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記事一覧

元看護助手が国賠提訴=患者死亡で再審無罪―大津地裁(2020年12月25日配信『時事通信』)

提訴後に記者会見する西山美香さん=25日午前、大津市© 時事通信 提供 提訴後に記者会見する西山美香さん=25日午前、大津市 滋賀県東近江市(旧湖東町)の湖東記念病院で2003年に死亡した男性患者に対する殺人罪で服役し、再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(40)が25日、違法な捜査で経済的、精神的損害を被ったとして、国と滋賀県に約4300万円の損害賠償を求める訴訟を大津地裁に起こした。 訴状では...

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元看護助手が国賠提訴検討 再審無罪、滋賀の患者死亡(2020年11月21日配信『共同通信』)

西山美香さん 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年にあった患者死亡を巡り県警に逮捕され、殺人罪で懲役12年の判決を受け服役した後、再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(40)が、国家賠償法に基づき、国と県に損害賠償を求めるため大津地裁に提訴を検討していることが21日、代理人弁護士などへの取材で分かった。 西山さんは12月下旬にも提訴したい考えで、再審で弁護団長を務めた井戸謙一弁護士によると...

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元看護助手に補償6千万円 再審無罪、滋賀の患者死亡(2020年10月27日配信『産経新聞』)

会見する西山美香さん=大津市(永田直也撮影) 滋賀県東近江市の湖東記念病院で平成15年にあった患者死亡を巡り県警に逮捕され、殺人罪で懲役12年の判決を受け服役した後、再審無罪が確定した元看護助手、西山美香さん(40)に大津地裁は27日、刑事補償法に基づき補償金約5997万円を支払う決定をした。 西山さんは16年7月に逮捕され、実刑判決が確定した後、29年8月まで和歌山刑務所に服役し、身体拘束の日数...

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無実の罪で13年間拘束の女性、補償金5997万円を地裁に請求へ 湖東病院患者死亡(2020年7月30日配信『京都新聞』)

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に患者を死亡させたとして、殺人罪で懲役12年の判決が確定し服役後、今年3月に再審無罪判決(確定)を受けた元看護助手西山美香さん(40)=彦根市=が近く、刑事補償法に基づき、逮捕後約13年間の身柄拘束に対する補償金として約5997万円を大津地裁に請求することが分かった。 同法は、無罪判決を受けた場合の国の補償手続きを規定している。弁護団によると、西山さんは、滋賀県警に逮捕さ...

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#供述弱者を知る;彼女は発達障害かもしれない 恋愛の危険な心理と7つの重なり(2020年7月19日配信『forbesjapan』)

滋賀県の呼吸器事件では、不当のレベルを超えて違法性が問われるべき次元の捜査が多々あったが、西山美香さん(40)の無実の可能性を示し、再審を訴えるには、そこに焦点を当てるだけでは不十分だった。なぜなら「そうは言っても、彼女は自白しているではないか」という指摘が付きまとい、7回もの裁判でその自白の任意性、信用性が認められているからだ。彼女自身が訴えている「刑事を好きになって自白した」という訴えは、初めて...

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冤罪報道の限界。脱・当局依存の手がかりは「主観」報道だった|#供述弱者を知る(2020年6月28日配信『フォーブスジャパン』)

#供述弱者を知る連載「#供述弱者を知る」サムネイルデザイン=高田尚弥2016年12月半ば、再び大津支局を訪れ、角雄記記者(37)と井本拓志記者(31)との3人で取材班を立ち上げた私は、続く二つのミッションを進めなければならなかった。一つは、両親のもとを記者たちと訪ね、350通余に上る手紙を借り受けるとともに、その内容を詳細に分析すること。もう一つは、主任弁護人で弁護団長の井戸謙一弁護士(66)に面会し、取材への協力を取り...

