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記事一覧

教皇ミサ参加の韓国人被爆者ら、福岡空港で5時間足止め

来日時に携えていた旅券と被爆者健康手帳を手に、入国審査の状況を説明する韓国原爆被害者協会の沈鎮泰・陜川支部長=韓国・慶尚南道陜川郡 ローマ教皇が11月に長崎市で開いたミサに招待された韓国人被爆者らが、福岡空港での入国審査で約5時間にわたり足止めされていたことがわかった。被爆者らは3日、韓国政府に対し、日本側から理由を聞き取るよう文書で要求する。福岡出入国在留管理局は取材に対し、事実関係を認めたうえ...

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【ローマ教皇】「核なき世界」へ重い言葉(2019年11月28日配信『高知新聞』ー「社説」)

 キリスト教カトリック教会のトップに立つフランシスコ・ローマ教皇が、日本での4日間の「祈りの旅」を終え帰国した。 滞在中、広島、長崎の被爆地を訪れ、東日本大震災の被災者らとも交流した。核廃絶や貧困、環境など、地球規模の課題に警鐘を鳴らした重いメッセージを心に刻みたい。 とりわけ印象深かったのが、被爆地での演説である。 長崎で「核兵器の保有は、人の心が深く望む平和と安定への答えではない」と述べ、広島...

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教皇の脱原発 心強く受け止めたい(2019年11月28日配信『東京新聞』-「社説」)

 ローマ教皇フランシスコが原発利用への反対を表明した。東日本大震災被災者らの悲しみの声を聞いた後での、踏み込んだ発言だ。核廃絶に加えて明確にした、脱原発の理想を共有したい。 訪日からローマに戻る機中での会見で教皇は「日本が体験したトリプル災害(地震、津波、原発事故)はいつでも起きる可能性がある。原子力利用は完全な安全性を確保するに至っていないという意味で限界がある」と指摘。個人的な意見とした上で「...

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教皇「原発やめるべき」 「事故起きれば重大な被害」と警告(2019年11月27日配信『共同通信』)

26日、訪日を終え、ローマに戻る特別機内で記者会見する教皇フランシスコ ローマ教皇フランシスコは26日、原発はひとたび事故となれば重大な被害を引き起こすとして「完全に安全が保証されるまでは利用すべきではない」と警告した。教皇庁(バチカン)はこれまで原発の是非について立場を明確にしておらず踏み込んだ発言。東京からローマに戻る特別機の中で、記者会見し述べた。 日本滞在中は、核廃絶への強いメッセージと比...

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ローマ教皇/言葉を未来に生かしたい(2019年11月27日配信『神戸新聞』ー「社説」)

 約13億人の信者を抱えるカトリック教会トップのローマ教皇フランシスコが4日間の日程で来日した。 長崎と広島を訪問し被爆者と面会したほか、東京では東日本大震災の被災者らと交流し、示唆に富んだメッセージを世界に向けて数多く発信した。 私たちはそれらを未来に生かしていかねばならない。 核兵器の廃絶は教皇のかねての持論だが、注目すべきはこれまでのカトリック教会の姿勢と異なり、攻撃を防ぐために核兵器を持つ...

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ローマ教皇 核廃絶の訴え 共に前へ(2019年11月27日配信『北海道新聞』ー「社説」)

 核の脅威が高まる今こそ、宗教を超えて真剣に耳を傾けたい。 ローマ教皇フランシスコが来日し、きのう帰国した。教皇の来日は1981年のヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶり2度目だ。 今回は被爆地の広島と長崎から核兵器廃絶のメッセージを世界に発信することが目的だった。 教皇は「核兵器から解放された平和な世界を実現するには全ての人の参加が必要」「核兵器の脅威に対して一致団結を」と訴えた。 しっかりと受け止...

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ローマ教皇が説いた平和の処方箋(2019年11月27日配信『日刊スポーツ』―「政界地獄耳」)

★スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが、1963年に発表した「冬の光」。漁師はこのところ口をつぐんだままだ。中国が水爆実験をしたというニュースを新聞で読み、中国はこれから原爆を持つことになると思い悩む。牧師はうまく受け止められずにいると漁師は自殺してしまう。ベルイマンの「神の沈黙」3部作の一作のテーマだ。★「神よ、どれほどの生贄が必要か、まだ満足しないのならば私の命を奪え」とは72年の「ポセイドン...

