 裁判員裁判(2019年10月7配信『共同通信』)

 東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛ちゃん=当時(5)=を虐待し死なせたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親雄大被告(34)の裁判員裁判で、検察側は懲役18年を求刑した。 弁護側は懲役9年が相当と主張して結審。判決は15日に言い渡される。 雄大被告は最終意見陳述で「本当に申し訳ありませんでした」と泣きながら謝罪した。 検察側は「食事制限で飢えの苦しみを与え、被害者をいじめ抜いた。未来を奪...

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目黒虐待死 「しつけうまくいかず暴力」 死亡数日前 父「複数回殴った」(2019年10月4日配信『東京新聞』)

 東京都目黒区で昨年3月、両親に虐待された船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=が死亡した事件の裁判員裁判で、傷害や保護責任者遺棄致死などの罪に問われた継父の雄大(ゆうだい)被告(34)の被告人質問が4日、東京地裁であった。被告は「しつけがうまくいかず、次第に怒りが強くなって暴力を振るうようになった」と述べ、死亡数日前の暴力については「手加減せず複数回殴った」とした。 雄大被告は弁護人の質問に落ち...

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【目黒女児虐待死、父親被告人質問詳報】(6)上京後の暴力は「多数回、多数日」 抵抗感「次第に薄れていった」(2019年10月4日配信『産経新聞』)

 《東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=を虐待して死なせたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)の裁判員裁判の第4回公判は、休廷を挟んで午後1時半頃、再開した》 《午後は検察側の被告人質問から始まった。雄大被告は暗い表情で、うつむき加減で入廷。まばたきが多く、ごくりと、つばを飲むなど、どこか落ち着かない様子も見られた》 《検察官は傍聴席には見えな...

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「怒りが暴力に」 目黒女児虐待公判の被告人質問で父親(2019年10月4日配信『産経新聞』) 

 東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=を虐待して死なせたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)の裁判員裁判の第4回公判が4日、東京地裁(守下実裁判長)で開かれた。雄大被告は被告人質問で、結愛ちゃんへのしつけについて「うまくいかないことを繰り返すうちに怒りが強くなり暴力の方向に行ってしまった」と述べた。 また、目黒に転居してから死亡するまで結愛ちゃ...

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目黒虐待死裁判 父親「怒り増して暴力に」(2019年10月4日配信『NHKニュース』)

 去年3月、東京 目黒区で、5歳の女の子を死亡させたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われている父親の裁判で、被告人質問が行われ、被告は虐待について、「口で説明していたが、うまくいかず、怒りが増して暴力に向いていった」と述べました。  東京 目黒区の無職、船戸雄大被告(34)は、去年3月、元妻の優里被告(27)とともに、当時5歳だった娘の結愛ちゃんに十分な食事を与えず、病院にも連れて行かずに死亡させ...

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目黒虐待死 死亡3日前 父「やばい」 体重激減、危険認識か(2019年10月4日配信『東京新聞』)

 東京都目黒区で昨年3月、両親に虐待された船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=が死亡した事件で、傷害や保護責任者遺棄致死などの罪に問われた継父の雄大(ゆうだい)被告(34)の裁判員裁判が3日、東京地裁であり、元妻の優里(ゆり)被告(27)=1審で懲役8年判決、控訴=が証人として出廷した。死亡の3日前、結愛ちゃんの体重が激減していることに気づいた雄大被告が、「12キロ台はやばい」とつぶやいたと証言...

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目黒虐待死裁判「歯止めきかなくなったと思う」元妻が証言(2019年10月3日配信『NHKニュース』)

 去年3月、東京目黒区で、5歳の女の子を死亡させたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われている父親の裁判に、元妻が証人として呼ばれ「しつけの歯止めがきかなくなったのだと思う」などと証言しました。 東京目黒区の無職、船戸雄大被告(34)は、去年3月、元妻の優里被告(27)とともに当時5歳だった娘の結愛ちゃんに十分な食事を与えず病院にも連れて行かずに死亡させたとして、保護責任者遺棄致死や傷害などの罪に...

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何ゆえの虐待なのか(2019年10月2日配信『徳島新聞』ー「鳴潮」)

 東京地裁に行った。船戸結愛ちゃんを虐待し、わずか5歳で死に追いやった男の顔を見たかった。孫を愛する一人の「じいじ」として、「なぜ」の疑問に答えを見つけたかった 皇居に近い司法庁舎4階の426号法廷。そこを目指したが、結果的にたどり着けなかった。17席分の傍聴券を求め、午前9時20分の締め切りまでに500人前後が並んだ。覚悟はしていたが、予想を超えた 手渡された整理券の番号63と、白板に張られた当選番号を見比べ...

