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戦火の絶えないアフガニスタンでかんがい事業に取り組んだ中村哲…(2020年8月20日配信『西日本新聞』-「春秋」)

 戦火の絶えないアフガニスタンでかんがい事業に取り組んだ中村哲医師が現地で銃撃され亡くなったのは昨年の12月のことだった▼乾いた大地を緑の農地に変え人々に平和で豊かな暮らしを-。中村さんが生涯をささげた事業の「その後」が気になっていた。支柱を失った上、新型コロナ禍は現地にも苦難を強いていよう▼先日、中村さんの活動を支えた非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の会報が届いた。2020年度も護岸の延長や用水路の...

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農業こそが平和の礎(2020年1月23日配信『南日本新聞』-「社南風録)

 ストームトルーパーは映画「スター・ウォーズ」シリーズに出てくる戦闘員である。白い装甲服を身に着け、次々に現れては倒される。ヘルメットで顔が見えないため、人間らしさを感じさせない。 そんなキャラクターの中から、ひと味違った役回りが登場した。幼い頃に誘拐され戦闘員になったが、残虐行為を強いられることに悩んで脱走し、敵の仲間になる。そんな素顔が描かれ、作品に深みが加わった。 映画ではものごとを分かりや...

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「井戸を掘った人」(2019年12月11日配信『西日本新聞』ー「春秋」)

 昭和から平成へと元号が変わった1989年に92歳で亡くなった彼は日中間の「井戸を掘った人」だ。岡崎嘉平太(かへいた)。72年の国交正常化に先立ち、日中間の民間貿易を主導した実業家▼当時の周恩来首相と深い信頼関係を築き、田中角栄首相が訪中する環境を整えた。元全日空社長としても知られる▼水を飲む時には井戸を掘った人のことを忘れてはならない|。中国で伝わるこの言葉になぞらえ、周は岡崎を「井戸を掘った人」とたたえ...

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中村哲医師死亡 平和貢献の信念貫いた(2019年12月8日配信『茨城新聞』ー「論説」)

アフガニスタンで医療や農業の支援活動を続けてきた福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表、中村哲医師が銃撃され、死亡した。市民による丸腰の支援こそが平和に貢献するという信念を貫き、危険と隣り合わせのアフガン支援に大きな足跡を残した。その命を奪った理不尽な事件に憤りと悔しさを禁じ得ない。長年の経験を踏まえ、軍事行動でなく「信頼が安全保障」と訴えた中村さんの思いを、今こそ胸に刻みたい。誰がど...

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中村哲さん殺害 アフガン混迷の中の死を悼む(2019年12月7日配信『読売新聞』ー「社説」)

 アフガニスタンの復興に身をささげながら、理不尽に命を奪われた。卑劣で許し難い凶行だ。 民間活動団体「ペシャワール会」の現地代表で医師の中村哲さんがアフガン東部で銃撃され、死亡した。さぞかし無念だっただろう。 中村さんは1984年にパキスタンのペシャワルでハンセン病患者の診療を始め、隣国アフガンに拠点を移した。2000年の大干ばつを契機に、井戸や農業用水路の整備を始めた。 「薬で飢えは治せない」「...

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中村哲さん死亡 志半ばのアフガン支援(2019年12月6日配信『北海道新聞』―「社説」)

 志半ばで凶弾に倒れた無念を思わずにいられない。 約30年にわたってアフガニスタンで人道支援に取り組んできた医師、中村哲さんが亡くなった。 かんがい作業現場に向かう途中、乗っていた車が銃撃を受けた。 中村さんは「あと20年(支援を)やる」と語っていたという。 事件の詳細は不明だが、許すことのできない卑劣な行為である。 戦争、飢餓、貧困、テロ…。世界から見捨てられたような地域で相手の文化や習慣を大切...

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中村哲氏死去 その志は暴力に屈しない(2019年12月6日配信『西日本新聞』ー「社説」)

 あまりに突然で痛ましい知らせに、悲憤と悔しさがこみ上げて仕方がない。その活動は、世界にも類例のない草の根の国際貢献だった。 戦火と干ばつによって荒廃したアフガニスタンの大地で、人々の暮らしを支え続けた福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表、中村哲医師(73)=同市出身=がきのう、現地で凶弾に倒れた。 車で移動中に武装した男らに襲われ、中村さんを含む計6人が死亡した。事件が起きたのはイス...

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Author:gogotamu2019
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