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ローマ教皇 日本で語ったことばから見えたもの(2019年11月26日配信『NHKニュース』)

ローマ・カトリック教会の教皇として38年ぶりに日本を訪れたフランシスコ教皇は26日昼前、羽田空港をたちバチカンへ帰国の途につきました。4日間滞在した日本で何を語ったのか、ことばから振り返ります。フランシスコ教皇とは ・82歳。アルゼンチン出身で2013年に教皇に選出される。・リベラルで、貧しい人に積極的に寄り添おうとする姿勢は世界中の信者から支持を得ている。・ツイッターのフォロワーは1800万人超。・若い頃、宣教...

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[ローマ教皇訪日]「行動」求める言葉重く(2019年11月26日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 被爆地から世界に向けて発信したメッセージは、各国指導者に核兵器廃絶を強い調子で迫るものだった。同時に私たち一人一人に対しては、原爆を巡る記憶の継承と平和を守る行動を促した。 ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(法王)が24日、長崎と広島を訪問した。教皇の訪日は故ヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶりとなる。 長崎市の爆心地公園、広島市の平和記念公園での演説で強調したのは、核兵器を含む大量破壊兵...

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ローマ教皇非核訴え 核軍縮への転換が急務だ(2019年11月26日配信『琉球新報』-「社説」)

 世界の切実な声としてかみしめたい。 38年ぶりに来日したローマ教皇の言葉だ。約13億人の信者がいるローマ・カトリック教会の頂点であるフランシスコは長崎と広島の両被爆地を訪れ「核兵器のない世界を実現することは可能であり必要不可欠なことだ」と訴えた。天皇や安倍晋三首相とも会談し、自身の考えを伝えた。 教皇は2013年の就任以来、繰り返し核廃絶の必要性を訴えてきた。世界各地で戦争が続く現状に憂いを示し、長...

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教皇のことば(2019年11月26日配信『宮崎日日新聞』ー「くろしお」)

 たぶん、聖書にある言葉の中でもとびっきり有名でアンドレ・ジードの小説タイトルでもあるのが「狭き門」。日本では聖書本来の意味から甚だしく外れ、一流校に合格するのは難しいことの例えになった。 イタリアのポンペイ遺跡で見られるように、あちらの昔の都市の入り口には大小ふたつの門があった。中央の大きな門の方は広くて通りやすく、また美しく飾られていた。片や小さい門はひっそりと隅にあり人の目につきにくかった(...

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踏み絵(2019年11月26日配信『京都新聞』ー「凡語」)

 「人生にも踏絵(ふみえ)があるのだから」。キリスト教弾圧を生々しく描いた小説「沈黙」を発表した後、遠藤周作はそんなテーマで講演をした。1966年のことだ▼江戸時代に禁教の手段として使われた踏み絵は、背教の証しに聖画像などを踏ませた。長崎では正月の年中行事にもなり、約200年続いた▼遠藤は「一人ひとり胸に手を当てて考えれば、必ず自分の踏絵というものがある」と語り、踏まずに殉教した立派な人ではなく、踏...

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「犯罪以外の何ものでもない」(2019年11月26日配信『徳島新聞』ー「鳴潮」)

 核抑止論の非人道的なところは、中心に位置する戦略からも明らかである。「相互確証破壊(MAD)」という。核兵器による先制攻撃を受けても生き残り、報復攻撃で相手国を壊滅状態に追い込む能力(確証破壊能力)を保持し、核戦争を抑止しようとするものだ 結末は双方の破滅しかないのに、誰が戦争などするものか。大ざっぱに言えば、こんな理屈である。互いに、互いの市民の命を「人質」にとり、均衡は成り立っている。「核の傘に入...

