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記事一覧

(論)黒川弘務・元東京高検検事長略式起訴(2021年3月19・20・21日)

元検事長略式起訴 検察の刷新につなげよ(2021年3月21日配信『茨城新聞』-「論説」) 東京地検特捜部は知人の新聞記者3人と賭けマージャンをしたとして賭博罪で黒川弘務元東京高検検事長を略式起訴した。週刊誌報道で発覚し、市民団体などが刑事告発。昨年7月、4人とも不起訴処分(起訴猶予)にしたが、一般市民11人で検察による不起訴の当否を審査する検察審査会が黒川氏について「起訴すべきだ」と議決した。 もともと...

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「これで終わりだ」 賭けマージャンに定年延長の黒川元検事長問題、略式起訴した検察の狙いは(2021年3月19日配信『東京新聞』)

 黒川弘務・元東京高検検事長を検察当局が一転して略式起訴としたことで、東京簡裁が略式手続きを「不相当」と判断しない限り、公開の法廷での正式な裁判が開かれることはなくなった。略式起訴の背景に何があったのか。◆強制起訴避けるため 「うちが今回も起訴しなかったら、検察審査会は2度目の審査でも確実に『起訴すべきだ』と議決するだろう。そうなれば強制起訴。大変な公判になる」。ある検察幹部は今年初め、苦笑を交え...

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「こんな茶番は許されない」 黒川元検事長の略式起訴に「市民団体」が痛烈批判(2021年3月18日配信『弁護士ドットコムニュース』)

東京高等検察庁の黒川弘務元検事長が賭けマージャンをしていた問題で、東京地方検察庁は3月18日、黒川氏を単純賭博罪で略式起訴した。黒川氏をめぐっては、市民団体が昨年6月、常習賭博の疑いで刑事告発。同年7月に不起訴処分(起訴猶予)となったものの、同年12月に東京第6検察審査会が単純賭博罪について「起訴相当」と議決していた。東京地検によると、黒川氏と賭けマージャンをして、不起訴処分となっていた新聞社社員3人につ...

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賭けマージャン4回、黒川元検事長を略式起訴…「止められる立場」も勘案(2021年3月18日配信『読売新聞』)

黒川・元東京高検検事長 黒川弘務・元東京高検検事長(64)らの賭けマージャン問題を巡り、東京地検は18日、不起訴(起訴猶予)とした後、東京第6検察審査会から「起訴相当」と議決された黒川元検事長を単純賭博罪で東京簡裁に略式起訴した。同審査会が「不起訴不当」とした産経新聞記者2人と朝日新聞元記者については、再び起訴猶予とした。 発表などでは、黒川元検事長ら4人は新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣...

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菅首相“銘柄”の黒川元検事長と菅原元経産相 一転して「起訴すべき」となった理由(2021年3月14日配信『AERA.com』)

略式起訴される黒川元検事長 去年5月、緊急事態宣言の最中、賭けマージャンをしていた問題で刑事告発され、起訴猶予になった東京高等検察庁の黒川弘務元検事長について東京地方検察庁が検察審査会の「起訴すべき」という議決を受けて再捜査。今度は一転して、賭博の罪で略式起訴することが14日までにわかった。黒川氏とともに賭けマージャンをしていた産経新聞記者2人と朝日新聞元記者は、不起訴となる見通しだ。 安倍政権時代、...

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賭けマージャン問題の黒川元検事長を一転略式起訴へ(2021年3月13日配信『共同通信』)

東京高検の黒川弘務元検事長 東京高検の黒川弘務元検事長(64)が在職中に知人の新聞記者らと賭けマージャンをしていた問題で、東京地検が賭博罪で黒川氏を略式起訴する方針を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。地検は昨年7月、不起訴処分(起訴猶予)としたが、検察審査会が「起訴相当」と議決したことを受けて再捜査しており、判断を一転させることになる。 地検は当初の捜査で、賭博罪の成立を認定した上で社...

