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記事一覧

NHK経営委、かんぽ報道で新たな資料(2020年3月24日配信『産経新聞』)

 かんぽ生命保険の不正販売を報じた番組をめぐり、日本郵政グループから抗議を受けたNHK経営委員会が平成30年10月、当時の上田良一NHK会長を厳重注意した問題で、経営委は24日、新たな資料を公表した。日本郵政グループが経営委にNHKのガバナンス(組織統治)強化を求める文書を送付し、会長注意に至った経緯を説明する内容で、10月の経営委で番組内容についても意見交換を行ったが、会長に対する注意が番組制作...

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NHK経営委 放送法抵触の疑い強い(2020年3月24日配信『北海道新聞』-「社説」)

 かんぽ生命保険の不正販売問題を批判した番組を巡り、NHK経営委員会が一昨年、当時の上田良一会長に厳重抗議したのは、番組の作り方に関することだったことが明らかになった。 経営委員会による個別番組への干渉を禁じた放送法に抵触していた疑いが強まったと言える。 当時委員長代行だった森下俊三現委員長が、番組内容に意見を述べていたことも分かった。 放送法の趣旨を正しく理解しているか疑問であり、委員長としての...

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NHK、自主自律の正念場 相沢冬樹・元NHK記者が語る(2020年3月14日配信『東京新聞』)

 NHKの自主自律が再び取り沙汰されている。森下俊三経営委員長が委員長代行だった2018年10月、番組内容に批判的な意見を述べていた。この問題に、森友学園問題のスクープ記事を巡り上層部から「圧力」をかけられ、31年勤めたNHKを飛び出した相沢冬樹記者(57)=現大阪日日新聞=は「上が腐れば下も腐る」と指弾し、政権と公平に対峙(たいじ)できない局の現状に「放送法を変えなければいけない」と語る。  「...

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「番組の作り方に問題」 NHK経営委員長がかんぽ報道「介入」か 放送法違反の疑い(2020年3月2日配信『毎日新聞』)

 かんぽ生命保険の不正販売を報じたNHK番組を巡り、日本郵政グループの抗議に同調したNHK経営委員会が2018年10月23日、当時の上田良一会長を厳重注意した問題で、委員長代行だった森下俊三・現委員長が「番組の作り方に問題があった」と、執行部トップで番組編集の最高責任者である上田氏を委員の面前で批判していたことが判明した。郵政側の抗議の狙いを「本当は取材内容だ」とも発言していた。関係者は「放送法が禁じる経営委員...

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あすへのとびら NHK新体制 自主自律を立て直せるか(2020年2月16日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 NHKの会長に前田晃伸氏が就任し、新体制が動きだした。公共放送の背骨である「自主自律」がぐらつく状況をどう立て直していくかが問われる。 業務の執行をつかさどる会長の任免権限は経営委員会にある。経営委員は、国会の同意を得て首相が任命する。会長の選出にはおのずと政権の意向が反映する仕組みだ。政府からの独立を危うくする構造的な背景がある。 大手銀行グループの経営に携わった前田氏は安倍晋三首相を囲む財界...

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NHK新会長 「公共」の責任を胸に刻め(2020年1月29日配信『新潟日報』-「社説」)

 国民が支払う受信料を基盤に成り立つ公共放送のトップである。視聴者の信頼や納得を強調するのは当然だろう。番組制作や組織運営を通し、具体的に見せてもらいたい。 NHKの新しい会長に、元みずほフィナンシャルグループ会長の前田晃伸氏が就いた。 27日に行った就任会見、会長になると決まったことを受けた昨年の会見では、それぞれ「(視聴者が)納得する番組を続けない限り存在価値はない」「国民から信頼される番組を...

