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記事一覧

菅氏、「私は無派閥」強調 5派閥からの支持、持論の「脱派閥」と矛盾も(2020年9月3日配信『毎日新聞』)

 自民党総裁選への立候補を表明した菅義偉官房長官は3日の記者会見で、自民党の派閥について「悪い面が出過ぎたら、そこは注意する必要がある」と述べた。菅氏は「私は無派閥だ」とも強調したが、当選のためには派閥の支援は不可欠で、持論の「脱派閥」との矛盾は否めない状況だ。 菅氏は2日の出馬表明会見で「自民党の派閥は良いところもあれば、悪いところもある。しかし、私は派閥の連合で推されて、今ここにいるわけではない...

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2019回顧 志と責任が問われる時代

 「メモの魔力」(前田裕二著)という新刊書が今年、大きな話題になった。出版元(幻冬舎)などによれば40万部を超えて、ビジネス書で年間ランキング1位だったという。 私は何をしたいのか-。自分のあるべき姿や、そのヒントになる事象を紙に書き記す。それによって「人生のコンパス(軸)」を持つことができ、夢は実現するという内容だ。■置かれた場所で最善を なぜ、多くの人が手にしたのだろう。新天皇が即位し、平成から令...

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よいお年を(2019年12月31日配信『日刊スポーツ』―「政界地獄耳」)

★ちょうど1年前、19年の年頭所感で首相・安倍晋三は「(安倍政権になり)6年がたち経済は成長し、若者たちの就職率は過去最高水準だ。この春の中小企業の皆さんの賃上げ率は20年間で最高となった。生産農業所得はこの19年間で最も高くなっている」と自信たっぷりに語ったが、政界スキャンダルがめじろ押しなのはいまさら言うまでもない。今年は官房長官会見をはじめ、質問に激高したり「次の質問」と無視して答弁拒否をするなど、...

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国際この1年 世界が不安にさらされた(2019年12月31日配信『熊本日日新聞』ー「社説」)

 現実から目をそらし、主義主張を押し通す。威嚇や暴力による統治も辞さない。為政者らのそんな振る舞いによって、世界が不安にさらされた1年ではなかったか。象徴的な香港デモ 最も象徴的だったのが、香港の民主化デモを巡る動きだろう。香港立法会(議会)で審議されていた中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対するデモは6月からほぼ毎週発生。催涙弾が飛び交い、大勢の死傷者が出る事態となっ...

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2019年回顧 足元から未来構想しよう(2019年12月31日配信『琉球新報』-「社説」)

 2019年が暮れようとしている。失ったものの大きさに悲嘆しつつも、何度も立ち上がってきた沖縄の歩みを想起させるような年となった。 首里城焼失から今日で2カ月になる。火災は10月31日に発生し、正殿や南殿、北殿などの主要6棟が全焼した。 首里城は琉球王国の政治や外交、文化の拠点で、正殿地下の遺構部分など城跡は世界文化遺産に登録されている。多くの県民の心のよりどころでもあり、焼け落ちる姿は深い衝撃と悲し...

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[2019年回顧] 多事多難だった新時代(2019年12月31日配信『南日本新聞』ー「社説」)

 天皇陛下の代替わりに伴い、「平成」「令和」と二つの元号を持った年が幕を閉じようとしている。祝賀ムードの一方で、人口減少の進む日本の未来は見通せず、国民の間に漂う不安が消せない一年でもあった。 急激な少子高齢化の中、消費税率が10%に引き上げられた。これからの社会保障の在り方に注目が集まるが、将来像は増税が経済に与える影響とともに不透明なままだ。 桂太郎の2886日を抜いて憲政史上最長の在職記録を...

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海外回顧 自国第一の広がりに懸念(2019年12月31日配信『徳島新聞』ー「社説」)

 米国と旧ソ連による冷戦終結から30年がたち、中国を含めた新たな冷戦の時代に突入した。核の脅威が高まる一方、国際社会は内向きで強権的な指導者に翻弄され、混迷の度を深めている。 香港での反政府デモは世界に衝撃を与えた。 6月9日のデモは参加者が103万人(主催者発表)に上った。その後、デモは交通妨害やストライキ、破壊行為に発展。警官隊との衝突が頻発し、実弾による負傷者も出るなど世界有数の金融都市は未曾有の混...

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【2019回顧(下)】新しい時代を創れるか(2019年12月31日配信『中国新聞』ー「社説」)

 5月1日、新しい天皇陛下が即位され、元号が令和に改まった。2019年の社会の最大の話題はやはり改元であろう。 平成はバブルが崩壊し、経済の閉塞(へいそく)感が長く続いた時代だった。大地震も相次いだ。多くの国民が令和という時代に希望を抱き、初年を過ごしてきたといってよいだろう。 初めて日本で開催されたラグビー・ワールドカップ(W杯)の盛り上がりと日本代表の活躍は時代の変化を印象付けるものだった。 ...

