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(論)ミサイル防衛システム(敵基地攻撃能力・イージス艦の新造)に関する論説(2020年12月15・19・20・21・27日)

ミサイル防衛 備えの在り方抜本議論を(2020年12月27日配信『山陽新聞』-「社説」) 政府は、導入を断念した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画に代わる新たなミサイル防衛に関する文書を閣議決定した。 イージス・システム搭載艦2隻の新造と、相手の射程圏外から攻撃できる長射程の巡航ミサイル「スタンド・オフ・ミサイル」の開発が2本柱だ。論議を呼んでいる相手国のミサイル発射拠点を攻撃する「...

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長距離弾開発を閣議決定 議論経ず敵基地攻撃に道 イージス艦2隻も建造へ(2020年12月19日配信『東京新聞』)

 政府は18日の閣議で、地上から艦艇を狙う陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾(SSM)の射程を延ばし、敵の射程圏外から攻撃可能な長距離巡航ミサイルとして開発する方針を決定した。敵基地攻撃能力保有に関しては「引き続き政府で検討を行う」として結論を先送りしたが、国会や有識者らの十分な議論を経ないまま、装備の上では敵基地攻撃能力の保有をさらに進めた。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」代替策として、...

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敵基地攻撃力 なし崩し保有 強まる(2020年12月13日配信『しんぶん赤旗』)

自衛隊の長射程ミサイル 計画次々 自衛隊に配備されるミサイルの長射程化が加速しています。政府は18日の閣議決定で、安倍晋三前首相が年内に方向性を出すよう指示した「敵基地攻撃能力」保有について結論を先送りする見通しですが、なし崩し的に違憲の敵基地攻撃能力の保有の動きが強まっています。 防衛省は9日の自民党国防部会・安全保障調査会で、国産開発中の12式地対艦誘導弾を長射程化し、遠隔地から攻撃できる巡航...

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(論)敵基地攻撃に関する論説(2020年11月16日)

「全面戦争になってしまう」。(2020年11月16日配信『しんぶん赤旗』ー「潮流」)「全面戦争になってしまう」。自衛隊の元幹部はそう語ります。「ミサイル阻止」を口実に政権内で保有に向け検討が進む敵基地攻撃能力についてです▼ミサイル発射拠点を叩(たた)くというが、移動式発射機の発見は困難だ。発射前に阻止するなら攻撃対象は軍中枢になる。そこにはレーダーや対空兵器も備えられている。叩くのであれば全面戦争...

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菅首相、安倍氏の談話軽視? 「効力及ばない」公明に配慮か あつれき懸念も(2020年11月7日配信『毎日新聞』)

閣議に臨む菅義偉首相=首相官邸で2020年11月4日午前8時17分、竹内幹撮影 菅義偉首相が、敵基地攻撃能力の保有検討を念頭においた安全保障政策に関する安倍晋三前首相の「談話」を軽視しているのではないかとの見方が広がっている。一方の安倍氏は活発な動きで、路線継承するよう菅氏への圧力を強めているとの臆測もあり、新旧首相のあつれきを懸念する声も出ている。【木下訓明】予算委で「閣議決定得ていない」 菅氏は11月4日...

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敵基地攻撃能力、大綱明記見送り 菅政権方針、公明に配慮(2020年11月5日配信『共同通信』)

 政府、与党は、日本を標的とした弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する「敵基地攻撃能力」の保有を巡り、年末に修正を見込む防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」への明記を見送る方針を固めた。慎重姿勢を崩さない公明党に配慮し、防衛力の具体的な整備や運用を定める大綱に盛り込むのは拙速と判断した。複数の政権幹部が5日、明らかにした。 専守防衛の原則に反しかねない安全保障政策の転換には踏み込まなかった形。年末まで...

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敵基地攻撃能力(2020年9月28日配信『しんぶん赤旗』ー「主張」)

日本に戦火を招く危険許すな 菅義偉政権が、日本に向けて撃たれるミサイルの発射拠点などを直接たたく「敵基地攻撃」能力の保有について検討を進めています。重大なのは、集団的自衛権の行使を認めた安保法制=戦争法の下で、自衛隊がそうした能力を持てば、日本が攻撃を受けていないのに、同盟国である米国を守るためとして、他国を攻撃することが可能になることです。「『日本を守る』どころか、相手国による反撃を呼びおこし、...

