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記事一覧

心愛さん父に二審も懲役16年 千葉小4虐待死、東京高裁(2021年3月4日配信『共同通信』)

栗原勇一郎被告(フェイスブックから) 千葉県野田市の自宅で2019年1月、小学4年の栗原心愛さん=当時(10)=を虐待して死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告(43)の控訴審判決で、東京高裁(近藤宏子裁判長)は4日、懲役16年とした一審千葉地裁の裁判員裁判判決を支持し、被告の控訴を棄却した。 控訴審で弁護側は、一審判決に事実誤認があり、量刑が重すぎると主張していた。 昨年3月の一審判決は、心愛...

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千葉県野田市 女児虐待死事件 24日で2年 小学校で黙とう(2021年1月23日配信『NHKニュース』)

千葉県野田市で小学4年生の女の子が虐待を受けた末に死亡した事件から24日で2年となるのを前に、女の子が通っていた小学校では黙とうがささげられ、改めて女の子の死を悼みました。おととし1月24日、千葉県野田市の小学4年生栗原心愛さん(当時10歳)が自宅の浴室で死亡しているのが見つかった事件では、傷害致死などの罪に問われ1審で懲役16年の判決を受けた父親の勇一郎被告(43)に対する2審の判決が、3月4日に言い渡される予定...

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野田虐待死 父親が控訴 懲役16年判決不服(2020年4月1日配信『東京新聞』)

 千葉県野田市の自宅で2019年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待死させたとして傷害致死罪などに問われ、1審千葉地裁で懲役16年の判決を受けた父親勇一郎被告(42)が、判決を不服として、東京高裁に控訴した。3月31日付。千葉地裁が1日に明らかにした。 3月19日の1審千葉地裁の裁判員裁判判決は、起訴された6件の起訴内容全てを有罪と認定。その上で「先例を大きく超える極めて悪質...

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千葉・小4虐待死判決/教訓くみ取り対策の徹底を(2020年3月25日配信『河北新報』-「社説」)

 幼い命をなぜ虐待から救えなかったのか。虐待のない社会をいかにつくるのか。痛ましい事件から教訓をくみ取り、悲劇を二度と繰り返さないよう、対策を確実に進めなくてはならない。 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待し死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告の裁判員裁判で、千葉地裁は懲役16年の判決を言い渡した。 同種事件では異例の重い量刑が科された。弁護側は「...

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千葉虐待死判決 社会全体で子どもの安全確保を(2020年3月22日配信『愛媛新聞』-「社説」)

 昨年1月、千葉県野田市の小学4年栗原心愛さんを虐待し死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告の裁判員裁判で、千葉地裁は懲役16年の判決を言い渡した。 被告側は罪は争わないとしつつ、暴行の多くを否定したが、判決は起訴された六つの罪を全て認定。「尋常では考えられないほど凄惨(せいさん)で陰湿」とし、これまでの同種事件を上回る異例の量刑とした。 子どもは親の所有物ではなく虐待は絶対に許さ...

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栗原心愛(みあ)さんに虐待に関する社説・論説集(2020年3月21日)

千葉小4虐待死/教訓を生かせているか(2020年3月22日配信『山陰中央新報』-「論説」) 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さんに虐待を繰り返し、昨年1月に死亡させたとして傷害致死などの罪に問われた父勇一郎被告の裁判員裁判で、千葉地裁は懲役16年の判決を言い渡した。母は被告の暴行を止めなかったとして傷害ほう助罪で執行猶予付きの有罪判決が確定。法廷で虐待の模様を詳しく証言した。 被告は「罪は争...

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野田虐待死で判決 子どもを守る連携強化を(2020年3月21日配信『毎日新聞』-「社説」)

 千葉県野田市で小学4年の栗原心愛(みあ)さんを虐待死させたとして、千葉地裁が父親の勇一郎被告に懲役16年の判決を言い渡した。 父親は暴力の内容をほぼ認めず、日常的虐待を否定したが、判決は母親の証言などから全面的に退けた。 裁判では、心愛さんが屈伸をさせられたり、大泣きしたりする様子を撮影した動画が証拠とされた。判決は「理不尽な支配欲から虐待を続け人格を全否定した」と批判した。 過去の虐待死事件の...

