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記事一覧

ハンセン病患者の個人情報ネット公開 怒る元患者、訴える差別の深刻さ(2021年3月30日配信『東京新聞』)

 長野県内の警察署が明治時代に作成したとみられるハンセン病患者の個人情報を記した台帳が2月、インターネットのオークションサイトに出品された。台帳はその後回収されたが、元患者で全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協、東京都東村山市)の藤崎陸安みちやす事務局長(77)は「驚きと怒りで、ショックだった」と話す。同県に経緯の検証を求めるとともに、市民に「差別について考えて」と呼び掛けている。「きちんと検...

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ハンセン病の歴史知って 中高生がオンラインでシンポジウム(2021年3月27日配信『NHKニュース』)

国の誤った政策で、患者や家族が差別と偏見に苦しんだハンセン病の歴史を知ってもらおうと、中高生が、オンラインでシンポジウムを開きました。国は、明治40年からハンセン病の患者を強制的に療養所に隔離し、感染力が極めて弱いことが判明したあとも、平成8年まで隔離政策を続けました。27日は、ハンセン病をテーマにしたシンポジウムがオンラインで開かれ、東京と広島の中高生、それに元患者の合わせておよそ30人が参加しました...

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国立ハンセン病療養所「長島愛生園」1800人以上 遺体解剖記録(2021年3月26日配信『NHKニュース』)

岡山県にある国立ハンセン病療養所の「長島愛生園」で1800人以上の遺体を解剖した記録が残されていることがわかりました。これまでも全国にある国立ハンセン病療養所で入所者の遺体が解剖されていた記録が確認されていて、専門家は「解剖の具体的な目的など、国が主導して全国の療養所で検証を進める必要がある」と指摘しています。新たに解剖の事実が明らかになったのは、岡山県瀬戸内市にある国立ハンセン病療養所の長島愛生園で...

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金城さんのバトン(2021年3月10日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 東京五輪の聖火リレーが25日、福島県のサッカー施設Jヴィレッジを出発点に始まる。「復興五輪」を打ち出し、沖縄は5月1~2日の日程で駆け抜ける予定だ▼1964年の東京五輪は、沖縄が聖火リレーのスタート地点だった。当時沖縄は米国統治に抵抗していた時期で、本島を横断したリレーは、結果的に沖縄の日本復帰の機運を高めた。57年ぶりのトーチを各地のランナーがつなぐ▼8日に急逝した金城雅春さん(享年67)も聖火ランナ...

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金城雅春さん死去 ハンセン病を啓発、愛楽園自治会長 67歳(2021年3月9日配信『琉球新報』)

金城雅春さん 【名護】ハンセン病回復者で、沖縄愛楽園(名護市済井出)の自治会長の金城雅春(きんじょう・まさはる)さんが8日午前7時20分、同園で死去した。67歳。ハンセン病国家賠償訴訟で沖縄愛楽園原告団長を務めたほか、2015年6月に開所した愛楽園交流会館の企画運営を担うなど、ハンセン病に関する誤った認識を正し、強制隔離政策の歴史を後世に伝える活動に尽力してきた。  告別式は9日午後0時40分から、名護...

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東京五輪聖火ランナー ハンセン病元患者の松本さん 「両手を上げて観客に応えたい」(2021年2月28日配信『KSB瀬戸内海テレビ』)

東京五輪聖火ランナーに再び選ばれた松本さん「両手を上げて観客に応えたい」 4月からスタートする東京オリンピックの聖火リレーのランナーに選ばれたハンセン病の元患者の男性が意気込みを語りました。聖火リレーは、香川県では、4月17日と18日に行われ、53人が走る 延期となった東京オリンピックの聖火リレーは、香川県では4月17日と18日に53人が走ります。 再び聖火ランナーに選ばれた国立ハンセン病療養所、「大島青松園」...