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敵基地攻撃論/安倍談話にしばられるな(2020年9月16日配信『神戸新聞』-「社説」)

 自民党の新総裁に選出された菅義偉官房長官はきょう、衆参両院本会議での首相指名選挙を経て、新内閣を発足させる。菅氏は安倍政権の継承を掲げており、前任者が目指した敵基地攻撃能力の保有論議を進めるのか、対応が注目される。 安倍晋三首相は先週、安全保障政策に関する談話を発表した。その中で、「今年末までにあるべき方策を示す」と表明した。 退任間際の首相が、特定の課題で早期に結論を出すよう後任に促すのは、極...

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首相の安保談話 次期政権の方向性縛れず(2020年9月13日配信『熊本日日新聞』-「社説」)

 安倍晋三首相が今後の安全保障政策に関する談話を発表した。ミサイル防衛にあたって、新たに敵基地攻撃能力を保有する方向性をにじませ、「今年末までにあるべき方策を示す」とした。 だが、安倍首相は「病気で判断を誤る恐れがある」として辞意を表明し、今週にも退任する立場だ。安保政策の大転換につながりかねない重要課題に、枠をはめる権限は、もはやないと言うべきだろう。次期政権は談話に縛られず、慎重に問題を検討し...

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「敵基地攻撃」談話(2020年9月13日配信『しんぶん赤旗』ー「主張」)

辞任前に憲法破壊を促す異常 安倍晋三首相が「ミサイル阻止に関する安全保障政策の新たな方針」について談話を発表しました。敵国のミサイルが発射される前にその基地などをたたく「敵基地攻撃能力」の保有に関し年末までに結論を出すよう促すものです。敵基地攻撃は事実上の先制攻撃であり、憲法をじゅうりんするばかりか、国際法違反です。退陣する首相が安全保障政策の大転換につながる方針策定を次期政権に求めるというのは極...

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敵基地攻撃能力は「必要」 安倍首相が談話「安保政策、年内結論を」(2020年9月12日配信『東京新聞』)

 安倍晋三首相は11日、ミサイル防衛に関する新たな安全保障政策の談話を発表した。敵国のミサイル攻撃を防ぐため「迎撃能力」を上回る対策を検討し、与党と協議して年内に結論をまとめると明記した。専守防衛の安保政策を転換し、ミサイルが発射される前に相手国の基地をたたく「敵基地攻撃能力」の保有検討を、事実上促す内容だ。首相は既に米国にもこうした考えを伝えている。退陣する首相が次期政権の安保政策を縛りかねない...

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ミサイル防衛安倍談話に関する論説(2020年9月12日)

ミサイル防衛談話 権限を踏み越えている(2020年9月12日配信『茨城新聞』-「社説」)  退陣間際の首相が安全保障政策で次の政権を縛るような方針を示すのは、その権限を踏み越えており、不見識だ。 安倍晋三首相が、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の計画断念を受けた新たなミサイル防衛政策について「与党とも協議し、今年末までに、あるべき方策を示す」との談話を発表した。 新たな防衛策としては、...

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安保政策で首相談話、敵基地攻撃能力念頭に「抑止力強化、年末までに方策」(2020年9月11日配信『産経新聞』

自民党・細田博之氏との面会を終え党本部を後にする安倍晋三首相=11日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影) 安倍晋三首相は11日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア(地上イージス)」の配備断念を受けた安全保障政策に関する談話を発表した。敵ミサイル迎撃に依存した従来の防衛に疑問を呈し、安倍内閣が敵基地攻撃能力を念頭に検討した「ミサイル阻止に関する安全保障政策の新たな方針」を基に与党との...

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「敵基地攻撃能力」の判断は次期政権に先送りへ 首相、週内に談話(2020年9月7日配信『毎日新聞』)

首相官邸に入る安倍晋三首相=東京都千代田区で2020年9月7日午前9時55分、竹内幹撮影 安倍晋三首相は「ミサイル阻止に関する安全保障政策」の新たな方針について、週内に談話を発表する方針を固めた。談話では、年内に結論を得るとの考えを打ち出すにとどめ、攻撃を受ける前に相手の拠点をたたく「敵基地攻撃能力」保有の是非の判断などは、次期政権に委ねられる。 談話は閣議決定を経ない形を取る。首相は辞任表明した8月28日の...