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無実の罪で服役中、大好きだったおばあちゃんはこの世を去った 冤罪生み出した「黒い正義」~湖東記念病院再審から考える(2020年4月21日配信『京都新聞』)

 無実の罪で服役中、大好きだったおばあちゃんはこの世を去った 冤罪生み出した「黒い正義」~湖東記念病院再審から考える2005年に亡くなった祖母スミさんの墓前で手を合わせる西山さん(2020年4月4日午前10時50分、滋賀県豊郷町八町) 「見守ってくれてありがとう。やっと無罪になりました」。西山美香さん(40)は、判決から一夜明けた2020年4月1日に母方の祖母美恵子さん、4日に父方の祖母スミさんの墓に手を...

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私たちはいつ冤罪で刑務所に放り込まれるかわからない国に生きている(2020年4月20日配信『ダイヤモンドオンライン』)

【橘玲の日々刻々】 2003年5月、滋賀県の病院で男性患者(当時72)が死亡します。その2カ月後、看護助手をしていた20代の女性のもとに、滋賀県警の若い男性刑事から電話がかかってきました。刑事は「亡くなった患者に責任を感じないのか」と強い口調で出頭を求め、看護助手は取調室で患者の遺影を見せられ、「人工呼吸器が外れてアラーム音が鳴ったのに適切な処置を怠った」とはげしく叱責されました。 怖くなった看護助手が「鳴...

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冤罪の検証 独立機関の創設が必要だ(2020年4月19日配信『京都新聞』)

 航空機事故が起きれば、原因を調査し対策を講じる。そうでないと、安心して乗れない。 そんなたとえを、足利事件の冤罪(えんざい)を晴らした佐藤博史弁護士が書いている。 冤罪と分かれば原因を調査し対策を講じる。無実の人の人生を台無しにしたのだから当然のはずだ。 ところが、私たちの国ではそうなっていない。佐藤弁護士は、足利事件を刑事司法が抱える深刻な問題が表面化した「氷山の一角」ととらえている。 西山美...

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滋賀県警は会見で謝罪せず 西山さん「あきれる。また冤罪生む」、湖東病院再審無罪 (2020年4月18日配信『京都新聞』)

滋賀県警滝澤依子本部長 湖東記念病院(滋賀県東近江市)で患者を死亡させたとして滋賀県警に逮捕され、殺人罪で懲役12年の判決を受けて服役した元看護助手西山美香さん(40)が3月、大津地裁での再審で無罪判決を受けたことについて、県警の滝澤依子本部長は17日の定例会見で「真摯(しんし)に受け止める」などと述べ、謝罪などはしなかった。 西山さんは「謝罪せず、不当捜査への見解も示さない姿勢にあきれる。このま...

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「有罪一直線」の警察・検察、求められる弁護士立ち会い 冤罪生み出した「黒い正義」~湖東記念病院再審から考える(2020年4月18日配信『京都新聞』)

滋賀県警が2004年7月24日に作成した西山さんの供述調書のコピー。「眉間のしわ」や「ハグハグ」の描写は、医学的に不合理だと再審判決で認定された 殺人罪で起訴された元看護助手西山美香さん(40)は2005年11月29日、大津地裁の被告席で判決を聞いていた。長井秀典裁判長は判決理由で「自白は詳細で具体的。信用性は極めて高く、任意性に疑いはない」と断じた。だが、地裁は有罪立証に突き進む検察のほころびを...

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「恋心」を刑事が利用、生み出されたうその「自白」 冤罪生み出した「黒い正義」~湖東記念病院再審から考える(2020年4月17日配信『京都新聞』)

 「アラームは鳴っていた」。2004年5月10日、愛知川署(滋賀県愛知川町、現愛荘町)の一室。任意の事情聴取を受けていた西山美香さん(40)は、うそをついた。強圧的な調べに恐怖し、苦し紛れにこぼれた「自白」。このひと言が人生を大きく狂わせる冤罪(えんざい)の始まりだった。 この1年前、湖東記念病院(東近江市)で、西山さんの夜勤中、肺疾患で入院していた男性患者=当時(72)=が意識不明のまま亡くなっ...

