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記事一覧

「福祉避難所」の不足深刻 増える対象者、自治体の対応追いつかず 熊本地震では混乱も(2021年4月11日配信『西日本新聞』)

「ピーク時にはステージ上まで避難者でいっぱいだった」と振り返る「ひろやす荘」の楠田幸司さん 災害時に特別な配慮が必要な高齢者や障害者などのために設置される福祉避難所。2016年の熊本地震では、開設予定だった福祉施設が被災したり一般避難者の殺到で混乱したりして、十分に機能しなかったとされる。国は対象人数分の施設確保を目指すよう自治体に求めているが、西日本新聞が今年3月、九州7県に実施したアンケートの結果、...

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(論)防災(2021年3月14日)

近助の力で防災(2021年3月14日配信『福島民報』-「あぶくま抄」) 福島市の一人暮らしの高齢女性宅が先日、火事になった。自分では消せないほどの炎の勢いに死を覚悟した時、近所の住民が駆け付けた。女性を助け出し、初期消火や消防署への通報に当たった。間もなく火は消し止められ、最小限の被害で済んだ。 市内の町内会などは、防災の柱として「自助」「共助」「公助」に加え、「近助[きんじょ]」を据える。防災シ...

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石巻から避難の須田さん、岐阜で思い語る 「家族守る方法考えて」(2021年3月7日配信『中日新聞』)

東日本大震災で被災した経験を振り返る須田さん=岐阜市司町のぎふメディアコスモスで 東日本大震災から10年を前に、「岐阜で迎える3・11『復幸(ふっこう)の日』2021」と題した催しが6日、岐阜市司町のぎふメディアコスモスで開かれた。宮城県石巻市で被災後、2011年6月に岐阜県に避難し、今は恵那市で暮らしながら、中津川市で東北地方の産物を扱う土産物店を営む須田裕司さん(69)が今の思いなどを語った。...

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聞こえなかった佐賀豪雨 補聴器外し就寝中に自宅が浸水 聴覚障害の平原さん、映像記録し防災模索(2021年3月1日配信『佐賀新聞』)

佐賀豪雨を「忘れてはいけない」と映像記録を制作した平原圭介さん=武雄市内 記録的な大雨が襲った「佐賀豪雨」から2月28日で1年半がたった。被災した聴覚に障害がある武雄市朝日町の平原圭介さん(45)は、未明の寝ている間に自宅が浸水し、「補聴器を外していて、雨の音や警報音は全く聞こえなかった」と振り返る。当時の写真や動画などを映像記録としてまとめ、聴覚障害者の立場から防災を模索している。 2019年8月28日未明...

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(論)要配慮者の避難(2021年2月17日)

要配慮者の避難支援/共に助かる工夫と準備を(2021年2月17日配信『河北新報』-「社説」) 長く激しい揺れに、10年前を思い出さずにはいられなかった。13日深夜に宮城、福島で最大震度6強を観測した東日本大震災の余震。犠牲者を出さなかったのは、震災後の心構えや準備が功を奏したからだと前向きに考えたい。 津波は発生しなかったが、反射的に警戒した人は多かったはずだ。震災では60歳以上の死者が全体の約6...

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緊急防災ラジオ運用へ 来月開始 高齢者らに857台貸与(2021年1月27日配信『八重山毎日新聞』)

石垣市が貸与する防災ラジオ。文字表示版は聴覚障がい者限定となる=26日午後、市役所 石垣市は2月から緊急告知防災ラジオの運用を開始する。専用ラジオでは緊急地震速報や大津波警報などの緊急放送を受信できる。地域の防災力強化が目的。2月1日以降、専用ラジオを市内の要介護者、高齢者らに857台貸与する。 同防災ラジオは市FMラジオ自動起動告知システム整備事業。予算は市の一般財源でシステム構築費など約4000万円。貸与...

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災害弱者と手携えて 男鹿出身・鍵屋さん監修の防災マニュアル発行(2021年1月4日配信『河北新報』)

要支援者本人と支援者らの防災対策のポイントを解説したマニュアル 男鹿市出身で跡見学園女子大(東京)教授の鍵屋一さん(64)が監修した冊子「一緒に助かるために 高齢者・障がい者等と支援者のための防災マニュアル」が、東京法令出版から発行された。要支援者本人のほか、家族、地域住民、福祉関係者を想定し、日頃の準備や被災時の行動、避難生活のポイントを解説している。鍵屋一さん 要支援者には外出時、周囲の人に自...