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安倍首相が在任中に「敵基地攻撃能力保有」ぶちあげへ!「病気で政治判断を誤る」と辞任を発表したくせに憲法違反の政策を強行(2020年9月2日配信『リテラ』

 安倍首相が最後の最後に暴挙に出た。持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に辞意表明したはずの安倍首相だが、〈在任中に敵基地攻撃能力保有の方向性を示す意向を固め、与党幹部に伝えていた〉と共同通信が報じたからだ。 敵のミサイル発射拠点を破壊する「敵基地攻撃」は、国際法にも憲法にも反する先制攻撃にほかならず、第二次世界大戦の反省から日本が原則としてきた専守防衛から逸脱するものであり、到底容認できない。 だいた...

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敵基地攻撃能力 次期政権の議論を縛るな(2020年9月2日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 安倍晋三首相が、敵基地攻撃能力を保有する意向を固めた。 自民党の次の総裁が決まるまでに国家安全保障会議(NSC)を開き、議論の方向性を確認するという。 専守防衛を逸脱しかねない安全保障政策の転換は、政府・与党内の閉ざされた場で進む。辞任する首相が総裁交代のどさくさに紛れるようにして、持論を押し付けるのは看過できない。 国際情勢を見据えた安全保障のあり方について、一から議論し直すよう申し送るべきだ...

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<日本の岐路 8月をつづる>「敵基地」よりコロナ論議を 政治部長・高山晶一(2020年8月30日配信『東京新聞』)

 「北朝鮮は弾道ミサイル能力を大きく向上させている。(日本は)迎撃能力を向上させるだけで、国民の命と平和な暮らしを守り抜くことができるのか」 28日の安倍晋三首相の記者会見。首相は退陣表明に先立ち、今後の新型コロナウイルス対策に加え、他国の領域内を標的にする「敵基地攻撃能力」の保有にも言及し、「具体化を進める」と明言した。 辞めていく立場なのに、国論を二分する安全保障政策を推進するとあえて宣言した...

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<視点>安倍首相の信念ありきの敵基地攻撃能力の保有検討 政治部・上野実輝彦(2020年8月28日配信『東京新聞』)

 安倍晋三首相が意欲を示す「敵基地攻撃能力」の保有に関する検討が近く、政府内で本格化する。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備撤回に伴い、新たな安全保障政策を策定することが名目だが、唐突感は否めない。現場の要望の積み上げではなく、首相の信念が出発点になっているからだ。 政府や自民党の議論で前提となっているのが、ミサイル技術を向上させる北朝鮮への対策の必要性だ。北朝鮮は不規則な軌道で低...

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平和が続く日本で高まる「敵地攻撃論」の想像以上の危うさ(2020年8月27日配信『ダイヤモンドオンライン』)

日本のミサイル防衛は、弾道ミサイルに対して、イージス艦の「SM3」ミサイルや航空自衛隊の「ペトリオットPAC3」(写真)で迎撃する体制 出典:航空自衛隊ホームページ 8月15日の全国戦没者追悼式で天皇陛下は「終戦以来75年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき誠に感慨深いものがあります」と述べられた。 第2次世界大戦以後の75年間、世...

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「先制攻撃能力」へ道 安保政策大転換の恐れ 抑止力向上か危険増大か(2020年8月27日配信『東京新聞』)

 政府は、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備を撤回したことを受け、敵基地攻撃能力の保有を含む安全保障政策見直しの検討を近く本格化させる。9月中に一定の結論を得る方針だ。相手国内の兵器を攻撃する能力を備えれば、抑止力の向上につながるとの考えだが、逆に周辺国に脅威を与え、緊張を高めかねない。「先制攻撃」が可能になる能力との見方もでき、専守防衛を堅持してきた日本の安保政策を大きく転換させ...

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敵基地攻撃能力[社説]専守防衛を逸脱するな(2020年8月22日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 政府、自民党内で、敵基地攻撃能力の保有論が再び台頭している。 自民党は、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画撤回を受け、今後のミサイル防衛のあり方として「相手領域内でも弾道ミサイル等を阻止する能力」の検討を安倍晋三首相に提言した。 党内の根強い慎重論に配慮し「敵基地攻撃」の言葉は使わなかったが、首相は「提言を受け止め、新しい方向性を打ち出し、速やかに実行していく」と述べた。政府は国家...