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賭けマージャン巡り、黒川元検事長を略式起訴へ…検審で「起訴相当」(2021年3月12日配信『読売新聞』)

黒川弘務元検事長 黒川弘務・元東京高検検事長(64)らの賭けマージャン問題で、単純賭博罪で不起訴(起訴猶予)となり、東京第6検察審査会に「起訴相当」と議決された黒川氏について、東京地検が同罪で略式起訴する方針を固めたことが関係者の話でわかった。「不起訴不当」と議決された産経新聞記者2人と朝日新聞元記者については、改めて不起訴とする見通し。 地検は昨年7月、4人が新型コロナウイルスによる緊急事態宣言...

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法務省 文書管理や決裁規定を見直し 行政手続きの透明性確保(2021年2月22日配信『NHKニュース』)

行政手続きの透明性を確保するため、法務省は、省内の文書管理や決裁に関する規定を見直し、特に重要な解釈の変更については法務大臣を決裁者とするほか、文書の作成日や作成者などの記載を定めました。東京高等検察庁の元検事長の定年延長の際に、検察庁法の解釈の変更が口頭で決裁されたことを踏まえて、法務省の有識者会議は去年12月、行政手続きの透明性の確保に向けて、文書管理などのルールを見直すよう求める報告書をまとめ...

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何が起きていたのか…“官邸の守護神”の定年延長問題が与えた「大きな衝撃」(2021年1月11日配信『現代ビジネス』)

----------2020年に大きな騒動となった黒川弘務・東京高検検事長の「定年延長」問題とは何だったのか? なぜ黒川は「官邸の守護神」と呼ばれるのか? 2016年に始まった安倍政権による法務・検察首脳人事への介入と検察側の抵抗。検察取材の第一人者が極秘情報を駆使してその全容を描いた『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)より特別掲載! ---------- 「定年延長です」 その短いメールが筆者に届いたのは20...

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(論)検察のあり方 信頼回復への議論足りぬ(2020年12月30日配信『毎日新聞』-「社説」)

 検察や法務行政の問題点を有識者が話し合う法務・検察行政刷新会議が、報告書をまとめた。 刷新会議は、黒川弘務・元東京高検検事長が前例のない定年延長の末、賭けマージャンで辞職したことを受け、法務省が設けた。 定年延長問題も取り上げたが、その当否は判断しなかった。検察が国民の信頼を回復するには、議論が不十分と言わざるを得ない。 安倍前政権は、法解釈を強引に変更して黒川氏を職にとどめた。政権に近いと目さ...

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黒川元検事長の賭けマージャン「起訴相当」 検察審査会が議決、東京地検が再捜査へ(2020年12月24日配信『東京新聞』)

東京高検の黒川弘務元検事長(2019年1月撮影)  東京高検の黒川弘務元検事長(63)が知人の新聞記者らと賭けマージャンをしていた問題で、賭博容疑で告発された黒川氏を不起訴(起訴猶予)とした東京地検の処分に対し、検察審査会が「起訴相当」と議決したことが24日、関係者への取材で分かった。東京地検が再捜査する。 地検は今年7月、黒川氏が同4~5月に計4回、知人の産経新聞記者宅で、同紙記者2人と朝日新聞元記...

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証拠改ざん事件10年 捜査・公判改革重ねよ(2020年10月8日配信『佐賀新聞』-「論説」)

 元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の役員報酬過少記載事件で、共犯として金融商品取引法違反の罪に問われた元代表取締役グレゴリー・ケリー被告の公判が先月中旬から東京地裁で始まり、元秘書室長の証人尋問が続いている。元室長は検察と司法取引をして不起訴を約束してもらうのを条件に捜査・公判に全面的に協力している。 10年前、当時の厚生労働省局長を文書偽造で逮捕・起訴した大阪地検特捜部による証拠改ざんが発覚...

