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建国記念の日 2月11日

建国をしのび、国を愛する心を養う日「建国記念の日」(2020年2月11日配信『しんぶん赤旗」-「主張」)神話復活は史実と憲法に背く きょう2月11日は「建国記念の日」です。祝日法第2条で「建国をしのび、国を愛する心を養う」日とされています。戦前の「紀元節」を復活させたものです。 「紀元節」は、明治政府が1873年、天皇の支配を権威づけるために、天照大神(あまてらすおおみかみ)の子孫とされる架空の人...

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通算40回目「北方領土の日」 2月7日

外務省公式サイト➡ここをクリック北方領土の日 四島返還の原則共有を(2020年2月7日配信『北海道新聞』-「社説」) きょうは「北方領土の日」である。1855年2月7日の日露通好条約で、四島が平和的に日本領となったことを踏まえたものだ。 その四島には75年前、旧ソ連が日ソ中立条約に反して侵攻し、不法に占領した。 旧ソ連の継承国ロシアとの領土交渉においては、こうした史実に基づき、四島返還を求めること...

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日本に「私立大学」が生まれた日  2月5日

(2020年2月5日配信『西日本新聞』-「春秋」) きょうは日本に「私立大学」が生まれた日だ。それも100歳の誕生日。1920(大正9)年2月5日、慶応義塾大学と早稲田大学が、大学令による最初の私立大学として認可された。さらにこの年、明治、法政、中央、日本、国学院、同志社の六つの私立大学も誕生した▼国立大学の歴史はもっと古く、日本最初の大学は1877年に創設された東京大学。その後、京都、東北、九州、北海道などの...

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節分 2月3日

節分の鬼(2020年2月3日配信『北海道新聞』-「卓上四季」) かつて立春が1年の初めと考えられていたころ、その前日の節分は大みそかに位置づけられていた。「鬼やらい」と称して豆をまき、邪気を払う行事が宮中でも行われたという▼<鬼すらも宮の内とて蓑笠(みのがさ)を脱ぎてや今宵(こよい)人にみゆらん>凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)。鬼はふだん蓑笠を着て姿を隠しているが、大みそかの夜だけはそれを脱い...

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漫画家の長谷川町子さん生誕100年

サザエさんが描いたもの(2020年1月30日配信『佐賀新聞』-「有明抄」) 敗戦の翌年、全国紙に風変わりな求人広告が載った。「仕事をたのみたく至急連絡たのみます」と相手の名前が書いてある。名指しされたのは当時、福岡にいた漫画家の長谷川町子さん。上京すると決めたはいいが、地元の夕刊に連載を抱えていた。やむなく主人公を突然結婚させ、無理やりハッピーエンドに◆「サザエさん」一家に夫マスオさんと息子タラち...

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1月27日は、ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(2020年1月27日配信『河北新報』-「河北春秋」)

 クリスチャン・ボルタンスキーさん(75)はフランス現代美術の巨匠と呼ばれる。死者の顔写真を壁に並べたり、古着を大量に積み重ねて山を作ったり…。死とは何かを作品で問い掛ける▼ユダヤ系の父親はナチス・ドイツ占領下のパリで1年半も床下に隠れていた。ボルタンスキーさんは強制収容所を生き延びた人々の生々しい話を聞いて育った。ユダヤ人大虐殺(ホロコースト)は自分のトラウマ(心的外傷)で作品の原点だという▼27...

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震災から丸25年(2020年1月17日配信『神戸新聞』)

竹灯籠の光で描かれた「きざむ 1・17」=17日午前5時33分、神戸市中央区、東遊園地震災から丸25年 午前5時46分に祈りささげる まぶたを閉じれば、在りし日の面影が浮かぶ。6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災は17日午前5時46分で発生から丸25年となった。追悼行事が催される神戸・三宮の東遊園地では、竹灯籠などに揺らめくロウソクの火で「きざむ 1・17」がかたどられた。...