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野田虐待死 懲役16年 暴力で支配 根底迫れず 被告、最後まで無表情(2020年3月20日配信『東京新聞』)

 千葉県野田市の小学4年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待死させたとして、傷害致死罪などに問われた父親勇一郎被告(42)は、千葉地裁で懲役16年の判決理由を言い渡される間、無表情で正面を見据え、身動きすることもなかった。審理に参加した裁判員や傍聴者は、被告の真意や虐待が生まれた背景をつかみきれず、もどかしい思いを抱えながら公判を振り返った。◆認定心理士「命奪った結果だけ受け止め」「暴力以外...

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野田虐待死判決に関する社説・論説集(2020年3月20日)

千葉虐待死判決 再発防ぐ強固な連携を(2020年3月20日配信『北海道新聞』-「社説」) 千葉県野田市で昨年1月に栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待して死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告(42)の裁判員裁判で、千葉地裁は懲役16年の判決を言い渡した。 同種事件では異例の重い刑だ。 弁護側は「しつけが行き過ぎた」と情状酌量を求めたが、判決は「独善的な考え方と支配欲から虐待...

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被告の心理と行政側の問題 心愛さん虐待死の裁判で見えた意義(2020年3月19日配信『yahooニュース』)

山脇由貴子 | 心理カウンセラー 家族問題カウンセラー16年の有罪判決 千葉県野田市で当時小学校4年生の栗原 心愛さんが自宅浴室で死亡した虐待事件で、父親である勇一郎被告に対して懲役16年の判決が言い渡されました。 心愛さんが受けた虐待の内容を考えると、「軽い」と感じざるを得ません。けれど私が児童相談所で勤務している時、子どもを虐待した親が逮捕もされずに普通の生活をし続けていたことは多々ありました。その...

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千葉女児虐待死 父親に懲役16年判決 同種事件の量刑大きく超える(2020年3月19日配信『産経新聞』)

 千葉県野田市の自宅で昨年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待して死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判の判決公判が19日、千葉地裁で開かれ、前田巌裁判長は懲役16年(求刑懲役18年)を言い渡した。同種の虐待事件の量刑傾向を大きく超える判決となった。 弁護側は先月21日の初公判で傷害致死罪の成立を認めたものの、死亡に至ったとされる起訴内...

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小4女児虐待死事件 父親に懲役16年の判決 千葉地裁(2020年3月19日配信『NHKニュース』)

 千葉県野田市で小学4年生の女の子を虐待して死亡させたとして傷害致死などの罪に問われた42歳の父親に対し、千葉地方裁判所は懲役16年の判決を言い渡しました。 去年1月、千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さん(当時10)が自宅の浴室で死亡しているのが見つかった事件では、父親の勇一郎被告(42)が冷水のシャワーを顔に浴びせ続けて死亡させたなどとして傷害致死などの罪に問われています。 先月から開かれた裁判員裁判...

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千葉小4虐待死裁判(2020年3月18日配信『宮崎日日新聞』-「社説」)

◆悲劇根絶へ対策点検怠るな◆ 千葉県野田市立小4年、栗原心愛(みあ)さんの虐待死事件で傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告に、検察側は「凄惨(せいさん)で拷問といっても差し支えない行為」として懲役18年を求刑した。19日、判決が言い渡される。 千葉地裁の裁判員裁判初公判で、勇一郎被告は「娘にしてきたことはしつけの範囲を超える。深く反省している」と述べた一方で、衰弱させたり、冷水シャワーを掛けたりした...

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「助けて、ママ。お願い」 心愛さん虐待死 裁判からたどる「密室」の記録(2020年3月18日配信『東京新聞』)

栗原心愛さんの自宅アパートの玄関。事件直後は大勢の友人らが花や菓子を手向けていた(昨年2月撮影) 千葉県野田市の小学4年栗原心愛さん=当時(10)=を虐待死させたとして、傷害致死罪などに問われた父親勇一郎被告(42)の裁判員裁判は19日午前11時から、千葉地裁で判決が言い渡される。検察側は「拷問ともいえる壮絶な虐待だった」として懲役18年を求刑。弁護側は「日常的な虐待ではなかった」と情状酌量を求め...