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[ローマ教皇来日] 核廃絶へ危機感共有を(2019年11月26日配信『南日本新聞』ー「社説」)

 ローマ・カトリック教会の頂点に立つ教皇(法王)フランシスコが長崎と広島を訪問し、核廃絶を訴えた。 「核兵器のない世界を実現することは可能であり、必要不可欠だと確信している」「真の平和は非武装の平和以外にあり得ない」 74年前に原爆が投下された被爆地から発信したメッセージは、核兵器を含む大量破壊兵器の保有や抑止力を明確に否定し、各国に「核なき世界」の実現を強く迫った。 日本政府をはじめ、国際社会は...

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教皇の訴え 日本こそ核廃絶の先頭に(2019年11月26日配信『西日本新聞』ー「社説」)

 いかなる理由であろうと人間が人間の生命を奪うことを許してはならない。被爆地の長崎・広島で「核兵器から解放された平和な世界」を訴えたローマ教皇フランシスコの演説の根底に流れているのは、そうしたメッセージだろう。 長崎市の爆心地に立った教皇は傍らに原爆投下直後に撮影されたという「焼き場に立つ少年」のパネル写真を置き、長崎を「核攻撃が人道上も環境上も破滅的な結末をもたらすことの証人である町」と表現した...

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ローマ教皇被爆地訪問 核廃絶へのメッセージ 実現せよ(2019年11月26日配信『愛媛新聞』ー「社説」)

 「核兵器のない世界を実現することは可能であり必要不可欠なことだと確信している」「真の平和は非武装の平和以外にあり得ない」。力強い言葉に背中を押された思いがする。核廃絶へ向けた動きが停滞する中、何としてもメッセージを実現していかなければならない。 ローマ教皇フランシスコが来日。長崎と広島の被爆地を訪れて演説した。教皇は2013年の就任以来、繰り返し核廃絶を訴えてきたことで知られる。17年にバチカン...

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ローマ教皇来日/訴え受け止め行動を(2019年11月26日配信『山陰中央新報』ー「論説」)

 キリスト教最大の教派カトリックの頂点に立つローマ教皇(法王)フランシスコが来日し、被爆地の長崎、広島で核兵器廃絶を強くアピール、東日本大震災の被災者、移民や難民の若者らとも交流した。教皇の訪日はヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶりだ。 教皇は平和の大切さを訴え、子どもや貧困層など弱い立場にいる人たちが戦争や災害、行き過ぎた開発などで最大の被害者となる社会構造に警鐘を鳴らし続けてきた。今回、核抑止力...

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ローマ教皇演説 心に響いた核廃絶の決意(2019年11月26日配信『山陽新聞』ー「社説」)

 来日中のローマ教皇フランシスコが被爆地の広島、長崎を訪れ、世界へ向けて核兵器廃絶を訴え、平和と命の大切さを説いた。教皇の被爆地訪問は故ヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶり2度目である。 今回の訪日は教皇にとって「大いなる念願だった」と言う。それは若い時に宣教師での赴任を夢見たことや、知日派であるだけの理由ではなかろう。教皇としての熱い使命感が日本へとかき立てたのだろう。 日本滞在中(23~26日)...

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一致団結を(2019年11月26日配信『神戸新聞』ー「正平調」)

 長崎の原爆で妻を失いながら、被爆者の救護に文字通り一命を賭して、その6年後には自らも白血病で亡くなった。医師、永井隆の最期の言葉は「お祈りをしてください」だったという◆ベストセラーとなった著書「長崎の鐘」に書いている。崩れ落ちた浦上天主堂の鐘がクリスマスに再び鳴りわたるのを聞いた。いつまでも平和の音を響かせてほしい。そんな願いを著書のタイトルにこめた、と◆ローマ・カトリック教皇を38年ぶりという被...

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グリーンランドの海岸をある探検家…(2019年11月26日配信『福井新聞』ー「越山若水」)

 グリーンランドの海岸をある探検家がカヤックで進んでいた。海はうねりが強く濃い霧に包まれていた。彼の不安をよそ目に同行したイヌイットの一団は楽しげに歌を歌っていた▼1時間ほど櫂(かい)をこぎ続けた後で、猟師のリーダーが突然カヤックの向きを変え、狭い入り江へと完璧に入っていった。どうして的確な経路を取ったのか? その答えはGPSのない時代に活躍したベテラン航海士の著書「自然は導く」(みすず書房)が教...