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証拠改ざんから10年 不断に検察捜査見直しを(2020年9月28日配信『毎日新聞』-「社説」)

 大阪地検特捜部による証拠改ざん事件の発覚から10年がたった。検察が筋書きに合わせて強引な取り調べを行い、物証まで改変していた。検察への信頼は失墜した。 その後、検察をはじめとした刑事司法改革が進められてきた。しかし、依然として課題は多い。 改革で、録音・録画による取り調べの可視化は大きく進んだ。 裁判員裁判の対象事件と検察の独自捜査事件は、逮捕した容疑者の取り調べを全て録音・録画するよう義務づけ...

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復権した特捜部、課題は是正されたのか 押収資料改竄事件10年(2020年9月19日配信『産経新聞』)

 法務検察史上最悪の不祥事とされる大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)事件が発覚してから、21日で10年。政官財に巣くう巨悪を摘発してきた「最強の捜査機関」の威信は地に落ち、東京、大阪、名古屋の3つの特捜部は独自捜査体制の縮小を余儀なくされた。「もうロッキードやリクルートのような事件はできない」。そんな悲観論もあった特捜部が今、再び存在感を放ち始めた。背景に何があるのか。改竄事件で露呈した特捜...

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法務・検察行政への信頼回復のための会議 大臣に議論状況報告(2020年9月10日配信『NHKニュース』)

法務・検察行政への信頼を回復するために設置された会議が開かれ、座長が、森法務大臣に対し、検察官の倫理規範を新たに設けるかで意見が分かれていることなど、これまでの議論の状況について報告しました。東京高等検察庁の黒川元検事長が賭けマージャンの問題で辞職したことを受けて設置された法務・検察行政刷新会議の4回目の会合が法務省で開かれ、終了後、座長を務める早稲田大学の前の総長の鎌田薫氏が、これまでの議論の状...

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林検事総長 傷ついた信頼を取り戻せ(2020年8月4日配信『新潟日報』-「社説」)

 数々の問題、不祥事があり、組織に対して国民が厳しい目を向けている中である。 逆風下でどう組織を立て直し、信頼回復していくのか。手腕が問われる。 検察トップの稲田伸夫検事総長が先月、退官し、後任の検事総長に東京高検検事長だった林真琴氏が就任した。 林氏は就任会見で「厳正公平、不偏不党」を強調した。検察と政治との距離についての国民の疑念を払拭(ふっしょく)するには、日々の検察の仕事の中でこの気構えを...

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検察刷新会議 深い不信を解けるのか(2020年7月29日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 「信頼回復」が目的だと言うけれど、いったい何を議論するのか理解に苦しむ。森雅子法相が設けた私的諮問機関「法務・検察行政刷新会議」である。 不信が向けられているのは、黒川弘務・元東京高検検事長をめぐる一連の問題だ。にもかかわらず、前例がない定年の延長や、先の国会で廃案になった検察庁法の改定案は取り上げないという。 先日の初会合で主な検討課題として挙げたのは三つ。検察官の倫理、法務行政の透明化のほか...

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検察刷新会議 政治の介入なぜ論じぬ(2020年7月25日配信『北海道新聞』-「社説」)

 法務省は、有識者による法務・検察行政刷新会議を設置した。 黒川弘務元東京高検検事長の賭けマージャン問題で損なわれた法務省と検察庁の信頼回復につなげるのが目的だという。 この半年、黒川氏の異例の定年延長を発端に、検察庁法改正案の国会提出・廃案と、法務・検察を巡る混乱が続いた。 時の政権による恣意(しい)的な人事介入につながるとして、世論の激しい反発を受けた。政界の汚職事件に切り込む検察の中立性にも...

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検事総長の交代 政治からの距離を保て(2020年7月23日配信『中国新聞』-「社説」)

 検察トップの稲田伸夫検事総長が退任し、後任に林真琴東京高検検事長が就任した。政治との距離感に国民から厳しい視線が向けられている。検察組織を立て直し、信頼回復に努めることが新体制の責務だ。 林氏は就任会見で、「検察はどのような時にも厳正公平、不偏不党を旨とすべきだ」と強調した。その言葉に偽りなく、地道で厳正な職務遂行を積み重ね、国民が抱く不信感を払拭(ふっしょく)していくしかない。 この半年間、検...

