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記事一覧

アイヌ不適切表現審議入り(2021年4月9日配信『共同通信』)

BPO、日テレ情報番組 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は9日、日本テレビの情報番組「スッキリ」でアイヌ民族に不適切な表現を使った放送について、放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決めた。 不適切表現があったのは、3月12日放送の情報番組「スッキリ」。出演者が披露した謎かけの中にアイヌ民族を差別する言い回しがあった。 視聴者らから批判の声が上がり、小杉善信社長が定例記者会見で「責任を...

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日テレ社長謝罪「誠に恥ずべき」スッキリ不適切表現(2021年3月22日配信『日刊スポーツ』)

日本テレビが22日、東京・汐留の同局で、社長定例会見を行った。小杉善信社長が12日放送の「スッキリ」(月~金曜午前8時)であったアイヌ民族への不適切な表現について謝罪した。小杉社長は「日本テレビではアイヌ民族の皆様、関係各方面の皆様に深くおわび申し上げます」。そして制作に当たった担当者がアイヌ民族への差別意識について欠如していたといい、「大変申し訳ありませんでした」と立ち上がって頭を下げて謝罪した。原...

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「スッキリ」打ち切り危機…アイヌ差別表現問題が収束せず(2021年3月22日配信『日刊ゲンダイ』)

加藤浩次と水卜麻美アナ  お笑い芸人の脳みそ夫(41)が、12日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)でアイヌ民族に対する不適切な表現を披露した問題の波紋が広がっている。 脳みそ夫は、おすすめのネット配信番組などを紹介するコーナーで、アイヌ女性のドキュメンタリー作品を紹介した後、「ここで謎かけをひとつ……」として、アイヌ民族に対する不適切なネタを披露した。■北海道アイヌ協会「強く抗議する」 放送当日、同局で...

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(論)アイヌ民族(2021年3月16・17・19日)

差別を乗り越える(2021年3月19日配信『琉球新報』-「金口木舌」) 「あ、イヌが来た」。北海道江別市の清水裕二さんが小学生の頃、同級生が言った。振り向くと犬はいない。同級生が清水さんをあざ笑った。母は清水さんに「勉強してシャモ(和人=アイヌではない日本人)になれ」と言った▼成績優秀だった清水さんは教師になった。近年は市民団体「コタンの会」共同代表としてアイヌ民族の権利回復運動に取り組む。ただ幼...

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日テレ会長 アイヌ民族への不適切表現を謝罪「二度と起きないよう」(2021年3月18日配信『デイリースポーツ』)

大久保好男氏 日本民間放送連盟(民放連)の定例会長会見が18日、都内で開かれた。日本テレビホールディングス会長も務める大久保好男民放連会長は、日本テレビの情報番組「スッキリ」12日の放送でアイヌ民族に対する不適切な表現があったことを謝罪した。 「アイヌ民族の皆さま、関係者の皆さまには心よりおわびを申し上げます。このようなことが二度と起きないよう、再発防止に努めると共にアイヌ民族の皆さまの歴史や文化...

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日テレの「アイヌ差別発言」問題 北海道のアイヌ民族集落の人々はどう受け止めたのか(2021年3月15日配信『AERA.com』)

日本テレビ本社 12日に日本テレビの情報番組「スッキリ」内でアイヌ民族への差別表現が放送された問題は、いまだ収まりをみせない。騒動を受け、15日には同番組の冒頭で、水卜麻美アナウンサーが「制作に関わった者に、この表現が差別に当たると言う認識が不足していて、番組として放送に際しての確認が不十分でした」と頭を下げた。北海道のアイヌ民族集落の人たちはこの発言をどう聞いたのか。*  *  * 問題の発言は、12...