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NHK新会長就任 経営計画で国民的議論を(2020年1月27日配信『茨城新聞』-「論説」)

NHKの新会長に前田晃伸・元みずほフィナンシャルグループ会長が就任した。メディア環境が激変する中で、連結決算の事業収入約8千億円、グループ役職員1万6千人超の巨艦を率いる。当面の課題は、3月に始めるテレビ番組のインターネット常時同時配信「NHKプラス」を軌道に乗せることだ。受信契約をしている世帯向けのサービスだが、テレビ離れの進む若者らがスマホなどでNHKの番組に触れる機会を拡大したい。来年1月までには、2021年...

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NHK新会長 中立公正 肝に銘じて(2020年1月27日配信『東京新聞』-「社説」)

 NHKの新会長に銀行出身の前田晃伸氏が就任した。新会長はテレビ番組の同時ネット配信に取り組むが、事業肥大化や政権との関係など課題は多い。改革への強いリーダーシップが求められる。 前田氏は旧富士銀行に入り、再編後、みずほフィナンシャルグループ会長などを務めた。五代連続となる経済界出身のトップがまず向き合うのが四月一日開始のネット配信事業だ。 総合テレビとEテレの番組を同じタイミングでネットにも配信...

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改革の具体策 経営計画で/NHK新会長就任(2020年1月25日配信『東奥日報』-「時論」)

 NHK新会長にきょう就任の前田晃伸氏(元みずほフィナンシャルグループ会長)は、メディア環境が激変する中で、連結決算の事業収入約8千億円、グループ役職員1万6千人超の巨艦を率いる。 当面の課題は、3月に始めるテレビ番組のインターネット常時同時配信「NHKプラス」を軌道に乗せることだ。受信契約をしている世帯向けのサービスだが、テレビ離れの進む若者らがスマホなどでNHKの番組に触れる機会が拡大するのであろうか。 ...

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かんぽ不正報道への圧力「根底にNHKの体質」 新聞労連ジャーナリズム大賞授賞式(2020年1月22日配信『毎日新聞』)

 優れた新聞報道を表彰する第24回新聞労連ジャーナリズム大賞の授賞式が22日、東京都内で開かれた。大賞を受賞した毎日新聞NHK問題取材班の「NHKかんぽ不正報道への圧力に関する一連の報道」の表彰では、取材班の東京本社学芸部・小林祥晃記者が「問題の根底には、政治に影響を受けやすいとされるNHKの体質があるのではないか。これからも取材をしっかり続けていきたい」とあいさつした。 また、優秀賞に選ばれた毎日新聞のキャ...

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NHK同時配信 業務肥大化につなげるな(2020年1月20日配信『産經新聞』-「主張」)

 総務省が、NHKのテレビ番組のインターネットでの同時配信を認可した。視聴者は4月から追加の受信料を支払うことなく、スマートフォンなどでNHKの番組を見ることが可能になる。 ネット同時配信は放送と通信の融合をにらんだ新サービスで、その実現はNHKにとって悲願だった。視聴者の利便性が高まる取り組みではあるが、一方で懸念も根強い。同省がサービスを認可する条件としてきた経営改革が十分には進んでいないから...

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NHK新会長 公共メディアの自覚を(2020年1月12日配信『中国新聞』ー「社説」)

 NHKの新会長に25日、元みずほフィナンシャルグループ会長の前田晃伸氏が就任する。 5代続けての外部登用となる。安倍晋三首相を囲む勉強会に参加した人物で、選出には官邸の意向が働いたとされる。 会見では「政権が報道機関からチェックを受けるのは当たり前。政権とは距離を置く」と述べた。果たして言葉通りの姿勢を保てるのだろうか。 前田氏はまず公共メディアのトップとしての自覚を持たなければならない。どんな...

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【NHK会長交代】問われる政治との距離(2019年12月16日配信『高知新聞』ー「社説」)

 NHKの次期会長に、元みずほフィナンシャルグループ会長の前田晃伸氏が決まった。 NHKは近年、自主・自律が問われる事態が相次いでいる。権力のチェック機関というジャーナリズム本来の役割を果たすため、リーダーシップを発揮することが求められる。 NHK会長を巡っては2014年に就任した籾井勝人・前会長(三井物産出身)が、「政府が右というものを左というわけにはいかない」などと発言し批判を浴びた。 後任の...