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検察と政治 独立性保つための議論を(2020年7月22日配信『西日本新聞』-「社説」)

 「刷新」という名にふさわしい会議でなければならない。問題の本質から目をそらすような議論で終わるのなら、国民の検察不信は増幅するだけだ。 東京高検検事長だった黒川弘務氏の定年延長や賭けマージャン問題を受け、森雅子法相が立ち上げた「法務・検察行政刷新会議」の初会合が先週、法務省であった。鎌田薫・前早稲田大総長を座長とする12人の法律家や有識者で構成され、半年をめどに結論をまとめるという。 ところが、出...

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検事総長の交代 説明尽くし信頼の回復を(2020年7月20日配信『毎日新聞』-「社説」)

 検察トップの検事総長が稲田伸夫氏から林真琴氏に交代した。国民の信頼回復が責務だ。 東京高検検事長だった黒川弘務氏の前例のない定年延長を発端に、この半年、検察を巡る混乱が続いた。その間、時の政権による人事介入につながりかねない検察庁法改正案が提出された。 改正案は強い反発を受けて廃案となり、黒川氏は賭けマージャンが発覚して辞職した。だが、検察は政治的中立性に疑念を抱かれ、信頼を失った。 一連の動き...

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信頼回復「重い使命自覚を」 林検事総長、賭けマージャン問題に(2020年7月17日配信『毎日新聞』)

検事総長に就任し記者会見する林真琴氏=東京都千代田区で2020年7月17日午後5時57分 第31代検事総長に17日付で就任した林真琴氏(62)が東京・霞が関の最高検で記者会見し、「検察権の行使が国民の信頼という基盤に支えられていることを意識し、検事総長として全力を尽くしたい」と抱負を語った。 林氏は会見で、緊急事態宣言中に賭けマージャンをして黒川弘務・元東京高検検事長が辞職した不祥事について「深く重く受け止めてい...

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賭けマージャン問題で行政刷新会議の初会合(2020年7月16日配信『NHKニュース』)

法務・検察行政刷新会議の初会合が開かれ、森法務大臣は「透明性や説明責任など大きな課題を克服し、法務・検察に対する信頼を再び回復しなければならない」と述べ、協力を要請しました。法務・検察行政刷新会議は東京高等検察庁の黒川前検事長が賭けマージャンの問題で辞職したことを受けて設置され、16日、初会合が開かれました。初会合には座長を務める早稲田大学の前の総長の鎌田薫氏のほか、元検察官や元裁判官などメンバー12...

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検事総長の交代 政治権力と距離を保て2020年7月15日配信『東京新聞』-「社説」)

 検事総長が17日に交代する。稲田伸夫氏から林真琴・東京高検検事長に…。検察トップは首相官邸の意向で左右されてはならない。政治との距離を保ち、国民の信頼を得るよう努めてほしい。 検事総長の人事をめぐってこれほど、あからさまな政治の介入があったことは近年にない。前東京高検検事長の黒川弘務氏を就けたい官邸の意向と林氏を推す法務・検察の意思とが激しくぶつかり合ったとされる。 表面化したのは、1月にあった...

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法務・検察行政刷新会議 16日に初会合 賭けマージャン問題受け(2020年7月14日配信『NHKニュース』)

法務・検察行政に対する信頼を回復するため、法務省は16日、新たな会議の初会合を開き議論を始めることになりました。東京高等検察庁の黒川前検事長が、賭けマージャンの問題で辞職したことを受け、法務省は、法務・検察行政刷新会議を設けました。そして、16日初会合を開き、座長を務める早稲田大学の前の総長の鎌田薫氏を中心に法務・検察行政に対する信頼回復に向けて、議論を始めることになりました。森法務大臣は記者会見で、...