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「敵基地攻撃能力」の提言 「専守防衛」踏み外すな(2020年8月15日配信『中国新聞』-「社説」)

 自民党が、ミサイルの脅威などに対して抑止力向上を求める提言をまとめ、安倍晋三首相に提出した。政府が地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入を断念したことを踏まえ、代替案を検討していた。 提言は「相手領域内でも弾道ミサイル等を阻止する能力の保有」を政府に求めた。「敵基地攻撃能力」という直接的な表現は用いていないが、相手のミサイル拠点などを攻撃する能力の保有を事実上促すものだ。前のめりにす...

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「敵基地攻撃能力」の提言 専守防衛の逸脱許されぬ(2020年8月10日配信『毎日新聞』-「社説」)

 ミサイルの脅威などに対し、国の抑止力向上を求める提言を自民党がまとめた。 「相手領域内でも弾道ミサイル等を阻止する能力の保有」を含めた新たな取り組みを求めた。「敵基地攻撃能力」という文言は避けたが、その保有を事実上促したものだ。 安倍晋三首相は「新しい方向性をしっかりと打ち出し、速やかに実行に移していく」と前のめりの姿勢を示している。 しかし、敵基地攻撃能力の保有は、専守防衛を逸脱する懸念が強い...

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「敵基地攻撃力」提言◆課題山積 真の抑止力にならない(2020年8月8日配信『愛媛新聞』-「社説」)

 自民党が敵基地攻撃能力の保有を含めた抑止力策を検討するよう提言をまとめ、安倍晋三首相に手渡した。提言は現政権が進めてきた地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の断念を受け、新たなミサイル防衛の在り方として検討されていた。 敵基地を直接たたく能力保有を巡る議論は今後、政府の国家安全保障会議に舞台が移るが、課題は山積する。保有にかじを切れば憲法に基づく専守防衛を逸脱しかねず、費用対効果の観点か...

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敵基地攻撃能力に関する論説(2020年8月7日)

敵基地攻撃能力 首相のため議論急ぐのか(2020年8月7日配信『新潟日報』-「社説」) 戦後日本が堅持してきた「専守防衛」政策からの逸脱につながる懸念が指摘されているにもかかわらず、自民党内でそれに見合った丁寧な検討がなされたようには見えない。 このまま、政府内でも安倍晋三首相の意向に沿った「保有ありき」の流れで議論が進められるのではないか。危惧の念が募るばかりである。 敵基地攻撃能力保有を含む抑...

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自民の敵基地攻撃提言に関する論説(2020年8月5日)

自民の敵基地攻撃提言 専守防衛を逸脱するな(2020年8月5日配信『茨城・佐賀新聞』-「論説」)  地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入撤回を受けて、今後のミサイル防衛体制を検討してきた自民党は、ミサイル発射前に相手国内で攻撃する「敵基地攻撃能力」を含めて検討するよう求める提言を安倍晋三首相に提出した。政府は提言を踏まえ、国家安全保障会議(NSC)での議論を経て、新たなミサイル対処の防衛体...

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自民「敵基地攻撃能力の保有を」 首相に党政調会が提言(2020年8月5日配信『東京新聞』)

 自民党の小野寺五典(いつのり)元防衛相らは4日、安倍晋三首相と官邸で会い、敵基地攻撃能力の保有など新たなミサイル防衛(MD)のあり方に関する党政調会としての提言を手渡した。これを受け、政府は国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を開き、安倍政権で策定した外交・安全保障の長期指針「国家安全保障戦略」の初改定に向けた議論を本格化させた。(生島章弘) 首相は官邸で記者団に「政府の役割は、国民の生命と平...

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敵基地攻撃自民提言 憲法理念に逆行する暴走(2020年8月4日配信『琉球新報』-「社説」)

 国民的世論を喚起し自民党の暴走を止めなければならない。敵基地攻撃能力を保有するという提言のことである。 自民党の国防部会と安全保障調査会は「相手領域内で弾道ミサイルなどを阻止する能力」のほか、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の代替策などを求める提言を、きょうにも安倍晋三首相に提言する。 「敵基地攻撃能力」や「打撃力」という具体的表現は避けたが、こうした能力の保有を事実上、促す格好だ。...