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「アイヌの人々傷つける不適切な表現」日本テレビに厳重抗議(2021年3月15日配信『NHKニュース』)

日本テレビが情報番組で、アイヌの人たちを傷つける不適切な表現があったとして謝罪した問題で、加藤官房長官は、極めて不適切な表現で遺憾だとして、政府として厳重に抗議したことを明らかにしました。日本テレビは、今月12日に放送された情報番組で、アイヌの人たちを傷つける不適切な表現があったとして、夕方のニュース番組の中で謝罪しました。これについて加藤官房長官は、午後の記者会見で「番組における表現はアイヌの人々...

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加藤浩次、水卜アナらおわび「スッキリ」不適切表現(2021年3月15日配信『日刊スポーツ』)

日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜午前8時)は15日、12日の放送内容でアイヌ民族を傷つける不適切な表現があったことを謝罪した。芸人の脳みそ夫(2020年8月28日撮影)番組冒頭、同局水卜麻美アナウンサーが「まずは、番組からおわびをさせていただきます」と切り出し、「先週金曜日の『スッキリ』で、アイヌ民族をテーマにしたドキュメンタリー作品を紹介しました。それを受けての放送内容で、アイヌ民族の方々を傷つける不適切...

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「このまま終わらせるわけにはいかない」 日テレ「スッキリ」差別表現問題で北海道アイヌ協会が対応協議(2021年3月13日配信『HTB北海道ニュース』)

 日本テレビ系列の朝の情報番組「スッキリ」でアイヌ民族への差別表現が放送された問題で、北海道アイヌ協会の幹部が13日に緊急に集まり、対応を協議しました。 情報番組「スッキリ」(北海道内での放送はSTV)で12日午前、アイヌ民族を描いたドキュメンタリー映画を紹介したあと、お笑い芸人がアイヌ民族に絡めたクイズを出し、その答えに差別表現を用いました。 放送後、SNSなどで「不勉強だ」、「差別表現をそのま...

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道アイヌ協会、日テレに経緯説明求める 差別表現問題で(2021年3月13日配信『北海道新聞』)

 日本テレビ系列の情報番組「スッキリ」でアイヌ民族への差別表現があった問題で、北海道アイヌ協会(札幌)は13日、同局に番組製作の経緯を説明するよう申し入れた。 同協会は差別表現についてアイヌ民族全体に関わる重大な問題と受け止め、放送前に問題が分からなかった理由などを検証し、回答するよう電話で求めた。同協会の大川勝理事長は「決して許される行為ではない。経緯の説明を含めて、しっかりした対応を求めたい」...

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日本テレビの謝罪は“逃げ口上”『スッキリ』差別発言、生かされなかった10年前の事件(2021年3月13日配信『週刊女性PRIME』)

 日本テレビの情報番組『スッキリ!』が、まったく言い訳のできない、言い逃れのできない差別発言を放送した。「放送直後の局への抗議の声は少しずつでしたが、“差別発言ではないか”という指摘がネットで広まるにつれ、抗議電話、抗議メールが増えました。何か問題があると1日当たり数百件単位にはなるのですが、12日は1日で1000件を超え、局内も慌てふためき、夕方のニュースで謝罪し火消しに走ったというわけです」 と、青ざめ...

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日テレ、アイヌ民族差別 「番組で不適切表現」謝罪(2021年3月12日配信『北海道新聞』)

スッキリからのお詫び3月12日(金)放送の「スッキリ」の中で、アイヌ民族の女性をテーマにしたドキュメンタリー作品を紹介しました。それを受けての放送内容においてアイヌの方たちを傷つける不適切な表現がありました。日本テレビではアイヌの皆様、ならびに関係者の皆様に深くお詫び申し上げるとともに今後、再発防止に努めてまいります。 日本テレビ系列の朝の情報番組「スッキリ」で12日、アイヌ民族に対する差別表現があり...