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「納得できない」黒川氏不起訴に検察審査会申し立て(2020年7月12日配信『共同通信』)

東京検察審査会に審査を申し立て、記者会見する市民団体の岩田薫共同代表(中央)ら(共同)市民団体のメンバーらは13日、賭けマージャンをしたとして賭博容疑などで告発した東京高検の黒川弘務前検事長と記者ら3人を不起訴とした東京地検の処分を不服として、東京検察審査会に審査を申し立てた。市民団体の岩田薫共同代表は東京都内で記者会見し「検察は身内に極めて甘く、納得できない。市民目線で判断すれば、不起訴不当か起訴...

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黒川前検事長と記者らを不起訴処分に 賭けマージャン 東京地検(2020年7月10日配信『毎日新聞』)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中に新聞記者らと賭けマージャンをしたとして、賭博や常習賭博、贈収賄容疑で告発された黒川弘務・前東京高検検事長(63)について、東京地検特捜部は10日、不起訴処分とした。ともにマージャンをしたとされた新聞記者ら3人も同様に不起訴とした。 法務省が5月22日に公表した調査結果によると、黒川氏は、産経新聞記者2人、朝日新聞社員1人と約3年前から月に1、2回程度、賭けマー...

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稲田検事総長が7月中に退任へ…後任に林検事長(2020年6月30日配信『読売新聞』)

稲田伸夫検事総長林真琴・東京高検検事長 検察トップの稲田伸夫・検事総長(63)が7月中に退任する意向であることが関係者への取材で分かった。後任には林真琴・東京高検検事長(62)が就く見通し。検察ナンバー2だった黒川弘務・前東京高検検事長(63)が賭けマージャン問題で5月に辞職しており、林氏にとっては、国民の信頼回復や検察組織の立て直しが急務となる。黒川弘務・前東京高検検事 稲田氏は法務省官房長や同...

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黒川弘務氏に5900万円 なぜ不祥事を起こしても「退職金」が支払われる?(2020年6月25日配信『オトナンサー』)

著者 : オトナンサー編集部アドバイザー : 木村政美(きむら・まさみ) 賭けマージャンをして東京高検検事長を辞職した黒川弘務氏に、約5900万円の退職金が支給されました。不祥事を起こしたにもかかわらず、なぜ、高額の退職金がもらえるのでしょうか。黒川弘務氏 新聞記者らと賭けマージャンを行っていたことが週刊誌の報道で発覚した、東京高等検察庁の黒川弘務検事長が5月に辞職しました。その際、黒川氏は訓告処分となりま...

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検察官の定年延長 人事介入の余地なくせ(2020年6月25日配信『秋田魁新報』-「社説」)

 政府が先の国会に提出した検察庁法改正案が廃案となった。政府、与党は、内閣や法相の判断で検察幹部の定年を延長できる特例規定を撤回する修正を行った上で、次期国会以降に再提出する方針だ。だが、特例をなくせば済む問題ではない。 1月末に当時の東京高検検事長、黒川弘務氏の定年延長を閣議決定したことが問題の発端である。法案の特例を削除しても、閣議決定が前例として残っていては将来、同じことが繰り返される懸念が...

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検察庁法改正案の廃案 人事介入の懸念は消えぬ(2020年6月24日配信『毎日新聞』-「社説」)

 検事総長や検事長らの定年を内閣の裁量で最長3年間延長できる特例を盛り込んだ検察庁法改正案が、先の国会で廃案になった。 政府は、この特例を削除したうえで、検察官の定年を引き上げる改正案を再提出する方針という。 だが、法案を修正すれば済む問題ではない。任命権者の判断で定年延長を可能とする国家公務員法の規定が、検察官にも適用されるという政府の法解釈は、そのままになっているからだ。 問題の発端は、東京高...