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ハンセン病、患者名や住所流出か ネット出品、人権侵害の恐れ(2021年2月24日配信『共同通信』)

オークションサイトに一時出品された、ハンセン病患者の名前や住所が記載されたとみられる資料 明治時代に調査されたハンセン病患者の名前や住所が記載されたとみられる資料が、ネットのオークションサイトに一時出品されていたことが24日、長野県などへの取材で分かった。出品は既に削除されたが、有識者は「重大な人権侵害」と指摘。県は厚生労働省と協議し、回収などの対応を検討している。 サイト上の情報などから出品元と...

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(論)ハンセン病に関する論説(2020年11月15・20・24・12月1・2日・2021年1月18・28・30・2月18日)

小浜の「人権桜」(2021年2月18日配信『福井新聞』-「論説」)交流に学ぶ思いやりの心 小浜市の若狭東高正門近くに、約15年前に植えられた1本のシダレザクラがある。それは福井県出身のハンセン病回復者と同校生との交流を縁に、差別のない社会を願い「人権桜」と命名された。小浜市社協が中心になって取り組んできたハンセン病回復者との交流は昨秋で30周年を迎え、人権桜のそばに記念標を設置する計画が進む。人権...

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ハンセン病、施策検討会を設置へ 差別解消に向け専門家・当事者(2020年12月20日配信『共同通信』)

 ハンセン病問題の施策検討会のイメージ 国の誤った政策によって元患者が隔離され、その家族も差別の被害にさらされているハンセン病問題を巡り、厚生労働省が年度内にも、偏見差別の解消に向け、専門家と当事者が議論を深める施策検討会を設置する方針であることが20日、関係者への取材で分かった。 関係者によると、検討会は傘下に専門家会議と当事者市民部会を置く見込みで、年度内の設置を目指す。ハンセン病問題は来年5...

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ハンセン病 文書が明らかにした“遺体解剖”の事実(2020年12月7日配信『NHKニュース』)

全国にある国立ハンセン病療養所に少なくとも1000人以上の入所者の遺体を解剖した記録が残されていることがNHKの取材で新たに分かりました。入所する際に本人に一律に同意を求めていた療養所もあり、専門家は「本来、医学目的で行われるべき解剖が常態化していたことを伺わせるもので、国は検証のためにも全国の療養所の記録の有無を速やかに調査すべきだ」としています。国立ハンセン病療養所で行われていた遺体の解剖をめぐって...

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「忘れてはならない」 ハンセン病療養所・菊池恵楓園に胎児慰霊碑を建立(2020年11月27日配信『毎日新聞』)

建立された胎児慰霊碑と入所者自治会長の志村康さん(左から3人目)ら=熊本県合志市で2020年11月26日午後2時31分、栗栖由喜撮影 かつて国の誤った政策で各地のハンセン病療養所に隔離された入所者たちは、パートナーとの間に子どもを授かっても強制的に堕胎させられたり、断種手術を受けさせられたりしていた。全国に13ある国立ハンセン病療養所の一つ、熊本県合志市の「菊池恵楓(けいふう)園」に、堕胎手術で亡くなった胎児ら...

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国民賛同募り再審請求 菊池事件 弁護団「違憲放置できず」(2020年11月14日配信『熊本日日新聞』)

熊本地裁前で開かれた集会で「男性の無念をしっかりと胸に刻み、闘い抜きたい」と話す菊池事件弁護団の徳田靖之共同代表(左)=13日、熊本市中央区© 熊本日日新聞社 熊本地裁前で開かれた集会で「男性の無念をしっかりと胸に刻み、闘い抜きたい」と話す菊池事件弁護団の徳田靖之共同代表(左)=13日、熊本市中央区 ハンセン病患者とされた男性が1952年に起きた殺人事件の被告になり、無実を訴えながら死刑執行された「...

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差別懸念、国策の傷深く「いまさら」補償断念…ハンセン病法施行1年(2020年11月14日配信『西日本新聞』)

小学6年生時の通信簿のコピー。男性は10月から登校できなくなったが、12月まで出席したことになっている。感染が分かってから誰も家に遊びに来なくなったという(写真の一部を加工しています) ハンセン病の元患者家族に国が補償金を支払う法律が施行されてから約1年。申請件数は厚生労働省が推計する家族数の2割強と伸び悩んでいる。関東在住の元患者の男性(79)も、兄弟が補償金の申請をしていない。仕事や家庭を持ち、兄弟と...