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冬至(12月22日)

冬至(2019年12月22日配信『北海道』ー「卓上四季」)「私の母も、<こんにちさま>が口癖だった」「なぜそんなに働くのか、ときけば、『こんにちさまに申しわけないからさ』と、いつも答えた」。女優の沢村貞子さんが生まれ育った東京下町を回想した「私の浅草」に書いている▼「こんにちさま」は今では通用しないかもしれない。フーテンの寅さん風に言えば「おてんとさま」、太陽のことだ。母譲り、下町譲りの「こんにち...

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改正民法公布記念日(12月22日 記念日)

1947年(昭和22年)のこの日、「民法」の第4編と第5編を全面改正する改正法が公布された。家父長制の家族制度が廃止され、戸籍が夫婦単位となった。家父長制とは、年長の男性によって支配される家族制度で、家族に対する権限が男性たる家父長に集中していた。嫉妬、妨害、奸計…(2019年12月22日配信『毎日新聞』-「余録」) 嫉妬、妨害、奸計(かんけい)。穏やかでないこれらの熟語に共通するのは「女へん」の漢字であ...

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赤穂義士の吉良上野介邸討ち入りの日 12月14日

 江戸時代中期、5代将軍徳川綱吉の時代(天皇は第113代東山天皇)の1701(元禄14)年、江戸城内で吉良上野介(こうずけのすけ)に切りつけたとして、赤穂藩主の浅野内匠頭(たくみのかみ)が切腹に処せられ、浅野家は断絶。翌1702年12月14日、家臣の大石内蔵助ら47人(大石良雄ら 46人と,仇討ちのとき姿を消した寺坂吉右衛門を含めて47人。当初48人だったが、1人は脱退)が江戸本所の吉良邸に討ち入り、...

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女性に対する暴力撤廃の国際デー 11月25日

女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)事務総長メッセージ あらゆる女性と女児には、暴力を受けずに暮らす権利があります。しかし、この種の人権侵害はあらゆるコミュニティーで、さまざまに姿を変えて発生し、特に社会から隔絶された弱い立場にある人々が被害を受けています。全世界で、女性の3人に1人以上が一生のうちに何らかの身体的、性的暴力を受け、7億5,000万人の女性が18歳未満で結婚しているほか、女性器切除術の...

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石田波郷没後50年(2019年11月22日配信『愛媛新聞』ー「地軸」)

 1938年、兄の出征見送りのため松山に帰省していた俳人石田波郷は、ドングリを拾いつつ城山に登った。細長い形が連想させたか。「僕は必ず弾丸に当たるだろう」との思いにとらわれたそうだ▲長男石田修大(のぶお)さんの著書「わが父 波郷」にある。幸い予感は外れたが、戦地で患った胸の病は、弾丸のように生涯に暗い影を落とす。ただ、壮絶な闘病は俳句に生々しい光彩も与えた。「今生は病む生なりき烏頭(とりかぶと)」▲...

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11月22日は「いい夫婦の日」

 1988年に財団法人余暇開発センター(現・日本生産性本部)によって提唱され、その後、1998年に「いい夫婦の日」をすすめる会を設立し普及を推進している。 2000年からは、毎年、広く一般からの投票を基に、理想の夫婦・カップルにふさわしい「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」を選出しており、一般にも認知されるようになった。 こうしたことから、11月22日に結婚届を提出する(入籍する)芸能人も増えている。いい夫...

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11月11日=今日は何の日

コンピエーヌの森でドイツ革命政権代表団が聯合国との休戦協定に調印、第1次世界大戦終結(1918) 1914年7月28日から1918年11月11日の4年3ヶ月続いた人類最初の世界規模の戦争。がドイツ・オーストリアを中心とした同盟国(帝国主義国家)とイギリス・フランス・ロシアを中心とした協商国(イギリス・フランス・ロシア・日本などの同盟国と同盟関係にないアメリカ合衆国(連合国)の二陣営に分かれて戦った。 ...

