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(論)ゴーン被告(2021年3月4日)

夜逃げ屋(2021年3月4日配信『日本経済新聞』ー「春秋」) バブルがはじけた1990年代。借金の厳しい取り立てに窮した債務者の逃亡を請け負うプロ集団の活躍を描いた映画シリーズが話題になった。中村雅俊さん主演の「夜逃げ屋本舗」である。後にテレビドラマ化され、こちらも人気を博したからご記憶の方も多いはず。▼脚本がよくできている。夜逃げ専門引っ越し業者の社名は「ミッドナイト・ラン」。借金をめぐる法律の知識...

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未払い報酬にサインの西川前社長、証人尋問で何語る 24日からケリー被告公判<ゴーン元会長事件>(2021年2月24日配信『東京新聞』)

 日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(66)の役員報酬を実際より少なく有価証券報告書に記載したとして、金融商品取引法違反罪に問われた元代表取締役グレゴリー・ケリー被告(64)の公判で24日から、検察側立証の重要な柱となる書類にサインを残していた西川さいかわ広人前社長(67)の証人尋問が始まる。これまでの公判で役員らが相次ぎ「元会長には何も言えなかった」と証言する中、前社長は何を語るのか。(山田...

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日産元秘書室長が初証言 司法取引「不起訴に安心」(2020年10月28日配信『共同通信』)

 元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(66)の役員報酬を過少に記載したとして、金融商品取引法違反罪に問われた元代表取締役グレゴリー・ケリー被告(64)の公判が28日、東京地裁であった。司法取引をした大沼敏明元秘書室長(61)が証人尋問で、検察の取り調べについて「弁護士から真実を話すよう言われ、淡々と話した。取引が成立して不起訴になると伝えられ、安心した」と述べた。司法取引に関する証言は初めて。 ...

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ゴーン被告事件の裁判 主役不在でも実態解明を(2020年9月18日配信『毎日新聞』-「社説」)

 日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン被告の役員報酬を隠したとされる事件で、元代表取締役のグレッグ・ケリー被告の刑事裁判が東京地裁で始まった。 ケリー被告は、ゴーン被告の8年分の役員報酬が実際には計約170億円だったのに、有価証券報告書には計約78億円と虚偽の記載をしたとして起訴された。 「主役」のゴーン被告は保釈中の昨年末、レバノンに逃亡した。裁判の見通しは立っていない。 今回の裁判が事件の真...

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検察×ケリー被告全面対決「開示避ける方策」「合法的方法探った」(2020年9月16日配信『産経新聞』)

初公判のため、東京地裁に入る日産自動車の元代表取締役グレゴリー・ケリー被告(左端)と弁護団=15日(代表撮影) 「主役不在」のまま長期にわたる法廷闘争が幕を開けた。日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(66)の役員報酬を過少記載したとして、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われた元代表取締役、グレゴリー・ケリー被告(64)。東京地裁で15日に開かれた初公判では、レバノンに逃亡...

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ケリー被告 「あくまで合法的な方法」淡々と 「傑出した経営者」ゴーン被告持ち上げ(2020年9月16日配信『東京新聞』)

 世界中に衝撃が走ったカリスマ経営者の逮捕から1年10カ月。日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(66)が不在のまま、報酬虚偽記載事件の公判が15日、始まった。逃亡先のレバノンで日本の司法制度批判を繰り返すゴーン被告。側近だった元代表取締役グレゴリー・ケリー被告(64)は、東京地裁の法廷で「共謀していない」と無罪を訴えた。(山田雄之、山下葉月) 「私たちはゴーン氏をつなぎ留めるために報酬を支払う...

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ゴーン逃亡、仮想通貨で5千万円 拘束の容疑者に送金(2020年7月24日配信『共同通信』)

 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の逃亡を手助けしたとして拘束された米国人容疑者2人を巡り、ゴーン被告の息子から容疑者の1人に約50万ドル(約5300万円)相当の暗号資産(仮想通貨)が送られていたことが23日、分かった。米司法当局が東部マサチューセッツ州の連邦地裁に同日までに提出した文書で明らかになった。 2人は米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員マイケル・テイラー容疑者(59)と息子のピータ...