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NHK会長人事 自主自律の理念再確認を(2019年12月16日配信『琉球新報』-「社説」)

 NHKの上田良一会長の後任に元みずほフィナンシャルグループ会長の前田晃伸氏が選ばれた。上田氏の続投も有力視されていたが、NHKの最高意思決定機関である経営委員会は交代を決めた。 上田氏は2017年に会長に就任した。前任者は、「政府が右と言うものを左と言うわけにはいかない」などと問題発言を連発した籾井勝人氏だ。職員の不祥事も相次ぎ、上田氏は混乱の収束や組織の立て直しに力を注いできた。 経営委は次期...

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NHK新会長 公共放送の足場を確かに(2019年12月16日配信『信濃毎日新聞』ー「社説」)

 「報道姿勢が政権寄りだ」「番組が民放と変わらない」…。そんな批判がさらに強まれば、公共放送としての足場は崩れ落ちる。NHKの次期会長に就任する前田晃伸氏は、そのことを肝に銘じてほしい。 みずほフィナンシャルグループの会長を務めた経済人だ。5代続けて外部からの起用となる。選出には官邸の意向が働いたとされるが、記者会見で、政権とは距離を置く姿勢を明確にした。 「政権が報道機関からチェックを受けるのは...

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NHK新体制/政権との距離をどう保つ(2019年12月12日配信『神戸新聞』ー「社説」)

 NHKの上田良一会長が退任することになり、元みずほフィナンシャルグループ会長の前田晃伸(てるのぶ)氏が後任会長に決まった。来年1月25日に就任し、3年の任期を務める。 「権力を持った政権が報道機関からチェックされるのは当たり前。きちっとした距離を保つ」。前田氏は記者会見でそう断言した。 NHK会長は、公共放送を担う執行機関の総責任者だ。その姿勢は取材・報道、制作の現場に影響を及ぼす。番組編集の自...

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NHK新会長 政権と距離置くべきだ(2019年12月12日配信『北海道新聞』ー「社説」)

 NHKの次期会長にみずほフィナンシャルグループ元会長の前田晃伸氏が決まった。 安倍晋三首相と親交があるなど、政権との近さが指摘される。放送法は放送の不偏不党を規定している。公平性の確保に留意してもらいたい。 NHKでは、テレビ番組のインターネットへの同時配信を巡り、政府の指摘を受けて計画を変更する一幕もあった。 政権と適切な距離を保ち、透明性、独立性を維持しながら、視聴者本位の番組づくりを目指す...

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NHK新会長 視聴者本位の再確認を(2019年12月11日配信『朝日新聞』ー「社説」)

 NHK執行部の次のトップが決まった。みずほフィナンシャルグループ元会長の前田晃伸(まえだてるのぶ)氏である。今の上田良一(うえだりょういち)会長から来月下旬に交代する。 NHKの最高意思決定機関は経営委員会であり、こちらの新委員長も近く決まる。体制一新を機に、NHKの存在意義を改めて熟考してもらいたい。 公共メディアとしての適正な役割と規模は何か。報道機関として権力との健全な緊張関係は保たれてい...

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みずほFG元会長がNHK次期会長に “リベンジ選任”の仰天理由(2019年12月10日配信『日刊ゲンダイ』)

リベンジを果たした(みずほFG元会長の前田晃伸氏) また“アベ友”か。 来年1月に3年の任期が満了するNHKの上田良一会長(70)の後任として、みずほフィナンシャルグループ(FG)元会長の前田晃伸氏(74)が選出された。9日のNHK経営委員会(委員長=石原進JR九州相談役)で議決。上田会長は1期で退任する。これで前田氏まで5代連続で外部の財界からの登用だ。■過去には国会招致で批判殺到 前田氏は大分県中...