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(論)イヨマンテ(2020年11月24日配信『愛媛新聞』-「地軸」)

 今週最終回を迎えるNHKの連続テレビ小説「エール」。主人公のモデルである古関裕而作曲、菊田一夫作詞の「イヨマンテの夜」は1950年に大ヒットした。この曲で「イヨマンテ」というアイヌの言葉を知った。アイヌ文化とほとんど無関係の歌詞ではあるが▲イヨマンテは、クマの姿をして毛皮や肉などをもたらしてくれた神に感謝し、村を挙げて霊魂を神の国に送り返すアイヌの重要な儀式。北海道は「クマを殺す野蛮な行為」とし...

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“アイヌ展”に老若男女が殺到する深いワケ 東京・日本民藝館で80年ぶりの大規模展覧会(2020年11月15日配信『AERA.com』)

1941年の「アイヌ工藝文化展」を一部再現。41年の展示品は戦災で焼失したため、展示されているのは他のものだ(撮影/写真部・掛祥葉子)© AERA dot. 提供 1941年の「アイヌ工藝文化展」を一部再現。41年の展示品は戦災で焼失したため、展示されているのは他のものだ(撮影/写真部・掛祥葉子) アイヌの工芸品を紹介する展覧会が世代や性別を超え多くの人を集める。漫画などの影響に加え、マイノリティーへの視線も...

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アイヌの娘とアイヌじゃない父 アイヌ語復興への確執と葛藤(2020年11月14日配信『Yahooニュース』)

山田裕一郎北海道の先住民族であるアイヌ。アイヌ語は今、消滅の危機にさらされている。母語として話す人は一人もいない。そんななか、YouTubeを使ってアイヌ語講座を発信する一人の大学生がいる。関根摩耶さん(21歳)だ。父の健司さん(49歳)は長年アイヌ語の復興に尽力してきたが、兵庫県出身でアイヌではない。ともに復興に取り組むものの、摩耶さんが幼いころからぶつかり合ってきた。父娘の葛藤を追う。★「極めて深刻」な状...

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ウポポイ発信強化 中傷相次ぎHPに解説文 研究者が回答 法的措置検討(2020年10月19日配信『北海道新聞』)

ウポポイの展示について正しく理解してもらうため、国立アイヌ民族博物館がホームページ上に新設したQ&Aコーナー公式サイト➡ここをクリック 胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に対し、インターネット上で差別的な投稿が相次いでいることを受け、運営するアイヌ民族文化財団(札幌)は展示について正しく理解してもらうための発信強化などの対策を始めた。中核施設の国立アイヌ民族博物館の...

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「アイヌの美しき手仕事」展(2020年9月29日配信『しんぶん赤旗』ー「潮流」)

 うねる渦巻き、光る目のようなひし形、植物のトゲや新芽を表す曲線と鋭角、魚のうろこ状の精緻な連なり。衣服や帯、木工芸に施されたアイヌ文様は、大自然と共に生きる日常の中から生み出されたことがわかります▼東京・駒場の日本民芸館で開催中の「アイヌの美しき手仕事」展に出かけました。同館の創設者で思想家・美学者の柳宗悦(やなぎ・むねよし=1889~1961年)は、開館5年目の1941年にすでに「アイヌ工芸文化...

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先住民アイヌ(2020年8月24日配信『東奥日報』-「天地人」)

 名優でアカデミー受賞監督という二つの顔を持つメル・ギブソンにクリント・イーストウッド。いずれもメッセージ性の高い映画作りで知られるが、2人のヒット作「エア・アメリカ」(1990年)と「グラン・トリノ」(2008年)に共通したテーマがある。モン族だ。 中国南部からインドシナ半島の山間地にすむ少数民族で総人口は1千万近くだというから、もはや少数とは呼べないのかもしれない。彼らは自然崇拝に根ざした独自の生活様式...

