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記事一覧

大学共通テスト 安心して臨める態勢を(2020年9月30日配信『北海道新聞』-「社説」)

 来年1月に初めて実施される大学入学共通テストの出願受け付けが始まり、大学入試に向けた動きが本格的にスタートした。 共通テストは読解力や思考力を重視し、従来のセンター試験とは形式や設問が様変わりする。 その初年度に新型コロナ禍が生じた。長期休校など予想外の事態が続き、受験生の不安は大きい。 テストは学習の遅れに配慮し、二つの日程を設定するほか、感染した場合に備えて追試も行う。 だがコロナ感染の収束...

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大学共通テスト 受験生の立場を第一に(2020年6月13日配信『京都新聞』-「社説」)

 新型コロナウイルス感染症による休校が続き、延期論も取り沙汰された大学入学共通テストは、予定通り来年1月16、17日に実施される見通しとなった。 文部科学省が、全国高等学校長協会のアンケートで国公私立高の約7割が予定通りの実施を求めていることを踏まえたという。広告 新型コロナによる休校は今年3月以降、長い地域では3カ月に及ぶ。現在も分散登校などを続ける学校がある。 短期間で再開した地域と比べ、受験...

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安倍応援団の攻撃に怯まない「#検察庁法改正に抗議します」の有名人たち…小泉今日子は「読んで、見て、考えた。その上で今日も呟く」(2020年5月12日配信『リテラ)

上・裕木奈江/東ちづるTwitterより 多数の著名人を含む人びとがTwitter上で声をあげた「#検察庁法改正案に抗議します」。ついには900万ツイートという驚異的な数字を叩き出しているが、一方、安倍首相はこうした市民の声も無視して検察庁法改正案を明日か明後日にも衆院内閣委員会で強行採決することを目論んでいる。 しかも、ネット上では声をあげた著名人たちに「知らないくせに言うな」「政治的発言をするなんてガッカリ」な...

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新共通テスト 受験産業への認識が甘い(2020年2月25日配信『産経新聞』-「主張」)

 令和2年度から始まる大学入試の新共通テストをめぐり、複数の国語の問題作成委員が辞任していたことが分かった。あろうことか、民間の入試対策本の執筆に携わっていたためである。 立場を忘れ入試の信頼を損ねた責任は重い。 萩生田光一文部科学相は会見で「誤解を招くような仕事に、期間中に携わることは好ましくない」と述べ、大学入試センターにルールの厳格化や倫理観を高めることを求めた。 作問委員がなぜそうした倫理...

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入試の主体性評価(2020年2月23日配信『しんぶん赤旗」-「主張」)

生徒の学びをゆがめる愚策だ 文部科学省は、2021年実施の入試から各大学の一般選抜で「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を評価し、合否判定に使えるシステムを導入する計画です。これによって、高校での学びがまるごと電子データに蓄積され、その管理に民間事業者が関与することに、教育現場から深刻な懸念が出ています。その中で、萩生田光一文科相は21日の会見で、評価の内容や手法などを、協力者会議を設置...

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大学共通テスト 作問の公正性保たねば(2020年2月23日配信『北海道新聞』-「社説」)

 大学入試センターへの信頼が揺らぎかねない事態だ。 新年度から始まる大学入学共通テストで、国語の問題作成に携わる複数の委員が民間出版社から対策問題集を出版していた。 同じ人間が試験問題も対策本も、では試験の公正さを疑われるのは当然だ。委員らは内部の批判を受けて辞任したとされる。 センターは「社会的な誤解を招く行為」と認めたが、詳細は説明せず、新年度の共通テストへの影響はないと一方的に結論づけた。 ...

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【大学入試の改革】「期限ありき」は避けよ(2020年2月18日配信『福島民報』-「社説」)

 文部科学省は大学入試の在り方を検討する会議を設け、既に三回の会合を開いた。より良い改革を目指し、委員が議論を重ねている。 十一カ月後の二〇二一(令和三)年一月に初回を迎える大学入学共通テストで、英語民間検定試験の活用と導入、国語と数学の記述式問題の導入が共に見送られた。検討会議は今年末までに、今後の入試の方向性について結論を示す予定だ。だが、話し合いの時間を区切る「期限ありき」は避けるべきだ。話...