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NHKへの圧力(2019年11月15日配信『しんぶん赤旗』-「主張」)

放送の独立を揺るがす問題だ かんぽ生命保険の不正販売を告発したNHK番組に対し日本郵政グループが執拗(しつよう)に抗議し、NHK経営委員会(委員長=石原進JR九州相談役)がNHKの上田良一会長に「厳重注意」したことが国会審議などで問題になっています。高市早苗総務相は経営委の行為を問題視しない姿勢を示していますが、そんなことではすまされません。一連の経緯を見れば、放送の独立を揺るがす深刻な事態である...

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不正販売甘く見た「郵政」 報道の役割軽視「経営委」 負の連鎖が招いた「NHKかんぽ問題」(2019年10月26日配信『毎日新聞』)

 参院予算委員会でかんぽ生命保険の不正販売を追及したNHK番組を巡る問題について答弁に向かう石原進NHK経営委員長(前列中央)。前列左端は日本郵政の鈴木康雄上級副社長、同右端は上田良一NHK会長=国会内で2019年10月15日午後2時46分 かんぽ生命保険の不正販売を追及したNHK番組を巡り、日本郵政グループの抗議に同調したNHK経営委員会が上田良一会長を厳重注意した問題は、発覚から1カ月が経過し、経営委や上田会長、郵政側...

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動画削除「求めたのは郵政側」 NHK放送総局長、元総務次官発言否定(2019年10月23日配信『毎日新聞』)

NHKが再公開した、日本郵政グループの抗議の発端となった昨年7月の動画2本のうちの同月7日公開の動画=NHKホームページから かんぽ生命保険の不正販売を報じたNHK番組を巡り、NHK経営委員会が上田良一会長を厳重注意した問題で、同局の木田幸紀放送総局長は23日の定例記者会見で、昨年8月に予定した続編の取材を受ける条件として、郵政側から抗議対象とされていた番組のネット動画2本の削除を持ちかけられたとの認識を示した。 ...

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NHK経営委 介入の疑念は晴れぬ(2019年10月18日配信『朝日新聞』ー「社説」)

 NHKは、圧力に屈して報道を手控えたのではないか。そんな疑念は依然、晴れていない。公共放送としての説明責任を果たすべきだ。 かんぽ生命保険による不正販売を報じた番組をめぐる問題である。昨年、日本郵政グループが抗議を重ね、NHK経営委員会が上田良一会長に厳重注意をした。それに先立ち、番組の続編の放映が延期されていた。 この事実が明らかになってから3週間あまり。国会でも取り上げられたが、関係者はだれ...

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番組介入の疑念は晴れない(2019年10月18日配信『日本経済新聞』―「社説」)

国民に広く影響力を持つ公共放送の独立性が揺らぎかねない問題だ。かんぽ生命保険の不適切販売を報じたNHKの番組制作に、経営委員会の行動が影響を与えた可能性がある。 NHKには丁寧な説明が求められる経営委はNHKの経営方針を決め、執行部を監督する役割を担う。放送法では経営委が個別番組に介入することを禁じている。15日の記者会見で石原進経営委員長は番組への関与を否定したが、疑念が晴れたとは言えない。NHKは説明を尽く...

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NHK経営委一転「議事録は存在」と公表 会長注意巡り(2019年10月15日配信『朝日新聞』)

かんぽ不正 参院予算委に参考人として出席した(左から)日本郵政の鈴木康雄副社長、NHKの石原進経営委員長、NHKの上田良一会長。右端は安倍晋三首相=2019年10月15日午後2時42分参院予算委に参考人として出席した(左から)日本郵政の鈴木康雄副社長、NHKの石原進経営委員長、NHKの上田良一会長=2019年10月15日午後2時11分 かんぽ生命保険の不正販売問題を報じたNHKの番組「クローズアッ...

