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記事一覧

(論)DVに関する論説(2020年11月20日・2021年4月2・7・9日)

コロナとDV対策(2021年4月9日配信『宮崎日日新聞』-「社説」)◆抜本改正急ぎ被害者を守れ◆ 新型コロナウイルスの感染拡大と長期化によりドメスティックバイオレンス(DV)が深刻さを増す中、内閣府の専門調査会がDV防止法による通報や保護命令の対象を身体的暴力に限らず、精神的、性的暴力などにも拡大するべきだと法改正を求める報告書をまとめた。政府は今後、有識者検討会議を設置し、詳細な制度設計を進める。...

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精神指定医取り消し要請 患者虐待病院の元院長(2021年3月25日配信『共同通信』)

入院患者を虐待したとして元看護師ら6人が有罪判決を受けた精神科病院「神出病院」(神戸市西区)の院長(当時)について、神戸市は25日までに、精神保健指定医の資格を取り消すよう要請する報告書を国に提出した。市は、同病院の他の医師についても取り消しを要請する方針。同病院を巡っては、入院患者同士でわいせつな行為をさせるなどの虐待をしたとして、準強制わいせつなどの罪で元看護師らが有罪判決を受けた。市は事件や調...

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中絶に「配偶者の同意」求めず 婚姻関係破綻なら 厚労省方針(2021年3月14日配信『毎日新聞』)

 女性が人工妊娠中絶する際、母体保護法の規定で必要とされる「配偶者の同意」について、厚生労働省は、ドメスティックバイオレンス(DV)などで婚姻関係が事実上破綻し、同意を得ることが困難な場合に限って不要とする運用指針を作成した。女性が中絶を望んでも配偶者の同意が得られず、複数の医療機関をたらい回しにされたり、望まぬ出産に追い込まれたりするケースが相次いでおり、支援団体が見直しを求めていた。 母体保護法...

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(論)障害(2020年12月22日・2021年2月28日・3月12日)

コロナと障害者 課題に取り組む機会に(2021年3月12日配信『東京新聞』-「社説」) コロナ禍のしわ寄せは社会的弱者に集中している。障害者も例外ではない。長く放置されてきた問題が背景となり、事態が深刻化している例が目立つ。この災いを課題に取り組む機会にしたい。 身体、知的、精神の区分を問わず、コロナ禍は障害者たちにも厳しい日常生活を強いている。 例えば、視覚障害者。外出先で声をかけてくれる人が減...

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心愛さん父に二審も懲役16年 千葉小4虐待死、東京高裁(2021年3月4日配信『共同通信』)

栗原勇一郎被告(フェイスブックから) 千葉県野田市の自宅で2019年1月、小学4年の栗原心愛さん=当時(10)=を虐待して死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告(43)の控訴審判決で、東京高裁(近藤宏子裁判長)は4日、懲役16年とした一審千葉地裁の裁判員裁判判決を支持し、被告の控訴を棄却した。 控訴審で弁護側は、一審判決に事実誤認があり、量刑が重すぎると主張していた。 昨年3月の一審判決は、心愛...

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(論)児童虐待((2020年10月28日・11月4・21・22・28・12月1・3・4・7・9・12・19・30日・2021年2月14・25・3月2日)

子供の前で夫婦げんかはするな(2021年3月2日配信『産経新聞』-「産経抄」) 子供の前で夫婦げんかはするな。昔から子育ての常識だった。小児精神科医の友田明美さんによれば、夫婦間のいさかいを頻繁に目にした子供の脳は、深刻なダメージを受けることがわかっている。児童虐待防止法では、児童虐待の定義の中に「児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力」も含めている(『子どもの脳を傷つける親たち』NHK出版...

