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記事一覧

ドコモ口座不正 流出情報、何度も悪用恐れ データ化、自己防衛が必要(2020年9月11日配信『産経新聞』)

 NTTドコモの電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正な預金引き出しが相次いでいる問題では、口座番号や暗証番号などを入手した何者かが預金者になりすましてドコモ口座を設け、銀行口座から金を移していたとみられており、被害はさらに拡大する恐れがある。専門家は過去の口座などの流出情報が悪用されている可能性も指摘。暗証番号を定期的に変えるといった自己防衛手段を講じない限り「一度流出した情報は何度...

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被害2000万円に拡大 「ドコモ口座」不正引き出し(2020年9月11日配信『時事通信』)

 NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使って預金が不正に引き出された問題で、同社は11日、午前0時時点の被害が73件、約1990万円に拡大したことを明らかにした。問題の全容は判明しておらず、被害は今後も拡大する可能性が高い。 10日の正午現在で被害は66件、約1800万円だった。不正な預金引き出しがあった銀行は1行増え、計12行となった。ドコモは現在提携する35行で口座の新規登録を停止し...

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ドコモ口座、17行なお稼働 被害額2000万円に拡大(2020年9月11日配信『日本経済新聞』)

サービス継続に強まる批判NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使った預金の不正引き出し問題が混迷している。なお十数行の銀行でドコモ口座を利用できるため、預金の不正引き出しが起きるリスクがある。被害額は11日時点で約2000万円に拡大した。ドコモはサービス継続の姿勢を崩していないが、預金者保護の観点から専門家などからは批判の声が強まっている。「サービスを全面停止しなかったのは驚きだ」。11日、ドコモの...

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「ドコモ口座」被害、訴えたのに「情報開示できない」…身に覚えのない送金30万円(2020年9月11日配信『読売新聞』)

30万円が不正に送金された宮城県の女性の通帳(本人提供) 「私はNTTドコモの携帯電話を使っておらず、ドコモ口座の存在すら知らなかった」。七十七銀行(仙台市)の預金口座から、無断で開設されたドコモ口座に30万円を不正送金された宮城県の30歳代の女性は落胆した様子で語った。 被害に気づいたのは今月2日夜。銀行のスマートフォンアプリで残高を照会したところ、前日に身に覚えのない送金が4件あった。金額は1...

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NTT口座に関する論説・コラム(2020年9月11日配信『毎日新聞』-「余録」)

人を見たら泥棒と思え(2020年9月11日配信『河北新報』-「河北春秋」)「世の中は底の知れないものだから、まず人を見たら泥棒と思えと、昔の人の言ったうめえ言葉を忘れぬことだよ」。勝海舟の父小吉の生涯を描いた子母沢寛の小説『おとこ鷹』に出てくる▼「人を見たら泥棒と思え」ということわざは、昔から使われてきたらしい。英語にも同様の意味の表現があり、軽々に人を信じるなという教えは万国共通なのだろう。昨今...

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警官装い「カードにハサミ」詐欺が増加 都内で185件、4億円被害(2020年9月6日配信『東京新聞』)

警視庁が押収した、ハサミで切り込みを入れられたキャッシュカード 警察官を装って高齢者宅を訪れ、「キャッシュカードが不正利用されている」などとうその話を持ち掛け、目の前でハサミで切り込みを入れてカードをだまし取る手口の詐欺被害が増えている。東京都内では1月から8月末までに185件、計4億円の被害があり、警視庁が警戒している。(井上真典)◆目の前でカードに切れ込み入れ持ち去り 警視庁犯罪抑止対策本部に...

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「カード悪用された」と目の前でハサミ入れ持ち去る…実は引き出し可能、計4億円被害(2020年9月2日配信『読売新聞』)

 キャッシュカードの端にハサミで切り込みを入れ、使えなくなったように見せかけて持ち去る手口の特殊詐欺が全国で相次いでいることが警察当局への取材でわかった。東京都内では今年、8月までに185件が発生し、計約4億円が不正に引き出された。ハサミを入れる場所などを記した犯行マニュアルが出回っているとみられ、警視庁などが警戒を強めている。警察官装う 「大阪や札幌のコンビニ店で、あなたの口座から60万円が引き...