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国語試験時間80分に短縮 数学は変更なし 来年の「大学共通テスト」方針(2020年1月30日配信『東京新聞』)

 文部科学省と大学入試センターは29日、来年の「大学入学共通テスト」について、国語、数学の記述式問題の見送りを受けた変更を発表した。国語は大問の一つが丸々なくなり、試験時間も20分短縮される。数学は試験時間は変わらず、出題の分量なども大きく変更しないとしている。 今年まで実施された大学入試センター試験の国語は、4つの大問を80分で解く200点満点だった。共通テストでは時間を20分延長し、記述式の小...

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歴史認識と高校生(2020年1月28日配信『山陰中央新報』-「明窓」)

 大学入試共通テストへの英語民間試験と国語・数学の記述式問題の導入見送りに続く第3のドタキャンになるのでは-2022年度から導入される新科目の高校の歴史総合について島根県の教育関係者からこんな声を聞いた▼近現代を中心に世界史と日本史を融合させながら、今日的な課題を生徒自身に考えさせ、主体的に学ばせるのが学習目標。今流行の課題探究型学習だが、何をどう教えていいやら現場の教員らは戸惑っているという▼その...

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大学入試改革 公平公正へ丁寧な議論を(2020年1月24日配信『山陽新聞』-「社説」)

 見通しの甘さから大きな混乱を招いた大学入学共通テストの、仕切り直しの議論が始まった。教育現場の声を丁寧に聞き取り、受験生の不安を解消することが必要だ。 新年度から始まる共通テストでは、予定されていた英語民間検定試験や国語・数学の記述式問題の導入が昨年、相次いで見送られた。どちらも安倍政権の政治主導による改革の目玉だったが、公平性や公正性に疑問符がついた。 以前から居住地域や経済状況における格差、...

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共通テスト「再試行せず」 記述式見送りで文科相(2020年1月22日配信『東京新聞』)

 来年から実施予定の大学入学共通テストについて、萩生田光一(はぎうだこういち)文部科学相は21日の閣議後会見で、あらためて試行調査を行う予定はないと述べた。試行調査は2017、18年度の2回行われたが、英語民間検定試験と国語・数学記述式問題の導入見送りで当初の想定と違う形となり、教育関係者は「試行調査を行わないのは、テストとしての適格性が疑われる」と指摘している。 試行調査は、本番前に新しいテスト...

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センター試験 積み残した大きな課題(2020年1月22日配信『朝日新聞』-「社説」)

 大学入試センター試験が31年の歴史に幕を下ろした。高校や大学から「改良を重ね、思考力を問う良問が増えた」と、一定の評価を受けた試験だった。 思考力のさらなる重視をかかげて「共通テスト」に切り替わるが、英語民間試験と記述式問題の導入をめぐる迷走から、なお行方が定まっていない。まずここをはっきりさせ、受験生の不安を解消する必要がある。あわせて中長期的な視点から、あるべき入試制度について検討を深めるべ...

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大学入試改革 現場に耳傾けて議論を(2020年1月20日配信『北海道新聞』-「社説」)

 大学入試改革を仕切り直す文部科学省の有識者会議が始まった。 新年度から始まる大学入学共通テストへの導入が見送られた英語民間検定試験や、国語・数学の記述式問題の扱いを話し合う。 文科省は、新学習指導要領で学んだ高校生が受験する2024年度の入試からの変更を念頭に、年内に結論を出す考えだが、この日程では十分な議論は望めまい。 焦点は英語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能評価となる。座長は根本から考...

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入試改革の混乱(2020年1月19日配信『南日本新聞』-「南風録」)

「今年で決めておいた方がいいよ」。東京で高校の教員をしている旧友から来た年賀状に添え書きがあった。愚息の大学受験を気遣い、なるべく浪人しないよう、やんわり忠告してくれたのだ。 さらに小さな字で「来年はどうなるか分からないから」と付け加えていた。新たな大学入学共通テストを巡る混乱を見ていると、なるほど1年後の状況は見通せない。決められるものなら決めておきたいのが受験生の心境に違いない。 英語民間検定...

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[新入試検討会議] 失敗の経緯 徹底検証を(2020年1月18日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 現場の意見を軽視した制度設計や、受験生を混乱させた土壇場での見送りなど、失策の経緯を徹底的に検証すべきだ。 大学入学共通テストの目玉だった英語民間検定試験と記述式問題の導入見送りを受け、入試改革を話し合う文部科学省の検討会議が始まった。 会議冒頭、萩生田光一文科相は、英語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能の測定は重要だとし、2024年度をめどに英語入試を見直す考えを重ねて表明した。民間試験活用...