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障害者施設の虐待年3件「再発防止策、不十分」 体触りパワハラも 大崎(2021年2月7日配信『河北新報』)

障害者就労継続支援事業所「すずかけの里」虐待についての内容が記された県の開示文書 社会福祉法人おおさきさくら福祉会(大崎市)が運営する障害者就労継続支援事業所「すずかけの里」で2017年7月以降、2人の幹部職員が障害のある利用者を怒鳴るなどの行為を繰り返したとして、行政側から1年間で計3回、虐待事案と認定されていたことが6日、分かった。専門家は「改善策が不十分なため再発を防げなかった」と対応を批判...

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福祉現場から見た「第三者の目」の重要性とは? 障害者施設に設置される虐待防止委員会に期待すること(2021年1月27日配信『おたくま経済新聞』)

虐待のイメージ 知的・精神的な障害などがある人たちが利用する福祉施設では、障害者がケアを受けながら自立のための訓練や労働を行います。しかし、施設職員が利用者である障害者を虐待してしまうケースが後を絶ちません。厚生労働省は障害者施設でのより強い虐待防止策として、2022年度から事業所に虐待防止委員会設置を義務付けました。 ■ 障害者を支援するはずの施設でなぜ虐待が起こるのか 2020年12月、愛知県東浦町の障...

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千葉県野田市 女児虐待死事件 24日で2年 小学校で黙とう(2021年1月23日配信『NHKニュース』)

千葉県野田市で小学4年生の女の子が虐待を受けた末に死亡した事件から24日で2年となるのを前に、女の子が通っていた小学校では黙とうがささげられ、改めて女の子の死を悼みました。おととし1月24日、千葉県野田市の小学4年生栗原心愛さん(当時10歳)が自宅の浴室で死亡しているのが見つかった事件では、傷害致死などの罪に問われ1審で懲役16年の判決を受けた父親の勇一郎被告(43)に対する2審の判決が、3月4日に言い渡される予定...

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DVから逃れたのに元夫が突然現れ…原因は「役所のミス」 被害女性の怒り(2021年1月21日配信『毎日新聞』)

木許はるみ ドメスティックバイオレンス(DV)の夫から逃れて新生活を始めていたのに、突然現れたらどれほど恐ろしいだろうか。しかも転居先の情報を提供したのが役所だったとしたら--。こんな事例が各地で相次いでいる。「DV等支援措置」という制度があり、DVやストーカーの被害者は転居先を加害者に知られないように自治体に求める手続きができる。だが実際は、自治体が加害者側に情報を漏えいしてしまうケースが後を絶たない...

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児童虐待~連鎖の軛 第4部(1)目黒5歳児死亡 見逃された母のDV被害(2021年1月20日配信『産経新聞』)

香川県内の秋祭りに出かけ、長女の船戸結愛ちゃんを抱っこする優里受刑者。この頃は元夫の雄大受刑者と再婚前で、虐待やDVも始まっていなかった=平成27年10月(大谷恭子弁護士提供) 《刑務所での生活は今は少し辛(つら)いですが、ゆっくり時間をかけて慣らしていこうと思っています》優里受刑者から代理人の弁護士に宛てられた手紙=令和2年12月、東京都北区(小松大騎撮影) 昨年11月4日、栃木県内の女子刑務所か...

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(論)コロナ禍とDV 相談と支援の体制拡充を(2021年1月14日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 新型コロナウイルスの感染が急拡大し、緊急事態宣言が各地に再発令されている。外出の自粛や在宅での勤務が呼びかけられるのに伴い、あらためて目を向けなければならないのが、ドメスティックバイオレンス(家庭内の暴力、DV)だ。 2020年度のDVの相談件数は11月までの8カ月間で13万2千件余に達し、過去最多となった。前年度1年間の件数を1万3千件上回っている。全国の配偶者暴力相談支援センターなどに寄せら...

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浮かび上がった課題、障害者施設側は全く疑わず…入所者虐待容疑で元臨時職員逮捕(2020年12月19日配信『毎日新聞』)

事件が起きた障害者のグループホーム「なないろの家」=愛知県東浦町で2020年12月4日、高井瞳撮影 愛知県東浦町の障害者施設で知的障害がある男性に暴行し重傷を負わせたとして、元臨時職員の水野有幸容疑者(45)が12月4日、傷害容疑で逮捕された。施設では2018年9月以降、入所者3人が計7回救急搬送され、腸に穴が開いていると診断されていたが、施設側は虐待の可能性を全く疑っていなかった。事件からは高い密室性や被害当事者...