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先住権確認訴訟 議論前進させる機会に(2020年8月19日配信『北海道新聞』-「社説」)

 「アイヌ民族には川でサケ漁を行う先住権があるのに不当に漁を禁止されている」―。 十勝管内浦幌町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」(旧浦幌アイヌ協会)がこう訴え、漁を規制する国と道を相手取り、サケ漁を行う権利の確認を求める訴訟を札幌地裁に起こした。 アイヌ民族の先住権の確認を求める訴訟は初めてだ。北海道開拓以前にアイヌ民族が持っていた権利を回復させようという歴史的訴訟であり注目される。 昨...

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アイヌの先住権確認で初の提訴 札幌地裁 サケ捕獲の法規制巡り(2020年8月17日配信『毎日新聞』)

 北海道浦幌町のアイヌでつくる団体「ラポロアイヌネイション」が17日、河川でのサケ捕獲は先住民族が持つ先住権で、法や規則の規制が適用されないことを国と道に確認する訴えを札幌地裁に起こした。アイヌ民族が先住権の確認を求める訴訟は初めて。 許可の無い河川でのサケの捕獲は、水産資源保護法と道規則などで禁止されている。アイヌが伝統儀式をするために捕獲する場合でも道に許可が必要となっている。 先住権は先住民族...

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東大と和解、アイヌ遺骨返還へ 北海道浦幌町の団体、釧路地裁(2020年8月7日配信『共同通信』)

 東京大の解剖学者らが北海道浦幌町のアイヌ民族の墓地から研究目的で持ち去った6体の遺骨を巡り、地元のアイヌ民族団体が返還を求めた訴訟は7日、釧路地裁(新谷祐子裁判長)で和解が成立した。 東大側が遺骨や刀などの副葬品を返還し、団体側が慰霊行為を妨げられたとして求めていた50万円の損害賠償請求を取り下げる。 原告側によると、遺骨は8月20日に浦幌町のアイヌ団体「ラポロアイヌネイション」(旧・浦幌アイヌ...

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「ウポポイ」開業(2020年7月27日配信『福井新聞』-「論説」)

アイヌ文化浸透の拠点に 北海道白老町のポロト湖畔に、アイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が開業した。アイヌ民族の文化を継承・発信し、国民理解を促すための拠点として広く親しまれることを期待したい。 先住民族アイヌをテーマとした初めての国立施設で、愛称の「ウポポイ」はアイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味する。当初は4月に開業する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2度にわたって延期...

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フクロウは見ている(2020年7月1日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 フクロウという鳥は昔から縁起物に結び付けられる。ギリシャやローマの神話でも知恵をつかさどる神の供として描かれ、栃木県の鷲子山上神社では「不苦労」と語呂に掛けてフクロウが飾られている▼アイヌのユーカラ(神謡)にもフクロウの神が登場し、貧乏な人を助け人間界を守るさまが描かれる。アイヌのユーカラにはフクロウだけでなく身近な動植物が神として登場し、人間との豊かな関わり合いを教えてくれる▼アイヌ文化の復興拠...

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北海道にウポポイ開業 アイヌと共生社会実現を2020年7月15日配信『毎日新聞』-「社説」)

 アイヌの豊かな文化を未来へ継承していきたい。北海道白老町に拠点となる民族共生象徴空間、愛称・ウポポイが開業した。 アイヌの人々は北海道を中心に生活し、独自の文化を形成してきた。日本語と系統が異なるアイヌ語を話す。ユカラ(英雄叙事詩)などの口承文芸や自然の中で培われた宗教観、独特の文様の刺しゅうなどには海外の関心も高い。 明治政府が推進した開拓によって住む土地を追われ、狩猟や漁労といった生業が奪わ...

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ウポポイが待望の開業 予約客来場 アイヌ文化の発展目指す(2020年7月12日配信『北海道新聞』)

ウポポイが開業し、来場者の前で披露される古式舞踊=12日午前10時40分博物館の展示物を見学する来場者=12日午前9時30分ウポポイに入場する家族連れ=12日午前9時5分テープカットに臨むアイヌ民族の関係者ら=12日午前8時55分 アイヌ文化の復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)が12日、開業した。政府が北日本初の国立博物館や体験交流ホール、遺骨の慰霊施設を整備した。アイヌ文...