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イクメンの日

「イクメン」の現実派(2019年10月19日配信『琉球新報』-「金口木舌」) 父親の育児を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」代表理事の安藤哲也さんは、子どもの誕生を機に法人を立ち上げた。自身、3人の子育てを通して妻との絆が深まった。家事と子どもの世話を同時にこなす経験から時間管理能力、段取り力が身に付いた▼県内で開かれた講演会で語った。「自分の世界が広がり、人生が楽しくなる」。ギターを...

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舞鶴引き揚げの日

 「引き揚げの母」と呼ばれた故田端ハナさんが記す。<やっと船体がはっきり見え、私達の目の前に船がつきました。「お帰りなさい」>(「平の引揚桟橋は語る」)。舞鶴に最初の引き揚げ船が入港したのは1945年10月7日のことである▼帰還者の悲痛な姿に田端さんは誓う。「精いっぱい温かく迎えよう」。以来13年間で66万人、遺骨1万6千柱を迎えた。「長い間ご苦労さまでした」と呼び掛け、サツマイモをふかして手渡し...

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NHK経営委 自主自律揺るがす懸念も(2019年10月2日配信『山陽新聞』ー「社説」)

 かんぽ生命保険による不正販売問題を報じたNHKの番組を巡って、日本郵政グループから抗議を受けたNHK経営委員会が、上田良一NHK会長に対して異例の厳重注意をしていた。注意の内容は企業統治(ガバナンス)の強化を求めたもので、番組内容に直接関わるものではないとしているが、一連の経緯を見ると、結果的には報道に介入したともとられかねない。NHKの自主自律を揺るがす懸念をはらんでいる。 問題になった番組は...

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敬老の日 9月16日

9月の第3月曜日は、国民の祝日の一つ「敬老の日(けいろうのひ)。 2002年までは毎年9月15日を敬老の日としていたが、2003年から現行の規定となっている。 兵庫県多可郡野間谷村(後に八千代町を経て現在の多可町八千代区)で、1947年9月15日に村長であった門脇政夫(1911年 ~2010年)が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨から開いた村主催の「としよりの日」が「敬老の日」の始まりである。9月...

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自殺予防週間 9月10日~16日

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重陽 9月9日

  9月9日は、五節句のひとつの「重陽(ちょうよう)の節句」。中国伝来の菊を用いて不老長寿を願うことから別名「菊の節句」ともいう。 五節句とは、江戸時代に定められた5つの式日(祝日)をいい、1月7日の人日の節句(七草粥)、3月3日の上巳の節句(桃の節句/雛祭り)、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕の節句、9月9日の重陽の節句をさす。 古来、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日...

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「私には夢がある」(2019年8月28日配信『沖縄タイムス』-「大弦小弦」)

 「私には夢がある」。1963年のきょう、米国のキング牧師が歴史的な演説をした。夢とは人種や出自によらず、すべての人が差別を受けない社会の実現。南部州を中心に、黒人の権利を制限する法律がまかり通っていたからだ▼白人の女性看護師がいる病院に、患者の黒人男性は入れないという法も。肌の色は命さえ軽くした。キング牧師の運動が黒人蔑視の社会を変え、米議会は翌64年、人種差別を禁じる公民権法を制定した。特徴は...

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寅さん50年 8月27日

寅さんファン感謝祭 映画第1作公開50周年(2019年8月29日配信『しんぶん赤旗』)(写真)山田監督(中央)と倍賞さん(その左)、佐藤さん(中央の右)=27日、東京都内 山田洋次監督の映画「男はつらいよ」シリーズの第1作が公開されて50周年に当たる27日、「寅さんファン感謝祭」が東京で開かれ、250人の観客が鑑賞し、寅さん役で主演した渥美清さんの思い出など監督らのトークを楽しみました。 山田監督、...

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処暑 8月23日

 秋の気配はそこまで(2019年8月23日配信『東京新聞』-「筆洗」) 街の中で赤トンボが飛ぶのをみた。アキアカネだろう。きょうは処暑。暑さが終わりに向かう時期である。晴れた日の暑さは、相変わらず酷ながら、ふと日差しが柔らかいと思わされる時もある。赤トンボ一匹のほかにも秋の気配はそこまで来ているようだ▼<いくもどり つばさそよがす あきつかな>蛇笏(だこつ)。トンボの別名、秋津を詠んだ名句ではない...