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群馬県、児童虐待で条例素案、議会に提示 犯罪被害者等支援条例も 来年4月施行へ(2020年12月7日配信『産経新聞』)

 群馬県は7日、社会問題化している児童虐待に対応するため、「虐待から子どもの生命と権利を県民全体で守る条例(仮称)」の素案をまとめ、県議会に提示した。来年4月1日の施行を目指す。県独自に、親権などの乱用禁止や、24時間以内に被害者の安全を確認する迅速対応などを規定した。 素案は、虐待から子供の生命を守り権利を擁護することについて、基本理念や施策の基本事項を定めた。 独自規定としては、保護者が親権な...

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児童虐待~連鎖の軛 第3部(1) 心の傷 暗闇の日々 幼少期の暴力、母も被害者だった(2020年11月27日配信『産経新聞』)

連鎖の軛(くびき) 「10分間やるから漢字を覚えろ」。父はそう言って隣に腰を下ろし、必死で字を書き写す小学生の私の手元を見つめた。「また殴られる」。耳元で感じる父の息遣い。ちょっとした動きにも恐怖が膨らみ、気持ちは乱れた。「さあテストだ」。恐る恐る書いた字は間違っていた。 「お前はばかだ。ばかな子だ」。父が何度も振り下ろした金属製のハンガーは太ももに食い込み、みみずばれが浮かんだ。私はおえつを漏ら...

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児相の児童虐待対応、最多19万3千件 防止法施行20年で17倍に(2020年11月18日配信『産経新聞』)

警察官の臨場のもと、臨検・捜索にあたる児童相談所職員=大津市 全国の児童相談所(児相)が令和元年度に対応した児童虐待の件数は19万3780件(速報値)で、前年度より3万3942件(21・2%)増え、過去最多を更新したことが18日、厚生労働省のまとめで分かった。児相への通告義務などを規定した児童虐待防止法の施行から今月20日で20年。平成11年度(1万1631件)からの20年間で、対応件数は約17倍...

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DV被害者の住所、自治体ミスで漏洩増える…11年度以降で63件(2020年11月6日配信『読売新聞』)

 DV(配偶者や恋人からの暴力)やストーカーなどの被害者を保護するための「支援措置」に基づき、住民票の閲覧などが制限された被害者の住所について、自治体が誤って加害者らに伝えたケースが2011年度以降、全国で計63件に上ることが総務省への取材でわかった。同省は自治体に情報管理の徹底などを繰り返し求めているが、ここ数年は増加傾向にある。 総務省によると、支援措置は、被害者の転居先を加害者に知られないよ...

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父親が投げた包丁が腕に刺さる 暴力受け心身病む 沖縄の女子高生、虐待防止訴え(2020年11月2日配信『沖縄タイムス』)

登壇者が虐待された経験を語った虐待防止策イベントin沖縄2020=1日、那覇市・県男女共同参画センターてぃるる 「子どもの虐待防止策イベントin沖縄2020」(主催・パワフルうちなー)が1日、那覇市の男女共同参画センター「てぃるる」であった。県内の高校生が虐待された経験を初めて人前で語り「子どもを虐待させないため、あらがい続ける」と話した。 県内の高校3年生の女性(18)は、父親による暴力が原因で...

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「母親が元気ならば子どもが笑う」DV被害女性ら支援 「心の傷」に丁寧に対応(2020年11月1日配信『毎日新聞』)

長島茂代さん=静岡市葵区の千代田寮で2020年10月26日午後2時51分、古川幸奈撮影 屈託のない明るい笑顔がトレードマーク。静岡市の母子生活支援施設・千代田寮の寮長補佐として、夫の家庭内暴力(DV)から逃れてきた女性や子どもたちを温かく見守る。時に一緒に泣き、時に喜びあって、ともに家族の未来を考える。経済的、精神的な自立を目指す母子が暮らす施設にとって、欠かせない存在だ。 短大卒業後に幼稚園の教...