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「お試し」商法 誤解を招く表示は許されない(2020年8月24日配信『読売新聞』-「社説」)

 1回限りの「お試し」のつもりが、継続的に商品を購入する契約になっていた。そんなトラブルが後を絶たない。不当な販売手法の規制を強化しなければならない。 昨年、こうした商法に対する相談が全国の消費生活センターに約4万4000件寄せられた。4年間で10倍以上に増えた。健康食品や化粧品が多く、9割以上をインターネット通販が占めている。 「初回無料」「お試し500円」などとネット上の広告で強調する一方、「...

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闇バイト 安易に受ければ代償は大きい(2020年8月11日配信『読売新聞』-「社説」

 インターネット上で、「闇バイト」と呼ばれる犯罪行為の勧誘が横行している。若者が安易に手を出すケースが目立っており、注意が必要だ。 SNS上で「闇バイト」と検索すると、「受け出し 報酬は5%」「日給10万円から」といった書き込みが大量に表示される。 「受け出し」とは、特殊詐欺の被害者から現金やキャッシュカードを受け取る「受け子」と、現金自動預け払い機(ATM)から引き出す「出し子」を意味する。 い...

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身に覚えのないオンラインゲーム利用料…70代女性、74回振り込み1億円超被害(2020年6月10日配信『読売新聞』)

 神奈川県警厚木署は10日、厚木市の70歳代の無職女性が現金約1億1800万円と電子マネー30万円分をだまし取られたと発表した。女性は、身に覚えのないオンラインゲームの利用料の支払いを迫られるなどし、1か月半余りの間に計74回、現金を振り込まされていた。同署が詐欺事件として捜査している。 発表によると、2月29日正午頃、女性のスマートフォンに「ご利用料金の支払い確認が取れない」などと書かれたショー...

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給与買い取り 新手のヤミ金融に注意を(2020年6月8日配信『山陽新聞』-「社説」)

 将来の給与を担保に高い手数料で資金を提供する「給与ファクタリング」と呼ばれる取引が横行している。規制を無視した事実上の高金利や執拗(しつよう)な取り立てが社会問題となっており、金融庁は「新手のヤミ金融」として警戒を呼び掛けている。 新型コロナウイルスの影響で生活に困窮する人を中心に利用者が急増しており、被害の拡大が懸念される。関係機関による一層の注意喚起が求められる。 給与ファクタリングは、勤務...

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「非正規」助成金の不正受給横行 申請急増で審査甘く(2020年5月31日配信『日本経済新聞』)

非正規労働者の待遇改善を支援する「キャリアアップ助成金」の不正受給が全国で横行している。大阪府警は4月までに指南役ら30人を詐欺容疑で摘発した。急増する申請に対して、十分な審査を行う体制が整っていないことが不正受給の背景にある。キャリアアップ助成金のパンフレット。審査の甘さをついた不正受給が横行する。「労せずしてもうかる国の支援制度がある」。コンサルタント会社顧問だった30代の男らは接骨院の事業主らを...

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便乗詐欺/冷静に判断し未然防止を(2020年5月24日配信『神戸新聞』-「社説」)

 新型コロナウイルスの感染拡大につけ込んだ便乗詐欺や、個人情報を狙った被害が相次いでいる。コロナ禍の収束が見通せない中、経済的な窮状や不安な心理を逆手にとった悪質な行為だ。被害を未然に防ぐには警察の取り締まりとともに、国民の冷静な行動が重要になる。 便乗詐欺は、大規模災害の際の義援金募集や東京五輪などの関心の高いイベントに絡めて金をだまし取ろうとする手口だ。令和の改元時には、「これまでのカードが使...

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コロナ失業者を誘う闇 ニセ電話詐欺 SNSで「受け子のバイト」(2020年5月9日配信『東京新聞』)

 新型コロナウイルスの感染拡大による失業、休業で生活が苦しい人を狙い、ニセ電話詐欺グループが会員制交流サイト(SNS)での闇バイト募集を活発化させている。捜査関係者は、捕まるリスクが高い現金の受け取り役に失業者らを利用しようとしているとみて警戒。記者がSNSで闇の仕事を手配するリクルーターに接触すると、誰でも簡単に犯罪に関わりかねない危険な実態が浮かんだ。 「コロナで仕事のない人必見」「闇バイト。...