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野田虐待死公判 涙流すも行為は否定続け 被告人質問終了 証人証言と矛盾も(2020年3月7日配信『東京新聞』)

 野田市の小学4年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=の虐待死事件で、傷害致死罪などに問われた父親勇一郎被告(42)の裁判員裁判は6日、3日間の被告人質問を終えた。勇一郎被告は弁護側の質問に、涙を流しながら話したが、検察側から証人の証言との矛盾を指摘される場面もあった。2018年7月以降の行為を「虐待だった」と認めた一方、起訴内容の行為の多くを否定した。 心愛さんが死亡する直前の状況について、母親...

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野田虐待死裁判、父親「事実しかしゃべっていない」(2020年3月6日配信『TBSニュース』)

 千葉県野田市で小学4年の栗原心愛さんを虐待死させた父親の裁判で、父親は、心愛さんが亡くなった日について、検察側から母親の証言と食い違いがあることを指摘され「私は事実しか喋っていません」などと主張しました。 5日に引き続き行われている被告人質問では検察側が、父親の栗原勇一郎被告に心愛さんが死亡するまでのいきさつについて聞いています。勇一郎被告は5日に弁護側から「心愛さんにしてきたことは虐待ですか」...

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【野田小4虐待死、被告人質問2日目詳報】(1)涙ながらに思い出話すも、虐待行為の多くを否定(2020年3月5日配信『産経新聞』) 

千葉地裁の法廷 千葉県野田市で昨年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待して死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判第8回公判が5日、千葉地裁(前田巌裁判長)であった。4日に引き続き、弁護側による被告人質問が行われ、勇一郎被告は虐待行為の多くについて否定した。 勇一郎被告は、傷害致死と傷害、暴行、2件の強要という心愛さんに対する5つの罪のほ...

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小4女児虐待死裁判 被告の父親 暴行は「娘のうそ」千葉(2020年3月4日配信『NHKニュース』)

千葉県野田市で小学4年生の女の子を虐待して死亡させたとして傷害致死などの罪に問われている42歳の父親の裁判は4日から被告人質問が始まり、女の子が小学校のアンケートで訴えた被告からの暴行について「娘がされてもいないのにうそを書いたと思います」と述べて否定しました。去年1月、千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さん(当時10)が自宅の浴室で死亡しているのが見つかった事件では、父親の勇一郎被告(42)が冷水のシ...

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「ママー助けて、お願いママ」何度も助けを求めた心愛さん 証人出廷の母親が娘の死後にみせた異常な表情(2020年3月1日配信『週刊文春デジタル』)

 千葉県野田市で小学4年生だった栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死したとされる事件。傷害致死罪などで起訴されている父親の勇一郎被告(42)に対する裁判員裁判が千葉地裁で開かれている。その中で、2月26、27日、心愛さんの母親(33)も証人として出廷し、証言した。亡くなった栗原心愛さん 母親は昨年6月、勇一郎被告の虐待を制止しなかったとして、傷害幇助罪で懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の有罪判決が言い渡...

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子供への虐待 悲劇への反省が足りない(2020年2月28日配信『産経新聞』-「主張」)

 昨年1月に千葉県野田市の小学4年、当時10歳だった栗原心愛(みあ)さんが虐待死した事件で、彼女が自分宛てに書いた手紙を祖母が公開した。 手紙はこう結ばれていた。「未来のあなたを見たいです。あきらめないで下さい」。心愛さんがどのような気持ちでこれを書いたのか。想像するだけで胸が痛い。 同じ悲劇を繰り返さぬため、親権者らによる体罰禁止規定を盛り込んだ改正児童虐待防止法が4月に施行される。 厚生労働省...

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【千葉小4虐待死】「正義感強い長女を気に入らず」 心愛さんの母、被告の性格「二面性ある」(2020年2月27日配信『産経新聞』)

 千葉県野田市で昨年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待して死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判第4回公判が27日、千葉地裁であり、前日に続き心愛さんの母親(33)=傷害幇助(ほうじょ)罪で有罪確定=の証人尋問が行われた。母親は心愛さんが死亡するに至った状況について「被告が監視し、食事をあげられなかった」と証言。被告が虐待した理由につ...

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野田虐待死公判 母「できる限り重い刑に」 被告の暴行を証言(2020年2月27日配信『東京新聞』)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待し死なせたとして、傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告(42)の裁判員裁判公判が27日、千葉地裁(前田巌裁判長)で開かれた。心愛さんの母(33)は証人尋問で、心愛さんが死亡するに至った2019年1月22~24日の状況について「被告が監視し食事をあげられなかった。ぬれた下着姿で風呂場に朝まで立たされていた」と証言した。被告には「二面性...