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拙速な改革(2020年1月18日配信『北海道新聞』-「卓上四季」)

「何らの社会的関心も持たずにただ学校を卒業しさえすれば好いというような気持ちで大学へ入ってくる」「今日の学生は種々のことを知っているが、何事も根本的に知っていない」「断片的な知識をどれほど集めても真の知識ではない」▼お定まりの「いまどきの学生」批判とも読めるが、書かれたのは83年前である。筆者は哲学者の三木清で、論題は「学生の知能低下に就いて」(「文芸春秋」にみる昭和史)。戦前の大学生と言えば、ご...

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新大学入試の検討会議 まずは制度破綻の検証を(2020年1月13日配信『毎日新聞』-「社説」)

 大学入学共通テストの今後のあり方を検討する文部科学省の有識者会議が15日、初会合を開く。導入が見送りとなった英語民間試験や国語・数学の記述式問題の扱いなどを話し合う。 当面は委員が自由に意見を交わし、1年間をめどに結論を出す。まずは制度が頓挫した原因を分析し、再び迷走する事態を防がなければならない。 特に詳しい検証が必要なのは英語民間試験導入の破綻だろう。文科省は新たな英語試験を2024年度の入...

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筑波大医学群入試、身長体重書かせる 「不必要」と指摘(2020年1月9日配信『朝日新聞』)

 筑波大が、医学群医学類の入学試験の一環で実施している受験生の適性を見るための心理テストで、身長や体重を記入させていたことがわかった。「判定に不必要な個人情報ではないか」との声があり、今後扱いを検討するという。 問題が指摘されたのは、2018年から推薦入試や一般入試で学科試験などと組み合わせて合否判定に使っているSCTと呼ばれる心理テスト。 日本SCT学会の会長を務める伊藤隆一法政大教授によると、...

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大学入試英語 失敗繰り返さぬために(2020年1月6日配信『朝日新聞』ー「社説」)

 英語民間試験や国語・数学の記述式問題の導入延期を受け、大学入学共通テストの今後のあり方を話し合う有識者会議が、15日に最初の会合を開く。 今回の混迷と破綻(はたん)の原因は、政府が実施ありき・期限ありきで物事を進め、疑問や批判に耳を貸さなかったことにある。 慎重論を唱えた専門家は文部科学省が設けた検討の場から次第に遠ざけられ、しかもその会議の多くは非公開で行われた。問題が広く共有されぬまま、土壇...

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2020年の教育展望 大学入試改革、仕切り直しに(2019年12月5日配信『日本経済新聞』)

2020年は大学入試改革の仕切り直しに向けた議論が活発になる見通しだ。大学入学共通テストでの活用・導入の見送りが決まった英語民間試験や記述式問題の今後の扱いなどが焦点になる。低所得世帯を対象にした高等教育の無償化が始まり、小中高校での新カリキュラム導入の動きも本格化するこの一年。教育を巡る動きを展望した。■英語民間試験の活用可否が焦点に 「仕組みを含めて抜本的に見直しを図っていきたい」。19年11月、萩生...

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大学入試は記述式が当たり前、フランスの仕組みとは? 専門家が語る日本との大きな違い(2019年12月29日配信『京都新聞』)

「大学共通テストで論述試験を導入するなら、採点者の土台が必要だった」と語る細尾准教授(京都市北区・立命館大) 2020年度に始まる大学入学共通テストを巡り、政府が国語と数学への記述式問題の導入見送りを決定した。記述式の何がいけなかったのか。フランスでは大学入学資格を得ることができる試験は全て記述式という。同国の教育に詳しい立命館大文学部の細尾萌子准教授は、今回の見送りの背景には両国の採点体制の違い...

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大学入試のあり方巡る検討会議 座長に三島・東工大前学長(2019年12月27日配信『日本経済新聞』) 

萩生田光一文部科学相は27日の閣議後の記者会見で、大学入試のあり方を議論する検討会議を設け、座長に東京工業大前学長で名誉教授の三島良直氏を選んだと発表した。委員は大学教授や高校、大学の代表者ら計18人で、2020年1月15日に初会合を開く。同年末までに結論を取りまとめる。会議は、20年度から始まる大学入学共通テストで、英語民間試験の活用と記述式問題の導入が見送られたことを受けて設置した。検討事項は...