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日産とルノーの決算は「惨め」─ゴーン被告=仏紙(2020年7月20日配信『ロイター』)

 日産自動車<7201.T>と仏ルノー<RENA.PA>の前会長であるカルロス・ゴーン被告は、19日付の仏紙ル・パリジャンのインタビューで、古巣の2社の決算は「惨めだ」と酷評し、新型コロナウイルス危機よりも共同経営体制を欠いたことが要因との見方を示した。 ゴーン被告は金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)と会社法違反(特別背任)の罪で起訴され保釈中だった昨年12月、レバノンに逃亡した。本人は容疑を否認...

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ゴーン被告、聴取に応じず 仏当局が出頭要請と報道金(2020年7月18日配信『共同通信』)

カルロス・ゴーン被告(ロイター) 18日付のフランス紙ルモンドは、自動車大手ルノーの前会長カルロス・ゴーン被告が会社資金を不正使用した疑惑をめぐり、フランスの捜査当局が中東レバノンに逃亡した被告に事情聴取のための出頭を求めたのに対し、被告は応じなかったと伝えた。 当局は今月13日に事情聴取したいとの意向を被告側に伝えたが、弁護士は日本の当局に国際手配されているため、移動すれば拘束の恐れがあると主張...

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日産、「ゴーン被告のジェット」売却…「私的に使用」(2020年7月2日配信『読売新聞』)

ゴーン被告の実質的な専用機だったビジネスジェット(読者提供) 日産自動車が、前会長のカルロス・ゴーン被告が実質的な専用機として独占していたビジネスジェットを売却したことがわかった。特徴的な機体番号を持ち、ゴーン被告が2018年11月に同機で羽田空港に到着した直後に逮捕されたことで注目を浴びた。 処分したのは、「NISSAN」とも読めるよう「N155AN」の機体番号で登録していた、米航空機大手ガルフ...

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忘れられた「ゴーン」事態が再び動きそうな理由(2020年6月7日配信『東洋経済オンライン』)

ゴーンの国外逃亡ほう助した親子が捕まったレジス・アルノー : 『フランス・ジャポン・エコー』編集長、仏フィガロ東京特派員 今もベイルートにいるゴーンは最近、引っ越したようだ(写真:REUTERS/Mohamed Azakir)コロナ禍で日本ではその存在が忘れられかけていた日産元会長のカルロス・ゴーンが再び日本を賑わせる可能性が出てきた。5月20日に、ゴーンの国外逃亡を助けたとされる3人のうち2人、元米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)...

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ゴーン被告逃亡 幇助犯の日本移送を急げ(2020年5月25日配信『産経新聞』-「主張」)

 日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告の国外逃亡を幇助(ほうじょ)したとして、米当局が元米特殊部隊員ら容疑者2人を逮捕した。逮捕は日本政府の要請に基づくものだ。 日米は犯罪人引き渡し条約を締結しており、身柄引き渡しの手続きを経て日本へ移送される見通しだ。移送後は犯人隠避などの容疑で逮捕状を取っている東京地検が調べる。 容疑者の移送を急ぎ、日本の司法、治安態勢を愚弄したゴーン被告の国外逃亡の全容...

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ゴーン被告逃亡協力の疑い 米当局が元米兵ら2人を逮捕(2020年5月21日配信『東京新聞』)

昨年12月30日、トルコ・イスタンブールの空港にある防犯カメラに写ったマイケル・テイラー(中央)とジョージ・ザイエクの両容疑者 日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(66)=会社法違反(特別背任)罪などで起訴=がレバノンに逃亡した事件で、米連邦司法当局は20日、東京地検が犯人隠避容疑などで逮捕状を取った元米特殊部隊員ら米国籍の親子を逮捕した。日米犯罪人引渡条約に基づく日本側の請求に応じた。 親子は...

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ゴーン被告VS検察 異例の海をまたいだ「情報戦」 元弁護人巻き込み対立先鋭化(2020年2月1日配信『毎日新聞』)

 会社法違反(特別背任)などに問われた日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が保釈中にレバノンに逃亡した事件は、発覚から1カ月が過ぎた。海外から日本の司法制度を一方的に批判する前会長に対し、法務・検察も異例の反論に乗り出し、応酬は海をまたいだ「情報戦」に発展。東京地検が前会長の元弁護人の事務所を家宅捜索する事態となり、反発する元弁護人も巻き込んで対立が先鋭化している。 「日本は『人質司法』制...