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【野田小4虐待死、父親第2回公判詳報】「息子が虐待すると思わず」(2020年2月25日配信『産経新聞』)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が昨年1月、自宅で死亡した虐待事件で、傷害致死罪などに問われた父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判第2回公判が25日、千葉地裁(前田巌裁判長)であり、被告の妹と母親の証人尋問が行われた。供述調書と証言の主な内容は次の通り。【沖縄から野田市へ】 妹 平成29年7月末、兄と心愛、次女が沖縄県から野田市に来て、9月下旬まで実家で同居した。9月初...

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野田虐待死公判 心愛さん「毎日が地獄」 父との生活、母証言(2020年2月26日配信『東京新聞』)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待し死なせたとして、傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告(42)の裁判員裁判公判が26日、千葉地裁(前田巌裁判長)で開かれた。心愛さんの母(33)は、2017年7月に沖縄県から千葉県に引っ越した直後の生活について心愛さんから「『毎日が地獄だった』と言われた」と証言した。 心愛さんと被告は先に野田市に転居し、母は同年9月ごろから同居。そ...

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「パパに蹴られた」心愛さん、引っ越し直後訴え 虐待死公判 被告の妹証言(2020年2月25日配信『東京新聞』)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待し死なせたとして、傷害致死などの罪に問われた父勇一郎被告(42)の裁判員裁判第2回公判が25日、千葉地裁(前田巌裁判長)で開かれた。勇一郎被告の妹が証人尋問で、心愛さんが2017年夏に沖縄県から千葉県に引っ越した直後に被告からの暴行を訴えていたと証言した。 妹によると、被告や心愛さんと17年7月末~9月に同居。この間、心愛さんから「...

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「あきらめないで」心愛さんが未来の自分へ託した手紙(2020年2月25日配信『沖縄タイムス』ー[大弦小弦])

 トゥシビー(生年祝い)の一つで、数え年13歳の節目に行う「十三祝い」。小学5年生の学校行事に参加した時、感慨を覚えた。子どもたちは将来の夢を語り、成長を共に喜ぶ。地域で子どもを見守り育てるのだと感じた▼生きていたら今、5年生。どんな夢が聞けただろうか。父親から虐待を受けて昨年1月に10歳で亡くなった栗原心愛(みあ)さん。千葉県野田市に引っ越す前、糸満市に住んでいた▼亡くなる3カ月前、自分宛てに書い...

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「ははそばの母」(2020年2月25日配信『神戸新聞』-「正平調」)

 駅のホームによちよち歩きの坊やがいた。列車通過のアナウンスが流れると、母親らしき女性が坊やの腕をとって手元に引き寄せる。何日か前の朝、通勤途上で見かけた光景である◆万葉集などに「ははそばの母」という表現が出てくる。ははそばとはコナラやクヌギなどの総称・柞(ははそ)の葉のことだそうで、語感の響きから母の枕ことばになったらしい◆作家の深沢七郎さんが随筆に書きとめている。「母親というものはいつもそばにい...

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千葉虐待死裁判 救えたはずの命だった(2020年2月24日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 親の暴力に苦しむ小さな子が勇気を振り絞って声を上げた。救えたはずの命だった―。そのことをあらためて胸に刻み、裁判に目を凝らしたい。 千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛(みあ)さんが虐待を受けて死亡した事件である。傷害致死などの罪に問われた父親、勇一郎被告の公判が千葉地裁で始まった。 「しつけの範囲を超えていたと後悔している」。初公判で被告は傷害致死について、罪は争わないとした。一方で、起訴内容の...

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千葉県の小学4年生、栗原心愛さん(2020年2月24日配信『山陽新聞』-「滴一滴」)

 千葉県の小学4年生、栗原心愛(みあ)さんを、父親は「みーちゃん」と呼んでいたという。愛らしい呼び名と、父親が加えた虐待行為との落差に胸が苦しくなる▼心愛さんは昨年1月に亡くなり、傷害致死などの罪に問われた父親の裁判が先週始まった。検察側の冒頭陳述によれば、長女の心愛さんが生まれた後に夫婦は離婚した。後に復縁し次女が生まれるが、父親と心愛さんの間には会っていない8年間の空白があった。その空白を埋め...