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教皇と会談 裏付けのない首相の発言(2019年11月26日配信『信濃毎日新聞』ー「社説」)

 ローマ・カトリック教会の頂点に立つフランシスコ教皇(法王)が、被爆地の長崎と広島から、核廃絶を強い言葉で世界に訴えた。 歴代で初めて、核兵器の「保有」だけで非難されると訴えてきた教皇である。 被爆地での演説でも「核兵器のない世界の実現は可能で必要不可欠」とし、「核兵器は安全保障上の脅威から私たちを守ってくれない」などと述べている。 ローマ・カトリック教会はキリスト教の最大教派で、世界に13億人超...

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教皇被爆地訪問 核廃絶の訴え重く響く(2019年11月26日配信『秋田魁新報』ー「社説」)

 核廃絶に向けたメッセージが重く響いた。ローマ・カトリック教会の頂点に立つ教皇(法王)フランシスコが来日して被爆地の広島や長崎を相次いで訪問し、平和の大切さを訴えた。 演説で教皇は、核兵器の存在が人類を破滅に導きかねないとの懸念を強く示した上で、「核のない世界は可能であり、必要不可欠だ」と強調。世界各国の指導者に対し、そのための具体的な行動を促した。13億人超に上る信者を抱えるカトリック教会トップ...

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ローマ教皇(2019年11月26日配信『北海道新聞』ー「卓上四季」)

 イタリア中部アッシジの丘の上で聖フランチェスコは仲間たちに言った。「ぐるぐる回れ」。目を回して倒れた方角を行き先と決め、子どものように無邪気な集団は布教の旅に散っていく。巨匠ロッセリーニが中世の聖人を描いた映画「神の道化師、フランチェスコ」のラストシーンだ▼清貧で無垢(むく)。貧しい民衆の中に身を置き、生き物を慈しんで鳥に説教した伝説も持つ。人気が高く、しばしば文学や映画の題材になった。「キリス...

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<飛行機>が飛び立つ前に(2019年11月26日配信『東京新聞』-「筆洗」)

 <二つの国から飛び立った飛行機は/同時刻に敵国上へ原子爆弾を落(おと)しました>。詩人の石垣りんさんに「戦闘開始」と、はじまる詩がある▼楽しい童話ではない。恐ろしい童話である。こう続く。二つの国は壊滅し、世界中で生き残ったのは二機の乗組員だけ。<彼らがどんなにかなしく/またむつまじく暮(くら)したか->。人は殺し合いの果てにしか、その愚に気づかず、<むつまじく>暮らせないのか▼「戦闘開始」や核兵器...

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袴田巌さんミサ招待 ローマ教皇、にじむ「死刑廃止」(2019年11月25日配信『毎日新聞』)

 ミサに出席した後、記者会見に臨む袴田巌さん(中央)と姉秀子さん(左)=東京都千代田区の弁護士会館で2019年11月25日午後6時24分 フランシスコ・ローマ教皇が25日に東京ドームで執り行ったミサに、1966年の「袴田事件」で死刑が確定し、静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌元被告(83)が招待され、参列した。袴田さん側が求めた面会はかなわなかったが、教皇の死刑廃止への思いがにじんだとの指摘もある。面会は実現...

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ローマ教皇 「核保有も倫理に反する」各国に具体的な行動迫る(2019年11月25日配信『NHKニュース』)

ローマ・カトリック教会の教皇として38年ぶりに日本を訪れているフランシスコ教皇は、被爆地の長崎と広島を訪れてスピーチを行い「核兵器を保有することも倫理に反します」と強調しました。国際的に核軍縮が停滞する中、核兵器の使用にとどまらず持つこと自体も許されないという考えを被爆地で改めて表明し、核保有国をはじめ各国政府に具体的な行動を迫っています。フランシスコ教皇は24日、被爆地の長崎と広島を相次いで訪れ、核...