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ハンセン病の悲しい史実(2020年9月16日配信『佐賀新聞』-「有明抄」)

 さだまさしさん原作の映画「眉山(びざん)」で、末期がんの母親が自分の遺体を大学に「献体」する。若い医師が育つ陰に、死してなお、後世に役立ちたいという崇高な精神を持つ人がいることを忘れてはならない。ただ、本人の遺志に加え、遺族が同意しないと献体されない。それほど人の死は厳粛である◆だが、この人たちはどうだったのだろう。国立ハンセン病療養所「菊池恵楓園(けいふうえん)」(熊本県合志市)の入所者のうち...

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389人の遺体解剖、身元特定 入所者に一律「解剖願」 ハンセン病療養所・恵楓園(2020年9月12日配信『毎日新聞』)

菊池恵楓園がまとめた調査報告書。身元が特定できた解剖は389件と書かれている=熊本市中央区で2020年9月12日午後3時27分、城島勇人撮影 国立ハンセン病療養所「菊池恵楓(けいふう)園」(熊本県合志(こうし)市)で1911~65年に亡くなった入所者のうち、少なくとも389人の遺体が熊本医科大(現熊本大医学部)などで解剖されていたことが、園がまとめた調査報告書で判明した。36~58年には入所者に一律に「解剖願」を提出させて...

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93歳の上野正子さんが作る揚げ菓子サーターアンダギーは優しい味がする(2020年8月31日配信『南日本新聞』-「南風録」)

 かりっとした口当たりなのに中はしっとりふわふわ、ほのかな甘みがちょうどいい。93歳の上野正子さんが作る揚げ菓子サーターアンダギーは優しい味がする。 沖縄のドーナツとも言われる。生まれた石垣島を13歳で離れて以来暮らす鹿屋市の国立ハンセン病療養所「星塚敬愛園」で、折に触れて身近な人たちに振る舞ってきた。評判の味が一般向けにもデビューすることになった。 園内に先日、入所者や職員、訪問者との交流を目指...

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「感染者差別、繰り返さないで」 元ハンセン病患者が証言集 社会との断絶切々と(2020年7月3日配信『毎日新聞』)

看護学生を対象にした研修会で話すハンセン病元患者の語り部=ハンセン病回復者支援センター提供 関西に住むハンセン病の元患者らの証言集「いのちの輝き ハンセン病療養所退所者の体験記」が完成した。国の誤った隔離政策の犠牲になり、根強い差別や偏見にさらされてきた元患者の思いが刻まれている。関係者は「新型コロナウイルスで感染者らを中傷するなど、恐怖心から衝動的に行動して起きる問題は、今後も起こりうる。元患者...

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「菊池事件」検察官による再審請求を要請 原告ら元患者3団体、最高検宛て(2020年7月1日配信『毎日新聞』)

最高検への再審請求要請書を熊本地検に提出後、記者会見する元患者(左)ら=熊本市中央区で2020年7月1日午後3時13分 1952年の殺人事件などで、ハンセン病とされた男性が死刑となった「菊池事件」の裁判が、隔離施設内の「特別法廷」で開かれたのは憲法違反に当たると認めた2月の熊本地裁判決を受け、原告ら元患者でつくる3団体が1日、検察官が再審請求するよう求める最高検宛ての要請書を熊本地検に提出した。 特別法廷での審理...

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補償認定者、対象の1割 差別恐れ申請伸びず ハンセン病家族訴訟判決1年(2020年6月28日配信『熊本日新聞』)

 ハンセン病患者の隔離政策で家族が受けた差別被害に対する国の責任を認めた熊本地裁判決から、28日で1年。新法に基づく補償が昨年11月に始まったが、支給が決まった家族2587人(5日現在)は厚生労働省が推計する対象の10・8%にとどまる。識者は「差別や偏見を恐れ、申請をためらう事例が多い」とみている。 国の隔離政策によって差別を受けた家族の精神的苦痛に対する補償。厚労省によると、2587人のうち元患...