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小4虐待死公判 祖父母の悔恨を教訓に(2020年2月24日配信『徳島新聞』-「社説」)

 父の虐待の末に死亡した千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さんは、周囲の大人に救いを求めていた。学校に通う10歳の女児であり、乳幼児の虐待事件とは様相が異なる。 傷害致死罪などに問われた父、勇一郎被告(42)の裁判員裁判が始まった。SOSが発信されながら、なぜ最悪の結末を回避できなかったのか。事件の真相に迫ることで、虐待死を防ぐ糸口を見つけなければならない。 心愛さんは、学校のアンケートで「お父さんにぼう力を...

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「未来のあなたを見たいです。あきらめないで下さい」(2020年2月23日配信『しんぶん赤旗」-「潮流」)

 成長していく自分の姿を心に描いていたのでしょう。この先も生きてゆくことを信じて疑わずに。「三月の終業式の日。あなたは漢字もできて、理科や社会も完ペキだと思います」▼父親からの虐待で亡くなった千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん。昨年1月に生を断ち切られる前、自分にあてた手紙を書いていたことがわかりました。通っていた小学校から父方の祖母が受け取り、マスコミに公開しました▼鉛筆で丁寧に書かれた...

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親の体罰禁止 指針を実効性あるものに(2020年2月23日配信『新潟日報』-「社説」)

 子どもの心身を傷つける行為はすべて体罰に当たり、「しつけ」とはいえない-。この原則を胸に刻みたい。 親が子どもに体罰を加えることを禁じる改正児童虐待防止法が4月に施行されるのを前に、厚生労働省の有識者検討会が、どんな行為が体罰に当たるかを示した指針をまとめた。 特徴は、しつけと体罰との違いを明確に位置付けたことだ。しつけとは「子どもの人格や才能などを伸ばし、社会で自律した生活を送れるように育む行...

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かなわなかった思い(2020年2月23日配信『琉球新報』-「金口木説」)

 「未来のあなたを見たいです。あきらめないで下さい」。2019年1月に虐待死した千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さんが、学校で書いた自分への手紙だ。丁寧な文字で自身を励ます10歳の少女の願いに、胸が張り裂ける思いだ▼心愛さんが亡くなって1年余り。虐待防止への関心が高まる中、神戸市の児童相談所に助けを求めた小学6年の女児が追い返された。当直の男性職員は、午前3時すぎの女児の訴えにも「緊急性を感じ...

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[小4虐待死裁判]しつけ超えた暴力なぜ(2020年2月23日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が2019年1月、虐待され死亡した事件で、傷害致死罪などに問われた父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判の初公判が千葉地裁で開かれた。 勇一郎被告は「娘にしてきたことはしつけの範囲を超え、深く後悔している」などと傷害致死罪を認めた。 一方で「飢餓状態にしたりストレスを与えて衰弱させたりしたことは一度もない。立たせ続けたり冷水シャワーを掛けた...

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千葉小4虐待死裁判 虐待根絶の手掛かりに(2020年2月23日配信『茨城新聞』-「論説」)

千葉県野田市立小4年、栗原心愛さんの虐待死事件で傷害致死などの罪に問われた父勇一郎被告は千葉地裁の裁判員裁判初公判で「娘にしてきたことはしつけの範囲を超える。深く反省している」と述べた。一方で、衰弱させたり、冷水シャワーを掛けたりしたとされる起訴内容の一部を否認した。今後、動機や死亡の経緯が焦点となる。心愛さんが亡くなって1年余りが過ぎた。親による子どもへの体罰禁止や児童相談所の体制強化などを盛り込...

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千葉小4虐待死裁判 SOSへの感度上げよ(2020年2月23日配信『中国新聞』-「社説」)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さんが虐待死した事件から1年。傷害致死などの罪に問われた父、勇一郎被告は千葉地裁の裁判員裁判初公判で、起訴状にある暴行内容を一部否認した上、こう述べた。「娘にしてきたことは、しつけの範囲を超え、深く後悔している」 虐待の疑いで警察の調べなどを受けた親の多くも「しつけ」を口にする。公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの2017年調査では、大人の56%が...