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信じられない萩生田発言 池上彰さん「報じぬ記者鈍い(2019年12月27日配信『朝日新聞』)

萩生田文科相の「端境期」発言を伝える24日付の朝日新聞朝刊34面の記事(右)と、フィンランドの新首相についての同日付毎日新聞夕刊2面のコラム池上彰の新聞ななめ読み 大学入試に民間の英語試験を利用する案は、萩生田光一文科相の「身の丈発言」で潰れましたが、萩生田大臣は、またも問題発言をしています。朝日新聞12月24日付朝刊の34面に、次の記事が出ていました。高等教育支援の対象外、文科相「端境期なのでご...

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英語民間試験 文科省が議事録公開(2019年12月125配信『しんぶん赤旗』)

地域間格差出ないのか 障害者に配慮できるか検討会で懸念続出 文部科学省は24日、非公開としてきた大学入学共通テストでの英語民間試験の活用を議論した同省「検討・準備グループ」の1~9回目の議事録を公開しました。地域間格差や障害者への配慮に対する懸念が相次ぎ、9回目の会合でも「本当に実施できるのか」との疑問が出されていました。安倍政権が英語民間試験の抱える深刻な問題を認識しながら、導入ありきで突き進ん...

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NHKが英語民間試験批判のウェブ記事を削除、社会部を緊急招集し自粛要請! 安倍政権が「桜を見る会」追及のウェブを標的に圧力か(2019年12月25日配信『リテラ』)

NHKが英語民間試験批判のウェブ記事を削除、社会部を緊急招集し自粛要請! 安倍政権が「桜を見る会」追及のウェブを標的に圧力かの画像まともな説明なく突如削除されたNHK NEWS WEBの記事 “安倍サマの犬HK”と揶揄されて久しいNHKで、またぞろ“報道圧力問題”が浮上してきた。圧力にさらされているのは、NHK社会部の現場記者たちだ。 実は、NHKではここ数年、上層部の意を汲んだ政治部が安倍政権のヨイショ報道に終始し、政府批判...

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萩生田文科相「身の丈」あんたが大賞(2019年12月25日配信『日刊スポーツ』―「政界地獄耳」)

★年末にもなると、今年1年の出来事を振り返り、その中でもえりすぐりの出来事に賞を渡そうという「○○大賞」が決まろうという時期だ。今年11月、西日本新聞が「暴言大賞」をコラムで扱った。「19年の大賞に強く推したいのは、萩生田光一文部科学相の『身の丈』発言である。大学入学共通テストの英語民間検定試験導入について『家庭の経済状況や住む地域によって不公平が生じるのではないか』という趣旨の質問に対し『自分の身の丈に...

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会議で“格差懸念”も…民間試験ゴリ押しした文科省の不可解(2019年12月24日配信『日刊ゲンダイ』)

 来年度から実施される大学入学共通テストに、あわや導入されかけた英語民間試験。文科省が18年に設置した有識者会議(非公開)の議事録によれば、委員から経済的・地理的格差を懸念する発言が相次いでいたことが分かった。議事録は朝日新聞が入手し、24日報じた。 9月の会議では、委員が実施見送りを含む判断を迫ったのに対し、文科省は「重く受け止め、対応を検討したい」と空返事。結局、自身の「身の丈発言」がきっかけ...

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失敗の本質(2019年12月24日配信『京都新聞』ー「凡語」)

 太平洋戦争で最も無謀といわれたインパール作戦は、戦死者約3万人を出す惨憺(さんたん)たる失敗に終わった。食料や兵器の補給を軽視し、作戦を主導した司令官を誰も止められなかった▼英領だったインド北東部の2千メートル級の山系を徒歩で越える強行軍。部下からは異論も出たが「果敢な突進こそ戦勝の近道」とする司令官は聞く耳を持たず、その上司も許容した▼旧日本軍の組織に関する研究書「失敗の本質」は、客観的情勢を過...