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「完璧な防災」でなくても 年のはじめに考える(2021年1月3日配信『東京新聞』-「社説」)

 「災後10年」の年が幕開けしました。2011年3月11日の東日本大震災は、大自然を相手にした人の無力さや人工物の脆弱(ぜいじゃく)さを見せつけました。原子力発電所の事故は科学の力が万全ではないことをあらためて気付かせ、われわれの価値観や人生観にも大きな影響をもたらしました。災後10年にコロナ禍 地球温暖化の影響でしょう、この10年で豪雨や台風、土砂など災害はますます激甚化、頻発化しています。自然...

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宮崎県都農町(つのちょう)に福祉避難所完成 乳幼児らスペースも設置(2020年12月19日配信『宮崎日日新聞』)

都農町中町に完成した町内初の福祉避難所 災害時に高齢者や障害者ら「要配慮者」を受け入れる福祉避難所が、都農町(つのちょう)中町に完成した。バリアフリー対応で、妊婦や乳幼児らのスペースも設置した町内初の専用施設。南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備えた防災、減災力の強化が期待される。 木造平屋で敷地面積は約1400平方メートル、床面積は182平方メートル。40人の収容が可能で、入り口にはスロープや...

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移動困難な高齢者らを避難所へ 豪雨被災の真備で訓練(2020年11月23日配信『山陽新聞』)

真備総仮設団地の集会所に避難する要配慮者ら 災害時に自力での移動が難しい高齢者や障害者らを避難所まで導く訓練が23日、西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区の仮設住宅などであり、地域住民らが手順を確認した。 豪雨で犠牲となった同町地区の51人(災害関連死を除く)のうち、高齢者が9割を占めた。要配慮者の避難支援に向け、地元の福祉・医療機関でつくる真備連絡会などが9月に続いて企画。震度6弱の地震が発生し...

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田中手帳、水に濡れても丈夫で開きやすい冊子を開発(2020年11月20日配信『印刷業界ニュース』)

ユポ紙を使用しているため、耐水性、耐久性、筆記適正に優れているインデックス加工により水に濡れてもページを捲りやすくなっている 田中手帳(株)(本社/大阪市住之江区、田中尚寛社長)は、デジタルインフラが麻痺した際のリスクマネジメントとして活用できる「水に濡れても丈夫で開きやすい冊子」を開発した。その活用の一例として、聴覚障害者向けに災害時のコミュニケーションハンドブックを企画・制作。発災時に災害弱者...

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災害時のトイレ計画、6割未策定 感染症で健康被害の恐れ 政令市・特別区調査(2020年11月11日配信『毎日新聞』)

東日本大震災時、避難所となった宮城県南三陸町立志津川小学校の体育館にある男子トイレ。プールのたまり水をバケツにくみ置きし、便を流していた=2011年3月17日ごろ撮影(同町の写真店主、佐藤信一さん提供) 全国の20政令市と東京23特別区のうち6割が、内閣府が市区町村に要望する災害発生時の「トイレの確保・管理計画」を策定していないことが、毎日新聞のアンケートで判明した。災害時にインフラが寸断されてトイレが使えな...

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障害者の避難考える 支援団体と行政関係者ら意見交換(2020年11月9日配信『佐賀新聞』)

避難所に設置されるベッドの強度などを体感する車いす利用者ら=佐賀市大和町の春日公民館災害時の対応などについて意見を交わした車いすの利用者や市職員ら=佐賀市大和町の春日公民館 障害がある人や支援団体と、行政関係者との意見交換会が8日、佐賀市大和町の春日公民館で開かれた。災害時に支援を必要とする人たちへの避難や避難所でのサポート、配慮の在り方などについて約40人が意見を交わした。 佐賀市障がい福祉課の...

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【動画】「旗」で津波避難呼び掛け 唐津城などで掲出訓練(2020年11月6日配信『毎日新聞』)

唐津城で津波フラッグを掲げて、海上の人たちに避難を呼び掛けた訓練=唐津市の佐賀県ヨットハーバー 津波からの避難を視覚的に呼び掛ける「津波フラッグ」を施設などで掲げる訓練が5日、唐津市の佐賀県ヨットハーバーで開かれた。聴覚障害者らに向けた新たな取り組みで、関係者は船などで海上にいる人へフラッグで避難を呼び掛ける手順を確認した。 風や波音で音が聞こえにくい環境を踏まえ、聴覚障害者に避難を呼び掛ける方法...