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定年延長廃案に 仕切り直し国民的論議を(2020年6月20日配信『北国新聞』-「社説」)

 検察庁法改正案を含む国家公務員法改正案について、与野党が廃案とすることに合意した。当初は継続審議として秋の臨時国会での成立を目指す方針を示していたが、政府は次の国会であらためて法案を出し直すことになる。 国家公務員法改正案をめぐっては、世論調査で反対が7割近くに達し、内閣支持率の急落を招く要因にもなった。安倍晋三首相は、ごり押しは得策ではないと判断したのだろうが、それ以上に、批判を一身に浴びてま...

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黒川氏に退職金5900万円 法相「手当法に基づく」(2020年6月19日配信『時事通信』)

 森雅子法相は19日の記者会見で、新聞記者らと賭けマージャンをした責任を取って辞職した黒川弘務前東京高検検事長の退職金について、「国家公務員退職手当法に基づき、本日中には支払われると承知している」と述べた。 金額に関しては「一般論」と断った上で、黒川氏のような勤続37年で東京高検検事長を務めた職員が自己都合退職する場合、約5900万円支給されると説明した。 黒川氏は5月22日付で辞職。同法は、退職...

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結局は黒川氏のためだった? 検察庁法改正案が廃案に(2020年6月18日配信『東京新聞』)

国会が閉幕した17日、新型コロナ対策などの議論を続けるべきだとして会期延長を求める市民らが座り込みを行った =東京・永田町で 検察官の定年を政府の判断で延長できるようにする検察庁法改正案を含む国家公務員法改正案は、17日の通常国会閉会で廃案となった。野党や世論の強い反発を受け、政府・与党は5月、通常国会での成立を断念。政府・与党は検察庁法改正案のうち、検察官の定年を内閣や法相の判断で延長できる特例...

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国家公務員改正法案は廃案 継続審議手続きとらず国会閉会へ(2020年6月17日配信『産経新聞』)

 衆院内閣委員会は17日、付託されていた検察官定年延長を含む国家公務員法改正案について、次期国会で審議するための継続手続きを行わず、国会閉会による廃案が事実上決まった。 菅義偉(すが・よしたけ)官房長官は17日の記者会見で、廃案に関し「複雑、高度化する行政課題に的確に対応するために、国家公務員の定年引き上げが必要という認識に変わりはない」と強調した。「さまざまな意見は承知しており、政府としてはそう...

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イトマン事件を指揮した元検事総長が黒川氏退職金問題を喝「法相とは口もきかない」(2020年6月17日配信『AERA.com』)

元検事総長の土肥孝治弁護士 元東京高検検事長の黒川弘務氏が、賭けマージャンで辞任に追い込まれて1か月。法務省は黒川氏に退職金、5900万円を今週にも支払うことを国会で明らかにした。 賭けマージャンが週刊文春に報じられた後、自己都合で退職したことで、退職金は一部が減額されたという。国民民主党・原口一博衆院議員はこう指摘する。「賭けマージャンを認めて、内規の訓告処分を受けている黒川氏は、本来なら懲戒処分相...

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検察幹部定年の特例撤回へ 改正案を再提出方針(2020年6月17日配信『共同通信』)

 政府、与党は17日、検察庁法改正案に規定した内閣や法相の判断で検察幹部の定年を延長できる特例を撤回する方針を固めた。 検察庁法を含む国家公務員法改正案を17日閉会する今国会でいったん廃案にした上で、次期国会以降に再提出する。政権幹部が明らかにした。 改正案は5月、ツイッター投稿を契機にした世論の強い批判を受けて政府、与党が今国会成立を断念。廃案にするか、継続審議とするかで調整を続けていた。 安倍晋三...

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記者ら2人を懲戒処分 前検事長と賭けマージャン―産経新聞社(2020年6月16日配信『時事通信』)

 黒川弘務前東京高検検事長との賭けマージャン問題で、産経新聞社は6月16日、東京本社社会部次長と記者を出勤停止4週間の懲戒処分とした。監督責任を問い、井口文彦編集局長ら3人も減給処分とするなどした。飯塚浩彦社長は報酬の一部を自主返上する。 なお、朝日新聞社は5月29日、東京高検の黒川弘務・前検事長の賭けマージャン問題で、経営企画室に勤務していた管理職の社員(50)=現在は人事部付=を停職1カ月とする...