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弘中弁護士事務所で謀議か ゴーン被告らに逮捕状 東京地検(2020年1月30日配信『産経新聞』)

トルコ・イスタンブールの空港で手続きをするマイケル・テイラー容疑者(丸い囲みの右)とジョージ・ザイエク容疑者=16日(イスタンブール警察、アナトリア通信提供、ゲッティ=共同) 日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)罪などで起訴=が保釈中にレバノンに逃亡した事件で、東京地検特捜部は30日、入管難民法違反(不法出国)容疑でゴーン被告の逮捕状を取った。逃亡の手助けをしたと...

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事務所での事前相談否定「ありえない」 ゴーン前会長逃亡で弘中弁護士(2020年1月31日配信『産経新聞』)

29日、報道陣の取材に応じた弘中惇一郎弁護士=東京都千代田区 前日産自動車会長カルロス・ゴーン容疑者(65)=入管難民法違反容疑で逮捕状=の弁護人を務めていた弘中惇一郎弁護士は31日、報道陣の取材に対し、ゴーン容疑者と逃亡を手助けしたとされる米国人の男が、弘中氏の事務所で事前に相談した疑いが持たれている点について「全くあり得ない」と反論した。 東京地検特捜部は30日、犯人隠避などの疑いで米陸軍特殊...

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偽りの安息(2020年1月31日配信『日本経済新聞』ー「春秋」)

1970年代、レバノンのベカー高原を拠点とした日本赤軍はなかなかの宣伝上手だった。メディアをうまく引きつけ、幹部がインタビューに応じ、「赤軍―PFLP世界戦争宣言」なるプロパガンダ映画まで生まれた。この作品はしばしば自主上映されたものである。▼逃亡1カ月。やはりレバノンに居すわるカルロス・ゴーン日産自動車元会長も、ずいぶん情報戦にたけたところを見せてきた。世界を相手に言葉を巧みに繰り出し、あちこちに味方を得...

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ゴーン被告に入管法違反容疑で逮捕状 東京地検特捜部(2020年1月30日配信『毎日新聞』)

身ぶりを交えて記者会見するカルロス・ゴーン被告=ベイルートで2020年1月8日 保釈中に関西国際空港から不法に出国したとして、東京地検特捜部は30日、入管法違反容疑で、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)の逮捕状を取った。 また、前会長の不法出国を手助けしたとして、元米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」隊員のマイケル・テイラー(59)▽ジョージ・ザイェク(60)▽ピーター・テイラー(26)――の3人についても、...

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ゴーン被告と逃亡手助けの米国人、弘中弁護士事務所で面会か 特捜部が面会簿押収(2020年1月30日配信『毎日新聞』)

東京地検が事務所に家宅捜索に入ったことを受け、報道陣の取材に応じる弘中惇一郎弁護士(中央)=東京都千代田区で2020年1月29日午後4時37分 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が保釈中に逃亡した事件で、前会長が、逃亡を手助けしたとみられる米国籍の男と、弁護人だった弘中惇一郎弁護士の事務所で面会していた疑いがあることが、関係者への取材で判明した。東京地検特捜部は29日、入管法違反事件の関係先として、...

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弘中弁護士の事務所を東京地検が家宅捜索 ゴーン被告の逃亡件で(2020年1月29日配信『毎日新聞』)

弁護士の弘中惇一郎氏=東京都千代田区で2019年12月31日 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が保釈中に逃亡した事件に絡んで、東京地検は29日、東京都千代田区にある前会長の弁護人だった弘中惇一郎弁護士の事務所に家宅捜索に入った模様だ。 地検は、前会長が海外渡航を禁止した保釈条件を破って無断で不正に出国したとみて入管法違反容疑で捜査している。前会長は保釈中に、弘中弁護士の事務所にあるパソコンを使用...

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「いまは裏切られたとは思わない」ゴーン被告弁護士語る(2020年1月22日配信『朝日新聞』)

インタビューに応じる高野隆弁護士=東京都千代田区、高橋雄大撮影 保釈中に海外に逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の弁護団の1人として、保釈を主導した高野隆弁護士(63)が朝日新聞の単独インタビューに応じた。前会長の逃亡後、報道機関の取材を受けるのは初めて。「保釈後の様々な理不尽」が逃亡を招いたとの見解を示しつつ、「彼に無力を感じさせた」と反省も口にした。一方で「経験から学ぶべきだ」と...