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郵政副社長 NHKのかんぽ問題取材は「放送倫理違反」 参院予算委(2019年10月15日配信『毎日新聞』)

参院予算委員会でかんぽ生命保険の不正販売を追及したNHK番組を巡る問題について答弁に向かう石原進NHK経営委員長(前列中央)。前列左端は日本郵政の鈴木康雄上級副社長、同右端は上田良一NHK会長=国会内で2019年10月15日午後2時46分、 日本郵政の鈴木康雄上級副社長は15日の参院予算委員会で、NHKがかんぽ生命保険の不正販売問題を報じた番組を巡り、自身がNHKの取材手法について「暴力団と一緒」と発言したことについて「反社...

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NHK経営委 番組介入は許されない(2019年10月13日配信徳島新聞』)

 かんぽ生命保険の不正販売を報じた昨年のNHK番組を巡り、経営委員会が日本郵政グループから抗議され、NHK会長を厳重注意していた。 公正であるべき報道をゆがめかねない不当な介入は、断じて許されない。同様のことが再び起きないよう、関係者は詳細な経緯と責任の所在を明らかにすべきである。 問題となったのは、昨年4月に放送された「クローズアップ現代+(プラス)」だ。 郵政側は、NHK会長に「犯罪的営業を組織ぐるみでや...

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かんぽ報道 郵政側最初の抗議文判明「経営に支障を来す」(2019年10月12日配信『毎日新聞』)

毎日新聞が入手した、日本郵政グループの3社長がNHKの上田良一会長に宛てた昨年7月11日付の文書 かんぽ生命保険の不正販売を追及したNHK番組を巡り、日本郵政グループの要求を受けたNHK経営委員会が昨年10月に上田良一会長を厳重注意した問題で、郵政側の一連の抗議や申し入れのうち、昨年7月に初めてNHK側に送った抗議文を入手した。 番組が続編に向けツイッターに公開した情報提供を呼びかける動画に対し「経営に支障を来す」...

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NHKへの圧力否定 かんぽ報道で郵政副社長 衆院予算委(2019年10月12日配信『東京新聞』)

 日本郵政の鈴木康雄上級副社長(元総務省次官)は11日、衆院予算委員会に参考人として出席し、かんぽ生命保険の不正販売を報じたNHK番組を巡る問題について「圧力をかけたという記憶は毛頭ない」と報道への影響力行使を否定した。NHKが視聴者への情報提供を求めた番組のツイッターに関しては「極めて刺激的な言葉だけを並べていた。それを削除してほしいと要請した」と述べた。NHKの石原進経営委員長も番組介入の意図...

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郵政のNHK抗議 公共放送の独立揺るがす(2019年10月7日配信『熊本日日新聞』ー「社説」)

 かんぽ生命保険の不正販売を追及したNHKの番組を巡り、日本郵政グループがNHK経営委員会に抗議。経営委はNHK会長に厳重注意、会長は郵政側に事実上謝罪した。 公共放送の独立性を揺るがす由々しき事態である。NHKの正職員でつくる日本放送労働組合(日放労)は「受信制度の趣旨を毀損[きそん]しかねない」と問題視し、日本民間放送労働組合連合会(民放労連)も「視聴者の信頼を裏切る行為」と批判。市民団体から...

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NHKと郵政 理解できない謝罪と抗議(2019年10月7日配信『新潟日報』ー「社説」)

 NHKも日本郵政グループも自らの責務を自覚しているのか。NHKは公共放送の使命を果たすため、圧力を排除し自主自律の堅持が不可欠なことを改めて胸に刻んでもらいたい。 日本郵政はグループ内の不正を巡る報道に陰湿な圧力をかけるような体質を根本から改め、顧客本位に立ち戻らなければならない。 かんぽ生命保険の不正販売問題を報じたNHKの番組を巡り、日本郵政側から抗議を受けたNHK経営委員会が昨年10月、上...