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公務員定年延長 拙速を避け議論尽くせ(2020年6月16日配信『北海道新聞』-「社説」)

 国家公務員の定年を段階的に65歳へ引き上げる国家公務員法改正案は、今国会での成立見送りが確実になった。 国会審議では、関連法案として同時に提出された検察幹部の定年延長を特例で認める検察庁法改正案に批判が集中したが、定年延長全般を規定した公務員法改正案自体にも問題がある。 法案では60歳以降の給与について、それ以前の7割を保証する。 検討事項として給与や評価制度の見直しを盛り込んだが、人件費抑制の...

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黒川弘務氏は常習賭博罪と市民団体 「告発」は誰でも、誰に対してもできる? 告訴との違いは?(2020年6月11日配信『オトナンサー』)

賭けマージャン問題で東京高検検事長を辞職した黒川弘務氏を、市民団体が告発しました。そもそも、「告発」は誰でも、誰に対してもできるのでしょうか。 賭けマージャン問題で東京高検検事長を辞職した黒川弘務氏は「常習賭博罪に当たる」として6月2日、市民団体が告発状を東京地検特捜部に提出したという報道がありました。黒川氏は現金を賭けたマージャンを複数回行ったことを認めており、捜査・立件されないことを疑問視しての...

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検察刷新会議/政治権力の排除こそ議題だ(2020年6月11日配信『河北新報』-「社説」)

 核心に触れようとせず、検察の何を刷新しようとしているのか。迷走しているとしか思えない。 森雅子法相が5月26日、法務・検察行政刷新会議(仮称)の新設を打ち出した。 黒川弘務前東京高検検事長の賭けマージャン問題を受け、「法務・検察に対し、さまざまな批判を受けている。信頼を回復し、適正に役割を果たしていけるよう、しっかりと議論できる場にしたい」と設置目的を説明した。 こう表明した以上、黒川氏の定年延...

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指揮に「不服従」も…(2020年6月14日配信『東京新聞』ー「私説・論説室より」)

 検察は動かず−やきもきどころか、腹立たしい近年だった。モリ・カケ疑惑もそう。国有地を不当に安く売却しても、おとがめなしとは。決裁文書を改ざんしても「全員不起訴」−どういうことか。 1990年ごろ、検察庁を担当した者には不可解だった。当時、ロッキード公判は終わっていたが、リクルート事件は公判中。数多くの経済事件とともに政界捜査は特捜検事の宿題みたいなものだったと思う。93年には金丸信・自民党元副総裁...

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「検察庁法改正案 直ちに廃案を」弁護士団体(2020年6月9日配信『NHKニュース』)

渡海雄一弁護士内閣の判断で検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案に反対する弁護士の団体が9日、オンラインで会見を開き、「改正案を継続審議するという与党側の方針は、検察の捜査へのけん制ともなり得るものだ」などとして直ちに廃案にするよう訴えました。内閣の判断で検察幹部らの定年延長を最長3年まで可能にする検察庁法の改正案について、政府・与党は今の国会での成立を見送ることを決めましたが、与党側は先月26...

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黒川前検事長の訓告、「不適切」62%(2020年6月8日配信『日本経済新聞』)

日本経済新聞社の世論調査で賭けマージャン問題により辞職した黒川弘務前東京高検検事長への処分が懲戒処分にあたらない訓告となったことについて「適切ではない」との回答は62%だった。「適切だ」の29%を上回った。自民党支持層でも「適切ではない」は54%で、野党支持層では79%まで高まった。「適切ではない」と答えた人の65%が内閣を「支持しない」と答えており、内閣支持率を押し下げる要因になった。黒川氏は新型コロナウイル...

