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記事一覧

「心に残る歌声」優しく 田代芳樹(2020年5月23日配信『西日本新聞』-「オピニオン」)

 ねむの木学園園長の宮城まり子さんが亡くなった際、取材の思い出とともに、優しさに満ちた宮城さんの生涯を、この欄で紹介した。 掲載後、福岡県古賀市に住む76歳の女性読者から丁重な手紙を頂いた。 流域で死者147人、被災者約54万人を出した1953年の西日本大水害をはじめ、昭和の20年代から30年代にかけ、筑後川は幾度となく大きな災害に見舞われた。 そんな頃だった。宮城さんが同県田主丸町(現久留米市)の神社を1台のバ...

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カニの絵(2020年4月3日配信『高知新聞』-「小社会」)

 子どもが描いた海辺の絵を見て宮城まり子さんはショックを受けた。画用紙の中央にいる元気なカニに大きな×印がついている。印を入れたのは描いた本人で、その子は絵を捨てようとしていた…。 女優で歌手の宮城さんが、からだが不自由な子どもたちの養護施設「ねむの木学園」を静岡に設けたのは1968年。半世紀以上子どもたちから「おかあさん」と慕われ続け、先月21日、93歳で亡くなった。 障害児の学びの場をいち早く開...

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「おかあさん」として生きた(2020年3月29日配信『神戸新聞』-「正平調」)

 ある日、園の枯れ草が燃えた。マッチの燃えかすがある。誰が火をつけたか調べようという声を制し、彼女は言う。みんなが何をして遊んでいるか、私にお手紙を書いてもらってと◆届いた1通に「おかあさん/山ひをもえひを/もちてしました」とある。「山の枯れ草に火をともしたんだよ」という意味と読んだ。悪いこととは思っていない。だから今回は叱るまい。でももう一度何かあればきちんと叱ろう。彼女は職員へそう伝えた◆93歳...

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福祉の発信力(2020年3月28日配信『宮崎日日新聞』-「くろしお」)

 1980年代の後半、宮崎市内のホテルで講演のため来訪していた宮城まり子さんに話を聞いたことがある。肢体の不自由な子のための養護施設「ねむの木学園」の小さい子どもを5人ほど連れてきていた。 宮城さんは黒ずくめの格好。子どもたちが「お母さん」と言いながらじゃれつくように取り囲むと、「うん、うん」とほほ笑みながら頭をなでていた。実の親子かと思うくらいの親密ぶりに驚いたが、彼女の話も子どもたちへの愛情に...

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感性の花開く時を待つ(2020年3月28日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 教育に新聞を活用するNIEを長年実践してきた藏根美智子さんが小学校の校長をしていた頃の話。周りを気にせず授業中に歩き回る3年の男子児童がいた。本来優しい子だが落ち着きがなかった▼児童を校長室に呼んで授業をしたこともあった。雑談をする中で、その子の趣味が魚釣りだと知る。釣りの話を新聞の「声の欄」へ投稿するよう助言した。やがて、児童の文章が掲載される▼「自分の名前が載るなんて夢にも思わなかった」と児童...

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宮城まり子さん 障害者福祉に半世紀…語っていた事実婚の理由(2020年3月24日配信『女性自身』)

歌手で女優の宮城まり子さんが3月21日に死去した。各紙によると死因は悪性リンパ腫で、93歳だったという。 55年に発表された「ガード下の靴みがき」などのヒット曲で知られる宮城さんは「NHK紅白歌合戦」にも計8回出場した。58年には日本初のカラー長編アニメ映画「白蛇伝」で声優を務め大きな話題に。そのいっぽうで68年、肢体の不自由な子どもたちの養護施設「ねむの木学園」を自ら設立。長年、園長を務めてきた。「ねむの木学...

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宮城まり子さん逝く 関する社説・論説集(2020年3月24・25日)

宮城まり子さん(2020年3月24日配信『北海道新聞』-「卓上四季」) 12歳の夏、母を結核で失った。白い夕顔が咲く庭で、弟が地面に棒で母の顔を描きながら、体を震わせて泣いている。その時、「泣いている人にやさしくしてあげられる人になりたい」と思ったという▼かつて札幌での講演会で、宮城まり子さんは、その思い出が、肢体の不自由な子どもたちの施設「ねむの木学園」につながっていると語っていた▼決定的だったの...

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吉行淳之介さん、福祉のどちらにも「一途」 宮城まり子さん「一番愛しているのは...」(2020年3月24日配信『JーCASTニュース』)

2020年3月21日に亡くなった宮城まり子さんは、公私ともに「一途の人」だった。 社会福祉の事業家としては、「ねむの木学園」づくりに邁進し、恋の相手としてはただ一人、作家の吉行淳之介さんに惚れ尽くした。1950年代半ばの宮城さん、吉行さん生まれて初めて恋をした相手に「奥さんがいる」 宮城さんが、「第三の新人」として注目されていた吉行淳之介さんと知り合ったのは50年代末。女性誌が企画した鼎談がきっかけだった。...

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子どもに芸術、命注ぐ 宮城まり子さん、最期まで病床から指導(2020年3月23日配信『静岡新聞』)

子どもに芸術、命注ぐ 宮城まり子さん、最期まで病床から指導2018年、天皇、皇后両陛下とねむの木学園の園生のダンスを鑑賞する宮城まり子さん(右)=掛川市 掛川市のねむの木学園園長として、障害のある子どもたちの育成に生涯をささげた宮城まり子さん(93)が21日亡くなった。2年ほど前から悪性リンパ腫との闘病を続け、施設職員によると、亡くなる直前まで子どもたちへの芸術指導に力を振り絞っていたという。 宮城さんは...

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宮城まり子さん死去 「ねむの木学園」設立、俳優 93歳(2020年3月23日配信『東京新聞』)

死去した宮城まり子さん=2012年、東京都港区北青山で 肢体の不自由な子どもたちの養護施設「ねむの木学園」を設立して園長を務め、「ガード下の靴みがき」などのヒット曲で知られる歌手で俳優の宮城(みやぎ)まり子(こ)(本名本目真理子(ほんめまりこ))さんが21日、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去した。93歳。東京都出身。27日に関係者のみで学園葬を営む。 戦後、劇場などで本格的に歌い始め、195...

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女優、宮城まり子さん死去 93歳 養護施設「ねむの木学園」運営に関する記事集(2020年3月23日)

女優、宮城まり子さん死去 93歳 養護施設「ねむの木学園」運営(2020年3月23日配信『毎日新聞』)宮城まり子さん=1995年11月14日撮影忙しい仕事の合い間を見つけ、キャンバスに向かう宮城まり子さん=東京都内の自宅で1956年2月撮影ねむの木学園園長の宮城まり子さん=2014年10月13日撮影 日本で初めての肢体不自由児の養護施設「ねむの木学園」を運営してきた女優、宮城まり子(みやぎ・まりこ、本名・本目真理子=ほ...

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Author:gogotamu2019
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