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コロナ便乗犯罪 市民も注意し弱者を守れ(2020年5月9日配信『西日本新聞』-「社説」)

 世の中に広がる不安や恐怖につけ込む。親切や援助を装って弱者を欺く。そうした卑劣な犯罪を許してはならない。警察の取り締まりに加え、市民の側も注意を心掛け、撃退したい。 新型コロナウイルス感染の拡大に便乗した詐欺の被害やトラブルが多発し、全国の警察や消費生活センターが注意を呼び掛けている。特に目立つのは政府や自治体の経済対策を装って高齢者らをだます手口だ。 役所の職員などを名乗る電話で、架空の助成金...

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コロナ便乗犯罪 不安につけ込む行為 自衛が必要(2020年5月6日配信『愛媛新聞』-「社説」)

 新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した詐欺や悪質商法が全国で多発している。社会の不安につけ込む犯罪行為は許されず、警察や行政は警戒を強めて抑止しなければならない。 全国民に一律10万円の現金を配る「特別定額給付金」の申請が各地で始まっており、詐欺被害の増加が懸念される。一人一人が改めて防犯意識を高めるとともに、狙われやすい高齢者への目配りも心掛けたい。 国民生活センターによると、全国の消費生活セ...

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コロナ便乗犯罪 不安を突く手口に警戒を(2020年5月2日配信『山陽新聞』-「社説」)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現金などをだまし取ろうとする電話やメール、訪問が各地で相次いでいる。今月から全国民への10万円の一律給付が本格化し、詐欺グループなどの動きも活発化すると予想される。警戒を一段と強めねばならない。 岡山市内の50代男性の携帯電話に先月、不審なメールが届いた。10万円の給付金を受け取る手続きの代行費用として、3千円を金融機関の指定口座に振り込むよう促す内容だった。...

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新型コロナ・便乗詐欺/不安につけ込む犯罪許すな(2020年5月2日配信『福島民友』-「社説」)

 新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した詐欺の発生が懸念される。社会を覆う不安につけ込む犯罪を許してはならない。 県内では、会津若松市や南相馬市で「新型コロナの関係で助成金を振り込むので、現金自動預払機(ATM)に行って」「新型コロナの詐欺事件で犯人の持っているリストに名前があった」などという電話があり、県警に相談が寄せられている。県外では、厚生労働省の職員などを名乗る不審電話が確認され、現金をだま...

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ニセ電話詐欺 「偽装」番号の転売元 再販2社に融資2000万円(2020年4月30日配信『東京新聞』)

 携帯から電話しても固定電話番号が表示される転送サービスを悪用したニセ電話詐欺が相次ぐ中、番号の転売元だった悪質な電話再販業者二社が、大手金融機関や地銀から2000万円以上の融資を受け、運転資金に充てていたことが信用調査会社への取材で分かった。  電話再販業者は、NTTやKDDIなど大手電話会社から「03」「06」などで始まる固定電話番号を購入し、中小企業などに転売。転送サービスも手掛け、これを利...

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新型コロナ便乗詐欺、多発(2020年4月29日配信『東京新聞』)

 新型コロナウイルスに便乗した不審な電話やメールが各地で相次ぎ、現金や個人情報をだまし取られる被害が起きている。マスクの販売や国の給付金の手続きをうたい、消費者の不安につけこむ手口が目立つ。専門家は「さまざまな不安がある中、だまされやすい条件がそろっている」として、警戒を呼び掛ける。  国民生活センターのまとめでは、27日までに全国の消費生活センターに寄せられた相談は約2万1000件。特に品薄が続...

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新型コロナ詐欺 卑劣な犯行に注意喚起を(2020年4月23日配信『産経新聞』-「主張」)

 新型コロナウイルスの緊急対策で政府が全国民への一律10万円給付を決めると、早くも不審なメールが出回っている。 「給付金配布につきお客さまの所在確認」「携帯電話を通じて給付金を配布することになったので所定の手続きを」といったメールだ。 これらは嘘である。メールによる個人情報の問い合わせはあり得ない。詐欺の手口ととらえてアクセスしてはならない。 大阪府羽曳野市では、80代の女性に市役所職員を名乗る男...

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ニセ電話詐欺 電話転送で番号「偽装」 都内7割、再販3社経由(2020年4月20日配信『東京新聞』

 携帯から電話しても相手に固定電話番号が表示される転送サービスを悪用したニセ電話詐欺が相次ぐ中、東京都内で昨年起きたこの手口による詐欺の7割が、特定の電話再販業者3社を経由した番号が使われていたことが、捜査関係者への取材で分かった。警察庁は大手電話会社に対し一定期間、3社などに新たな番号を提供しないよう要請している。  電話再販業者は、NTTやKDDIなどの大手電話会社から「03」「06」などで始...