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アイヌ文化施設「ウポポイ」開業 宇梶剛士もPR(2020年7月12日配信『共同通信』)

アイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のオープニングセレモニーで、テープカットする関係者ら開業したアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」アイヌ民族の文化の発信と継承、国民理解促進の拠点として北海道白老町のポロト湖畔に整備されたアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が12日、開業した。「先住民族アイヌ」をテーマとした初めての国立施設。政府は観光や地域振興のけん引役としても期待し...

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ウポポイ開業 アイヌ文化を学ぶ拠点に(2020年7月12日配信『北海道新聞』-「社説」)

 胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」がきょう開業する。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月開業が2度延期となっていた。この日を待ち望んだ人は多かろう。来訪者も施設も感染防止策を徹底してほしい。 ウポポイは「存立の危機にあるアイヌ文化を復興・発展させる拠点」であり「先住民族の尊厳を尊重し、差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築くための象徴」と位置づけられ...

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アイヌ文化発信拠点「ウポポイ」きょうオープン 北海道 白老町(2020年7月12日配信『NHKニュース』)

北海道白老町でアイヌ文化の発信拠点となる国立施設「ウポポイ」が12日、オープンします。12日に北海道白老町でオープンする「ウポポイ」には、「国立アイヌ民族博物館」をはじめ、アイヌの古式舞踊を披露するホールなどが整備され、失われつつあるアイヌ文化を復興・発展させる拠点としての役割が期待されています。11日開かれた政府の式典で、菅官房長官は「アイヌの方々が民族としての名誉と尊厳を保持して次世代に継承していく...

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アイヌ文化発信、観光振興も期待 いよいよ、共生空間12日開業(2020年7月11日配信『北海新聞』)

菅官房長官ら約170人が出席した開業記念式典。最後はアイヌ民族の古式舞踊が披露された 12日開業するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で11日行われた記念式典には、菅義偉官房長官ら政界の有力者をはじめ、道内自治体の首長ら計約170人が出席し、国や北海道を挙げてアイヌ民族と共生を目指す姿勢を印象づけた。出席者からはアイヌ文化の継承とともに観光振興の役割を期待する声も上がった。 ウポポ...

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「アイヌ差別」萩生田文科相が持論 「価値観の違いはあった」(2020年7月10日配信『毎日新聞』)

閣議後記者会見で持論を展開する萩生田光一文部科学相=東京都千代田区で2020年7月10日午前10時44分 萩生田光一文部科学相は10日の閣議後記者会見で、アイヌ民族の文化復興拠点として12日に北海道白老町に開業する「民族共生象徴空間」(愛称・ウポポイ)に関連し、「原住民と新しく開拓される皆さんの間でさまざまな価値観の違いはあったと思う。それを『差別』という言葉でひとくくりにすることが、アイヌ文化を伝承していくた...

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アイヌの意見反映を(2020年7月7日配信『しんぶん赤旗』)

紙議員の質問主意書「地域計画」 政府が答弁書決定紙智子参院議員 日本共産党の紙智子参院議員が提出した「アイヌ施策推進法に関する」質問主意書に、政府は6月26日、答弁書を決定しました。 質問主意書は、アイヌが民族の誇りを持って生活できる環境整備や、差別や権利利益の侵害の禁止を明記したアイヌ施策推進法が成立して1年になるもとで、いまだ多くの課題を残していると指摘。開業される「民族共生象徴空間」(ウポポ...

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アイヌの人々には…(2020年6月22日配信『毎日新聞』-「余録」)

 アイヌの人々には、パヨカカムイという、病気をまき散らす神の言い伝えがある。疫病を広めようと集落に立ち寄ったが、村人の語るユカラ(少年叙事詩)に聞きほれて仕事を忘れたため、村は難を逃れたという(絵本「パヨカカムイ」文・萱野茂)▲そんな病神が去るのを一日千秋の思いで待っていたのが、北海道白老町に整備されたアイヌ文化の復興拠点「民族共生象徴空間」の関係者だろう。施設の愛称は「ウポポイ」。新型コロナウイ...