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NHKの公共性 信頼揺らぐ「かんぽ」報道(2019年10月7日配信『西日本新聞』ー「社説」)

 公共放送としての独立性と公正が問われる事態だ。NHKは事実関係を詳細に検証した上で公表し、視聴者の信頼をつなぎ留める努力をすべきである。 NHKの報道番組「クローズアップ現代+(プラス)」は昨年4月、かんぽ生命保険による不正販売問題をいち早く取り上げた。これに日本郵政グループ側が抗議したことを巡り、NHKは番組制作現場から最高意思決定機関の経営委員会まで巻き込む混乱に陥っている。 番組の内容は、郵便局員が...

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日本郵政がNHK抗議 自由な番組作り保障せよ(2019年10月7日配信『茨城新聞』ー「論説」)

 かんぽ生命保険の不正販売を報じたNHKの番組を巡り、日本郵政グループがNHK経営委員会に抗議した。経営委はNHK会長に厳重注意、会長は郵政側に事実上謝罪した。公共放送の独立性が揺らいでいる。 番組は昨年4月放送の「クローズアップ現代+(プラス)」。郵便局員らへの取材を基に、顧客に不利益となる保険契約をさせている実態を告発した。取材班は続編も放送するべく、インターネットで情報を募集した。これに対し、郵政側は自...

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NHKの公共性 信頼揺らぐ「かんぽ」報道(2019年10月6日配信『西日本新聞』ー「社説」)

 公共放送としての独立性と公正が問われる事態だ。NHKは事実関係を詳細に検証した上で公表し、視聴者の信頼をつなぎ留める努力をすべきである。 NHKの報道番組「クローズアップ現代+(プラス)」は昨年4月、かんぽ生命保険による不正販売問題をいち早く取り上げた。これに日本郵政グループ側が抗議したことを巡り、NHKは番組制作現場から最高意思決定機関の経営委員会まで巻き込む混乱に陥っている。 番組の内容は、郵便局員が...

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[NHK経営委]自主自律脅かす行為だ(2019年10月6日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 かんぽ生命保険の不正販売を報じたNHKの番組を巡り、日本郵政グループの抗議を受けた経営委員会が上田良一会長を厳重注意した。 番組編集の自主自律を脅かしかねない事態だ。 経営委は放送法に基づき設置されているNHKの最高意思決定機関である。委員長の石原進JR九州相談役ら委員は12人で、国会の同意を得て首相が任命する。 放送法32条は「委員は個別の放送番組の編集業務を執行することができない」などと番組...

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報道の使命、揺らぐ危機 NHKかんぽ報道経営委が会長に注意(2019年10月6日配信『東京新聞』)

NHK放送センター◆識者に聞く かんぽ生命保険の不正販売問題を報じたNHKの「クローズアップ現代+(プラス)」を巡り、NHK経営委員会が昨年10月、NHKの上田良一会長を厳重注意していた。NHKは「自主自律や番組編集の自由が損なわれた事実はない」、石原進経営委員長も「番組に介入する意図は全くなかった」とそれぞれ主張するが、日本郵政グループの執拗(しつよう)な抗議に屈し、報道の現場を萎縮させたように...

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日本郵政がNHKに抗議/自由な番組作り保障せよ(2019年10月6日配信『山陰中央新報』ー「論説」)

 かんぽ生命保険の不正販売を報じたNHKの番組を巡り、日本郵政グループがNHK経営委員会に抗議した。経営委はNHK会長に厳重注意、会長は郵政側に事実上謝罪した。公共放送の独立性が揺らいでいる。 番組は昨年4月放送の「クローズアップ現代+(プラス)」。郵便局員らへの取材を基に、顧客に不利益となる保険契約をさせている実態を告発した。取材班は続編も放送するべく、インターネットで情報を募集した。これに対し...