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結愛ちゃん父「親になりたかった」 背景の強迫観念主張(2019年10月1日配信『朝日新聞』)

検察側の冒頭陳述を聞く船戸雄大被告(右)=1日午前、東京地裁、絵と構成・小柳景義 東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)が虐待死したとされる事件の裁判員裁判の初公判が1日、東京地裁であった。保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)は大筋で起訴内容を認めた。弁護側は実子ではなかった結愛ちゃんの「(本当の)親になりたい」という気持ちが虐待の背景にあったと主張した。 雄大被告は...

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目黒虐待 父認める 初公判 危険認識「死亡前日」(2019年10月1日配信『東京新聞』)

船戸雄大被告 東京都目黒区で昨年3月、両親に虐待された船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=が死亡した事件で、傷害や保護責任者遺棄致死などの罪に問われた継父の雄大(ゆうだい)被告(34)の裁判員裁判の初公判が1日、東京地裁(守下実裁判長)であった。雄大被告は起訴内容を大筋で認めた上で、「結愛さんの体の状態に危険が及ぶと感じたのは(死亡前日の)3月1日ごろだと思う」と述べ、直前まで危険な状況と認識し...

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結愛ちゃん虐待死事件「私は鬼母…」弁護士明かす実母の懺悔(2019年9月28日配信『女性自身』)

亡くなったときには、やせ細っていた結愛ちゃん。「懲役8年は大変重い刑です。結愛ちゃんは戻ってきませんが、こうなってしまったことを裁判が終わってからもしっかり考えてください。人生をやり直してください」 裁判長からの説諭に、スーツ姿の船戸優里被告(27)は小さくうなずいた。 '18年3月に5歳児・船戸結愛ちゃんは亡くなった。体重は標準より6キロも軽い12.2キロ、なきがらには古いものから新しいものまで170以上の傷や...

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児童虐待(2019年9月23日配信『デイリー東北』―「時論」)

 児童虐待によってわが子を死に至らしめた事情からすれば重い処罰はやむを得ない面があるが、不幸なケースを二度と招かないような総合的施策こそが大切ではないか。目黒女児虐待死事件の東京地裁判決を受け、こんな思いが湧いてくる。 政府は3月、児童虐待防止対策の根本的強化策を決定しているが、実施のペースを速めたい。児童保護にとどまらず、配偶者間のDV(ドメスティックバイオレンス)を予防する視点からも、さらに効...

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目黒虐待死判決(2019年9月23日配信『福井新聞』ー「論説」)

安全網の不備 放置するな 東京都目黒区で昨年3月、5歳だった船戸結愛ちゃんを元夫とともに虐待し、死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親優里被告の裁判員裁判で、東京地裁は懲役8年の判決を言い渡した(求刑同11年)。元夫からの心理的DV(ドメスティックバイオレンス)の影響を認めつつ、幼い命が失われた結果に対し厳しい姿勢を示した判決といえる。 結愛ちゃんは、極めて不十分な食事しか与えられず...

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目黒虐待死判決(2019年9月19日配信『宮崎日日新聞』ー「社説」)

◆早急に安全網の立て直しを◆ 東京都目黒区で昨年3月、5歳女児を元夫とともに虐待し、死亡させたとして保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の裁判員裁判で、東京地裁は懲役8年の判決を言い渡した。女児は元夫に繰り返し暴行されたが、母親は放置。十分な食事を与えず、衰弱しても発覚を恐れ病院に連れて行かなかったとされる。 事件をきっかけに政府は、通告から48時間以内に子どもの安全を確認できない場合、児童相談所が...

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虐待死で判決  教訓生かし、悲劇防げ(2019年9月19日配信『京都新聞』ー「社説」)

 「苦しみ、悲しみ、絶望感は察するに余りある」―。元夫の暴行を容認して5歳の娘を救えず、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の裁判員裁判で、東京地裁は懲役8年の判決を言い渡した。 元夫による精神的なDV(ドメスティックバイオレンス)の影響を認めつつも、重大な結果を招いた責任に厳しい姿勢を示したといえる。だが、わが子の命を守る親として無力だった母親を断罪するだけで終わらせてはなるまい。 事件は、東京都...

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三つの「愛」(2019年9月19日配信『高知新聞』ー「小社会」)

 愛という字を巡る、何という偶然だろう。結愛(ゆあ)ちゃん5歳、心愛(みあ)さん10歳、璃愛来(りあら)ちゃん4歳。昨年3月から今年8月にかけて、児童虐待を受けて亡くなった女の子の名前だ。いずれにも中に「愛」の文字がある。  結愛ちゃんの事件で先日、両親のうち母親の虐待が審査された。東京地裁が下した判決は、懲役11年の求刑に対し同8年。元夫による心理的DV(ドメスティックバイオレンス)の影響も、裁...

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<親がなきゃ、子供は、もっと、立派に育つよ>(2019年9月18日配信『熊本日日新聞』―「新生面」)

  いかにも無頼派らしいエピソードだろう。作家の坂口安吾が長男誕生の一報を聞いたのは、旅先で泥酔して大暴れし、留置場に一晩泊められた後だったという▼父親失格の己の振る舞いを予見していたのか。その5年前のエッセーで<親がなくとも、子が育つ。ウソです>とつづっている。<親がなきゃ、子供は、もっと、立派に育つよ>と(『不良少年とキリスト』)▼安吾のひねくれた逆説が逆説とならないような事件が、ここ数年相次い...