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湖東記念病院事件再審無罪 滋賀県警が質問拒否通告 17日定例記者会見(2020年4月16日配信『毎日新聞』)

2019年12月25日付で着任した滋賀県警の滝沢依子(よりこ)・新本部長(51)は同日、県警本部で記者会見し「県民の皆さんの安心安全のため、しっかりと取り組みたい」と抱負を語った。 滋賀県東近江市の湖東記念病院の入院患者死亡を巡って県警に逮捕され、殺人罪で服役した元看護助手の西山美香さん(40)が再審(やり直しの裁判)で無罪判決を受けて確定したことについて、県警は滝沢依子本部長が出席する17日の定例記者会見で質...

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再審無罪確定の西山美香さん 大西裁判長の「説諭」と「判決文」に涙が出た(2020年4月9日配信『デイリー新潮』)

井戸弁護士と握手する西山さん「最近は裁判官が判決朗読の後、余計なお喋りをする」と批判する向きもある。少なくともこの日に限っていえば、そんな声は雑音でしかない。 結論はわかっていた再審裁判だが、この日のハイライトは「説諭」と呼ばれる裁判官の「被告人」への語りかけだった。 3月31日の大津地裁。24歳の時に殺人罪で逮捕されてから16年目の元看護助手・西山美香さん(40)に対し、大西裁判長は冒頭、「主文、被告人...

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<再審巡る法改正>整備遅れ、正義に反する(2020年4月8日配信『京都新聞』)

再審判決で無罪となり、地裁前で弁護士や支援者と並び、マイクを手に感謝の思いを語る西山さん(31日、大津市大津市京町3丁目・大津地裁前) 東近江市の湖東記念病院で2003年、患者を殺害したとして服役した元看護助手西山美香さん(40)の冤罪(えんざい)が晴れて1週間がたつ。裁判をやり直す「再審」では、その課題が浮き彫りになった。刑事司法に対する国民の信頼を回復するには改革がお題目にとどまってはならない...

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滋賀再審無罪 司法の病理直視し改革を(2020年4月7日配信『西日本新聞』-「社説」)

 そもそも患者の死亡に事件性があったのか、それすら疑わしい。警察や検察が見込み捜査で看護助手だった西山美香さんを殺人犯と決めつけ、裁判所もそれを追認してしまった-。 判決の要旨はこうだった。極めて重い結論である。謝罪や補償だけでは済まされない。刑事司法制度の在り方を真剣に見つめ直す契機とすべきだ。 2003年に滋賀県の病院で患者の人工呼吸器の管を外して窒息死させたとして、殺人罪で服役した西山さんの再審...

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密室での「自白」誘導はこう行われた 滋賀・呼吸器事件 元事件記者の獄中精神鑑定医に聞く(2020年4月6日配信『東京新聞』)

 24歳の看護助手だった西山美香さん(40)=滋賀県彦根市=が無実の罪を着せられ、冤罪が晴れるまで16年。取材で見えてきたのは、密室で筋書き通りの「自白」を誘導し、調書の作文も証拠隠しも辞さない捜査の在り方だった。供述弱者はひとたまりもない。獄中で精神鑑定をした小出将則医師(58)に、西山さんが冤罪の罠に絡め取られたプロセスを精神医学の観点からひもといてもらった。獄中鑑定は周到に行われた。事前に西...

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「自白」させたA刑事を「うらみません」 交流記者が見た等身大の美香さん 滋賀・呼吸器事件(2020年4月6日配信『東京新聞』)

和歌山刑務所を出所した西山美香さん(左)と初対面のあいさつを交わす高田みのり記者(右から2人目) =和歌山市内で 西山美香さんと、あるときは取材で、また別の日にはプライベートで交流を重ねた記者たちは、その人柄からも冤罪を確信した。2017年5月、大津支局から獄中の西山さんと文通し、その後半田支局(愛知県)に異動しても交流が続く高田みのり記者(27)が、女性同士の視点から等身大の西山さんを伝える。 ...