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1年を振り返る 改元と頻発した気象災害(2019年12月31日配信『山陽新聞』ー「社説」)

 2019年の世相を表す漢字は「令」だった。30年余り続いた「平成」から「令和」へ。5月の改元で多くの人が時代の変わり目を意識した。だが、残念ながら元号が変わっても、自然災害の脅威は避けられないという現実を思い知らされた年でもあった。 9月に首都圏を直撃した台風15号では送電用鉄塔の倒壊などで大規模停電が発生。10月に東日本を縦断した台風19号では各地の河川が氾濫し、災害関連死を含め90人以上が犠...

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国内/不安な時代こそ寛容さを(2019年12月31日配信『神戸新聞』ー「社説」)

 「平成」が終わり、「令和」が始まった2019年。新時代への期待よりも、将来への不安を抱かせる出来事が記憶に刻まれた。 多くの災害が列島を襲い、特に台風被害は甚大だった。千葉県などで大規模停電を起こした9月の台風15号に続き、10月は19号が関東から東北を縦断し、死者は90人を超えた。警戒区域外で発生した土砂崩れで犠牲が拡大した。地球温暖化の影響で気象災害は激しさを増しており指定基準の見直しが急務...

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暮れゆく2019年 新時代の声に耳澄まそう(2019年12月31日配信『新潟日報』ー「社説」)

 平成から令和へ新たな時代の実感を深めながら、1年を過ごした人は多いのではないか。 平成の30年余は、バブル崩壊やリーマン・ショックに見舞われ、経済的には低迷したが、平和は維持されてきた。 4月30日に天皇を退位した上皇さまは、先の敗戦を胸に国民の平和を願われてきた。 平和の願いは、令和の時代も守り続けたい。◆両陛下と多様な社会 「国民の叡智(えいち)とたゆみない努力によって、わが国が一層の発展を...

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今は不幸な時代(2019年12月31日配信『信濃毎日新聞』ー「斜面」)

各メディアが発表する年末恒例の国内10大ニュースは「令和の幕開け」が多数を占めた。裏を返せば「平成の閉幕」でもある。どちらに重きを置くかは世代によっても違ってこよう。今年は何かと来し方を振り返る機会の多い年だった   ◆平成の30年は思いのほか厳しかった。バブル絶頂期に始まり、熱狂が冷めるとデフレ時代が長く続いた。気が付けば、この国の力は相対的に大きく下がっていた。個人は非正規雇用になったり収入が...

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大みそか(2019年12月31日配信『北海道新聞』ー「卓上四季」)

「除夜の湯に肌触れあへり生くるべし」。元ハンセン病患者で「魂の俳人」と呼ばれた村越化石さんが1950年に詠んだ代表作だ。特効薬が出始め、希望にあふれて新しい年を迎えようとしている村越化石自選句集「籠枕」➡ここをクリック(タップ)▼しかし、その後も隔離政策は半世紀近く続き、家族も激しい差別にさらされた。元患者家族への補償法が成立したが、差別と偏見がなくなったわけではない。元患者も家族も、言い尽くせない...

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大晦日に考える 「残った掛け」の返し方(2019年12月31日配信『東京新聞』ー「社説」)

 昔は、庶民にとって大晦日(みそか)というと、掛け取り、つまり売掛金の集金人との攻防のクライマックスみたいなところがあったようで、江戸の川柳には、どうも、その手の柳句が多いですね。 貸し借りは、年内にすっきり払い、払ってもらって、というのが理想ですが、それぞれの懐具合もあってなかなかそうもいかない。<元日や今年もあるぞ大晦日>という川柳など、一見ナンセンスギャグのようですが、さにあらず。どうにか、...

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安倍政治、この1年 ほころび隠せぬ最長政権(2019年12月31日配信『毎日新聞』-「社説」)

 今年、日本は令和の新しい時代を迎えた。その節目の年、政治は未来に向けた一歩を刻んだろうか。残念ながら答えはノーだ。 夏の参院選で自民、公明両党が引き続き多数を制し、11月には安倍晋三首相の通算在任期間は史上最長となった。だが安定した基盤を生かして中長期的な課題に成果を上げたとは到底言えない。むしろ内政、外交ともに停滞感が漂ったのが実情だ。 秋の内閣改造で入閣した閣僚2人が相次いで辞任。税金の私物...

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安倍政権の7年 国会軽視を続けるのか(2019年12月30日配信『信濃毎日新聞』ー「社説」)

 第2次安倍晋三内閣が発足してから丸7年となった。 野党や自民党内に対抗できる勢力が見当たらない「1強」の政治状況が続く。11月には第1次内閣を含めた通算在職日数は憲政史上で最長になった。 弊害は大きい。「数の力」を背景に重要法案で採決を強行し、政権に都合の悪いことは、内閣と官僚組織が一体となって国会に隠すことが常態化した。今年は強引な手法がさらに顕著になった。 9日に閉幕した臨時国会では、与党は...