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8月22日は作家向田邦子の命日

 終戦の年の4月の話である。小学1年の妹が学童疎開をすることになった。字は書けない。怖い父は宛先に自宅住所を書き入れた、数多くのはがきを持たせる。「元気な日はマルを書いて、毎日1枚ずつポストに入れなさい」▼脚本家、作家の向田邦子さんの随筆「字のない葉書(はがき)」だ。最初のはがきは大きなマルだったが、次から急激に小さくなり、バツになった。妹は家に戻ることになる。当日夜姿が見えたと聞くと父ははだしで...

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日航ジャンボ機墜落(1985年8月12日)

映画のストーリー 昭和30年代。巨大企業・国民航空社員の恩地元(渡辺謙)は、労働組合委員長として職場環境の改善に取り組んでいた。だがその結果、恩地は懲罰人事ともいえる海外赴任命令を会社から言い渡される。 カラチ、テヘラン、ケニア……。終わりなき僻地への辞令が続く間、会社は帰国をちらつかせ、恩地に組合からの脱退を促すのだった。そんな中、共に闘った同期の行天四郎(三浦友和)は、早々に組合を抜け、エリートコ...

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山の日

暦を見たら、きょうは「山の日」だ…(2019年8月11日配信『毎日新聞』-「余録」) 暦を見たら、きょうは「山の日」だ。起源は何だったかなと調べて拍子抜けした。由来はなく、「山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する」趣旨で、3年前に国民の祝日になった。「海の日」以来20年ぶりの新設だった▲お盆休みにつなげやすいので、この日に決まったらしい。来年は東京オリンピック閉会式の翌8月10日に変更されるという。...

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8月4日は何の日=渥美清の命日

 渥美清さんが亡くなったのは1996年8月4日(2019年8月4日配信『熊本日日新聞』ー「新生面」) 東京もきっとうだるような暑さに違いなかろうが、「葛飾柴又寅さん記念館」にきょうは普段の日曜より多くの人が訪れることだろう。映画「男はつらいよ」で主人公の車寅次郎を演じた渥美清さんが亡くなったのは1996年8月4日。記念館にはきのうから献花台が設けられている▼後にシリーズとなる、記念すべき第1作が公...

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1944(昭和19)年7月18日、太平洋戦争を主導した東条英機内閣が総辞職

7月18日=今日はどんな日出来事▼サイパン失陥の責任を問われて東条英機内閣総辞職東条英機➡ここをクリック(タップ)サイパン(バンザイクリフ)天皇慰霊➡ここをクリック(タップ)▼モントリオール五輪の女子体操段違い平行棒でルーマニアのコマネチが五輪史上初の10点満点(1976)▼総選挙で自民党が過半数割れ、社会党も惨敗し55年体制崩壊(1993)誕生日▼川上貞奴 (1871年=女優、川上音二郎の妻)▼松原のぶえ(1961年=歌手)▼浜田...

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7月17日=今日は何の日

▼俳優石原裕次郎さんが52歳で死去(1987。1895年12月20日生)あじさい(紫陽花)忌;➡石原裕次郎さんがあじさいの花が好きだったことら「あじさい忌」と呼ばれるようになった。ただ、裕次郎さんは、雨嫌いだった。◆出来事▼サッカー女子W杯ドイツ大会で日本代表のなでしこジャパンが米国を破り初優勝(2011)▼国連世界女性会議で女子差別撤廃条約の署名式。日本など52カ国署名(1980)◆誕生日▼徳川家光 (江戸幕府3代将軍=1604年)▼...