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【点描・永田町】官邸の“守護神”が“疫病神”に転落(2020年6月7日配信『時事通信』)

 永田町や霞が関で「官邸の守護神」と目されてきた黒川弘務東京高検検事長が、突然、辞職に追い込まれて大騒動となった。緊急事態宣言下の大型連休中などに、大手新聞社の懇意な記者らと、都内のマンションの一室で「3密」そのものの賭けマージャンをしていたことを、週刊誌に暴露されたためだ。 黒川氏は前例のない定年延長閣議決定で2月の退官を免れ、7月の検事総長就任が噂されていた。ただ、「官邸による黒川氏の特別扱い」...

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法務省「黒川氏の退職、捜査に支障ない」 定年で「重大な障害」だったのでは?(2020年6月6日配信『毎日新聞』)

 賭けマージャンで辞職した黒川弘務・前東京高検検事長の定年延長問題を巡り、法務省の川原隆司刑事局長は4日の参院法務委で、黒川氏の退職により「捜査に特段の支障は生じない」と答弁した。「黒川氏の退職で捜査に重大な障害が生じる」(森雅子法相)として定年延長を決めた1月の閣議決定の根拠が大きく揺らいでいる。参院法務委のやり取りは以下の通り。 山添拓氏(共産) 黒川氏の退官願いを受けて、大臣は慰留されたのか。...

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金子勝教授 森雅子法相を批判 黒川弘務氏を刷新会議の議題にせず(2020年6月6日配信『デイリースポー』)

 立教大学特任教授で慶応大学名誉教授の金子勝氏が6日、ツイッターに新規投稿。森雅子法相が5日の参院本会議で、賭けマージャンで東京高検検事長を辞職した黒川弘務氏の定年延長や訓告処分を「法務・検察行政刷新会議」の議題に含めないとしたことについて批判した。 金子氏は「【問題だから刷新会議じゃないのか】」とし、「森雅子法相は5日の参院本会議で、黒川前検事長の賭けマージャン問題を受けて法務省内に設置される『...

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自衛隊員の「テンピン停職」知りながら…法務省、黒川氏処分の「参考にせず」(2020年6月5日配信『毎日新聞』)

 政府は5日の閣議で、賭けマージャン問題で辞職した黒川弘務・前東京高検検事長への訓告処分について、法務省の担当部局が同じレートで賭けマージャンをした自衛隊員が2017年に訓告よりも重い「停職」の懲戒処分となった事案を把握しながら、「参考にしなかった」とする答弁書を閣議決定した。森雅子法相は国会で「限界があり、他省庁の先例を見つけることはできなかった」などと答弁している。野党が説明の食い違いを追及する可...

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黒川氏、ハイヤー乗らず 賭けマージャン向かう際―政府答弁書(2020年6月5日配信『時事通信』)

 政府は5日の閣議で、産経新聞記者らとの賭けマージャンで辞職した黒川弘務前東京高検検事長の問題で、黒川氏が5月1、13両日に記者宅を訪れた際に記者側のハイヤーや公用車を利用していなかったとする答弁書を決定した。ほかの具体的な交通手段は明らかにしなかった。 両日以外で記者宅に向かう際にハイヤーなどを利用したかについても「日付が特定できず、回答は困難」とした。国民民主党の後藤祐一衆院議員の質問主意書に...

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黒川問題は検察刷新会議の議題外 森法相「勤務延長や処分は適正」(2020年6月5日配信『共同通信』)

参院本会議で答弁する森法相=5日午前 森雅子法相は5日の参院本会議で、法務省に設置予定の「法務・検察行政刷新会議(仮称)」に関し、賭けマージャン問題で辞任した黒川弘務前東京高検検事長の定年延長や訓告処分、検察幹部の定年延長を可能とする検察庁法改正案について、協議対象には含めない意向を示した。3点を列挙し「黒川氏の勤務延長や処分は適正に行われた。検察庁法改正案の内容も適切で、これらの適否を同会議の議...

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Author:gogotamu2019
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