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ゴーンが逃亡直前「極秘インタビュー」10時間で語ったこと(2020年1月20日『日刊ゲンダイ』)

ベイルートに逃亡したカルロス・ゴーン被告(左)と郷原信郎弁護士(C)日刊ゲンダイ 保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告。保釈中、日本国内で密かに「極秘インタビュー」に応じていたことが分かった。元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士に計5回、10時間にわたって語っていた。郷原弁護士を直撃した。  ◇  ◇  ◇ ――ゴーン被告に「極秘インタビュー」をしたと聞きました。「ゴーン氏...

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ゴーン被告、逃亡を最終決断した理由 成功確率は「75%」と考えていた(2020年1月20日配信『共同通信』」)

逃亡先のベイルートで記者会見するカルロス・ゴーン被告=1月8日(AP=共同) 前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告(65)=金融商品取引法違反と会社法違反の罪で起訴=が逃亡を最終的に決断したのは、裁判官から「会社法違反の特別背任事件は、審理開始が2021年か22年」と聞いたときだった。逃亡の成功確率は「75%」と考えていた-。弁護士の郷原信郎氏(64)が共同通信の取材に対し、昨年末まで著書出版の...

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寝正月の番人(2020年1月13日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 仏米の人気映画シリーズ「トランスポーター」では、運び屋の主人公がカーアクションとともに困難な輸送に挑む。トラブル防止のため契約厳守、依頼者名を聞かない、依頼品を開けない―の3ルールを主人公は自らに課す▼会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告も映画さながらの出国劇を見せた。元米軍特殊部隊のプロが楽器の箱に隠し連れ出したとみられる▼レバノンで会見し、陰謀論を主張...

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ゴーン被告会見 逃亡したままでは説得力を欠く(2020年1月12日配信『愛媛新聞』ー「社説」)

 保釈中に中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告が現地で会見した。世界のメディアを前に日本の司法制度や捜査への批判を繰り広げ、身の潔白を訴えた。 ただ主張の内容は従来の域を出たものではなく、出国の手口も明らかにされなかった。もっとも、いくら言葉を重ねたところで逃亡先からでは説得力を欠く。「汚名をそそぎたい」とも述べたが、現状のままでは難しいだろう。正式な裁判を経ずして名誉は回...

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森法相発言ミスにゴーン被告の弁護人が皮肉(2020年1月11日配信『共同通信』)

前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の弁護人は10日、森雅子法相が記者会見で「(被告は)司法の場で無罪を証明するべき」と発言し、後に訂正したことを巡り声明を発表した。「有罪を証明するのは被告ではなく検察だ。あなたの国はこの原則を無視しており、間違えたことは容易に理解できる」と皮肉った。森法相は会見後、「無罪を主張」と言うべきところを「無罪を証明」と言い間違えたとして訂正した。...

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ゴーン被告反論 検察は真実を発信せよ(2020年1月11日配信『徳島新聞』ー「社説」)

 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告が不法出国した背景には、日本の法廷で闘っても勝ち目がないという計算がある。「日産の救世主」は、裁判官相手ではなく、世界に無実を訴える「法廷外闘争」に活路を見いだそうとしたのである。 本拠地レバノンでの記者会見は、反撃の第1弾のはずだった。追い落とし工作に関わったという「日本政府関係者」の実名が最大の関心事だったが、結局明らかにしなかった。内容としては新味に乏し...

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ゴーン被告会見 なぜ法廷で主張しない(2020年1月11日配信『中国新聞』ー「社説」)

 国際世論を味方に付けたいというパフォーマンスに終始したように映る。中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告が現地で記者会見した。 「推定有罪の原則がはびこっている」「公平な裁判を受けられる望みを失った」と、日本の司法制度を批判しながら、自らの潔白を訴えた。 だが一方的に言い分をまくし立てるだけでは、説得力はない。どんなに熱弁を振るっても国外逃亡は正当化できまい。 本当に無実な...