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コロナ後(2020年5月30日配信『北海道新聞』-「卓上四季」)

 貧しい娘が村長の妻の訃報を知るも持参する供物もない。すると萩が言う。妻が死んだのは行者ニンニクを根こそぎ採って行者ニンニクの神を殺したから。家の行者ニンニクを持って村長の家の南斜面へ行き、魂を返すと言ってまき散らしなさい。娘がその通りにすると妻は生き返った…▼アイヌ民族のウエペケレ(昔話)には教訓が入る。この話だと「山菜を採る時に根こそぎ採ってはいけません」▼アイヌ文化の伝承に尽力した萱野茂さんが...

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アイヌ新法1年 民族参画の仕組み急務(2020年5月29日配信『北海道新聞』-「社説」)

 アイヌ民族の誇りを尊重し、共生社会の実現を目指すアイヌ施策推進法施行から1年が過ぎた。 法律に初めてアイヌ民族を「先住民族」と明記し、差別の禁止を盛り込んだ意義は大きい。 ただ、今なお差別は解消されず、権利回復の議論も置き去りにされたままだ。 国が創設したアイヌ政策推進交付金の関連事業を巡っても、アイヌ民族の意向が十分反映されていないとの批判が少なくない。 「アイヌの人々の自発的意思の尊重」とい...

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樺太アイヌ、知られざる強制移住の歴史(2020年4月29日配信『共同通信』)

 貧困と差別の中を生きた母娘の記録をたどる 2011年8月、樺太(現・サハリン)の空は晴れていた。大地を駆け抜ける列車。楢木貴美子さん(72)は仲間から誘われて、樺太アイヌの母が生まれ育った地を目指していた。車窓の外には、フキやワラビが緑色のじゅうたんのように広がる。過ぎていった人影は、腰を曲げてツルコケモモ(フレップ)の実を採っていた。 「日本人になっていなかったらここに残っていたのかな。ここに...

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先住民族の権利 回復への議論進めたい(2020年3月3日配信『北海道新聞』-「社説」)

 先住民族の権利回復に関し、北海道に住む私たちに投げかけられた問いと受け止めたい。 伝統儀式に用いるサケを道の許可を得ず河川で捕獲したとして紋別アイヌ協会の畠山敏会長らが道に告発された問題で、道警が畠山会長ら2人を書類送検した。 川でのサケ漁は法律で禁じられているが、道の規則は伝統儀式などの特別採捕を認めている。ただ道への許可申請が条件で、双方に違反した疑いが持たれている。 畠山会長は「サケの捕獲...

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無許可でサケ捕獲疑い アイヌ男性を書類送検(2020年2月26日配信『東京新聞』)

 北海道警は、紋別市の河川で北海道の許可を得ずサケを捕獲したとして、道内水面漁業調整規則違反などの疑いで、アイヌ民族の畠山敏さん(78)ら2人を書類送検した。 関係者によると、畠山さんらは共謀して昨年8月31日~9月1日、市内の川で網を使って、アイヌの伝統儀式で供えるためのサケを捕獲した疑いがある。道職員が捕獲を制止しようとしたが、畠山さんは「漁をするかは(先住民族の)自己決定権だ」として応じなか...

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アイヌ民族テーマに映画 白糠拠点に撮影 22年春完成目指す(2020年2月15日配信『北海新聞』)

 北海道釧路管内白糠町を撮影拠点に、アイヌ民族をテーマにした映画が制作される。漫画家や映画監督らクリエーターのコンサルティングを手掛ける合同会社プロテカ(東京)が主体となり、2021年に撮影を始め、22年春の完成を目指す。胆振管内白老町にアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が4月に開設される中、映画がアイヌ民族への関心を全国的に高める契機となりそうだ。 映画を企画したのはプロテカ代表...