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「私は殺ろしていません」獄中から無実を叫ぶ350通の手紙から|#供述弱者を知る(2020年4月5日配信『フォーブス』)

秦融 , OFFICIAL COLUMNIST中日新聞編集委員新連載「#供述弱者を知る」サムネイルデザイン=高田尚弥冤罪(えんざい)は「組織」がつくりだす。一方で、冤罪を解く鍵は「個人」にある。それは、裁判官も記者も同じ──。この取材を通じて、つくづく思うことだ。あらかじめ捜査側が作り上げたシナリオに沿って証拠が集められ、ジグソーパズルのピースを一つ一つ埋めていくように、供述調書が作られていく。事実ではないのに言葉巧みに...

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再審で無罪確定、西山美香さん笑顔「やっと普通の生活に戻れる」(2020年4月4日配信『読売新聞』)

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に患者の人工呼吸器を外したとして、殺人罪で服役し、2日に再審無罪が確定した元看護助手・西山美香さん(40)が3日、大津市内で記者会見し、「完全無罪を勝ち取ったので、やっと普通の生活に戻れる」と喜んだ。 西山さんは04年に逮捕・起訴され、07年、捜査段階の自白を根拠に最高裁で懲役12年が確定。17年8月まで服役した。同12月、大阪高裁が再審開始を決定し、大津...

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滋賀の再審無罪 冤罪生まぬ仕組み急げ(2020年4月4日配信『徳島新聞』-「社説」)

 警察に不都合な証拠が隠され、刑事の自白誘導で、殺人事件に仕立てられたのは言語道断だ。警察と検察、裁判所は捜査と公判を徹底的に検証し、冤罪(えんざい)を生まない仕組みの整備を急がねばならない。 2003年に滋賀県内の病院で患者の人工呼吸器を外し殺害したとして、懲役12年が確定、服役した元看護助手西山美香さん(40)の再審公判で大津地裁は無罪判決を言い渡した。大津地検は控訴せず、西山さんの無罪が確定した。 逮...

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元看護助手無罪 供述弱者守る仕組みを(2020年4月3日配信『秋田魁新報』-「社説」)

 入院患者の人工呼吸器を外し殺害したとして殺人罪で12年の懲役が確定、服役した滋賀県の元看護助手西山美香さん(40)の再審公判で無罪判決が言い渡された。逮捕、起訴から2度の再審請求を経て、2日に無罪が確定するまで実に約15年半。冤罪(えんざい)がもたらした犠牲の大きさを、司法に携わる者全てが改めて認識する必要がある。 患者死亡について、大津地裁の無罪判決は自然死の可能性が高いと指摘した。複数の専門...

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呼吸器外し無罪確定 冤罪生んだ捜査の検証が不可欠(2020年4月3日配信『愛媛新聞』-「社説」)

 滋賀県の病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外し殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定、服役した元看護助手西山美香さんの再審公判で、大津地裁は無罪判決を言い渡した。大津地検はきのう上訴権を放棄し、無罪が確定した。 逮捕から15年9カ月、最初の再審請求から9年半を経て、西山さんはようやく「名誉回復」を果たした。だが、奪われた貴重な時間は戻ってこない。長く汚名を着せられ、人生を狂わされた結果はあ...

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西山さん再審無罪 冤罪根絶へ事件の検証を(2020年4月3日配信『琉球新報』-「社説」)

 滋賀県の病院患者死亡を巡り殺人罪で服役した元看護助手西山美香さんの裁判をやり直す再審で、大津地裁は無罪判決を言い渡した。大津地検は上訴権を放棄し、西山さんの無罪が確定した。2004年7月の逮捕から16年近くたって、無実の罪で12年もの刑に服した西山さんが、ついに冤罪(えんざい)を晴らした。 事件を作り上げ西山さんの自由を奪った警察、検察の人権侵害は断じて許されない。それをチェックできなかった裁判所も...