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敵基地攻撃能力 空の脅威への備え実現を(2020年8月3日配信『産経新聞』-「主張」)

 自民党の国防部会・安全保障調査会が、専守防衛の下での新たなミサイル防衛策について、「相手領域内でも弾道ミサイルなどを阻止する能力の保有を含めて、抑止力を向上させる新たな取り組みが必要」とする提言をまとめた。 直接的表現を用いなかったが敵基地攻撃能力の保有を求めるものだ。党内手続きを経て、近く政府に提出する。 北朝鮮や中国は、日米のミサイル防衛網を突破しようと自国のミサイルの能力向上や増強に余念が...

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自民の国防部会、地上イージスに代わるミサイル防衛提言案を了承  巨額負担の懸念(2020年8月1日配信『東京新聞』)

 自民党は31日、国防部会などの合同会議で、ミサイル防衛に関する提言案を了承した。相手領域内で攻撃を阻止する能力の保有の検討に加え、地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備断念を受けた代替機能を確保するよう求めた。防衛省はイージス艦増設など複数の代替策を検討するが、いずれも米国製兵器の購入などで膨大な財政負担が生じる恐れがある。(山口哲人、上野実輝彦) 地上イージスの代替策として...

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敵基地攻撃能力 結論ありきの危うい提言(2020年8月1日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 敵基地攻撃能力の文言はなくとも、指し示す方向が同じなら問題の所在は変わらない。 自民党のミサイル防衛検討チームが「相手領域内でも弾道ミサイル等を阻止する能力の保有」を盛り込んだ提言案をまとめた。党内の手続きを経て、近く首相官邸に申し入れる。 チームは、配備計画を断念した地上イージスに代わる防衛策を話し合うため、防衛相経験者を中心に6月末に発足した。 攻撃能力の保有に積極的な小野寺五典元防衛相が座...

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「敵基地攻撃能力」の文言なし 自民党がミサイル防衛の提言案まとめる(2020年7月31日配信『東京新聞』)

 自民党は30日、地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備断念に伴うミサイル防衛の検討チーム会合を党本部で開き、政府への提言案をまとめた。「敵基地攻撃能力」の文言は直接盛り込まなかったが、相手国から日本を狙う攻撃を阻止する能力の保有を検討するよう求めた。 発射前の敵国の兵器などへの攻撃に触れており、事実上の敵基地攻撃能力の保有を促した格好だ。提言案では「相手領域内でも弾道ミサイル...

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先に敵基地を叩く「攻撃能力保有」の高いハードル 米英軍がイラクで失敗、憲法違反の恐れも(2020年7月30日配信『AERA.com』)

 敵がミサイルを撃つ前に基地を叩く能力を備えるべきだとの議論が自民党で急浮上した。だがイラク戦争で米英軍が失敗するなどハードルは高く、憲法上も許されない。AERA 2020年8月3日号では、様々な問題をはらむ「敵基地攻撃能力の保有」の議論に迫った。*  *  * 地対空迎撃システム「イージス・アショア」の配備断念を受けて、「敵基地攻撃能力の保有」の議論が急浮上した。閣議で決めた大型兵器の導入をやめること自体...

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敵基地攻撃能力/なぜ急ぐ「地上型」検証が先(2020年7月26日配信『河北新報』-「社説」)

 政府と自民党は、敵のミサイル基地などをたたく攻撃能力を保有するかどうかの議論を始めた。 秋田、山口両県で進めてきた地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の計画断念を受けて、相手の攻撃から隙をつくらないようにするという。 北朝鮮などを想定し、日本に向けて発射される前後に攻撃を加える。飛んでくる物体を上空で撃ち落とす迎撃型とは異なる。 国民の目には一気に飛躍したように映る。相手の意図を読み取り...

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なぜ敵基地攻撃か…半田滋氏が懸念「政治家の暴走」の結末(2020年7月20日『日刊ゲンダイ』)

防衛ジャーナリストの半田滋氏 陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の計画が突然、中止になり、その代替策として「敵基地攻撃能力」の保有が取りざたされ始めた。自民党は今月中に提言をまとめ、政府の国家安全保障会議の議論に反映させる意向だ。トランプ米大統領による「兵器爆買い」のゴリ押しから始まったイージス・アショアだが、そもそも必要だったのか。それがなぜ敵基地攻撃に発展するのか。今年3月...