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「砂の器」(2020年6月28日配信『南日本新聞』-「南風録」)

 1974年公開の映画「砂の器」はハンセン病がテーマだ。北九州出身の作家松本清張の推理小説が原作で、差別と偏見に翻弄(ほんろう)される男性患者とその息子を描いた。 音楽家になった息子が、昔を回想するラストシーンが切ない。村八分にされ故郷を追われた父子は嫌がらせを受けながらも、手を取り合い遍路の旅を続ける。随所にちりばめられた山里や海辺の美しい風景が、父子の孤独を際立たせた。 旅のシーンは戦前の設定...

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望郷の八十八夜(2020年5月1日配信『北海道新聞』-「卓上四季」)

 初夏を感じさせる薫風の5月だ。きょうは立春から数えて88日目に当たる八十八夜。「八十八夜の別れ霜」は遅い霜を警告すると同時に、これを過ぎれば気候も安定してくることを教える▼一年で最も気持ちの良い季節のはずが、新型コロナウイルスの影響で、多くの人が晴れ晴れしない日々を強いられている。外出自粛で帰省できない人、故郷で子や孫との再会を待ち望む人、双方にとって我慢の連休となった▼唱歌にも歌われた茶摘みの最...

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ハンセン病元患者・藤田三四郎さん死去 戦後の壮絶な差別に耐え(2020年3月17日配信『東京新聞』)

差別の歴史などを語る藤田さん=昨年12月11日、草津町で 草津町の国立ハンセン病療養所「栗生(くりう)楽泉園」で、計30年以上にわたって入所者自治会長を務めた藤田三四郎さんが94歳で亡くなり、元患者からは惜しむ声が上がった。戦後の根深い差別を耐え忍び、自治会長としては皆に慕われた人生だった。 「何人もの仲間が同時に亡くなったような思い。まじめで一生懸命な会長だった。自治会運営の相談相手がいなくなり...

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「ごめんで済むなら○○は…」(2020年3月13日配信『熊本日日新聞』-「新生面」)

 コロナウイルス禍を脇に置けば「春風駘蕩[たいとう]」の心地がする今の時季とは対照的に、検察官は自身の記章を「秋霜烈日」バッジと呼ぶ。秋の冷たい霜と夏の強い日差しを捜査への厳正な姿勢に例えたというが、このところの国会では検察を巡り、その立派な信条とは程遠いやりとりが続いている▼9日には東京高検検事長の定年延長問題で、森雅子法相が、東京電力福島第1原発事故当時に福島県の検察官が市民より先に逃げた-と...

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「菊池事件」判決確定 苦渋の決断を再審請求に(2020年3月12日配信『熊本日日新聞』-「社説」)

 ハンセン病患者とされた男性が殺人罪に問われ無実を訴えながら死刑となった「菊池事件」で、隔離先の療養所などに設置された特別法廷での審理を憲法違反とした熊本地裁判決について、原告の元患者らが、控訴しないことを決め判決が確定した。 国への損害賠償請求を退けられたにもかかわらず、原告側が控訴を見送ったのは、本来の目的である審理のやり直しのために、違憲判決の確定を優先させたためだ。国の最高法規に違反した審...

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ハンセン病法廷/司法に猛省迫る違憲判決(2020年3月9日配信『神戸新聞』-「社説」)

 ハンセン病患者とされた男性を非公開の特別法廷で審理した裁判所の措置を「憲法違反」とする判決が、熊本地裁で言い渡された。 最高裁は4年前に調査報告を基に「偏見や差別を助長し違法だった」と謝罪したが、違憲性には言及していなかった。明確に違憲と断じた司法判断は初めてだ。 最高裁の問題認識の甘さを地裁判決が浮き彫りにした。裁判所による人権侵害に猛省を迫る判決だ。司法界は重く受けとめねばならない。 特別法...