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大学入試改革  経緯を検証し責任明確に(2019年12月23日配信『熊本日日新聞』ー「社説」)

12月23日 08:01 2020年度から始まる大学入試共通テストを巡り、萩生田光一文部科学相が、「安心して受験できる体制を早急に整えることは困難だと判断した」とし、国語と数学で導入予定だった記述式問題も見送ると発表した。 英語の民間検定試験導入に続き、共通テストの二つの目玉が白紙撤回されたことは、政治主導で始まった入試改革の意義自体に疑念を感じさせる。受験生や学校現場を大きな混乱に陥れた責任はどこにあるの...

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「入試改革やめて」高校生らが抗議 文科省前(2019年12月21日配信『東京新聞』)

大学入学共通テストを巡り、文科省前で問題点を訴える東京都の高校2年の男子生徒=20日午後 2021年1月から導入する新しい「大学入学共通テスト」の実施など一連の大学入試改革を白紙にし、現行の大学入試センター試験を継続するよう求める抗議集会が、20日夜、文部科学省前で開かれた。元高校教諭の田中真美さんが呼び掛け、教諭や高校生、予備校講師らが参加した。 共通テストについては、改革の2本柱だった英語の民...

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大学共通テスト(2019年12月20日配信『しんぶん赤旗』-「主張」)

延期ではなくきっぱり中止を 2021年1月に実施される大学入学共通テストでの国語・数学の記述式問題について、萩生田光一文部科学相は17日、導入見送りを表明しました。高校生をはじめ教育関係者が声を上げ、野党が結束してたたかった大きな成果です。英語の民間試験利用を延期したこととあわせ、安倍晋三政権が推進した「入試改革」で共通テストの2本柱が破綻しました。混乱を招いた責任重大 英語の民間試験も国語・数学...

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記述式見送り 共通試験にはなじまない(2019年12月20日配信『北国新聞』ー「社説」)

 大学入学共通テストに記述式問題を導入する政府方針が見送られた。ぎりぎりのタイミングとはいえ、方針転換に踏み切った判断は間違っていない。 私たちは以前から、民間の英語試験と同様に、国語と数学への記述式問題導入に反対してきた。大学入学共通テストは、50万人を超える受験生の学力を、短時間のうちに分かりやすく、正確に測る必要がある。記述式問題は手間暇がかかる上、採点のぶれが大きい。採点ミスも避けられず、...

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自分の頭で考える(2019年12月20日配信『愛媛新聞』ー「地軸」)

 自分の頭で考える人になるためには、自分の頭で考える回数を増やすようにするのがいいという。コピーライターの糸井重里さんが著書「他人だったのに。」(ほぼ日)で書いている▲大きな問題があれば小さな問題の組み合わせとする。そして問題の答えを日々出していく。毎日、今日できることを自分なりに考え、判断するのだ。その回数が積み重なれば「自分で考える人になる」▲考えれば、もっと早く方針転換を決断できたような気がし...

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主役はもちろん受験生(2019年12月20日配信『南日本新聞』ー「南風録」)

 気に入らないと、食事中でも構わずちゃぶ台をひっくり返す。NHK連続テレビ小説「スカーレット」で、ヒロインの父親が見せる粗野な振る舞いは頑固おやじの理不尽さを際立たせる。 物事が仕上がる頃になって横やりを入れて振り出しに戻す。ちゃぶ台返しは、力のある者の横暴な行為を指す。しかし、時にはこんな荒業が必要な場合もあるのかもしれない。 2020年度から始まる大学入学共通テストで、国語と数学の記述式問題の...

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各大学の2次試験でも判断できる(2019年12月20日配信『東奥日報』ー「天地人」)

 かつて、大橋巨泉さんが司会を務めていた「クイズダービー」というテレビ番組があった。レギュラー解答者の1人だった女優の竹下景子さんは、「3択の女王」としてお茶の間の人気を集めた。 三つの選択肢から正解を選ぶ問題にめっぽう強かった竹下さん。無論、単なる当てずっぽうだったはずはない。勘の良さに加えて、豊富な知識と柔軟な思考力があったのだろう。 大学入試センター試験や前身の共通1次試験に採用されてきたマー...

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入試記述式見送り 制度設計が間違っている(2019年12月19日配信『琉球新報』-「社説」)

 50万人分を超える答案を20日間で採点する。中には想定外の解答も出てくる。作業に当たるのは学生アルバイトを含む8千~1万人だ。出題者の意図を正しく理解し、完全な同一基準で公平に点数を付けるなど、およそ不可能だ。 2020年度開始の大学入学共通テストは、国語と数学の記述式問題の導入が見送られた。採点ミスへの懸念や受験生による自己採点の困難さといった課題が解決できないためだ。 共通テストでは、英語民間検...