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病院長の「精神保健指定医」取り消しへ 入院患者への虐待が相次いだ神出病院(2020年10月24日配信『MBSニュース』)

 入院患者への虐待が相次いだ神戸市の神出病院について、神戸市は、患者の人権を侵害したとして病院長の「精神保健指定医」の資格を取り消すよう国に求める方針を決めました。 神出病院では、精神障害のある入院患者同士で無理やりキスをさせるなどの虐待を繰り返したとして、元看護助手ら6人が有罪判決を受けています。また、患者4人を同じ部屋に2週間閉じ込めるなどの不適切な管理が行われていたことがわかっています。 こ...

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子どもたちにかわって(2020年10月23日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 母親を怒鳴りつけ、殴る父親。部屋の片隅で子どもたちが耳をふさぎ、うずくまる。漫画「虐待父がようやく死んだ」に面前DV(ドメスティックバイオレンス)の場面が登場する▼作者のあらいぴろよさんは幼い頃から父による虐待、面前DVにさらされてきた。自身が親になってからは「私は(親に)謝られたことなんかないのに」とわが子に嫉妬した。幼少期の体験に悩まされる姿が描かれる▼県内の児童相談所が昨年度に対応した児童虐...

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精神指定医取り消し要請へ 神戸、患者虐待事件の病院長(2020年10月22日配信『共同通信』)

 入院患者を虐待したとして元看護師ら6人が有罪判決を受けた精神科病院「神出病院」(神戸市西区)の院長の「精神保健指定医」資格を取り消すよう、神戸市が国に要請する方針を固めたことが22日、市への取材で分かった。 指定医は精神障害がある患者を強制的に入院させる必要性などを判断できる。法律違反や「著しく不当な行為」があった場合、厚生労働相が資格を取り消したり、職務停止を命じたりできる。 同病院では、入院患...

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高齢者“虐待”で警視庁に逮捕された職員は自称「竹の子族元総長」 本誌スクープで発覚(2020年10月22日配信『AERA.com』)

村松竜司容疑者(本人のSNSより)© AERA dot. 提供 村松竜司容疑者(本人のSNSより) 本誌が9月4日号で報じた東京都江戸川区の認知症高齢者グループホームでの“虐待疑惑”に、重大な新展開があった。入居者への虐待が指摘されていた元派遣職員の村松竜司容疑者(53)が、10月20日に暴行の疑いで警視庁に逮捕されていたことが複数の関係者への取材でわかったのだ。施設を監督する江戸川区役所も虐待があったと認定し、行政指導に入...

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障害者への虐待通報義務で意見書(2020年10月20日配信『NHKニュース』)

 神戸市の精神科病院での虐待事件を受けて、市議会は、病院の職員などが障害者への虐待を発見した際に自治体への通報を義務づける必要があるとして、国に法改正を求める意見書を採択することになりました。 神戸市西区の精神科病院「神出病院」では、おととしから去年にかけて、看護師ら6人が患者に対し虐待行為を繰り返していましたが、別の事件がきっかけで発覚するまで、職員などからの虐待の通報はありませんでした。 こう...

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児童虐待防止法 20年の歩み次へつなげよ(2020年10月20日配信『山陽新聞』-「社説」)

 児童虐待防止法の施行から来月で20年となる。親や親に代わる養育者が子どもに暴力を振るったり、食事をさせなかったりするのは「家庭内の問題」ではなく「許されない虐待」であると定義し、社会の意識を大きく変えるきっかけとなった。 全国の児童相談所が対応した虐待の相談・通告件数は、統計を始めた1990年度(1101件)から増加の一途をたどる。施行前年の99年度には初めて1万件を超え、2018年度は約16万...