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滋賀再審無罪/冤罪防止へ抜本的改革を(2020年4月3日配信『神戸新聞』-「社説」)

 滋賀県東近江市の病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定、服役した元看護助手西山美香さん(40)に対する再審で、大津地裁が無罪を言い渡した。大津地検は上訴権を放棄し、判決は確定した。 西山さんは捜査段階では「呼吸器を外した」と自白したが、公判では否認した。ようやく冤罪(えんざい)が認められることになるが、20代から30代にかけて刑務所で過ごした月日は帰...

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湖東病院の患者死亡で無罪が確定 検察が控訴断念(2020年4月2日配信『京都新聞』)

 東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さん(40)=彦根市=を無罪とした大津地裁の再審判決について、大津地検は2日、上訴権を放棄したと発表した。逮捕から約16年が過ぎ、西山さんの無罪が確定した。 西山さんは「すごくうれしい。両親もとても喜んでいる」と話し、3月31日の判決から2日後の上訴権放棄について...

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西山さん再審無罪 「自白偏重」の過ちまたも(2020年4月2日配信『北国新聞』-「社説」)

 自白偏重捜査の過ちがまた明白になった。患者の人工呼吸器を外し殺害したとして懲役刑が確定し、服役した元看護助手西山美香さんの再審公判で、大津地裁は無罪判決を言い渡した。警察、検察は猛省し、「冤罪(えんざい)」を生んだ捜査の手法や過程を徹底的に検証しなければなるまい。 西山さんは、滋賀県の病院で2003年に死亡した患者について「呼吸器のチューブを外した」と自白し逮捕、起訴された。公判で無罪を主張した...

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滋賀患者死亡 冤罪生む捜査を絶たねば(2020年4月2日配信『新潟日報』-「社説」)

 自白を誘導し、都合の悪い証拠は出さない。冤罪(えんざい)を引き起こした不当な捜査手法が厳しく問われた。警察と検察は猛省し、捜査の在り方を徹底検証しなければならない。 滋賀県の病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外し殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さんの再審公判で判決が言い渡された。 大津地裁は「何者かに殺されたという事件性を認める証拠はない」と無罪とした。...

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再審無罪 冤罪被害救済の迅速化を(2020年4月2日配信『熊本日日新聞』-「社説」)

 宇城市松橋町の松橋事件に続いて、再審無罪の判決がまた重ねられた。しかし冤罪[えんざい]の救済には依然として長い年月がかかっており、迅速化を図らなければならない。 滋賀県の病院で2003年、患者の人工呼吸器を外したとして殺人罪が確定、服役した元看護助手の西山美香さん(40)の再審公判で、大津地裁は無罪判決を言い渡した。 西山さんを取り調べた警察官は、西山さんの軽度の知的障害や自分への恋愛感情を利用...

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元看護助手再審無罪(2020年4月2日配信『宮崎日日新聞』-「社説」)

◆証拠開示の法制化を急げ◆ 滋賀県東近江市の病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外し殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定、服役した元看護助手西山美香さんの再審判決で、大津地裁は無罪を言い渡した。確定判決の根拠となった捜査段階の自白について任意性や信用性を否定した。 西山さんは服役中の10年9月に第1次再審請求をしたが再審は認められず、12年9月になって第2次請求を申し立てた。刑期を終えて出所し...

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「やっと無罪もらえたよ」 西山さん、亡き祖母に報告(2020年4月1日配信『東京新聞』)

無罪判決から一夜明けて、祖母の墓参りをする西山美香さん=1日午前、滋賀県彦根市で 滋賀県の病院患者死亡を巡り殺人罪で実刑となり服役し、大津地裁で再審無罪判決を受けた元看護助手の西山美香さん(40)が1日、同県彦根市で祖母の墓参りをし「やっと無罪をもらえたよ。今まで見守ってくれてありがとう」と手を合わせた。 西山さんによると、無実を信じ応援してくれていた祖母美恵子さんは、西山さんが服役中の2011年...