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ハンセン病法廷 司法の差別問う違憲判決(2020年3月8日配信『新潟日報』-「社説」)

 差別と偏見に基づいた司法の場での人権侵害が厳しく断罪された。違憲判決を最高裁は重く受け止めなければならない。 ハンセン病患者とされた男性が1950年代に殺人罪に問われ、隔離先の療養所などに設けられた特別法廷で死刑判決を受けた「菊池事件」の審理は、憲法に反するのではないか。 元患者らの訴えに対し、熊本地裁は「特別法廷での審理は人格権を侵害し、患者を理由とした不合理な差別で、憲法に違反する」との判断...

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ハンセン病特別法廷違憲判断 司法は重く受け止めよ(2020年3月7日配信『愛媛新聞』-「社説」)

 ハンセン病患者とされた男性が殺人罪に問われ、隔離された「特別法廷」で死刑判決を受けた「菊池事件」を巡り、熊本地裁は先月末、特別法廷を違憲とする判断を下した。特別法廷の適否に関する司法判断は今回が初めてとなる。 特別法廷での審理について地裁は「人格権を侵害し、患者であることを理由とした不合理な差別だ」と明言した。裁判所が過去の憲法違反を自ら断罪するのは異例で、画期的な判断だ。司法は人権を守る役割を...

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無知や独断にもとづく国の愚行(2020年3月4日配信『しんぶん赤旗」-「潮流」)

 予断と偏見に満ちた裁判でした。隔たれた塀の中で事実上の非公開。被告人以外は予防着や長靴、裁判官や検察官は手にゴム手袋をはめ、箸で証拠物をつまんだといいます▼およそ70年前。熊本県でハンセン病患者とされた男性が殺人罪に問われました。無実を訴えつづけながら再三の再審請求も通らず死刑に。国の誤った隔離政策が戦後もひきつがれ、それを司法が支えてきた「特別法廷」での審理でした▼ハンセン病療養所の菊池恵楓(け...

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特別法廷「違憲」 “司法の差別”に重い判断(2020年3月3日配信『山陽新聞』-「社説」)

 司法による過去の人権上の過ちを、自ら断罪した画期的な判決といえよう。 ハンセン病患者とされた男性が、殺人罪などに問われて死刑となった「菊池事件」を巡り、熊本地裁は、隔離先の療養所などに設置された特別法廷での審理を「違憲」とする初の判断を示した。 事件は1952年に熊本県内で起きた。ハンセン病療養所への入所勧告を受けていた男性が、村の元職員を殺害したとされる。男性は一貫して無実を主張したが、死刑が...

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[ハンセン病特別法廷]違憲判決を再審の道に(2020年3月2日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 ハンセン病患者とされた男性が隔離先の療養所などに設置された特別法廷で死刑判決を受け、執行された「菊池事件」を巡り、熊本地裁は特別法廷での審理は「憲法違反」とする判断を示した。 隔離政策下の特別法廷に関する司法判断は初めて。人権のとりでの司法は過去の特別法廷が断罪されたことを深刻に受け止めるべきだ。 ハンセン病療養所への入所を勧告されていた男性が1952年、熊本県内の村の元職員を殺害したとして殺人...

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【「特別法廷」違憲】最高裁は検証をやり直せ(2020年3月2日配信『高知新聞』-「社説」)

 ハンセン病患者に対する差別的な取り扱いに、また一歩、警鐘を鳴らす判断が出た。当時の特別法廷での審理を巡り、地裁が最高裁に再考を迫る内容といえる。 1950年代、ハンセン病患者とされた男性が殺人罪に問われ、隔離先の療養所などに設置された特別法廷で死刑判決を受けた「菊池事件」を巡る地裁判決だ。 事件発生地が現在の熊本県菊池市であることから、こう呼ばれる。隔離政策下の特別法廷の適否が争われた訴訟の判決...