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院長独裁」神戸の精神科病院 利益優先、患者退院させず(2020年10月17日配信『神戸新聞』)

神戸市の神出病院=3月(共同通信社ヘリから) 看護師らによる入院患者への虐待事件があった神戸市の精神科病院「神出病院」で以前働いていた看護師が共同通信の取材に応じ、「患者への不適切な身体拘束や隔離を医師が容認していた」「院長の経営が独裁的で、病院の利益のためベッドを埋めておこうと、患者を退院させなかった」などと証言した。 認知症患者の受け入れが増え、現場に余裕がなくなったことが拘束や隔離、虐待を招...

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2歳虐待死判決 命を救う連携を深めよ(2020年10月17日配信『北海道新聞』-「社説」)

 札幌市中央区で昨年6月に池田詩梨(ことり)ちゃん=当時(2)=が死亡した事件で、札幌地裁はきのう、母親の交際相手だった藤原一弥被告(25)に対し、懲役13年の判決を言い渡した。 判決は、藤原被告による暴行と詩梨ちゃんの死亡との間に直接の因果関係を認めなかったものの、傷害と保護責任者遺棄致死の二つの罪を適用し、虐待事件としては重い量刑を下した。 全身にけがを負った詩梨ちゃんは食事をほとんど与えられ...

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虐待疑われ1年超親子別離 兵庫・明石市長が両親に謝罪 第三者委で問題点検証へ(2020年10月15日配信『毎日新聞』)

記者会見で説明する泉房穂・兵庫県明石市長=明石市役所で2020年10月15日午後4時10分、浜本年弘撮影 兵庫県明石市で2018年、虐待を疑われた両親が児童相談所に一時保護された男児と1年3カ月間、離れて暮らすことを強いられた事案があり、明石市の泉房穂市長は15日、記者会見し、9月に両親と会って謝罪したことを明らかにした。また、第三者委員会を設けて問題点を検証すると発表した。 18年8月、明石市で当時生後2カ月の男児が右...

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精神疾患の入院患者虐待 元看護助手に懲役4年 首謀者とは認めず 神戸地裁判決(2020年10月12日配信『毎日新聞』)

 神戸市西区の神出(かんで)病院で起きた入院患者への虐待事件で、準強制わいせつや監禁などの罪に問われた元看護助手、和田元規被告(27)に対し、神戸地裁(小倉哲浩裁判官)は12日、懲役4年(求刑・懲役7年)の判決を言い渡した。一連の事件では和田被告を含めて元看護師ら計6人が逮捕・起訴され、検察側は被告が事件を主導したと主張していたが、小倉裁判官は首謀者とまでは認めなかった。ただ「関与の度合いは大きい」と指...

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[児童虐待防止法20年] 改正重ねても なお課題(2020年9月29日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

2020年9月29日 07:01 児童虐待防止法の施行から今年で20年となる。 それまで「家庭内のこと」とされてきた問題への関心を高め、「虐待は許さない」という意識を広げるきっかけとなった法律である。一方で幼い命が奪われる悲惨な事件はなくならず、「児童の権利利益の擁護」という目的の達成は道半ばだ。 児童虐待防止法が施行される前年の1999年度、全国の児童相談所に寄せられた虐待件数が1万件を超えたと、大きく報じ...

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DV相談増加 被害見逃さず対策強化を(2020年9月27日配信『琉球新報』-「社説」)

 新型コロナウイルス感染拡大により県内でも家庭内でのドメスティックバイオレンス(DV)や児童虐待の相談が増加している。ことし3~8月に県配偶者暴力相談支援センターなどに寄せられたDVの相談件数が1123件に上り、前年同期の約1・2倍となった。児童相談所の児童虐待の相談対応件数も2月以降、増加傾向にある。 3月以降はコロナの感染拡大に伴う外出自粛要請や全国一斉の休校措置が続いた。外出できないストレス...