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湖東記念病院事件再審無罪に関する社説・論説集 

元看護助手に無罪/再審のルール整備が必要だ(2020年4月1日配信『河北新報』-「社説」) 裁判をやり直す再審のルール整備が必要だろう。無実の人を救済する再審制度には、証拠開示や審理の迅速化といった課題が少なくない。制度の見直しは、喫緊の課題ではないか。 改めてそう指摘せざるを得ない判決が出た。 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者=当時(72)=の人工呼吸器を外し殺害したとして、殺...

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冤(2020年3月31日配信『中日新聞』-「夕刊」-「夕歩道」)

 冤罪(えんざい)の冤の字は「冂(けい)」と「兎(うさぎ)」から成る。白川静博士の解説によれば、兎が冂(境界)に捕らえられたさまを示す。脱出するものを「逸」というのに対し、遮られて脱出しえないことを「冤」と。 無実の罪で捕らわれている人を「冤囚(えんしゅう)」、無実の罪に陥ることを「冤獄(えんごく)」、無実の罪で苦しめられることを「冤酷(えんこく)」…。「冤」を巡る熟語の多さは、即(すなわ)ち人の...

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無罪の西山さん「まだ実感湧かない」 湖東病院・再審判決で会見(2020年3月31日配信『京都新聞』)

無罪判決を受け会見する西山さん(左から2人目)ら=31日、大津市  滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定、服役し裁判をやり直す再審の判決公判で無罪となった西山美香さん(40)と弁護団が31日、大津市の滋賀弁護士会館で会見した。西山さんは「今日、裁判所から無罪という判決をもらうことができ、とてもうれしく思う。今はまだ判決を聞いたばかりで...

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元看護助手、再審無罪 西山さん 「潔白」に涙 逮捕から15年9ヵ月(2020年3月31日配信『東京新聞』)

再審判決で無罪となり、支援者らと万歳三唱して喜ぶ西山美香さん(右)=31日午後、大津地裁前で 逮捕から約15年9カ月を経て、やっと手にした「真っ白な無罪」-。大津地裁で31日に開かれた「呼吸器事件」の再審判決で、長らく「殺人犯」の汚名を着せられてきた元看護助手の西山美香さん(40)=滋賀県彦根市=の名誉が回復された。長い苦しみから抜け出した西山さんや支援者らは、喜びに浸った。  西山さんは同日朝、...

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「人工呼吸器外し」再審で無罪 殺人罪で服役した女性の名誉回復 湖東記念病院(2020年3月31日配信『京都新聞』)

西山さんの無罪判決を知らせる支援者(31日、大津地裁前)再審無罪判決を受け、支援者らに報告する西山さん(31日午後0時18分、大津市京町3丁目・大津地裁前)支援者に迎えられ大津地裁に入る西山さん(手前右)=31日午前10時3分、大津市京町3丁目 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さん(40)の裁...

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冤罪の原因、踏み込むか? 捜査の不当性言及に注目 湖東病院死亡再審、きょう無罪判決へ(2020年3月31日配信『京都新聞』)

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さん(40)の裁判をやり直す再審は、31日に大津地裁(大西直樹裁判長)で判決が言い渡される。既に無罪は確定的だが、冤罪(えんざい)の原因に地裁がどの程度踏み込んだ判断をするのかが焦点で、大きく3パターンが予想される。 ◆「自然死の疑い」という患者の死因のみ言及 確定判決...

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どう守る「供述弱者」滋賀・呼吸器外し再審、31日に判決(2020年3月29日配信『産経新聞』)

再審判決公判を前に会見に臨む(左から)井戸謙一弁護士、西山美香さん、父の輝男さん、母の令子さん =23日午後、滋賀県彦根市 「供述弱者」という言葉がある。簡単に他者に迎合する傾向があり、取り調べなどで自身の利益を守ることが難しいとされる人たちだ。31日に大津地裁で判決が言い渡される滋賀・呼吸器外しの事件の再審で、逆転無罪が確実視される元看護助手、西山美香さん(40)もその一人。彼女はなぜ、身に覚え...