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[優しさのリレー]温かな善意 広がる共感(2019年12月30日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 富山県高岡市立高岡西部中学校3年の上坂大空さんは「相手を思いやるという人間の根本にあるあたたかさは今でも残っていることが分かった」という思いにかられた。 地元の北日本新聞に掲載された「飛行機代6万円ありがとう 見知らぬ自分に飛行機代 恩人と再会」の記事は「僕の心をあたたかくしてくれた」という。感想は「第10回いっしょに読もう! 新聞コンクール」(日本新聞協会主催)中学生の部で最優秀賞に選ばれた。...

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19年スポーツ回顧 次代へ勇気と希望与えた(2019年12月30日配信『琉球新報』-「社説」)

 今年も県内スポーツ界では、目覚ましい活躍が見られた。数々の挑戦は、勇気と希望を次代へとつなぎ、世代を超えて県内を沸かせた。 全国高校総合体育大会が南九州各県と和歌山県で開かれた。県内での開催は2010年の美ら島総体以来だ。県勢の活躍が光った。 特に目を引いたのはなぎなただ。団体試合、個人試合、個人演技の3種目を県勢が制覇する快挙を成し遂げた。団体試合決勝は首里と知念の対決だった。県勢の圧巻の躍進...

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衆生は不安よな。阿弥陀動きま(2019年12月30日配信『南日本新聞』ー「南風録」)

 今年注目された言葉の中に「反社会的勢力」がある。首相主催の「桜を見る会」に招かれていた疑惑や、吉本興業の芸人たちとの関係が明るみに出た。 吉本絡みの闇営業問題では十数人が謹慎した。会社上層部の対応にも不信が広がり、所属芸人のリーダー格、松本人志さんは「後輩芸人達は不安よな。松本 動きます」とツイッターに書き込んだ。 くだんのつぶやきをもじったのが「衆生は不安よな。阿弥陀動きます」。北九州市のお寺...

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時事詠この一年(2019年12月30日配信『佐賀新聞』ー「有明抄」)

 〈泥水と油にまみれて枯れし稲刈りゆく農夫の苦悩は深く 有田町・古賀萬亀子〉。この一年の読者文芸欄を読み返す。社会に向けたまなざしが深く鋭い。〈人々は泥の始末の手をやすめテレビに見入る即位の車列 唐津市・夢運空〉。天皇代替わりで迎えた新たな年は、自然の猛威に途方に暮れた◆〈元号が変はると世間はエキサイトされどわたしは普通のまんま 嬉野市・御塚賢三郎〉。やや演出過多の改元フィーバーも庶民は冷静だった...

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国内回顧 自然災害の猛威さらに(2019年12月30日配信『徳島新聞』ー「社説」)

 平成から令和へ。元号が改まり、気持ちも新たにいい年になってほしい。そう願った人は多いに違いない。 だが、今年も大きな自然災害から逃れることはできなかった。想定外の事態からどう身を守るのか。地球温暖化が進む中、改めて厳しく突きつけられた課題と言えよう。 新天皇陛下が即位されたのは5月1日である。前天皇陛下は4月30日に退位し上皇となった。退位による代替わりは202年ぶり。憲政史上初の歴史的な出来事だった。...

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【2019回顧(下)】新しい時代を創れるか(2019年12月30日配信『高知新聞』ー「社説」)

 5月1日、新しい天皇陛下が即位され、元号が令和に改まった。2019年の社会の最大の話題はやはり改元であろう。 平成はバブルが崩壊し、経済の閉塞(へいそく)感が長く続いた時代だった。大地震も相次いだ。多くの国民が令和という時代に希望を抱き、初年を過ごしてきたといってよいだろう。 初めて日本で開催されたラグビー・ワールドカップ(W杯)の盛り上がりと日本代表の活躍は時代の変化を印象付けるものだった。 ...

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回顧2019 新時代の実相見極めたい(2019年12月30日配信『北海道新聞』ー「社説」)

 どことなく浮ついた雰囲気が漂う年の瀬である。 今年、天皇の代替わりと「令和」への改元で祝賀ムードが広がったことと無縁ではあるまい。 ラグビーワールドカップでは日本チームの活躍に沸き、来年は東京五輪パラリンピックがある。 「新しい時代」を意識した人は多いだろう。だが、実質的に何が新しいのか首をかしげたくなる。 政治は国民の期待に応える結果を残しただろうか。国際社会を覆う不安はぬぐえない。私たちの暮...

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国内この1年 民主主義の土台が危うい(2019年12月29日配信『熊本日日新聞』ー「社説」)

 元号が平成から令和に変わった。消費税率が引き上げられ、自然災害や凶悪事件が続発。時代の変わり目と混沌[こんとん]とした世相を実感する1年となった。 戦後生まれの天皇陛下は5月1日に即位された。陛下は即位のお言葉などで、世界平和や先の大戦への反省、憲法に基づく象徴天皇の立場など上皇さまの思いを引き継ぐ姿勢を示された。 大嘗[だいじょう]祭など代替わりの行事の多くは前例踏襲となった。政教分離など憲法...

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Author:gogotamu2019
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