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特別法廷違憲 断罪された司法の差別(2020年2月28日配信『京都新聞』-「社説」)

 隔離され、非公開の場所で開かれた法廷を裁判所が自ら「違憲」と断罪した。遅きに失したとはいえ、異例の司法判断の意味は極めて重い。 ハンセン病療養所に設置された「特別法廷」で元患者の男性が死刑判決を受けた菊池事件を巡り、熊本地裁は「特別法廷での審理は人格権を侵害し、患者であることを理由とした不合理な差別で、憲法に違反する」との判断を示した。 菊池事件は1952年、療養所への入所を勧告された男性が熊本...

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ハンセン病法廷 違憲と断じたのならば(2020年2月28日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 ハンセン病患者の隔離施設内に設けた「特別法廷」での裁判は、個人の尊重や法の下の平等を定めた憲法に反すると明確に認めた。画期的な判断である。 1950年代に起きた「菊池事件」をめぐる国家賠償請求訴訟の判決で熊本地裁が示した。法廷を開設した手続きや審理の進め方について、患者であることを理由にした差別だと断じている。 裁判は裁判所で行うのが原則だが、最高裁が認めれば他の場所に法廷を設けることができる。...

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[特別法廷「違憲」] 最高裁の検証が必要だ(2020年2月28日配信『南日本新聞』-「社説」)

 ハンセン病患者とされた男性が特別法廷で死刑判決を受けた「菊池事件」の訴訟判決で、熊本地裁は人格権を侵害し、憲法の平等原則に違反するとして違憲の判断を示した。 ハンセン病患者を隔離して審理した特別法廷の適否について、最高裁はこれまで違憲性の言及を避けてきた。司法判断は今回が初めてであり、判決の持つ意味は重い。 国の隔離政策により、元患者や家族らは長く深刻な差別被害に苦しんできた。最高裁は差別助長に...

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「隔離法廷」違憲 検証と謝罪、なぜ避ける(2020年2月28日配信『中国新聞』-「社説」)

 ハンセン病へのいわれなき差別政策を助長してきた司法が自らの過ちを断罪した。重い判断だといえよう。 1950年代、患者とされた熊本県内の男性が殺人罪に問われ、隔離状態の特別法廷で死刑判決を受けた「菊池事件」を巡り熊本地裁は「特別法廷での審理は憲法に違反する」とした。検察が再審請求しないのは違法だと、元患者が国に損害賠償を求めた訴訟の判決である。一方で、元患者の請求は棄却した。 政府がハンセン病隔離...

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「おまえが生きとると親戚中が困るけん」(2020年2月28日配信『熊本日日新聞』-「新生面」)

「おまえが生きとると親戚中が困るけん」。拘置所に面会に来た老人が悲痛の表情で被告人に語る。ハンセン病と差別をテーマにした中山節夫監督の映画『新・あつい壁』の一場面▼殺人の疑いで逮捕され、ハンセン病とされた男は無実を訴える。冤罪[えんざい]を疑わせる根拠もあった。しかし警察や裁判所は、男を犯人と決めてかかったように事件処理を急ぐ。療養所に設けた特別法廷のずさんな審理で死刑が確定し、執行されてしまう▼モ...

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ハンセン病特別法廷 最高裁は改めて検証を(2020年2月28日配信『茨城・佐賀新聞』-「論説」)

ハンセン病患者とされた男性が隔離先の療養所などに置かれた特別法廷で死刑判決を受け、執行された「菊池事件」を巡り、検察が再審請求しないのは違法と元患者らが国に損害賠償を求めた訴訟の判決で、熊本地裁は特別法廷での審理を明確に「憲法違反」とする判断を示した。賠償請求については検察官の裁量などを理由に棄却した。特別法廷は裁判所法に定めがあり、最高裁が地裁や高裁から申請を受けて裁判所外で開くことを許可する。...

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菊池事件判決 「違憲の法廷」なら再審を(2020年2月28日配信『西日本新聞』-「社説」)

 「憲法違反」の法廷が下した判決ならば、裁判のやり直しが当然ではないのか。まさに司法全体の正義が問われている。 ハンセン病患者とされた男性が隔離施設である「特別法廷」で裁かれ、死刑となった菊池事件を巡り、熊本地裁が画期的な判断を示した。 この事件を検察が再審請求しないのは不当として元患者6人が国家賠償を求めた訴訟の判決で、特別法廷を明確に違憲と断じたのだ。法の下の平等を保障した14条など複数の憲法条...