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記述式テスト見送り 政治の責任、明確にせよ(2019年12月19日配信『高知新聞』ー「社説」)

 2020年度から始まる大学入学共通テストを巡り、国語と数学への記述式問題の導入見送りが決まった。 萩生田光一文部科学相は会見で「受験生が安心して受験できる体制を整えることが困難になった」と述べた。受験生50万人を対象とする記述式の採点には公平性や公正さの確保に疑念が残ったままだ。見送りは当然である。 今後については「真っさらな状態で対応する」とした。事実上の白紙撤回である。共通テストのもう一つの...

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記述式テスト見送り 政治の責任、明確にせよ(2019年12月19日配信『中国新聞』ー「社説」)

 2020年度から始まる大学入学共通テストを巡り、国語と数学への記述式問題の導入見送りが決まった。 萩生田光一文部科学相は会見で「受験生が安心して受験できる体制を整えることが困難になった」と述べた。受験生50万人を対象とする記述式の採点には公平性や公正さの確保に疑念が残ったままだ。見送りは当然である。 今後については「真っさらな状態で対応する」とした。事実上の白紙撤回である。共通テストのもう一つの...

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「Q・依存症ってなに?」(2019年12月19日配信『福井新聞』ー「越山若水」)

 「Q・依存症ってなに?」「A・特定の何かに心を奪われ『やめたくても、やめられない』状態になることです」―。厚生労働省のホームページに掲載された啓発用の記事である▼依存症には大きく分けて、アルコールや薬物など「物質への依存」と、ギャンブルやゲームなど「プロセスへの依存」の2種類がある。ただどちらにも共通しているのは、繰り返すうちにより強烈な刺激を求め、自分の意思でコントロールできなくなることだという...

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大学入試改革 民間活用ありきを見直せ(2019年12月18日配信『西日本新聞』ー「社説」)

 2020年度から始まる大学入学共通テストの国語と数学への記述式問題の導入が見送りとなった。英語の民間検定試験導入と並ぶ大学入試改革の2本柱がともに崩れたことになる。改革は事実上白紙に戻った。 文部科学省は大学入試改革の抜本的見直しに入る。民間活用のあり方も検証すべきだ。積み残された課題は重い。 50万人規模の記述式解答を、短期間にミスなく採点できるのか。出願の判断材料となる自己採点と実際の得点のズレは...

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記述式見送り 制度設計お粗末過ぎる(2019年12月18日配信『秋田魁新報』ー「社説」)

 2020年度に始まる大学入学共通テストを巡り、萩生田光一文部科学相は国語と数学への記述式問題の導入を見送ると発表した。 共通テストは現行の大学入試センター試験の後継として、21年1月に1回目が行われる。目玉は国語と数学の記述式問題、英語の民間検定試験だった。先月見送りが決まった英語の民間試験に続き、国語と数学の記述式も同様の結果となったことで、大学入試改革の旗を掲げた共通テストは土台から揺らぐ事...

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大学入試改革 現場に軸足を置かねば(2019年12月18日配信『信濃毎日新聞』ー「社説」)

 制度のずさんさがあらわになり、大学入試改革の意義は見いだせなくなっている。政府は共通テストへの移行を断念し、政治主導で進めてきた改革のあり方を根本から見直すべきだ。 共通テストの国語と数学への記述式問題の導入を見送ると萩生田光一文部科学相が表明した。英語の民間試験の活用を先送りしたことと合わせ、入試改革は2本柱を欠くことになった。 採点ミスが防ぎきれないことに加え、受験生の自己採点とのずれを解消...

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[記述式見送り] 責任の所在 明確にせよ(2019年12月18日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 導入ありきで、受験者置き去りのままに混乱を招いた文部科学省の大失態だ。採点ミスの懸念や自己採点の精度の問題に抜本的解決策を示せず、大学入試改革は破綻した。試験実施の約1年前に制度が覆る異常事態である。 2020年度開始の大学入学共通テストを巡り、萩生田光一文部科学相は17日の閣議後記者会見で、国語と数学への記述式問題導入を見送ると発表した。「受験生の不安を払拭(ふっしょく)し、安心して受験できる...