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「カムイチェプ」(2020年2月7日配信『熊本日日新聞』-「新生面」)

 先ごろ直木賞に選ばれた川越宗一さんの「熱源」は明治初期、北海道に移住した樺太(サハリン)出身のアイヌ民族の主人公が近代化を進める日本から同化を強いられ、それに抗[あらが]う姿などを描いている▼昨年「アイヌ新法」(通称)が施行され、4月には国立アイヌ民族博物館が北海道白老町に開館する。札幌市で始まった雪まつりでもアイヌ民族ゆかりの雪像がお目見え。「熱源」の受賞は、最近のアイヌ文化に対する関心の高ま...

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麻生暴言 擁護の閣議決定(2020年2月7日配信『しんぶん赤旗」)

「一つの民族」 アイヌ新法否定 安倍内閣はこのほど麻生太郎副総理が福岡県での会合で「(日本は)一つの民族」などと述べた問題(1月13日)で、「同大臣なりの言葉で表現したもの」との答弁書を閣議決定しました。麻生氏の暴言に対して「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律(アイヌ新法、昨年5月施行)の立法趣旨を真っ向から否定する発言であり、許されない」とした立憲民主党の桜...

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自らの文化を否定され、日本人と…(2020年2月2日配信『山陽新聞』-「滴一滴」)

 自らの文化を否定され、日本人となるよう強いられたアイヌと、帝政ロシアの支配下で母語を封じられたポーランド人。先日、直木賞に選ばれた川越宗一さんの「熱源」は、同化を迫る力にあらがう男2人が主人公だ▼明治から昭和の敗戦にかけて実話を基にした作中、アイヌたちは土地を追われ、狩猟や漁の生業を失う。だがそれを日本が近代化する過程での話だった、と片付けることはできない▼アイヌを「先住民族」と初めて明記した新し...

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「アイヌ民族ヘイトに対応を」 道の施策会議で発言相次ぐ(2020年1月28日配信『北海道新聞』)

 北海道は27日、有識者による「新たなアイヌの人たちの総合的な推進方策検討会議」の初会合を開き、2021年度以降のアイヌ民族施策の指針の検討を始めた。出席者からは、インターネットや街頭で横行するアイヌ民族に対する差別的な言動への対応を求める声が相次いだ。 20年度まで5カ年の「第3次アイヌの人たちの生活向上に関する推進方策」に続く指針について、昨年5月施行のアイヌ施策推進法を踏まえて話し合う。北海...

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麻生太郎の“単一民族”発言への擁護とアイヌヘイトが跋扈するなか、アイヌのアイデンティティを描いた『熱源』が直木賞を受賞!(2020年1月20日配信『リテラ』)

麻生太郎の単一民族発言への擁護とアイヌヘイトが跋扈するなか、アイヌのアイデンティティを描いた『熱源』がアイヌを描いた直木賞受賞作『熱源』 麻生太郎財務相が13日、「日本は2000年の長きにわたって一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いている国はここしかない」と発言し、大きな批判の声があがっている。言うまでもなく、日本は単一民族国家ではない。沖縄はかつて琉球王国だったし、...

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総理大臣まで務めた人がなぜ、こんな発言を…(2020年1月18日配信『西日本新聞』-「春秋」)

 総理大臣まで務めた人がなぜ、こんな発言を…という驚きがほとんどないのも残念だが、麻生太郎副総理がまた物議を醸す言葉を発した▼「2千年の長きにわたって、一つの民族、一つの王朝が続いている国はここしかない」。福岡県直方市の国政報告会での発言。無論、日本は単一民族国家ではない。昨年4月にアイヌを「先住民族」と明記した「アイヌ民族支援法」が成立した▼北海道や樺太(サハリン)で独自の文化を形成してきたアイヌ民...