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「うまい話」には要警戒(2020年4月9日配信『福井新聞』-「越山若水」)

 江戸時代に人気を集めた川柳集「誹風(はいふう)柳多留(やなぎだる)」にこんな一句がある。「旦那寺(だんなでら)くわせて置(おい)て扨(さて)といふ」。檀家(だんか)であるお寺から呼ばれて顔を出すと、豪勢な食事が用意されていた▼ちょうど食べ終わったころを見計らい、和尚はやおら切り出した。「さて」と言って少し間を置き、神妙に言葉をつないだ。「この前の台風で山門が傷みましてな。付きましては檀家の皆さん...

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まともな人間とまともではない人間(2020年4月6日配信『東京新聞』-「筆洗」)

人間は善と悪の心を併せ持っていて絶対的な善人も悪人もいないというのが一般的な見方だろう。そう信じたくもある▼精神医学者のフランクルは第2次世界大戦中のユダヤ人強制収容所での過酷の日々から異なる考えに行き着いた。「この世にはふたつの人間の種族しかいない。まともな人間とまともではない人間」(『夜と霧』)-▼ナチスの人間の中にもユダヤ人のために自腹を切って薬を買い与える者もいる。ユダヤ人の中にも同じ境遇に...

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詐欺の被害 各自が警戒心高め根絶を(2020年3月30日配信『山陽新聞』-「社説」)

 「キャッシュカードが不正に使われているので、利用を止める手続きをします」 警察官を名乗る人物から、こんな電話を受けた岡山県南の60代女性は、間もなく自宅にやってきた金融庁職員だという男の指示通りにキャッシュカードを封筒に入れて渡した。「封印のため、印鑑を持ってきて」と言われ、その場を離れた隙に、偽のカードを入れた別の封筒とすり替えられたが、気付かなかった―。 高齢者を中心に被害が多発している特殊...

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消費者庁、特商法違反で3事業者に業務停止命令 金融取引ソフト販売巡り

 消費者庁と東京都は26日、金融取引用のソフトが入ったUSBメモリーを、事実と異なる説明をするなどして販売していた東京の3事業者に対し、特定商取引法違反で業務や取引の停止命令を出したと発表した。大学生を中心にマルチ商法を展開し、学生ローンから金を借りさせて契約を結ばせることもあった。 処分を受けたのは「i tec japan」、「ライズ」など。公式サイト➡ここをクリック...

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[うそ電話詐欺] 地域全体で防犯強化を(2020年3月22日配信『南日本新聞』-「社説」)

 うその電話をかけて現金をだまし取る特殊詐欺の被害額が、昨年1年間に301億5000万円に上ったことが、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。 被害額は5年連続で減少したものの、8年連続で300億円を上回った。鹿児島県内の被害額は前年より約5000万円減の1億2774万円、認知件数は10件減少し46件だった。 全国的に減少傾向とはいえ、依然深刻な事態が続いている。高齢者を狙った卑劣な犯罪の根絶に向け...

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移住相談偽装 首都圏でも(2020年3月21日配信『東京新聞』)

全国各地から約40の自治体が出展した大規模な移住イベント。この日は600人超が動員された=2018年6月24日、東京都新宿区で(一部画像処理) 全国各地の自治体が東京都内で開いている移住相談会の参加者偽装問題を巡り、千葉県が主催した相談会で一部の参加者が現金支給を条件に動員されていたことが分かった。茨城県鉾田、行方(なめがた)両市が開いた移住促進事業では参加者全員が不適切な動員だったことが判明。両...

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オレオレ詐欺などで「三役系」と呼ばれる手口は…(2020年3月18日配信『毎日新聞』-「余録」)

 オレオレ詐欺などで「三役系」と呼ばれる手口は、犯人らが三つの役を名乗って電話をかけてくるものだ。まず息子など家族を名乗る役、その被害者という役、そして仲介する第三者を名乗る役の3役である▲たとえば会社の金を使い込んだ息子、訴えると怒る上司、内々ですませたいという弁護士の3者である。この状況を信じ込まされると、第三者役の「示談」についすがって金を払ってしまう。肉親の心を狙って打たれる「一芝居」だ▲こ...