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「戦の火」を絶つ(2019年11月25日配信『佐賀新聞』ー「有明抄」)

 〈うとうとしていたら、いつの間に遊びから帰ってきたのか、カヤノが冷たいほほを私のほほにくっつけ、しばらくしてから、「ああ、…お父さんのにおい…」と言った〉。長崎原爆で自ら被爆しながら、救護活動に当たった医師永井隆は白血病に倒れた死の床で、やがて孤児になる2人の子どもを案じた◆〈戦の火に母を奪われ、父の命はようやく取り止めたものの、それさえ間もなく失われなければならぬ運命をこの子は知っているのであろ...

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ローマ教皇演説 共有したい核廃絶の決意(2019年11月25日配信『熊本日日新聞』ー「社説」)

11月25日 07:31 淡々とした口調ながら、語られた内容は力強く明確だった-。キリスト教カトリックの総本山バチカン市国(ローマ教皇庁)の元首で、ローマ・カトリック教会の頂点に立つ教皇(法王)フランシスコが24日、長崎と広島の両被爆地を訪れ、核兵器廃絶を訴えた。 「核兵器のない世界は可能であり必要である」とのメッセージは、祈り、願いの枠を超え、人類が果たすべき課題に、自ら立ち向かう決意を示したものだろう。...

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ローマ教皇のメッセージ 「核なき世界」への一歩に(2019年11月25日配信『毎日新聞』-「社説」)

 米露などの核保有国が「自国第一主義」に走って軍縮に背を向け、軍備増強を進めている。そうした現状に対する強い危機感の表出である。 来日中のフランシスコ・ローマ教皇が被爆地の長崎と広島を訪れ、「核なき世界」実現への努力を結集するよう国際社会に呼びかけた。 注目されるのは、核兵器の保有自体への非難である。平和や安定への「最良の答えではない」と断じ、兵器開発を「テロ行為」と形容した。 被爆地発の教皇メッ...

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ローマ教皇 被爆地からの重い訴え(2019年11月25日配信『朝日新聞』ー「社説」)

 平和の実現にはすべての人の参加が必要。核兵器の脅威に対し一致団結を――。核軍縮の国際的な枠組みが危機にある中、被爆地から発せられた呼びかけをしっかりと受け止めたい。 13億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇が長崎と広島を訪れ、核兵器廃絶を訴えた。 教皇は2年前、原爆投下後の長崎で撮られたとされる写真「焼き場に立つ少年」をカードにして教会関係者に配った。今回、長崎の爆心...

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ローマ教皇、核廃絶訴え 「核の威嚇に頼り、平和提案できるか」 長崎・広島で(2019年11月25日配信『朝日新聞』)

核兵器についてのメッセージを述べるフランシスコ教皇=24日午前、長崎市の爆心地公園 訪日しているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は24日、被爆地の長崎と広島を訪れて演説し、核兵器の廃絶を強い言葉で訴えた。「核戦争の脅威で威嚇することに頼りながら、平和を提案できるのか」と問いかけ、核保有だけでなく核抑止も否定し、米国の核の傘に入る日本を暗に批判した。米ロの中距離核戦力(INF)全廃条約の崩壊...

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教皇 若者に託す平和 被爆地から世界へ警鐘(2019年11月25日配信『東京新聞』)

24日、広島市の平和記念公園で演説するローマ教皇フランシスコ ローマ教皇(法王)フランシスコが被爆地から核廃絶を訴えた。原爆被害の実相を知る人が減り続ける中、かねて「広島と長崎の被爆者の声が次世代への警告となるように」と訴えてきた教皇。20代から思いをはせ続けた地で世界に警鐘を鳴らし、平和への思いを若者たちに託した。だが唯一の戦争被爆国である日本を含め、国際社会の動きは鈍い。各国指導者へ教皇の願い...

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「戦争はもういらない」 ローマ教皇の広島演説全文(2019年11月24日配信『中国新聞』)

  原爆慰霊碑前で演説するローマ教皇フランシスコ(24日午後7時23分、広島市中区) 広島市中区の平和記念公園で24日に行われたローマ教皇フランシスコの演説全文は次の通り。(かぎかっこ内は聖書や歴代の教皇のスピーチからの引用) 「私は言おう、私のきょうだい、友のために。『あなたのうちに平和があるように』」 哀れみの神、歴史の主よ、この場所から私たちはあなたに目を向けます。死と命、崩壊と再生、苦しみ...