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「おかあさんだいすき」折り紙も…高松の死亡姉妹、母が3夜連続放置・飲酒か(2020年9月25日配信『読売新聞』)

 高松市内で女児2人が乗用車に約15時間放置されて死亡した事件で、香川県警に保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の無職竹内麻理亜まりあ容疑者(26)(高松市)が、事件当日を含め3夜連続で2人を車内に残し、飲酒していたとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。県警は放置が常態化していたとみている。遺棄致死 母を起訴 高松地検は24日、竹内容疑者を保護責任者遺棄致死罪で起訴した。 起訴状による...

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児童虐待~連鎖の軛 第2部(3) 子供食堂で見守り 問われる自治体の覚悟(2020年9月24日配信『産経新聞』)  

兵庫県明石市のこども食堂「レストランつながり」。子供の変化を察知する拠点にもなっている=8月(寺口純平撮影) 「おいしそう。いただきます」。8月末、兵庫県明石市の魚住市民センターには小学生から中学生の子供約15人と親たちが集まり、夕食のカツカレーを食べたり、折り紙やおしゃべりをしたりして楽しんでいた。子供であれば無料で参加できる子供食堂「レストラン『つながり』」だ。 2つの小学校区を対象にそれぞれ...

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児童虐待~連鎖の軛 第2部(2) 生かしきれぬ情報 未然防止へ鍵握る市区町村(2020年9月23日配信『産経新聞』) 

住民と接する機会が多く、扱う情報も多岐にわたる市区町村が、児童虐待の未然防止の鍵を握る(恵守乾撮影、写真は本文と関係ありません 西日本にある政令指定都市の区役所。子育て支援の担当課に勤務する伊藤健司さん(43)=仮名=は2年前の7月、児童手当の申請窓口で順番を待つ女性の顔を見てはっとした。「どこかで会ったことがあるはずだが…」 児童手当の給付業務は担当外だが、気になった伊藤さんは窓口の担当者にこっ...

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児童虐待~連鎖の軛 第2部(1) 3歳放置死 重なる過去 母も虐待被害、つながり断ち孤立(2020年9月22日配信『産経新聞』)

梯稀華ちゃんが1人残されていた自宅。部屋の中にはごみが散乱している様子が見え、引き戸のガラスにはひびが入っている=8月、東京都大田区(西山瑞穂撮影) 山々に囲まれるように田畑が広がる宮崎県中部の高岡町。平成18年に宮崎市に編入された人口1万人あまりの小さな集落で約20年前の夕暮れ、5歳ほどの少女が県道脇に1人でたたずんでいた。20年前の涙 「何しよっと」。近所の女性の問いかけに、少女は涙ぐみながら...

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異変気づいていたのに…「何かできたのでは」自問する近隣住民 市原乳児衰弱死(2020年9月19日配信『東京新聞』)

小西紗花ちゃんや理紗被告らの家族が住んでいたアパートの玄関 千葉県市原市で1月、生後10カ月の小西紗花(すずか)ちゃんが衰弱死した事件で、千葉地検は18日、保護責任者遺棄致死罪で、母親の無職小西理紗容疑者(23)を起訴した。母親が健康状態に不安を抱え虐待リスクが高いとして、事件前から周囲も異変に気付いていたが、悲劇を防げなかった。◆ゴミ山積み、紗花ちゃん見たことなかった 理紗被告は事件前、アパート...

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全てがいたたまれない(2020年9月12日配信『愛媛新聞』-「地軸」)

 言葉もまだ自由に使えない幼子。病で昏睡(こんすい)状態になり、笑ったと見えた瞬間、息が絶える。「笑ふより外はえ知らぬをさな子のあな笑ふぞよ死なんとしつつ」▲次女を失った窪田空穂の歌に、歌人の永田和宏さんは「親としてこれほど切ない場面もない」。子の死を詠んだ歌には、解説的文章を付けることがためらわれるような「厳粛な悲しみ」があるとも▲「ママ、ママ」と呼んでいたろうか、姉が妹の世話をしていたのではない...