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かんぽ報道とNHK 経営委の介入許されぬ(2019年10月6日配信『中国新聞』)

 公共放送の生命線ともいえる自主自律が揺らいでいる。 かんぽ生命保険の不正販売問題を昨年4月にいち早く報じたNHKの番組について、日本郵政グループからの抗議を受け、NHK経営委員会が上田良一会長を厳重注意にしていた。 会長は「番組編集の自由が損なわれた事実はない」と釈明するものの、郵政側に事実上の謝罪をしている。昨年8月をめどとしていた番組続編の放送も、結果として1年近くもずれ込んだ。一連の経過を...

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NHKはまるで暴力団」日本郵政副社長の“ヤクザな過去”(2019年10月5日配信『日刊ゲンダイ』)

不平タラタラ「(NHKは)まるで暴力団と一緒」――。ヤクザのような言い草が水掛け論になってきた。 3日、かんぽ生命保険の不正販売に関する野党合同ヒアリング後、NHKへの不満をぶちまけた日本郵政の鈴木康雄上級副社長(69)。NHK側に「取材を受けてくれれば(情報提供を呼びかける)動画を消す」と言われたと説明したが、きのうのヒアリングで、NHKの木田幸紀放送総局長は「丁寧に取材交渉した」と反論。両者の認識は食い違う。...

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日本郵政がNHKに抗議 自由な番組作りを保障せよ(2019年10月5日配信『佐賀新聞』ー「論説」)

 かんぽ生命保険の不正販売を報じたNHKの番組を巡り、日本郵政グループがNHK経営委員会に抗議した。経営委はNHK会長に厳重注意、会長は郵政側に事実上謝罪した。公共放送の独立性が揺らいでいる。 番組は昨年4月放送の「クローズアップ現代+(プラス)」。郵便局員らへの取材を基に、顧客に不利益となる保険契約をさせている実態を告発した。取材班は続編も放送するべく、インターネットで情報を募集した。これに対し...

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NHKに対する貴社の抗議の撤回、NHKの視聴者に対する謝罪を求める申し入れとそれに関連した質問書

2019年10月4日日本郵政株式会社 社 長 長門正貢 様 副社長 鈴木康雄 様NHKに対する貴社の抗議の撤回、NHKの視聴者に対する謝罪を求める申し入れとそれに関連した質問書 NHK を監視・激励する視聴者コミュニティ                        共同代表 湯山哲守・醍醐 聰                       http://kgcomshky.cocolog-nifty...

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NHKは不当な圧力に毅然と対応すべきだ  民放労連委員長談話

NHKは不当な圧力に毅然と対応すべきだ2019 年 10 月 4 日 日本民間放送労働組合連合会中央執行委員長 土屋 義嗣 かんぽ生命保険の不正販売問題を報じた昨年 4 月放送のNHK『クローズアップ現代+』に対して、日本郵政グループがNHKおよびNHK経営委員会に繰り返し抗議していた、と報じられた。日本郵政の抗議を受けてNHK経営委員会は、上田会長を「ガバナンス強化」などの名目で厳重注意し、NHK側はこれを受け...

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NHK「丁寧に取材交渉」 「まるで暴力団」発言を否定(2019年10月4日配信『朝日新聞』)

4日の野党合同ヒアリングに出席した(左から)日本郵政の鈴木康雄副社長とNHKの高橋正美経営委員、木田幸紀放送総局長=4日午前、国会内 かんぽ生命保険の不正販売問題を報じ、その後続編の放送を目指していたNHKの「クローズアップ現代+」の取材交渉を指して、日本郵政の鈴木康雄副社長(元総務事務次官)が「まるで暴力団」と発言していた問題で、NHKの木田幸紀放送総局長は4日の野党による合同ヒアリングで、「N...

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NHKのかんぽ報道 揺らいだ公共放送の理念(2019年10月4日配信『東京新聞』-「社説」)

 公共放送としての理念を揺るがす事態ではないか。  かんぽ生命保険の不正販売を追及したNHKの番組「クローズアップ現代+(プラス)」を巡り、日本郵政グループから抗議を受けた経営委員会が、上田良一会長を厳重注意していた。  上田会長は郵政側に文書を送り、事実上謝罪した。これに先立ち、NHKは続編の放送を延期し、情報提供を求める動画2本をインターネット上から削除した。  経営委はNHKの最高意思決定機関...