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呼吸器外し再審 冤罪を招いた検証必要だ(2020年2月13日配信『山陽新聞』-「社説」)

 滋賀県で起きた「呼吸器外し事件」の再審公判が、大津地裁で結審した。検察側は、殺人罪で服役した元看護助手の西山美香さんに対する新たな有罪の立証を断念し、求刑もしなかった。3月31日に予定されている判決で、無罪が言い渡されることが確実な情勢となった。 求めてきた「名誉回復」が現実となる。しかし、逮捕から15年7カ月もの間汚名を着せられ、自由を束縛されてきた西山さんの失ったものはあまりにも大きい。検察...

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弁護団、西山さんの自白は「男性刑事が差し入れなどで“恋愛感情”を利用」と指摘(2020年2月10日配信『毎日新聞』)

 滋賀県の湖東記念病院で2003年に男性患者を殺害したとして、殺人罪で懲役12年が確定し服役した元看護助手の西山美香さん(40)の再審(やり直しの裁判)の第2回公判が10日、大津地裁(大西直樹裁判長)であった。検察側は論告で求刑せず、弁護側は改めて無罪を主張し、結審した。3月31日の判決公判で、無罪が言い渡されることが確実になった。 懲役12年を科した確定判決が、西山美香さんの捜査段階の自白を「犯人しか知り得ない...

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検察側が求刑せずに結審 元看護助手、3月31日に無罪判決へ 湖東記念病院事件再審(2020年2月10日配信『毎日新聞』)

弁護士らとともに笑顔で大津地裁に向かう西山美香さん(中央)=大津市で2020年2月10日午前9時52分再審結審後の記者会見を終え、両親に声をかける西山美香さん(右)=大津市で2020年2月10日午後0時26分再審結審後、記者会見する西山美香さん=大津市で2020年2月10日午前11時47分 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、入院中の男性患者(当時72歳)の人工呼吸器を外して殺害したとして、殺人罪で懲役12年...

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呼吸器外し再審 時間がかかり過ぎる救済(2020年2月4日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 滋賀県の病院で2003年に起きた「呼吸器外し事件」の再審公判が始まった。 検察側は冒頭陳述で新たな立証はしないと明言した。殺人罪で懲役12年が確定、服役した元看護助手の西山美香さんは、無罪が確実となった。 大阪高裁の再審決定から最高裁の確定まで約1年3カ月、さらに開始まで10カ月以上かかった。 再審による人権救済を速やかに図る上で、あまりに時間がかかり過ぎている。制度のあり方を見直すべきではない...

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呼吸器事件再審 冤罪の闇に十分な光を(2020年2月4日配信『東京新聞』-「社説」)

 「呼吸器事件」の再審が、大津地裁で始まった。無理な捜査、虚偽自白、証拠開示の遅れ-を乗り越え、3月にも無罪判決の運び。半面、冤罪(えんざい)を生んだ経緯の検証は短期間の法廷では困難になった。 3日の再審初公判で、元看護助手西山美香さん(40)は、きっぱりと無罪を主張。検察側は短時間の冒頭陳述で「新たな有罪立証はせず裁判所に適切な判断を求める」と早口に。西山さんへの被告人質問は「特にありません」で...

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「逮捕の意味も分からなかった」 無罪確定的な元看護助手、県警の不当捜査語る(2020年2月4日配信『京都新聞』)

再審初公判後の会見で、この日のために施したヒマワリのネイルアートを見せる西山さん(3日午後6時10分、大津市梅林1丁目)被告人質問で確定判決の誤りを証明するため、両手の指を使って60を数える西山さん(大津市京町3丁目・大津地裁) 「私は殺していません」。16年におよぶ殺人の汚名をそそぐため、大津地裁で3日、西山美香さん(40)は再審に臨んだ。言葉を振り絞って弁護人の質問に答え、虚偽の自白に至った経...