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三鷹事件と喜屋武由放(2019年7月15日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 名護市のヒンプンガジュマルの近くに、1998年建立の徳田球一記念碑がある。1894年に名護で生まれた徳田は日本共産党設立に関わり戦後は衆院議員になった。1950年のレッドパージで追放後、53年に北京で客死した▼70年前のきょう、東京の三鷹駅で無人列車が暴走し6人が死亡、20人が重軽傷を負った。捜査当局は旧国鉄の人員整理に反対する共産党の組織的犯行として、10人を起訴した。戦後の国鉄三大事件の一つ、三鷹事...

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海の日に考える 海は広いし、大きいが(2019年7月15日配信『東京新聞』ー「社説」)

 母なる海の包容力を感じる季節。だがいつまでも甘えて奪うばかりでは-。母親にも我慢の限度がある。身も心も疲れ果て、堪忍袋の緒が切れる。  水俣病特措法の成立から、7月8日で10年になりました。 公害健康被害補償法に基づく水俣病患者とは認定せずに、わずかな一時金などを支給することで「被害者」として“救済”し、事件の収束を図ろうという、特別な措置を定めた法律です。水俣病慰霊の碑(碑文)不知火の海に在るす...

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パリ祭(2019年7月14日配信『毎日新聞』-「余録」)

 きょうはパリ祭。フランスで230年前、革命が始まったバスチーユ監獄襲撃の日を共和国成立の日として祝う。シャンゼリゼ大通りを軍隊がパレードし、エッフェル塔に花火が上がる▲本国では単に「7月14日」と呼ぶ。日本では戦前、クレール監督の同名の映画が「巴里(パリ)祭」と訳され、広まった。花売り娘のたわいない恋物語が、邦題の絶妙な語感で「ふらんすへ行きたしと思へども/ふらんすはあまりに遠し」(萩原朔太郎)...

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あす10日は仙台空襲があった日(2019年7月9日配信『河北新報』ー「河北春秋」)

 ノーベル文学賞を受賞した米歌手ボブ・ディランさんに『はげしい雨が降る』という歌がある。親が「青い目の息子よ、何を見たの?」と尋ねると、息子が「子どもが鉄砲や剣を持つのを見た ひどい、ひどい雨が降りそうだ」と答える。雨は爆弾とも解釈できよう。歌を反戦歌の傑作に挙げる人もいる▼74年前、激しい雨が仙台の人々に降った。市民ら1400人が犠牲になった仙台空襲である。1973年に発刊された市民の証言集『仙...

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七夕の願い事(2019年7月7日配信『佐賀新聞』ー「有社説」)

 〈七夕の日は暗いうちに起して貰もらって、親類や知人の家へ笹竹を貰ひに行った〉。陶芸家で随筆家でもあった河井寛次郎は七夕の記憶をつづる。カボチャや豆を竹にくくりつけ、担いで帰った遠い日。切りたての青竹の匂い、野菜の供え物。心にしみる思い出だ◆県内でも家々を回ってスイカやウリをもらい受け、供え物にして七夕を祝う行事があった。タナバタヨイ(七夕寄り)といって、親が作ってくれた七夕まんじゅうを持って年長...

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半夏生(2019年7月3日配信『河北新報』ー「河北春秋」)

 「眺め」という言葉は「長雨(ながめ)」に由来するという。梅雨に物思いにふけることから「眺む」と言うようになったとされる。平安時代の歌人藤原敏行の<つれづれのながめにまさる涙川 袖のみ濡(ぬ)れてあふよしもなし>など、和歌では「眺む」は「長雨」にかけて使われた▼きのうは七十二候の半夏生(はんげしょう)だった。田植えを終える頃で、野菜を食べないなど災いを避けるために食事や行動を慎む「物忌み」の風習が...

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宮森小墜落事故60年 危険な状況は変わらない(2019年6月30日配信『琉球新報』-「社説」)

 ミルク給食を待っていた児童たちを突然、ごう音と火の玉が襲った。死者18人、重軽傷者210人を出した石川市(現うるま市)の宮森小学校米軍ジェット機墜落から60年がたった。 人為的ミスによる事故だったにもかかわらず原因は伏せられ、事故後の賠償も不十分だった。米施政権下の沖縄で、住民の命が軽んじられた象徴的な事故だ。そんな理不尽な戦後史を伝え続けなければならない。 墜落事故は1959年6月30日に起きた。嘉...