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目黒虐待死、母親の懲役8年確定(2020年9月11日配信『共同通信』)

結愛ちゃん優里被告 東京都目黒区で2018年、船戸結愛ちゃん=当時(5)=を虐待し死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親優里被告(28)を懲役8年とした一、二審判決が11日、確定した。被告と検察側の双方が上訴権を放棄した。 二審判決後に接見した弁護人によると、被告は判決について「言うべきことは言った」と冷静に受け止め「私はあまりにも無知だった。これから社会の仕組みなどを勉強したい」と語っていたと...

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精神科病院「B棟4階」のおぞましい虐待(2020年9月10日配信『共同通信』)

看護師らが法廷で明かした真相とは患者への虐待事件があった神出病院=神戸市西区 神戸市内の精神科病院「神出(かんで)病院」で今年3月、看護師ら男6人(現在は全員退職)が患者に虐待をしていたとして、準強制わいせつや監禁などの容疑で兵庫県警に逮捕された。その後、神戸地裁で開かれた公判では常態化した患者虐待のおぞましい実態が次々と明らかになった。だが、浮かび上がった問題はそれだけではなかった。(共同通信=...

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二審も母親に懲役8年 目黒虐待死、東京高裁(2020年9月8日配信『日本経済新聞』)

船戸結愛ちゃん 東京都目黒区で2018年、船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)を虐待し死なせたとして保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里被告(28)の控訴審判決で、東京高裁(若園敦雄裁判長)は8日、懲役8年とした一審東京地裁判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。 弁護人によると、優里被告は上告しない方針。 弁護側は控訴審で、優里被告は結愛ちゃんの父親の雄大受刑者(35)=懲役13年の東京地裁判決が確定=から強い...

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福祉施設利用者に虐待か 暴行容疑で施設長ら逮捕―兵庫県警(2020年9月7日配信『時事通信』)

 神戸市北区の放課後等デイサービス施設「HOALOHA(ホアロハ)」で、障害のある利用者を虐待したとして、兵庫県警神戸北署は7日、暴行容疑で施設長の戸嶋清(45)=同市須磨区=、職員の長谷川聡(51)=同市兵庫区=両容疑者を逮捕した。いずれも容疑を否認しているという。 逮捕容疑は、戸嶋容疑者は6月25日午前9時20分ごろ、同施設内で重度の障害がある利用者の女子中学生(14)を数回平手でたたくなどの...

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妻への接近禁止命令、対象外の元自宅訪問した男性を誤認逮捕…30分後に釈放(2020年9月7日配信『読売新聞』)

 兵庫県警は7日、DV防止法違反(保護命令違反)容疑で男性(34)を誤認逮捕し、約30分後に釈放したと発表した。男性には6月4日から半年間、妻らへの接近を禁じる命令が裁判所から出ていたが、妻に近づいたとして逮捕された元自宅は、命令の対象外だった。 発表では、男性は今月7日未明、神戸市内の元自宅を訪問。妻と一緒にいた知人が「(男性が)押しかけてきた」と110番し、駆けつけた県警葺合ふきあい署員に現行...

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[出水女児死亡] 再発防ぐ機能的体制を(2020年9月4日配信『南日本新聞』-「社説」)

 ネグレクト(育児放棄)と虐待認定された出水市の4歳女児が死亡した問題を巡り、県が設置した社会福祉審議会児童福祉専門分科会相談部会は検証報告書をまとめ、塩田康一知事に提出した。 女児の命を守れなかった原因として、関係機関の連携不足やリスク判断の甘さなどを指摘、児童相談所の体制強化など27項目を提案している。 児童虐待は全国的に認定件数、通告・相談件数とも急激に増えている。県は再発の防止へ十分に機能...

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伊奈4歳女児虐待死 マニュアルの存在忘れる 町検証委、再発防止策など報告(2020年9月2日配信『東京新聞』)

伊奈町の検証委員会が公表した調査報告書 伊奈町で2017年12月、当時四歳の岩井心(こころ)ちゃんが虐待を受けて死亡し、両親が今年3月に逮捕された事件に関し、町の検証委員会が1日、町や関係機関の対応を調査した報告書を公表した。 町が作成していた虐待対応マニュアルが活用されなかったことや、担当課が警察や児童相談所に連絡しなかった連携不足を問題点として指摘し、7項目を再発防止策として掲げた。 (前田朋...