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「私は殺していません」無罪が確定的な再審で改めて主張(2020年2月3日配信『朝日新聞』)

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、入院患者の人工呼吸器を外して殺害したとして殺人罪で実刑判決が確定し、刑期を終えた元看護助手の西山美香さん(40)に対するやり直し裁判(再審)の初公判が3日午後、大津地裁(大西直樹裁判長)で始まった。西山さんは「私は殺していません」と起訴内容を否認し、無実を訴えた。 この日は検察側と弁護側の冒頭陳述や被告人質問などがある予定。検察側は新たな有罪立証をしないとして...

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呼吸器外し、午後に再審初公判 元看護助手の女性、無罪へ(2020年2月3日配信『共同通信』」)

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者=当時(72)=の人工呼吸器を外して殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定、服役した元看護助手西山美香さん(40)の再審初公判が3日、大津地裁(大西直樹裁判長)で開かれる。検察側は新たな証拠による有罪立証をしない方針で、無罪の公算が大きい。 初公判では検察側と弁護側の冒頭陳述や、被告人質問などを実施。「殺人ではなく自然死だ」とする弁護側の無罪主張...

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【特集】12年間、刑務所に服役も…覆る”殺人事件”「捜査のヤミ」を追跡取材(2020年1月31日配信『関西テレビ』)

2月に始まる注目の「再審」…“やり直し“の裁判。2003年、滋賀県の病院で入院患者を殺害したとして、元看護助手の女性が12年間も刑務所で服役しました。しかし、その「殺人事件」の存在そのものが覆り、女性に「無罪」が言い渡される見通しになっています。その背景にある「捜査の闇」を追跡取材しました。「自白」が決め手で…12年間、殺人罪で服役1月11日、多くの参拝客に交じって、1人の女性が初詣に訪れました。西山美香さん(40...

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“獄友”は刑事に恋して冤罪となった人――青木惠子さん55歳の世にも数奇な物語(週刊文春WOMAN 2020年 創刊1周年記念号)

相澤 冬樹 若手の男性と間近に接したことがなかった美香さんは外見が良く、優しい言葉をかけてくれる刑事の登場にドキドキしたという。業務上過失致死の疑いのはずがいつの間にか殺人罪になっていた。◆ ◆ ◆ 東住吉事件……1995年(平成7年)、大阪市東住吉区の青木惠子さん(当時31歳)宅から火が出て全焼。娘のめぐみさん(当時11歳)が亡くなった。警察は惠子さんと内縁の夫Bさんによる保険金目当ての放火殺人とし...

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【元記者の心身カルテ33】西山美香さんの手紙(2019年12月17日配信『中日新聞』)

 元看護助手西山美香さん(39)の呼吸器事件で、再審開始決定が大阪高裁でなされてから2年。再審請求に関わった立場で振り返る。 西山さんは16年前、滋賀県の病院で人工呼吸器の管を抜いて患者を殺害したとして、翌年に逮捕された。取り調べで自白したが、獄中から「私は殺(こ)ろしていません」と訴える手紙3百数十通を両親に送り続けた。真実の叫びと感じた中日新聞記者によって取材班がつくられ、キャップの編集委員が...

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滋賀県警、調書捏造…軽度発達障害のある女性、冤罪で12年服役 刑事の証人喚問を拒否

西山美香さんと池田良太弁護士 11月12日 大津市滋賀県警 卑劣な刑事によって、人生の長い時間を奪われた元看護助手に来年3月、ようやく春が訪れる。 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年5月、72歳の男性患者の呼吸器を外して殺したとされ、殺人罪で12年服役した西山美香さん(39)の再審公判が来年2月に始まり、3月末に無罪判決が言い渡される見通しになった。11月12日に大津地裁で開かれた検察、弁護団、裁判所の三者協議で...

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Author:gogotamu2019
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