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ゴーン被告会見 司法の場で主張すべきだ(2020年1月11日配信『山陽新聞』ー「社説」)

 逃亡先でどんなに熱弁を振るっても、密出国を正当化することはできない。 金融商品取引法違反の罪などで起訴され、海外渡航禁止などを条件に保釈中だった日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告が昨年末、無断で出国した。国籍のある中東レバノンへ逃亡し、8日、現地で記者会見した。 日本の報道機関の大半を閉め出した会見は、さながら独演会のようだった。日本の司法制度を批判し、起訴された事件は日産幹部と検察による陰謀...

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[ゴーン被告会見] 正当化できない密出国(2020年1月10日配信『南日本新聞』ー「社説」)

 身の潔白を一方的にまくし立てた会見は説得力を欠いた。日本から中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告である。 日本の司法制度を批判し、事件は日本政府関係者や日産による「陰謀」だとする自説を展開した。一方、逃亡の経緯や日本政府関係者の氏名は明かさなかった。 逃亡を計画した理由として、公平な裁判を受けられる望みを失い、妻に会いたかったと説明した。だが、密出国は犯罪行為であり、決し...

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人を動かす基礎となるのは(2020年1月10日配信『熊本日日新聞』ー「新生面」)

「人を動かす基礎となるのは、社員との信頼、理解、十分な意思疎通と透明性だ」。金融商品取引法違反の罪などで起訴され、保釈中に中東のレバノンへ逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告。社長だった2001年に熊日を訪れた際のインタビューで、そう答えていた▼熊本訪問の目的は、販売店視察。「どうすればもっと利益と市場占有率が上がるのか、販売店の社長らから聴いている。技術や営業担当者とも話をし、具体的な...

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ゴーン被告会見 逃げ得許さず真相解明を(2020年1月10日配信『西日本新聞』ー「社説」)

 逃亡先のレバノンでの記者会見は2時間以上に及んだ。完全無罪のアピールだった。しかし日本の刑事司法制度を真っ向から否定し、密出国を正当化する行為は是認できない。速やかに日本に身柄を戻し、「裁き」を受けてもらわねばなるまい。 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告のことだ。8日の会見では、起訴された一連の事件について「日産と検察が仕組み、日本政府も絡んだ迫害行為だ」と訴えた。長期の身柄拘束や家族との接...

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【ゴーン被告会見】日本の法廷で語るべきだ(2020年1月10日配信『高知新聞』ー「社説」)

 「完全無罪」とする主張は日本の法廷でできたはずだ。海外の逃亡先で、ほとんど一方的に自分の考えを述べても、多くの理解は得られなかったのではないか。 会社法違反などの罪で起訴され、保釈中に中東レバノンに逃亡した日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告が現地で会見した。 事件は日本政府関係者や日産による「陰謀」とする自説を長時間にわたって述べた。その一方で、政府関係者が関与したとする根拠や逃亡の経緯な...

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ゴーン被告逃亡/遠のいた真相解明への道(2020年1月10日配信『神戸新聞』ー「社説」)

 保釈中に密出国し、中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告が記者会見を開いた。金融商品取引法違反など東京地検特捜部による起訴内容を全て否定し、無罪を主張した。 会見は計2時間半に及んだが、具体的な証拠は乏しく、日本政府関係者と日産による「陰謀」という自説も説得力を欠いた。被告が選別した記者らに参加が限られ、日本の多くのメディアも除外された。厳しい追及を避けた印象は免れず、「自身...

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ゴーン被告会見 逃亡は正当化できない(2020年1月10日配信『京都新聞』ー「社説」)

 自らの主張をPRする「独演会」の様相を見せたという。 金融商品取引法違反の罪などで起訴され、保釈中にレバノンに逃亡した前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告が、8日に行った記者会見である。 日本からの逃亡後、初めて公の場に姿を現し、世界の注目を集めた。 ところが、核心部分である逃亡の経緯については、触れることを拒んだ。 起訴に至った一連の事件は日産などの仕組んだ「陰謀」だ、と自説を展開しながら、関...

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ゴーン被告会見 主張に説得力あるのか(2020年1月10日配信『東京新聞』-「社説」)

 日産前会長のゴーン被告がレバノンで会見した。日本メディアの大半を締め出し日産や日本の司法制度を批判した。だが逃亡先での主張自体に説得力があるのか、強い疑問を持たざるを得ない。 会見でゴーン被告は日産再建への貢献を強調した上で、日本の司法の在り方を厳しく批判。事件の背景に日産幹部による「クーデターがあった」と断定し、日本政府も加担しているとした。 確かにルノーとの経営統合について日産社内に反対論が...