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ハンセン病特別法廷/違憲判断に司法は向き合え(2020年2月28日配信『河北新報』-「社説」)

 ハンセン病患者が偏見や差別から、隔離された「特別法廷」で審理された裁判は憲法に違反する。そんな司法判断が出た。 人権を守るべき裁判所が憲法に反し、偏見や差別を助長していたことになる。司法府は責任を重く受け止め、ハンセン病患者らの名誉回復に努める必要があるだろう。 ハンセン病患者とされた男性が1950年代、殺人罪に問われ、無実を訴えたまま死刑となった「菊池事件」を巡り、男性を裁いた特別法廷が違憲か...

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ハンセン病判決 「違憲」なら再審が筋だ(2020年2月28日配信『東京新聞』-「社説」)

 ハンセン病患者とされた男性をめぐる一九五〇年代の特別法廷の審理は「違憲」と熊本地裁が判断した。人格権などを侵害したと認めた。男性は無実を訴えており、再審の扉を開くのが筋だ。 特別法廷とは最高裁が認めた場合に裁判所以外で法廷を開く方法だ。ハンセン病患者の裁判では、隔離先の療養所や専用の刑事施設に設けられ、四八年から七二年にかけ九十五件が開かれた。 だが、ハンセン病は感染力が極めて弱く、完治できる病...

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ハンセン病法廷 司法の過ち直視した違憲判断(2020年2月28日配信『読売新聞』-「社説」)

 裁判におけるハンセン病患者への人権侵害に、正面から向き合った司法判断と言えよう。 約70年前に熊本県で起きた「菊池事件」を巡る訴訟の判決だ。熊本地裁は、隔離されたハンセン病療養所の菊池恵楓園などに設けられた特別法廷が「法の下の平等を定めた憲法に反する」と指摘した。 ハンセン病を理由とする特別法廷は、90以上の裁判で設置された。最高裁は2016年の報告書で、隔離の必要性がなくなった1960年以降の...

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特別法廷に違憲判決 ハンセン病の差別直視を(2020年2月28日配信『毎日新聞』-「社説」)

 ハンセン病を理由に隔離施設の特別法廷でかつて開かれた刑事裁判について、熊本地裁が憲法違反と認めた。不合理な差別で、被告の人格権を侵害していると判断した。 最高裁は2016年にまとめた報告書で差別的な取り扱いだったと認めて謝罪したものの、違憲とまではしなかった。熊本地裁判決は踏み込んだ判断であり、評価できる。 問題となったのは、1952年に熊本県で起きた「菊池事件」の裁判である。被告の男性はハンセ...

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菊池事件判決 違憲を認めた判断は重い(2020年2月27日配信『熊本日日新聞』-「社説」)

 ハンセン病患者とされた男性が1952年に県北で起きた刺殺事件で殺人罪に問われ、無実を訴えたまま死刑となった「菊池事件」を巡り、検察が再審請求しないために精神的苦痛を受けたとして、元患者6人が国に損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、熊本地裁で言い渡された。同地裁は原告の請求を棄却する一方で、男性を裁いた「特別法廷」の審理の手続きについては憲法違反を認めた。 この裁判は賠償請求訴訟ではあるが、原告側...

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原告「名誉回復まだ」 違憲判断評価も笑顔なく 特別法廷訴訟・熊本(2020年2月26日配信『時事通信』)

原告「名誉回復まだ」 違憲判断評価も笑顔なく 特別法廷訴訟・熊本「菊池事件」の再審請求をめぐる国賠訴訟の判決後、会見に臨む原告ら=26日午後、熊本市中央区 ハンセン病患者とされた男性が特別法廷で裁かれ死刑となった「菊池事件」をめぐる熊本地裁の国賠訴訟判決を受け、原告らが26日、記者会見を開いた。 特別法廷を違憲とした地裁の判断を評価する一方で、判決が再審請求しない検察の責任を認めなかったことから、「...