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[敵基地攻撃能力] 拙速な議論許されない(2020年7月18日配信『南日本新聞』-「社説」)

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の計画断念を受け、代替となるミサイル防衛に関する自民党の検討チームが議論を始めた。安倍晋三首相はチームの提言を基に、9月にも新たな抑止策の方向性を打ち出す。 政府が整備を急ぐのは、ミサイル技術が飛躍的に進歩している北朝鮮や中国への警戒感からだ。そこで急浮上しているのが、弾道ミサイル発射基地など相手国の基地を攻撃する敵基地攻撃能力の保有論である。 だが、...

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「敵基地攻撃」巡り与党内で温度差拡大 公明会合で議論なく(2020年7月17日配信『東京新聞』)

 自民党は16日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備断念に伴うミサイル防衛の検討チームを党本部で開き、敵基地攻撃能力の保有に関する議論を進めた。公明党も15日にミサイル防衛を議題とする会合を開いたが、敵基地攻撃については議論せず、与党内の温度差が拡大した。 自民党検討チームの会合は3回目で、前回までの論点を整理した。座長の小野寺五典元防衛相は、提言の取りまとめに向けた素案を提示。敵基地...

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敵基地攻撃能力 身の丈に合った防衛を(2020年7月15日配信『佐賀新聞』-「論説」)

 安倍政権による地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画の断念を受け、自民党で敵基地攻撃能力の保有論が台頭している。防御手段が足りなければ、相手をたたくしかないという話だが、憲法に基づく専守防衛に抵触しかねず、慎重な検討が求められる。 同時に、少子化で国力低下が不可避な近未来を直視し、身の丈に合った防衛の在り方を抜本的に論議すべきだ。 これまで政府は、専守防衛の下でも敵基地攻撃能力を保有で...

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定義なき敵基地攻撃能力 イージス断念で「どさくさ紛れ」の保有論?(2020年7月14日配信『毎日新聞』)

 政府が14日に了承した2020年版防衛白書では、北朝鮮や中国、ロシアなど各国の新型ミサイル開発への懸念が示された。陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備断念を受け、政府は秋までに新たなミサイル防衛の方向性をまとめる方針だが、政府・自民党内で再燃している敵基地攻撃能力を巡る議論が注目を集めている。【田辺佑介】 「あとは政府の判断だ」。8日の衆院安全保障委員会。小野寺五典元防衛相(自民...

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敵基地攻撃能力 「専守防衛」の逸脱は許されない(2020年7月14日配信『愛媛新聞』-「社説」)

 政府は外交・安全保障の長期指針となる国家安全保障戦略を改定する方向で議論を始めた。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」に代わるミサイル防衛が重要議題で、「敵基地攻撃能力」の保有を視野に入れている。 敵基地を攻撃する能力の保有に踏み出せば、戦後日本の防衛政策が転換点を迎える。日米同盟の下、日本は「盾」に徹し、攻撃を指す「矛」の役割は米軍に託してきた。その役割分担は変わり、矛の領域に日本が関...

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戦略としての「平和国家」 週のはじめに考える(2020年7月12日配信『東京新聞』-「社説」)

 政府が「国家安全保障戦略」の見直しに着手しました。自民党内からは、歴代内閣が認めてこなかった「敵基地攻撃能力の保有」を求める意見も出ますが、戦後日本が歩んできた「平和国家」の道を踏み外すことは許されません。 国家安全保障戦略は2013年12月、安倍晋三内閣が初めて定めた戦略文書です。同様の文書を持つ米国などに倣ったもので、策定時から十年程度を念頭に外交・安保の基本方針を示しています。 安保戦略と...

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敵基地への攻撃力の保有検討 河野防衛相が強調(2020年7月10日配信『東京新聞』)

 河野太郎防衛相は9日の参院外交防衛委員会の閉会中審査で、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備断念に伴うミサイル防衛について「新しい脅威にどう対抗していくか。あらゆるカードをテーブルの上に並べることが必要だ」と、敵基地攻撃能力の保有を検討する必要性を強調した。 日本が自ら核兵器を保有する可能性に関しては「カードの中に核戦略の話は入っていない。日本周辺の安全保障環境が厳しい中、核抑止は...

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敵基地攻撃能力は違憲(2020年7月9日配信『しんぶん赤旗』)

衆院委・赤嶺氏 議論中止求める質問する赤嶺政賢議員=8日、衆院安保委 日本共産党の赤嶺政賢議員は、8日の衆院安全保障委員会で、政府が配備を断念した「イージス・アショア」の代替案として議論するとしている敵基地攻撃能力の保有について、憲法9条を無視し軍事力強化に突き進むものだとして、議論の中止を求めました。 赤嶺氏は、秋田魁新報が「代替策の議論よりも地上イージスをめぐる経緯をしっかりと検証し、責任の所...