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目黒の虐待死、母有罪 子ども最優先、徹底急げ(2019年9月18日配信『中国新聞』ー「社説」)

 小学校入学を目前にした5歳のまな娘を救う機会は何度もあったのではないか。厳しい判決から、そんな疑念がにじみ出てくるようだ。 東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃんが両親から虐待されて死亡したとされる事件で、東京地裁はきのう、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の優里被告(27)に懲役8年の有罪判決を言い渡した。 母親は、元夫の雄大被告(34)=同罪などで起訴=と女児を虐待死させたことは認...

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 「じいじとばあば」(2019年9月18日配信『徳島新聞』ー「鳴潮」)

 初孫を抱いたとき、寿命が延びた気がした。この子が大人に成長したら、どんな未来が待っているのか。自分がいるはずのない、はるか先の時間さえ、少し身近に考えられるようになった 虐待の末、わずか5歳で未来を絶たれた船戸結愛ちゃん。法廷からの報道に心が痛い。絶命の日、母親はぐったりした娘にあわて、うそをついた。「ばあば、じいじが来てるよ」。結愛ちゃんは「うん」と力なく笑ったという 「じいじとばあば」は何も...

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<取材ファイル>目黒虐待死 懲役8年判決 母娘の絆 壊したDV(2019年9月18日配信『東京新聞』)

 東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)に懲役8年が言い渡された東京地裁の裁判員裁判。公判を傍聴する中で、優里被告が夫から受けていた心理的DV(ドメスティックバイオレンス)が、結愛ちゃんの死につながってしまったように感じた。だが、それでも結愛ちゃんを救ってほしかった。  公判の途中まで、優里被告の...

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<東京・目黒虐待死事件>女児母に懲役8年 東京地裁判決要旨(2019年9月18日配信『共同通信』)

 東京都目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃん虐待死事件で実母の優里被告を懲役8年とした17日の東京地裁判決の要旨は次の通り。 【主文】 被告を懲役8年に処する。未決勾留日数中300日を刑に算入する。 【量刑理由】▷虐待の苛烈さ 結愛ちゃんは2018年1月23日、被告と香川県から上京。被告の元夫・雄大被告と暮らすようになったが、雄大被告が「俺がいない間に(結愛ちゃんが)太った。努力が水の泡になった」と言っ...

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目黒虐待死事件 母親に懲役8年の判決 東京地裁(2019年9月17日配信『NHKニュース』)

 去年3月、東京 目黒区で、5歳の船戸結愛ちゃんに十分な食事を与えず死亡させた罪に問われた母親の船戸優里被告(27)に対し、東京地方裁判所は懲役8年を言い渡しました。検察が懲役11年を求刑する一方、被告の弁護士は、「死亡への関与は低い」として、懲役5年が相当だと主張していました。  17日の判決で東京地方裁判所の守下実裁判長は「両親による食事制限はひどく、医療処置を受けさせなかったことも悪質で強く非難さ...

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にんじん(2019年9月8日配信『宮崎日日新聞』―「くろしお」)

 児童文学者の西本鶏介さんはルナールの自伝小説とされる「にんじん」を少年期に初めて読んだときの衝撃を今も忘れられない。わが身を献(ささ)げてもわが子を守る殉教者にも似た母親の愛を信じていたからだ。 「にんじん」とは少年のあだ名で、髪の毛が赤く顔じゅうそばかすだらけの容貌から母親が付けたものだ。母親は上のふたりの子どもは溺愛するが、末っ子のにんじんには雑用を押しつけ、冷たく接する(西本鶏介著「もうい...

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詮無いこと(2019年9月8日配信『産経新聞』-「産経抄」)

 歌人の俵万智さんに、わが子の命名を詠んだ一首がある。〈とりかえしつかないことの第一歩 名付ければその名になるおまえ〉。三十一文字の向こうに、命名の筆を持つ親の震えを見るようで、鼻がつんとなる。▼名前とは、親から子への最初の贈り物である。やり直しも替えも利かない贈り物である。振り仮名なしには読めない現代風の名前も、二つとない命に込めた親の願いを映し出す鏡だろう。この母親も〈その名〉になるのを願い、...

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[虐待とDV]一体的な支援が必要だ(2019年9月7日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 「夫から報復されるのが怖くて警察に通報できなかった」「夫の命令は絶対で、ロボットのように言うことを聞くのに必死だった」 昨年3月、東京都目黒区で起きた5歳女児虐待死事件の裁判員裁判で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親は、虐待を止められなかった理由を絞り出すような声でこう語った。 幼子が受けた恐怖と痛みと絶望を想像すると、何とか守ってほしかったとの思いは今も消えない。ただ事件を今後の教訓とするの...

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