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NHKのかんぽ報道 揺らいだ公共放送の理念(2019年10月4日配信『毎日新聞』-「社説」)

 公共放送としての理念を揺るがす事態ではないか。  かんぽ生命保険の不正販売を追及したNHKの番組「クローズアップ現代+(プラス)」を巡り、日本郵政グループから抗議を受けた経営委員会が、上田良一会長を厳重注意していた。  上田会長は郵政側に文書を送り、事実上謝罪した。これに先立ち、NHKは続編の放送を延期し、情報提供を求める動画2本をインターネット上から削除した。  経営委はNHKの最高意思決定機関...

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郵政副社長「NHKは暴力団と一緒」 野党の聴取に(2019年10月3日配信『産経新聞』)

 かんぽ生命保険の不正販売問題を昨年4月に報じたNHKの「クローズアップ現代+」をめぐり、NHKが日本郵政グループの抗議を受けた問題で、鈴木康雄・日本郵政上級副社長(元総務事務次官)は3日、国会内での野党合同ヒアリング後、記者団に対し、番組の取材手法について「暴力団と一緒」と発言した。 鈴木氏は、NHK側から「取材を受けてくれるなら(情報提供を呼び掛ける)動画を消す」と言われたと説明し、「そんなこ...

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NHK経営委員長辞任を(2019年10月3日配信『しんぶん赤旗』)

放送語る会が要求「放送法違反の疑い」 放送関係者や市民でつくる「放送を語る会」は2日、「『かんぽ不正問題』報道に関し、会長に『厳重注意』処分を行った経営委員会に抗議し、石原進委員長の辞任を求めます」との文書をNHKに提出しました。 文書は、経営委が、番組制作にかかわって上田良一会長に厳重注意したという事実は、経営情報として明らかにされるべきなのに、議事録に記載もされず、公表されなかったのは、「NH...

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NHK経営委 自主自律揺るがす懸念も(2019年10月2日配信『山陽新聞』ー「社説」)

 かんぽ生命保険による不正販売問題を報じたNHKの番組を巡って、日本郵政グループから抗議を受けたNHK経営委員会が、上田良一NHK会長に対して異例の厳重注意をしていた。注意の内容は企業統治(ガバナンス)の強化を求めたもので、番組内容に直接関わるものではないとしているが、一連の経緯を見ると、結果的には報道に介入したともとられかねない。NHKの自主自律を揺るがす懸念をはらんでいる。 問題になった番組は...

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NHK経営委 番組への介入許されぬ(2019年10月2日配信『北海道新聞』ー「社説」)

 かんぽ生命保険の不適切販売を報じた番組を巡り、NHK経営委員会が日本郵政グループからの申し入れを受け、NHKの上田良一会長を厳重注意していたことが明らかになった。 放送法は、放送番組編集の自由を保障しており、NHKについては経営委による個別の番組の編集に対する干渉を禁じている。 経営委の厳重注意は、この規定に抵触する疑いがある。 郵政側の対応も問題だ。自らに不都合な報道をもみ消そうとした意図がう...

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NHK会長謝罪文、放送部門トップが異例の持参 かんぽ報道問題(2019年10月2日配信『毎日新聞』)

 かんぽ生命保険の不正販売問題を追及したNHK番組を巡り、日本郵政グループの要求を受けたNHK経営委員会が昨年10月、同局の上田良一会長を厳重注意した問題で、木田幸紀・放送総局長が郵政側に出向き、番組幹部の発言について事実上謝罪する上田会長名の文書を渡していたことが判明した。 放送部門の最高責任者である放送総局長が個別番組に絡む抗議に直接対応するのは異例だ。  関係者によると、木田氏の派遣は一部の執行部幹...

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