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アポ電「危険は常に」 東村山の強盗被害夫婦、恐怖心今も(2020年2月26日配信『東京新聞』)

アポ電がかかってきた高齢夫婦宅の電話機=東京都東村山市で 東京都内の高齢者宅に現金の保管状況を尋ねる「アポ電」があった後、強盗が押し入る事件が後を絶たない。「自宅に多額の現金がある」といった確実な情報を基に、犯罪グループが強盗にまで手を出す実態が浮かぶ。昨年12月、強盗が押し入り、約470万円を奪われた東京都東村山市の男性(84)は、警察官を名乗るアポ電に「現金がある」と話してしまったことを、今も...

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特殊詐欺被害 不審気付く環境づくりを(2020年2月25日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 私は絶対にだまされない―。その過信こそ犯罪者の思うつぼだ。 警察庁が昨年の特殊詐欺被害についてまとめた。被害額は5年連続で減少したが、8年連続で300億円を超えた。 犯行グループはお年寄りの親心や善意に付け込む。「自分はだまされるかも」と考える方が安全だ。家族や地域も気付きをさらに強め、犯罪から守りたい。 被害額は前年より81億円減って301億円。その中で急増しているのが「キャッシュカード詐欺盗...

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「詐欺盗」(2020年2月24日配信『東京新聞』-「筆洗」)

 織田作之助の短編小説「螢」に奇妙な詐欺の手口がある。男が旅館などにやって来て「中身は絶対に見るな」とくぎを刺した上で風呂敷包みを預けるのだそうだ▼数日後、受け取りにやって来るが、「中を見たな」と騒ぎだす。包みを解くとあら不思議、中にあった人形が口を開き「見たな」。男が言うには、さる大名に贈る品だったが、汚れた目で見られてはそれもできぬ。どうしてくれると金を要求する▼「見た人形」という。人形がしゃべ...

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口には口を(2020年2月23日配信『長崎新聞』-「水や空」)

 あなたのために、と装って、胸の内では自分の利益を計算している。これを「おためごかし」「親切ごかし」「上手(じょうず)ごかし」などといい、「ごかし」の3文字が後ろに付く▲だまして自分の手に入れる「転(こ)かす」に由来するらしい。怪しげな響きを伴う「ごかし」だが、近頃は手がいっそう込んでいる。特殊詐欺の手口の一つ「カード詐欺盗」がはびこっているという▲詐欺グループが警察官らを装って「キャッシュカードが...

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特殊詐欺被害 孤立する高齢者守りたい(2020年2月23日配信『北国新聞』-「社説」)

 振り込め詐欺など昨年1年間の特殊詐欺の被害状況を警察庁がまとめた。被害総額は前年より21%減の301億5千万円で、5年連続の減少となったが、被害の実態はなお深刻である。被害者の大半は65歳以上の高齢者で、特に高齢女性が狙われやすいことが改めて浮き彫りになった。 摘発は過去最高の6773件、2911人に上り、このうち警察が「主犯」と認定した58人中、半分近い26人が暴力団構成員や準構成員らだった。...

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特殊詐欺「受け子」の元巡査公判に注目 全国警察を震撼させた「稲葉事件」の当事者が自戒を込めて指弾(2020年1月31日配信『産経新聞』)

 全国の警察関係者がその行方を注視する裁判が現在、横浜地裁で開かれている。法廷に立つのは、つい先日まで神奈川県警第1交通機動隊の巡査だった男だ。問われた罪はあろうことか、自らが特殊詐欺グループに加わり、県内の高齢者からキャッシュカードを盗み取っていたというもの。しかも、犯行の動機はギャンブルで借金を抱えて首が回らなくなったからというから愕然(がくぜん)とする。この事態について、かつて自身が全国の警...

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「警視庁職員証」偽造 容疑の男逮捕 特殊詐欺の「受け子」か(2020年1月21日配信『毎日新聞』)

容疑者が印刷した偽造職員証。実物の様式とは全く異なる=埼玉県警提供(画像の一部が加工されています) 警視庁の職員証を偽造したとして、埼玉県警上尾署は20日、住所不詳で自称飲食店従業員の男(28)を有印公文書偽造容疑で逮捕した。同県桶川市内ではこの日、特殊詐欺の予兆電話が相次いでおり、県警は現金引き出し役の「受け子」の可能性があるとみて捜査する。 逮捕容疑は20日午前10時5分ごろ、桶川市のコンビニでコピー...