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菊池事件判決に最高裁「個別の判決へのコメント差し控える」(2020年2月26日配信『産経新聞』)

菊池医療刑務支所(当時)に設置された特別法廷(国立療養所菊池恵楓園の社会交流会館所蔵) ハンセン病患者とされた男性が特別法廷で死刑となり執行された「菊池事件」で、特別法廷の違憲性を初めて認めた26日の熊本地裁判決を受け、最高裁広報課は「個別の判決に対するコメントは差し控えさせていただく」とコメントした。 裁判所法では、災害などの緊急時を念頭に、最高裁が必要と認めれば外部で法廷を開けると規定。この規...

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取り返しのつかない間違いの、その教訓は生きているか(2020年2月26日配信『徳島新聞』)

 国の隔離政策の誤りを断罪した2001年のハンセン病国賠訴訟判決の後、国立療養所大島青松園(高松市)への訪問者が急増した。中でも徳島からが突出している、と以前、職員に聞いたことがある。 もちろん、一人の力ではないけれど、元県職員、十川勝幸さんの流した汗が、数字のかなりの部分に含まれているのは疑いがない。退職前から県ハンセン病支援協会の活動に携わり、現在は協会長を務めている。会員は1万人余り。これも他県に...

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ハンセン病家族補償、支給認定は3% 身内に明かせず請求ためらい(2020年2月23日配信『西日本新聞』)

初めて開かれた認定審査会では40人分の請求を審査した=20日、東京都港区 ハンセン病元患者家族補償法が22日、施行から3カ月を迎えた。支給認定を受けた人は745人で、厚生労働省が想定する対象家族約2万4千人の3%にとどまる。元患者の家族であることを長年暮らす身内に明かすことができず、申請をためらう人などが多いとみられる。請求期間は5年間と限られており、請求の増加につなげる政府の取り組みが急がれる。 補償金は2019...

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ハンセン病問題の啓発 熊本モデルをつくりたい(2020年2月3日配信『熊本日新聞』-「社説」)

5年に及ぶ協議の内容をまとめた報告書を承認した県ハンセン病問題啓発推進委員会=1月29日、熊本県庁 ハンセン病問題の啓発のあり方を検討してきた「県ハンセン病問題啓発推進委員会」(委員長・内田博文九州大名誉教授)が、5年間にわたる協議をまとめ、報告書を蒲島郁夫知事に提出した。 昨年のハンセン病家族訴訟熊本地裁判決によって、改めて偏見差別を根絶する啓発活動の強化が迫られている中での報告である。提案され...

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ハンセン病 60年根っこの差別変わっていない 通学妨害事件知る2人訴え 映画化した監督×当時の在校生(2020年1月26日配信『東京新聞』)

「黒髪校事件」を振り返る三浦俊一さん(左)と中山節夫監督=23日、東京都渋谷区で 東京都内で開かれている「ハンセン病映画祭」で、熊本市の小学校で起きた差別事件を取り上げた映画「あつい壁」が上映されることがきっかけで、当時の小学校に通っていた男性と監督が顔を合わせた。「社会の差別意識は変わっていない」と二人は共鳴し、映画祭が問題を考えるきっかけになることを期待している。二十六日は差別根絶を呼び掛ける...

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ハンセン病 遺族の葛藤 草津・重監房資料館の映像 25日、都内で上映会(2020年1月21日配信『東京新聞』)

ドキュメンタリー映像で、木村真三さんが大叔父の遺骨を手にする場面  群馬県草津町の国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園(くりうらくせんえん)」に隣接する重監房資料館が、ハンセン病患者遺族の葛藤に焦点を当てたドキュメンタリー映像の上映会「遺族ふたり」を、2月末にかけて各地で開く。同館の黒尾和久学芸部長は「患者は存在を隠すことで、家族を差別から守ろうとした。今なお世間の視線を恐れる遺族がいることを理解して...

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Author:gogotamu2019
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