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「サスペンスは女性のようなもの(2020年1月10日配信『河北新報』ー「河北春秋」)

 「サスペンスは女性のようなもの」。サスペンス映画の巨匠ヒチコックはそう語った。いずれも謎が見る人を引き付けるからだという。スリリングな展開、ハッとするような美女は彼の作品の特徴である▼こちらの謎は世界的な関心を呼ぶ。前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の逃亡劇である。レバノンへの逃亡前、有名プロデューサーに自らを描いた映画の構想を話したと米紙が報じた。ヒチコックが名作を残したハリウッド映画の要素...

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ゴーン被告「彼らは私を排除すれば、自立できると考えた」 レバノン記者会見詳報(2020年1月9日配信『毎日新聞』)

記者会見に臨むカルロス・ゴーン被告=ベイルートで2020年1月8日、AP 保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車の前会長で、フランス自動車大手ルノーの最高経営責任者(CEO)も務めたカルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)などで起訴=が8日午後(日本時間同日夜~9日未明)、首都ベイルートで記者会見し、休憩を挟み約2時間半にわたり持論を展開した。冒頭発言の主な内容は次の通り。脱出方法は「話さない」 今日は...

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ゴーン被告「生まれ変わったよう」米TVで心境(2020年1月9日配信『共同通信』)

会見場で笑顔を見せ、自撮り写真のポーズをとるゴーン被告(ロイター) 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告は8日、CNBCテレビなど複数の米メディアのインタビューに応じ、日本から逃亡してレバノンに到着した際の心境について「生まれ変わったように感じた」と語った。 ゴーン被告はCNBCに、妻キャロル容疑者(東京地検特捜部が偽証容疑で逮捕状)ら家族とレバノンで再会した際、逃亡中に抱いていた不安が消えて喜びに変わっ...

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ゴーン逃亡レバノンに231億円 安倍政権バラマキ外交効かず

全てを見越し…(ゴーン被告) 今こそ、バラマキ外交の成果を問うべきだ。海外で「ハリウッドエスケープ」と称される日産前会長のカルロス・ゴーン被告の密出国劇。逃亡先のレバノン当局は、日本側への身柄引き渡しを拒否する姿勢を重ねて示している。 逃亡費用は2000万ドル(約22億円)以上とされる。日本政府はこのまま、金満ゴーンの「逃げっぱなし」を許すのか。「いざ」という時に効果ナシとは、無尽蔵な札束外交に意...

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「ゴーン被告にテレビ東京記者が質問!」テレ東の緊急特番にネット驚く。日本メディアは何を質問した?(2020年1月9日配信『ハフポスト』)

「なぜ日本メディア少ないのか」との質問には、「日本メディアを除外しているわけではない。たくさんのメディアがいる。客観性を持った記者に来て欲しいと考えていた」と応じた。1月8日に行われた日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告の記者会見。レバノン・ベイルートで開かれた会見では、多くの日本メディアが出席を認められなかった。数少ない日本メディアの一つに選ばれたテレビ東京は緊急特番を放送し、ネット上で驚きの声...

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「自らを不当に正当化」東京地検、異例のゴーン被告批判(2020年1月9日配信『朝日新聞』)

「自らを不当に正当化」東京地検、異例のゴーン被告批判会見会場に入る日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=2020年1月8日午後、レバノン・ベイルート 東京地検の斎藤隆博・次席検事は、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の会見が終わる前の9日午前零時すぎに日英2言語でコメントを発表し、「自身の犯した事象を度外視して、一方的に我が国の刑事司法制度を非難する主張は到底受け入れられない」と批判した。 ...

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ゴーン被告「日産と日本の検察がぐるに」 冒頭発言要旨(2020年1月8日配信『朝日新聞』)

会見前に笑顔を見せる日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=2020年1月8日午後、レバノン・ベイルート カルロス・ゴーン被告(65)が8日に開いた会見で、冒頭での発言の要旨は以下の通り。「これは計画された謀略だ」 ゴーン被告の発言詳細ニュース特集 カルロス・ゴーン    ◇ 自分の世界や家族、友人、会社から引き離されて、400日以上もこの日を待ち望んできた。 私は裁判官や検察官に無罪の弁解をした...

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Author:gogotamu2019
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