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殴る、蹴る、セクハラ…「部活体罰大国」の日本に五輪開催資格はあるか(2020年8月2日配信『ダイヤモンドオンライン』)

日本の部活における「子どもの虐待」を国際団体が問題視 7月20日午後、国際NGO『ヒューマン・ライツ・ウォッチ』がリモート記者会見を行い、日本の部活動における体罰の実態調査結果などを公表した。 ヒューマン・ライツ・ウォッチは、米国ニューヨークに本拠を置く国際組織。彼らのホームページには、『世界をリードする人権NGO(非政府組織)です。1978年の設立以来30年以上にわたって、世界の人びとの権利と尊厳を守ってきま...

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子どもの笑顔(2020年8月2日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 那覇市泉崎の那覇バスターミナルから琉球新報社本社に徒歩で向かう途中、居酒屋の軒下に、長さ約6センチの透明ケースに入った赤ちゃんの写真が置かれていた。店に聞くと1カ月前からあるという▼拾った人は写真の主に気付いてほしいと置いたのだろう。赤ちゃんは満面の笑み。大切な存在であることが伝わる。7月31日付の記事で伝えた後、本紙が保管している。一方、子の命が奪われる事件は後を絶たない▼7月上旬には東京都大田区...

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「周囲や行政が虐待サイン読み取って孤立を防いで」 蒲田3歳女児死亡(2020年7月31日配信『東京新聞』)

死亡した梯稀華ちゃん(右)と母親の沙希容疑者=知人提供 東京都大田区蒲田のマンションで女児(3つ)が8日間置き去りにされて衰弱死した事件で、女児は昨年春に区内の保育所をやめてから公的な機関との接点がなくなり、母親の育児放棄がエスカレートして命を落とした。専門家は「関係機関がいち早く虐待サインを読み取り、社会から孤立するのを防ぐことが大切だ」と指摘する。(西川正志) 警視庁に保護責任者遺棄致死容疑で...

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児童虐待~連鎖の軛(2020年7月31日配信『産経新聞』)

児童虐待~連鎖の軛(1)子供の幸せどう守る 児相にのしかかる負担 「お母さんに怒られ、ものを投げつけられた。家に帰りたくない」 5月上旬、西日本の地方都市。顔にあざができた中学1年の少年は、声をかけてきた警察官にぽつりと話した。 少年は直前に家を飛び出し、家族から行方不明届が出されていた。通常であれば家族に連絡し引き取ってもらう。だが、少年の話を重くみた警察は地域を管轄する児童相談所(児相)に通告...

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生後10か月女児放置事件受け第三者委が初会合 千葉 市原(2020年7月27日配信『NHKニュース』)

千葉県市原市のアパートで、衰弱した生後10か月の次女を放置したとして母親が逮捕された事件を受け、市の対応の問題点を検証する第三者委員会の初会合が開かれました。この事件はことし1月、市原市で生後10か月の次女が低栄養の状態で衰弱していたのに放置したとして、23歳の母親が保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたものです。次女は搬送先の病院で死亡し、市は対応に問題があったとして弁護士など、外部の有識者8人で作る第三者委...

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虐待、4割DVと連携せず 児相とDV相談センター(2020年7月26日配信『産経新聞』)

 厚生労働省が全国の児童相談所と配偶者暴力相談支援センターに平成30年度の連携状況を尋ねた調査で、回答した児相の4割超、センターの3割超が連携した事案はないと報告していたことが26日、分かった。児童虐待の背景には、ドメスティックバイオレンス(DV)が潜むことが多く、専門家からは包括的支援に向けた連携が不十分との指摘も出ている。 東京都目黒区や千葉県野田市の児童虐待死事件を受け、今年4月に施行された...

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