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共通テ記述式見送り(2019年12月18日配信『宮崎日日新聞』ー「社説」)

◆受験生振り回す改革 断念を◆ 2020年度から始まる大学入学共通テストで、英語の民間検定試験に続き、国語と数学で導入予定だった記述式問題も見送りが決まった。受験生の懸念が広がり、二つの目玉を失って入試改革は振り出しに戻った。これ以上、受験生を振り回してはならない。 文部科学省は、受験生に大きな影響が及ぶ入試の変更は2年前までの予告を原則にしてきた。入試まで1年近くで、立て続けの変更は異常だ。期限を...

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大学入試改革  もう受験生を振り回すな(2019年12月18日配信『佐賀新聞』ー「論説」)

 2020年度から始まる大学入学共通テストで、英語の民間検定試験に続き、国語と数学で導入予定だった記述式問題も見送りが決まった。実施が近づくにつれて受験生の懸念が広がり、二つの目玉を失って入試改革は振り出しに戻った。疑問点が解消されなかっただけに、見送りは当然だが、これ以上、受験生を振り回してはならない。 文部科学省は、受験生に大きな影響が及ぶ入試の変更は2年前までの予告を原則にしてきた。入試まで...

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記述式見送り/政治の責任も問うべきだ(2019年12月18日配信『神戸新聞』)

 萩生田(はぎうだ)光一文部科学相はきのう、2020年度からの大学入学共通テストで導入予定だった国語と数学の記述式問題を取りやめると発表した。「安心して受験できる体制を早期に整えることは難しいと判断した」と述べた。 何を今さら、である。 実施まであと1年という土壇場になって、やっと正式に見送りが表明された。しかし、教育現場の混乱は収まる気配がない。説明も至って不十分だ。 記述式を巡っては採点ミスの...

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記述式の見送り/導入を決めた経緯の検証を(2019年12月18日配信『河北新報』ー「社説」)

 2020年度に始まる大学入学共通テストで出題が予定されていた国語と数学の記述式問題の導入が見送られた。採点の公平性などに当の受験生からも疑問が呈された記述式問題の事実上の撤回は、当然の判断だと言える。 先に見送りが決まった英語の民間試験導入とともに、国語と数学の記述式の拙速な導入と採点の民間委託が、どんな議論を経て、何を目的に決まったのか。その詳細な検証と公表を文部科学省には求めたい。 今回の大...

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記述式入試問題 導入見送りの責任重い(2019年12月18日配信『北海道新聞』ー「社説」)

 萩生田光一文部科学相は、来年度始まる大学入学共通テストの国語と数学の記述式問題について、導入見送りを表明し、陳謝した。 「受験生が安心して受験できる体制を整えるのは困難」との判断で、事実上の白紙撤回といえる。 もう一つの目玉だった英語民間検定試験の活用も延期が決まっており、入試改革は根底から覆った。失敗というほかない。 当初から多くの疑念が示されながら抜本的な解決策を示せず、受験生や教育現場を翻...

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記述式見送り 安易な改革繰り返すな(2019年12月18日配信『東京新聞』-「社説」)

 受験生の気持ちを五文字で表すとしたら「ふざけるな」だろう。大学入学共通テストで記述式問題の見送りが決まった。穴だらけの「改革」をなぜ止められなかったのか。検証と猛省が必要だ。 記述式は国語、数学で導入が予定されていた。見送りを決めた理由として萩生田光一文部科学相は、採点を請け負うベネッセの関連会社による採点者の決定が試験直前になることなどを挙げた。 約1万人が必要となる採点者にはアルバイトも含ま...

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「記述式」見送り 責任ごまかしては0点だ(2019年12月18日配信『産経新聞』-「主張」)

 大学入試センター試験に代わる共通テストについて、萩生田光一文部科学相が国語と数学の記述式問題の導入見送りを発表した。「安心して受験できる体制を早急に整えることは困難」などと理由を述べたが、その判断自体が遅すぎた。 記述式は各大学の個別試験に任せればよい。入試改悪を早急にやめるべきだ。 この混乱について説明せよ-。まず受験生はじめ国民の多くが抱く問いに答えねばならない。 萩生田氏は会見で「過去の大...

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Author:gogotamu2019
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