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小4虐待死初公判 真相解明し子どもを守る教訓に(2020年2月23日配信『愛媛新聞』-「社説」)

 「未来のあなたを見たい」。2019年1月に虐待事件で死亡した千葉県野田市の小学4年生栗原心愛さんが、亡くなる3カ月前に学校で自分宛てに書いていた手紙だ。かなわなかった願いに胸が押しつぶされそうになる。 事件で傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告の裁判員裁判が千葉地裁で始まった。暴行の内容を一部否定したが、罪については争わない姿勢を示している。ただ、動機や背景などはまだ見えていない部分も多い。 心...

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心愛さん事件裁判に(2020年2月22日配信『長崎新聞』-「水や空」)

 10歳の少女は、自分に宛てた手紙でつづっていた。「未来のあなたを見たいです」と。そして「あきらめないで下さい」とも。つらい境遇だったはずなのに、学習目標を立て健気に生きようとしていた▲千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さんは、学校でその手紙を書いた3カ月後の2019年1月、父親の虐待によって命を絶たれた。児童相談所が一時保護したこともあったが、市教委や児相などの不手際が重なり守り通せなかった▲この事件を受け...

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未来への手紙(2020年2月22日配信『京都新聞』-「凡語」)

 メールが普及して手書きの手紙をやりとりすることは減ったが、それだけにもらうとうれしい。過去の自分から届いたなら、特別な感慨もあるのではないか▼小学校卒業時などにタイムカプセルに未来の自分への手紙を入れた人もいるだろう。自分を客観的に見られるからか、授業でも取り組まれているようだ▼千葉県の小学4年生、栗原心愛(みあ)さんの虐待死事件で、傷害致死などの罪に問われた父親の初公判がきのうあった。これに先立...

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暴力、なぜ止められず 野田虐待死 父初公判 どう喝に行政屈服(2020年2月21日配信『東京新聞』)

 「本当にごめんなさい」。栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を暴行して死亡させたとされる父親勇一郎被告(42)=傷害致死罪などで起訴=は21日に千葉地裁で始まった裁判員裁判で、涙ながらに亡き娘に謝罪した。虐待はなぜエスカレートしていったのか。威圧的な態度で介入を拒んだ勇一郎被告に行政はどう対峙(たいじ)すべきだったのか。「なぜ」の答えを求め、法廷前には長い列ができた。 勇一郎被告の職場での評判は...

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【野田小4虐待死、父親初公判詳報】(1)「しつけ超えていた」涙声で謝罪も…罪状の事実関係は細かく認否(2020年2月21日配信『産経新聞』)

小4女児虐待死事件で、栗原勇一郎被告の裁判員裁判初公判が開かれる千葉地裁の法廷=21日午前 《千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が自宅浴室で死亡した虐待事件で、傷害致死罪などに問われた父、勇一郎被告(42)の裁判員裁判初公判が21日、千葉地裁で始まった》 《事件をめぐっては、心愛さんが平成29年11月、学校のアンケートで「お父さんにぼう力を受けています」と書き、児童相談所が...

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重なった行政の不手際「救える命」救えず 千葉・野田小4虐待死(2020年2月21日配信『産経新聞』)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が昨年1月に自宅浴室で死亡した虐待事件では、県柏児童相談所や野田市など行政機関の対応に不手際が相次いだ。事件を検証した県検証委員会の報告書は「何としても守られるべきだったし、救える命であった」と強調した。 事件をめぐっては、平成29年11月、学校アンケートで父の勇一郎被告(42)=傷害致死罪などで公判中=からの暴力を訴え、柏児相に一時保護...

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小4女児虐待死 父親 シャワーの暴行否定 起訴内容の一部否認(2020年2月21日配信『NHKニュース』)

千葉県野田市で小学4年生の女の子に暴行を加えて死亡させたとして傷害致死などの罪に問われている父親の初公判が千葉地方裁判所で開かれ、父親は「シャワーを顔に浴びせ続ける暴行はしていない」などと述べて、起訴された内容の一部を否認しました。去年1月、千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さん(当時10)が自宅の浴室で死亡しているのが見つかった事件では、父親の勇一郎被告(42)が冷水のシャワーを顔に浴びせ続ける暴行...