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爆心地で教皇見つめた85歳 弾圧下で信仰、祖母と重ね(2019年11月24日配信『朝日新聞』)

小学生を前に被爆体験を語り「やけどをした男性が、父だとわからなかった」と話す松尾幸子さん=2019年11月20日午後0時42分、長崎市岡町松尾幸子さんの祖母、西尾ワキさん。浦上天主堂を再建した時の記念写真から一瞬にして焦土と化した被爆後の長崎市浦上の爆心地付近。すでに白骨化した遺体が散乱し、無残な姿をさらしていた。正面は浦上天主堂=1945年8月27日、長崎市松尾幸子さんが被爆体験の語り部をする際...

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教皇「原子力の戦争使用は犯罪」 広島のスピーチ全文(2019年11月24日配信『日本経済新聞』)

高校生平和大使から明かりをとるローマ教皇フランシスコ(左)(24日夜、広島市中区の平和記念公園)ローマ教皇(法王)フランシスコが24日夜、広島市の平和記念公園で行ったスピーチの全文は次の通り。◇「わたしはいおう、わたしの兄弟、友のために。『あなたのうちに平和があるように』」(詩編122.8)。 あわれみの神、歴史の主よ、この場所から、わたしたちはあなたに目を向けます。死といのち、崩壊と再生、苦しみといつくし...

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ローマ教皇「平和の巡礼者として」 被爆地訪問(2019年11月24日配信『朝日新聞』)

 約13億人の信者がいるローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇が23日、来日しました。日本訪問は1981年以来、38年ぶり2回目。被爆地の広島と長崎などを訪れます。教皇のスピーチなど、タイムラインでお伝えします。 広島平和記念公園を訪問したフランシスコ教皇が記帳したメッセージは次の通り。     ◇ わたしは平和の巡礼者として、この地の歴史の中にあるあの悲惨な日に、傷と死を被ったすべての...

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教皇「世界に向け重いメッセージ」 道内被爆者受け止め(2019年11月24日配信『北海道新聞』)

 ローマ教皇フランシスコが24日、被爆地から核兵器廃絶への決意を明確に発信し、道内の被爆者も「世界に向けた重いメッセージとなった」と喜びをかみしめた。道内からも日本政府に対し、核兵器禁止条約を批准し、唯一の被爆国として核廃絶の輪に加わるよう求める活動を粘り強く続け、「大きなうねりにしたい」と決意を新たにした。 「踏み込んだメッセージを発信してくれた」。長崎で7歳の時に被爆した広田凱則(よしのり)さ...

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ローマ教皇 「焼き場に立つ少年」の写真家の家族にあいさつ(2019年11月24日配信『NHKニュース』)

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、長崎市の爆心地公園でスピーチを行ったあと、原爆が落とされたあとの長崎で「焼き場に立つ少年」の写真を撮影した、アメリカ軍の従軍カメラマン、ジョー・オダネル氏の息子と会話を交わしました。焼き場に立つ少年とは「焼き場に立つ少年」は、アメリカ軍の従軍カメラマンだった、ジョー・オダネル氏が、原爆投下後の長崎で撮影したとしている写真です。この写真には、目を閉じた幼い...

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ローマ教皇、長崎の爆心地で演説「核兵器は私たちを守らない」(2019年11月24日配信『毎日新聞』)

核兵器に関するメッセージを発信するフランシスコ・ローマ教皇=長崎市の爆心地公園で2019年11月24日午前10時26分 来日中のフランシスコ・ローマ教皇は24日午前、被爆地・長崎を訪れた。教皇は長崎市松山町の爆心地公園で原爆落下中心地碑の前に立ち、世界各国の指導者に向け「核兵器のない世界を実現することは可能であり必要不可欠なことだ」とメッセージを送り、兵器の製造や改良などの軍拡競争を「途方もないテロ行為だ」と厳...