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夏越の祓(2019年6月30日配信『北海道新聞』ー「卓上四季」)

 1年にはさまざまな節目がある。一番大きな節目は元日、続いて新年度が始まる4月1日か。今年は改元があり、5月1日も節目となった▼暦の上では、立春や夏至など四季を六つずつに分けた季節の名前「二十四節気」や、さらにそれを三つに分けた「七十二候」がある。古代中国で生まれたものだが、日本ではいまも現役。この国には、それだけ微妙な季節の変化があるということだろう▼きょう、6月30日も節目の一つである。ちょうど...

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6・26国際麻薬乱用撲滅デー

 1987年6月ウィーンで開催された国連の「国際麻薬会議」において、麻薬の不正需要の防止・削減方策等を参加各国の国際協力により進める等の政治宣言が採択されたことを記念して、毎年6月26日を「国際麻薬乱用撲滅デー」(The International Day against Drug Abuse and Illicit Trafficking)とする旨決議され、加盟各国に対し麻薬対策への取り組みが求められた。 このことからわが国では当該趣旨を踏まえ、各都道府県において、...

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朝鮮戦争勃発69年 終結に向け環境づくりを(2019年6月25日配信『琉球新報』-「社説」)

 1950年に北朝鮮と韓国が朝鮮半島の主権を巡り衝突した朝鮮戦争の勃発から25日で69年となる。 東西冷戦を背景に、西側自由主義陣営諸国を中心とした国連軍と東側諸国の支援を受ける中国人民義勇軍が参戦し、3年間の戦争で数百万人の死傷者を出した。 国連軍と北朝鮮人民軍、中国人民義勇軍の3者は53年に休戦協定に署名し休戦に至った。終戦はいまだ実現せず、平和条約も締結されていない。北緯38度線付近は軍事境界線とし...

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美空ひばり・高野悦子の命日(2019年6月24日配信『日本経済新聞』―「春秋」)

 きょうは戦後歌謡界の巨星、美空ひばりの命日である――と書いても、若者のなかには曲を知らない人が少なくないだろう。亡くなったのは平成が始まった年だった。30年のうちに、この歌姫が体現した昭和の哀歓はすこしずつ記憶から遠のき、世相は軽くなったのだ。▼そんな具合だから、きょうが命日の、もうひとりの女性のことなどほとんど忘れられているに違いない。ちょうど50年前に自ら命を絶った立命館大の学生、高野悦子である。...

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「父の日」「6月の第3日曜日」

「父の日」➡父の平常の労苦と愛情に感謝し、子供が父を慰める日。6月第3日曜日。1909年、アメリカ・ワシントン州に住むJ.B.ドッド夫人の提唱により始ったもので、年中行事の一つとなった。 ドット夫人の父親は、6人の子どもと妻を残して南北戦争に招集されていたが、その間、妻が働きながら子育てしていた。しかし過労がもとで他界。復員したドット夫人の父親は、再婚もせずに男手一つで子どもたちを育て、6人全員が成人したあと...

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「どうして悲しい父の日があるの」遺児の思い、作文集に(2018年6月16日配信『朝日新聞』)

出版された作文集「父の日にお父さんはいない」(あしなが育英会提供) 私は5歳のときに、お父さんを亡くしました。私は父の日にいつも思います。どうして悲しい父の日があるんだろう――。 (2018年)17日の「父の日」を前に、親を亡くした子どもの複雑な思いを知ってほしいと、遺児を支援するあしなが育英会(東京)が作文集を作った。父の日や母の日をテーマとした作文集の発刊は初めてという。 タイトルは「父の日にお...