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「未来のあなたを見たいです。あきらめないで下さい」(2020年2月21日配信『熊本日日新聞』-「新生面」)

 先日、公園で散歩中の親子連れを見掛けた。ぷくぷくした赤ちゃんを若い父親が宝物のように抱いていた▼そんな幸せなときもあったのだろうか。父親から虐待を受け、昨年1月に死亡した千葉県野田市の栗原心愛[みあ]さん=当時(10)=が亡くなる3カ月前に自分宛てに書いた手紙を祖母が公表した▼「未来のあなたを見たいです。あきらめないで下さい」。3月の終業式に向けてつづられた手紙。文字だけ読めば自分へのエールとも取...

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自分に宛てた手紙(2020年2月21日配信『高知新聞』-「小社会」)

 〈拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう〉。そんな歌詞で始まるアンジェラ・アキさん作詞作曲の「手紙~拝啓十五の君へ~」が出たのは12年前だった。  思春期は友人関係や勉強、部活動などさまざまな悩みを抱えている。しかし、気持ちを誰かに伝えるのは難しい。それなら、未来の自分に宛てた手紙でその悩みを打ち明けよう―。詞の優しさが心に響く。学校などで歌い継がれてきた。  父親からの暴...

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<未来のあなたを見たいです。あきらめないで下さい>…(2020年2月20日配信『西日本新聞』-「春秋」)

 <未来のあなたを見たいです。あきらめないで下さい>。小学4年の女の子が自分宛てに書いた手紙だ。親に虐待を受けて昨年1月に死亡した千葉県の栗原心愛(みあ)さん=当時10歳▼手紙は亡くなる3カ月前に書かれた。終業式に心愛さんが読むはずだった。通知表などと一緒に、学校から祖母に渡された▼<終業式の日、あなたは漢字もできて、理科や社会も完ぺきだと思います。十月にたてためあて、もうたっせいできましたか><五年生...

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児相の女児追い返し マンパワー不足の解消を(2020年2月20日配信『北国新聞』-「社説」)

 神戸市の「こども家庭センター」(児童相談所)に当直中のNPO法人職員が、助けを求めて訪れた小学生女児を追い返していた。信じがたい話であり、非常識な対応と言わざるを得ない。 来訪者があった場合の取り決めが守られなかった上に、市へ報告義務も怠っていた。NPO法人が請け負っている業務全体を点検し、ずさんな仕事ぶりがほかにもなかったか、問題点を洗い出す必要がある。 児相が対応する相談件数は統計を取り始め...

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未来の手紙(2020年2月20日配信『産経新聞』-「産経抄」)

 5年生になってぼくはいじめられるようになり、未来のことだけを考えることにした。1年ごとの自分の目標を手紙に書き、その通りに生きていこうと決めた。 ▼椰月(やづき)美智子さんの小説『未来の手紙』は、ここから32歳の主人公が20通目の手紙を読んでいる場面に飛ぶ。千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さんは、20年後どころか半年後の自分宛ての手紙さえ読ませてもらえなかった。 ▼終業式の日には、漢字も理...

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江戸の昔である…(2020年2月20日配信『毎日新聞』-「余録」)

 江戸の昔である。夫の虐待を逃れて縁切り寺に駆け込もうとする女、寺まで来たはいいがすでに日は暮れ、門は閉じていた。後からは駆け込みを察した夫が追いかけてくる。さて、どうしたらいいだろう▲正解は、かんざしでも、くしでも、履物(はきもの)でも、身につけているものを塀越しに投げ込めばいい。それで駆け込みが成立したという。「泥足で玄関へ上がる松ケ岡」の松ケ岡は鎌倉の東慶寺、草履(ぞうり)を投げ入れ、泥足で...

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野田虐待死 命を救う機会あったのに 勇一郎被告の母、募る後悔(2020年2月17日配信『東京新聞』)

栗原勇一郎被告からのメッセージが残る祖母のスマートフォン=一部画像処理 千葉県野田市の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=の虐待死事件で、傷害致死などの罪に問われた父勇一郎被告(42)の裁判員裁判が21日から千葉地裁で始まる。「事件を防ぎ、命を救う機会は何度もあった」。勇一郎被告の親で、被害者の家族でもある祖母(68)は、手の届くところで起きた悲劇に後悔と自責の念を募らせている。  心愛さんが小学...

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