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79歳麻生太郎の「責任と自覚」とは(2020年1月16日配信『日刊スポーツ』ー「政界地獄耳」)

★13日、副総理兼財務相・麻生太郎は地元の国政報告会で「2000年の長きにわたって1つの場所で、1つの言葉で、1つの民族、1つの天皇という王朝が続いている国はここしかない。よい国だ」と述べた。麻生は総務相時代の05年にも「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにはない」と発言している。政府は昨年5月にアイヌ民族を「先住民族」と明記したアイヌ施策推進法を施行している。★すると麻生は翌日の会見で「誤解が生じ...

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麻生氏の不適切発言 閣僚としての見識を疑う(2020年1月16日配信『琉球新報』-「社説」)

 またしても見識を疑わせる発言が飛び出した。麻生太郎副総理兼財務相である。 13日に福岡県直方市で開かれた国政報告会で「2千年の長きにわたって一つの言葉、一つの民族、一つの王朝が続いているなんていう国はここしかない」と述べたのである。 アイヌ民族の存在を否定するに等しい発言だ。政府は昨年5月に施行したアイヌ施策推進法で、アイヌを「先住民族」と位置付けている。政府の見解とも矛盾する。 麻生氏は第2次安...

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「一民族」発言 麻生氏は甚だ不見識だ(2020年1月15日配信『北海道新聞』-「社説」)

 麻生太郎副総理兼財務相が国政報告会で、日本について「2千年の長きにわたって、一つの民族、一つの王朝が続いている国はここしかない」と述べた。 昨年4月成立のアイヌ施策推進法は、アイヌ民族を法律で初めて「先住民族」と明記している。その趣旨と正反対の発言だ。 極めて不見識である。しかも麻生氏は過去にも同様の発言をしている。政権の要職である副総理として不適格だ。安倍晋三首相の任命責任も重い。 尊厳を傷つ...

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浦幌アイヌ先住権確認求め提訴へ サケ捕獲で、4月にも札幌地裁に2020年1月12日配信『共同通信』)

 北海道浦幌町の浦幌アイヌ協会が、法律や道規則で禁じられた河川でのサケ捕獲は、先住民族が持つ権利「先住権」であり、法や規則が適用されないことの確認を国と北海道に求める訴訟を起こす方針を固めたことが12日、関係者への取材で分かった。4月にも札幌地裁に提訴する。アイヌ民族による先住権の確認を求めた訴訟は初めて。 先住権は先住民族の集団に認められた権利。国は昨年5月に施行した法律で、アイヌを初めて「先住...

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<多様性の時代に>2 アイヌ文化を学ぶ大切さ(2020年1月4日配信『北海道新聞』ー「社説」)

 先住民族のアイヌ民族とあとから移り住んだ和人が数多く暮らす北海道は、日本における多文化共生社会の先進地となり得る。 北海道や千島列島、樺太(サハリン)で生まれ、育まれたアイヌ文化が根付き、和人の文化と多くの接点を持っているからだ。 国連の先住民族の権利に関する宣言は「先住民族の知識、文化および伝統的慣行の尊重は、持続可能で衡平な発展と環境の適切な管理に寄与する」としている。 こうした理念を日本が...

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アイヌ遺骨返還 全大学は謝罪と検証を(2019年11月16日配信『北海道新聞』ー「社説」)

 全国12大学が保管するアイヌ民族の遺骨に関し、胆振管内白老町に建設中の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内に設けられた慰霊施設への集約が行われている。 遺骨は北大や札医大、東大、京大などに計1574体(1体として特定できなかった計346箱を含む)あり、年内に移送を終える予定だという。 祖先の遺骨を持ち去られたアイヌ民族の憤りや苦しみは察するに余りある。 12大学は、アイヌ民族に謝罪し、遺骨がどのよ...

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Author:gogotamu2019
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