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海外から謎の着信…「国際ワン切り詐欺」にご注意を!

 見知らぬ海外の電話番号から携帯電話に着信があり、出ようと思ったらすぐに切れた―。こんな不審な電話が相次いでいる。かけ直した際に利用者が支払う電話料金の一部が犯罪グループに入る、「国際ワン切り詐欺」と呼ばれる新たな手口の犯罪とみられている。不審な番号にはかけ直さないといった注意が必要だ。(稲垣太郎)アセンション島からかかってきたワン切り電話の着信画面(三上洋氏提供)◆「アセンション島!?」 「電話が...

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ニセ電話詐欺 だまされない自衛策を(2019年10月22日配信『茨城新聞』ー「社説」)

 ニセ電話詐欺の被害が後を絶たない。新たな手口でだますケースが増え、今年もすでに県内の被害件数は9月末現在(暫定値)で274件、被害総額は約4億3000万円に上る。前年同期と比べても件数で20件、被害額も約9000万円それぞれ増えている。 被害者は主に高齢者で、老後の虎の子を狙った犯罪に憤りを覚える。被害に遭わないためには詐欺の手口や特徴を知り、電話があっても一人で判断せず、家族や警察に相談してほしい。 県内のニ...

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かんぽ生命だけじゃない! 金融商品の営業トークにだまされないポイント(2019年7月3日配信『アエラドットコム』)

日本郵政グループ本社金融商品の営業にだまされないポイント (週刊朝日2019年7月12日号より)   国民の信頼を裏切るような営業活動が明るみに出た。日本郵政傘下の「かんぽ生命保険」が、既存の契約を解約させて不利な新契約を結んでいたことがわかったのだ。 かんぽ生命の社内調査によると、昨年11月分の乗り換え契約2万1千件のうち、顧客にとって「経済的合理性が乏しい」と思われる契約が約5800件あった。解約して...

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「ATMでは医療費還付しません」医師会と警察署が連携(2019年7月2日配信『朝日新聞』)

医院の受付で患者にチラシを渡し、特殊詐欺への注意を呼びかける歯科助手=2019年7月1日、東京都世田谷区代沢2丁目 うその電話でお金をだまし取る特殊詐欺を防ごうと、東京都世田谷区内の警察署と医療機関がタッグを組んだ。病院や薬局を訪れる高齢者にチラシを配り、医療費還付をうたう手口への注意を呼びかけるなど、1日から活動に乗り出した。 同区の「健歯歯科」ではこの日午前、受付で歯科助手が「ATMで医療費は...

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あんたももろたんかい…(2019年6月26日配信『神戸新聞』ー「正平調」)

 先日亡くなった作家、田辺聖子さんのエッセーを読んでいたら、こんな話があった。地震の被災地で暴力団が物資を配るのを見たという女性に田辺さんは聞いた。「あんたももろたん?」◆女性は首を振って答えた。「もろたら、出ていけ言われへんやんか」。この言葉から、いわゆる反社会勢力のもくろみが透けて見えてくる。笑顔で近づいていって「ノー」と言えぬようからめとる。テレビ界の人気者であれば、なおのこと狙われやすい◆実...

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芸人「闇営業」  社会人の見識持ちたい(2019年6月26日配信『京都新聞』ー「社説」)

 芸能界は、反社会勢力との関係を、いまだに断ち切れないでいるのか。そういわれても、仕方のない不祥事だ。 所属のお笑い芸人が反社会勢力のパーティーに出席していたとして、大手芸能事務所の吉本興業とワタナベエンターテインメントは、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんら計13人を、謹慎処分にした。 パーティーがあったのは約5年前で、主催していたのは振り込め詐欺のグループだった。 違法な詐欺で得た金...

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ニセ電話詐欺 悪用 固定電話番号停止へ 再販業者との新規契約制限(2019年6月26日配信『東京新聞』)

 「03」などの市外局番で始まる固定電話番号が使われるニセ電話詐欺が多発していることを受け、詐欺に使われた固定電話番号を使えなくするなどの新たな対策に、警察庁や総務省が大手通信業者5社と連携して乗り出す。政府が25日、犯罪対策閣僚会議で策定した省庁横断のプランに盛り込んだ。  ニセ電話を巡っては、2008年改正の携帯電話不正利用防止法で、詐欺に使われた携帯電話の利用を止める仕組みがある。ただ、大手...