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敵基地攻撃能力 議論が飛躍しすぎている(2020年7月8日配信『毎日新聞』-「社説」)

 政府と自民党が国家安全保障戦略の改定に向けた議論を始めた。 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画の撤回に伴い、新たな弾道ミサイル防衛を検討するという。 安倍晋三首相は記者会見で「我が国の防衛に空白を生むことはあってはならない」と語った。これを受け、自民党は敵国がミサイルを発射する前にその発射拠点をたたく「敵基地攻撃能力」の検討を始めた。 しかし、議論が飛躍しすぎているの...

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敵基地攻撃能力 専守防衛からの逸脱だ(2020年7月5日配信『中国新聞』-「社説」)

 政府は、山口、秋田両県で進めてきた地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の計画断念を受け、敵基地攻撃能力の保有に踏み切るかどうかの検討を始めた。国家安全保障会議(NSC)で議論して、9月にも方向性を出すという。 北朝鮮や中国を仮想敵として日本に向けてミサイルが発射される前に、弾道ミサイル発射基地やミサイルを攻撃しようというのだ。相手国の基地の場所を確認し、防空能力を無力化しておく必要があり...

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敵基地攻撃能力(2020年7月4日配信『しんぶん赤旗』ー「主張」)

“火事場泥棒”もはなはだしい 自民党が「ミサイル防衛に関する検討チーム」を立ち上げ、敵のミサイル発射拠点などを直接たたく「敵基地攻撃能力」の保有に関する議論を始めました。政府が、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備断念を受け、安全保障戦略を見直し、9月中に方向性をまとめようとしていることに呼応した動きです。陸上イージスの断念に乗じ、憲法をじゅうりんする敵基地攻撃能力の保有に踏み...

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敵基地攻撃の危うさ 国民の命、米国の手中に(2020年6月30日配信『琉球新報』-「社説」)

 一気にきな臭くなった防衛論議を強く警戒する必要がある。政府は地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画に代わるミサイル防衛論議を開始した。最大の焦点は、敵基地攻撃能力を持つかどうかだ。この能力は、敵のミサイル発射拠点などを直接破壊できる兵器の保有を意味する。 保有を決めれば、日本の安全保障政策は大きく変わる。防衛政策の根幹である専守防衛の原則が形骸化するからだ。政府はこれまで保有は憲法上、...

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敵基地攻撃能力の保有を議論(2020年6月30日配信『共同通信』)

自民、検討チームが初会合弾道ミサイル防衛に関する自民党の検討チームの初会合で、あいさつする小野寺元防衛相=30日午後、東京・永田町の党本部 弾道ミサイル防衛に関する自民党の検討チームは30日、党本部で初会合を開いた。政府が地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を断念したのを受け、敵基地攻撃能力の保有などをテーマに7月中に提言をまとめる予定だ。保有に積極的な小野寺五典元防衛相が検討チーム...

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イージス代替の「敵基地攻撃」は有効か? カギ握る安全保障の新領域(2020年6月30日配信『毎日新聞』)

 自民党は30日、「敵基地攻撃能力」を日本が保有するか否かの議論を始める。政府は陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備を断念。代替策として焦点が当たる敵基地攻撃は有効なのか。今後、日本のミサイル防衛はどこへ向かうのか。 政府が今回、イージス・アショアの配備を断念したことで、地上配備型の終末高高度防衛(THAAD)ミサイルの導入やイージス艦増隻が再び議論される可能性はある。THAADは現状の...

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敵基地攻撃能力/危うい「専守防衛」の逸脱(2020年6月29日配信『神戸新聞』-「社説」)

 何ごとも越えてはならない一線がある。安全保障では、とりわけ「自衛」と「攻撃」の厳密な切り分けが求められる。 攻撃される前に他国の施設を破壊する「敵基地攻撃」は、その線引きがあいまいになりかねない。相手に「先制攻撃」とみなされ、武力の応酬を招く恐れがあるからだ。 何より国是の専守防衛を逸脱する懸念がつきまとう。そのため歴代政権は慎重な姿勢を維持してきた。 だが、安倍政権は議論を再開するという。政府...

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