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5月15日  沖縄本土復帰47年

 第2次世界大戦における日本の敗戦により、アメリカ軍主体の連合国軍に移った日本の沖縄県の施政権(信託統治地域において、立法・司法・行政の3権を行使する権()が、アメリカ軍基地を県内に維持したまま1972年(昭和47年)5月15日に日本に復帰した。 沖縄は、1945年(昭和20年)のアメリカ軍による沖縄占領から、1972年(昭和47年)5月15日の沖縄本土復帰に至るまでの、27年間に及ぶアメリカ合衆国による統治下にあった。沖...

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「麦秋」(2019年5月15日配信『佐賀新聞』―「有明抄」)

 麦の穂が実る「麦秋」を迎えた。県内各地で波打つ黄金色の麦畑が広がる。佐賀ならではの初夏の風景だ。この季節、思い出すのが小津安二郎監督の映画「麦秋」である◆娘の結婚をめぐる物語。ラストシーンで、決して自分たちが思い描いた縁談ではなかったが、ようやく嫁に出した老夫婦が静かに人生を振り返る。〈みんな離ればなれになっちゃったけど…まぁ私たちはいい方だよ。欲を言やぁ切りがないが〉。〈いろんなことがあって長い...

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5月12日 母の日

 「100年ほど前のアメリカ・ウェストヴァージニア州で、アンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼するため、 1908(明治41)年5月10日(12日とも)に母が長年教鞭をとっていた同州グラフトンの教会で赤いカーネーションを配ったのが始まり」という(諸説あり)。 この風習は1910年、ウェストヴァージニア州の知事が5月第二日曜日を母の日にすると宣言し、やがてアメリカ全土に広まっていき、1914年にはウィルソン政権下の連...

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立夏

(2019年5月6日配信『南日本新聞』ー「南風録」) はなしのうまさは言わずもがな、声がいい。伸びやかで艶も品も備える。ゴールデンウイークに入ってすぐ、落語家柳亭市馬さんの「みなみ寄席」を楽しんだ。 大食らいの相撲取りが出てくる演目「阿武松(おうのまつ)」では、焦げ茶の着物姿で相撲甚句も響かせた。中入りを挟み、住吉神社の夏の大祭でにぎわう佃島が舞台となる「佃祭」に移ると涼しさの演出か、薄水色に着替...

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おひとりさま  スキルとインフラが要る(2019年4月28日配信『京都新聞』ー「社説」)

 「長生きすればするほど、みんな最後はひとりになる」「女のひとは、そう覚悟しておいたほうがよい」 10年以上前に初版が出たロングセラーの「おひとりさまの老後」で、こう指摘していたのは東京大名誉教授の上野千鶴子さんである。 すでに少子高齢化は進行中だったから、指摘の内容を、きちんと受け止めておくべきではあった。なのに若い世代の多くは、わが身に当てはめて考えておくことを、していなかったきらいがある。 ...

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10連休が「うれしくない」人は4割に(2019年4月22日配信『日本経済新聞』―「春秋」)

 「太陽と緑の週」をつくる動きが盛り上がったことがある。1980年代の半ばごろだ。4月29日から5月5日までのゴールデンウイークを法律でまるごと休みにする。カレンダー次第で土日も含めて10連休誕生――。そんなふれこみで労働組合などが推し進めていた。▼当時のナショナルセンターのひとつ、同盟の調査では有識者の77%が完全連休化に賛成したという。とはいえ、やがて5月4日が休みになったせいか、運動は下火になっていく。さらに...

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虚子忌 虚子没後60年

高浜虚子(たかはま きょし) 俳人。愛媛県生。名は清。正岡子規に師事。「ホトトギス」を主宰。定形と季語を尊重し、また俳句の理念は〈花鳥諷詠〉にあると提唱、客観写生による自然描写の文学と定義づけて多くの優れた俳人を育成した。芸術院会員。文化勲章受章。1959(昭和34)年歿、85才。 花鳥諷詠(かちょう ふうえい)➡虚子の造語で近代俳句の理念の一。俳句は、四季による自然の現象とそれに伴う人事とを、先入観念を排し...

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Author:gogotamu2019
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