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ローマ教皇「世界覆う不信、打ち壊す」 スピーチ全文(2019年11月24日配信『日本経済新聞』)

長崎市の爆心地公園で黙とうを捧げるローマ教皇フランシスコ=APローマ教皇(法王)フランシスコが24日午前、長崎市の爆心地公園で行ったスピーチの全文は次の通り。◇愛する兄弟姉妹の皆さん。この場所は、わたしたち人間が過ちを犯しうる存在であるということを、悲しみと恐れとともに意識させてくれます。近年、浦上教会で見いだされた被爆十字架とマリア像は、被爆なさった方とそのご家族が生身の身体に受けられた筆舌に尽くしが...

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ローマ教皇、長崎の爆心地で演説「核兵器は私たちを守らない」(2019年11月24日配信『毎日新聞』)

長崎で演説するフランシスコ・ローマ教皇=2019年11月24日、AP 来日しているフランシスコ・ローマ教皇が24日午前、被爆地・長崎を訪れた。教皇は長崎市松山町の爆心地公園で原爆落下中心地碑の前に立ち「核兵器は、国家の安全保障への脅威から私たちを守ってくれるものではない」と核兵器保有自体に反対のメッセージを世界に向けて発信した。 ローマ教皇の長崎訪問は1981年のヨハネ・パウロ2世以来38年ぶり。 同公園には、被爆...

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ローマ教皇来日(2019年11月24日配信『愛媛新聞』ー「地軸」)

 青い海に浮かぶ無人の島に、赤れんが造りの教会堂がひっそりとたたずむ。島原の乱の舞台となった原城跡は、石垣が歴史の証人として残る▲世界遺産の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を写真に収めた、松尾順造さんの「天空の十字架」(長崎文献社)に登場する風景だ。江戸時代以降のキリスト教禁制下で弾圧された信徒たちの辛苦と、不屈の精神が感じられる▲ローマ教皇フランシスコがきのう、教皇として38年ぶりに来日...

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教皇の務めは最も貧しく弱い人たちに手を差し伸べ守ることです」(2019年11月24日配信『河北新報』ー「河北春秋」)

キリストは最後の晩餐の前に弟子たちの足を洗った。それにちなんだ儀式が洗足式。2013年3月、ローマ教皇フランシスコがローマの少年院で式を執り行った。罪を犯した少年少女12人の足を洗い、キスをした▼教皇が少年院で洗足式を行うのも、式に女性やイスラム教徒が参加するのも初。出席者は涙した。式の9日前にあった就任ミサでこう述べた。「教皇の務めは最も貧しく弱い人たちに手を差し伸べ守ることです」▼異例ずくめの教...

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被爆都市は、鎮魂の祈りに包まれる(2019年11月24日配信『日本経済新聞』―「春秋」)

 かつて長崎市を訪ねた際、「深堀さん」「片岡さん」と知り合った。これらの姓には、近世以降、時の権力に弾圧されながらも信仰を貫いたキリシタンの子孫もいる。ご本人から、そう聞いた。私たちが教科書で学ぶ日本の禁教政策は、彼らにとって祖先の悲史である。▼浦上天主堂の近くに住む深堀繁美さん(88)も信徒の末裔(まつえい)だ。1945年8月9日。学徒勤労動員で、爆心地から数キロ離れた三菱重工長崎造船所で働いていた。防...

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広島、教皇の言葉待つ 38年前の平和アピールなお胸に(2019年11月23日配信『日本経済新聞』)

 ローマ教皇(法王)フランシスコが24日に訪れる被爆地の広島と長崎で、教皇が発する言葉に注目が集まっている。38年前、当時の教皇ヨハネ・パウロ2世が広島で行った「平和アピール」は市民らが建てた記念碑に刻まれ、戦争とは何か、平和とは何かを今も静かに語りかける。「争いのない世界への道しるべに」。建立に奔走した人らは、新たなメッセージが核廃絶につながることを願う。平和アピール碑を前に建立当時を振り返る一泰治...

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Author:gogotamu2019
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