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「円朝憲法」(2019年6月26日配信『東京新聞』-「筆洗」)

 <一、嘘(うそ)は吐(つ)くべし理屈は言(いう)べからず>。落語中興の祖、三遊亭円朝が弟子に厳守させたという「円朝憲法」である▼芸人としての教えであろう。「嘘は吐くべし」とは高座での態度で話芸によって客を虚構の世界へと誘い込み、楽しませなさいという趣旨だろう▼どうやら「嘘は吐くべし」を勘違いした芸人がいたようである。吉本興業は詐欺グループの宴会に加わり、金銭を受け取っていたとして11人の芸人を当面...

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日に1億円が闇の組織へ流れる(2019年6月26日配信『日本経済新聞』―「春秋」)

 この瞬間も列島のあちこちで、高齢者からカネをだまし取ろうと電話が鳴り、はがきやらスマホのメッセージが届いているにちがいない。昨年1年間のオレオレなど「特殊詐欺」の被害額は、前年より減ったとはいえ364億円。日に1億円が闇の組織へ流れる勘定だ。▼だまされてしまった件数は全国で1日あたり40件を超えている。けっして人ごとではないのだ。警察も啓発に努め、取り締まりを強めてはいるが、なかなか一掃に至らない。理由...

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ニセ電話詐欺 「オレオレ」より「還付金」  区市職員装うケース54%

 都内で今年1~5月にあったニセ電話のうち、区市職員を装うケースが54%に上り、昨年同期(34%)から大幅に増えたことが、警視庁のまとめで分かった。「オレオレ詐欺」の語源になった親族を装うケースは10%で昨年同期(30%)から減り、警察官を装うケースの18%を下回った。警視庁は、区市職員を装い「還付金がある」とするニセ電話にだまされないよう呼び掛けを強めている。 都内の還付金詐欺の被害は、2008...

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警察官の詐欺 「厳正対処」で片付けるな(2019年6月19日配信『産経新聞』-「主張」)

 オレオレ詐欺など高齢者に被害が多い特殊詐欺の対策に関連して、京都府警山科署勤務の巡査長が、高齢男性から現金1180万円をだまし取ったとして逮捕された。 特殊詐欺対応の一環で男性の資産状況を知り、詐欺を防ぐどころか逆にだました。警察官の立場を悪用した、あるまじき犯行である。 事件のきっかけは、高額の現金を引き出そうとしている男性をみて、特殊詐欺を疑った金融機関が通報したことだった。対応して男性の資...

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たぶんサギ(2019年6月17日配信『中国新聞ー「社説」)

 日曜の朝に、時ならぬサイレンが響いた。G20サミットを控える大阪できのう交番にいた警察官が襲われ、拳銃を奪われた。出掛けるのをやめた家庭も多かろう。隣の京都では別の意味で市民の不安を呼ぶ事件が起きた▲特殊詐欺の対策と思い込ませ、警察官が高齢の男性から1200万円近くをだまし取った疑いでおととい捕まった。「府民の信頼を損ねる」。京都府警は苦り切るが、事実なら、警察の威信は全国でもがた落ちだろう▲男性...

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現職警察官による詐欺事件(2019年6月17日配信『東京新聞』-「筆洗」)

 米推理作家のヴァン・ダインが1928年、探偵小説を創作する上での20のルールを書いている▼「その1」は、<登場する探偵と読者には、同じ機会(情報)が与えられなければならぬ。謎解きのヒントは分かりやすく記述されなければならぬ>。探偵小説が知的なゲームである以上、読者にフェアなルールを作りたかったらしい▼ルール「その4」。昨日の朝刊記事を読んで浮かんできた。<探偵自身、あるいは捜査員の1人が犯人だった...

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「#お金貸します」SNSにワナ 個人装い違法金利を要求(2019年6月10日配信『日本経済新聞』)

 SNS(交流サイト)に「お金貸します」と投稿し、借り手を募る新手のヤミ金融業者が暗躍している。投稿は一見、個人間の貸し借りに見える。だが大半は個人を装う無登録業者が絡むとみられ、法の上限を超える違法な金利を要求する。融資条件に裸の写真を送らせ、返済が滞ると「ばらまくぞ」と脅すこともあるといい、警察や金融庁は注意を呼びかける。個人を名乗り、借り手を募るツイッターの投稿 東京都内に住む20代の女性はツイ...

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