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「子どもの命守る」新任校長90人決意 宮城県教委、大川小で初の研修会(2020年11月4日配信『河北新報』)

大川小で開かれた研修で、平塚さん(手前右)の話を聞く新任校長たち=4日午前10時55分ごろ 宮城県教委は4日、東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が犠牲となった石巻市大川小で、新任校長対象の防災研修会を開いた。大川小での実施は初めて。参加者は児童遺族の話に耳を傾け、学校防災強化への誓いを新たにした。 県内の小中高校などの校長計90人が参加。児童遺族らでつくる「大川伝承の会」共同代表の佐藤敏...

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大川小判決確定1年/学校防災に不断の努力を(2020年11月1日配信『河北新報』-「社説」)

 東日本大震災で児童74人と教職員10人が犠牲となった石巻市大川小の津波事故訴訟で、学校側の事前防災の不備を認めた仙台高裁判決が確定して1年が過ぎた。学校管理下で戦後最悪とされる事故の教訓を安全な学校づくりにどう生かしていくか。司法が求める内容と現実との隔たりを埋める不断の努力を望みたい。 河北新報社が8~9月に岩手、宮城、福島3県の沿岸部の小中学校に実施した津波防災アンケート(回答215校)。判...

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大川小遺族、語り部活動再開 コロナで中断、9カ月ぶり 宮城・石巻(2020年10月26日配信『毎日新聞』)

新たな建物(左奥)の建設など震災遺構として整備する工事が進められている大川小で、9カ月ぶりに活動を再開した佐藤敏郎さん(手前左)と鈴木典行さん(同右)ら語り部の話を聞く人たち=宮城県石巻市で2020年10月25日午前11時6分、和田大典撮影 東日本大震災で児童・教職員84人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小の被災校舎前で25日、遺族や地区住民らで作る「大川伝承の会」の語り部活動があった。新型コロナ...

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白川郷合掌造り集落に水のアーチ…小屋火災後初の放水訓練(2020年10月25日配信『読売新聞』)

一斉放水で、水のアーチに包まれた白川郷合掌造り集落(25日午前8時14分、岐阜県白川村で)=橘薫撮影 世界文化遺産に登録されている岐阜県白川村の白川郷合掌造り集落で25日、放水訓練が行われ、紅葉の時期を迎えた山々を背に水のアーチが描かれた。 114戸の合掌家屋が並ぶ白川郷では、放水銃の点検を兼ねて年1回実施している。昨年11月に、小屋が焼ける火災が起きてから初めての訓練で、この日は午前8時に一斉放...

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東御(とうみ)で2年ぶり県総合防災訓練 水害想定 新型コロナ対策も確認(2020年10月19日配信『信濃毎日新聞』)

避難所を想定し、段ボールの間仕切りを組み立てる手順を確認した県総合防災訓練=18日、東御市 県総合防災訓練は18日、東御市内で開いた。台風による大雨の影響で千曲川が増水して「氾濫危険情報」が発令され、支流でも土砂災害の危険があり一部地区で避難指示が出た―との想定。新型コロナウイルス感染対策を講じた避難所の運営方法も確認した。 長野市で開く予定だった昨年は台風19号の影響で中止し、開催は2年ぶり。例...

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福祉避難所設置に不安、自治体の6割 新型コロナ影響 ニーズと収容能力把握できず(2020年10月14日配信『毎日新聞』)

東日本大震災の際、宮城県石巻市の社会教育施設の体育館に開設された福祉避難所=2011年4月撮影(石巻市提供) 災害時に高齢者や障害者らを受け入れる「福祉避難所」について、47都道府県・20政令市・23特別区の計90自治体のうち約6割に当たる50自治体が、新型コロナウイルスの感染拡大で受け入れが困難になっていると感じている。福祉避難所は、避難生活が長期に及び避難者数も多かった東日本大震災をきっかけに充実を求める声が...

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災害時の聴覚障害者支援を円滑に 埼玉・桶川市が「防災バンダナ」(2020年10月14日配信『産経新聞』)

埼玉県桶川市が配布する聴覚障害者向け防災バンダナの着用例(市提供) 埼玉県桶川市は13日、希望する聴覚障害者らを対象に、「耳がきこえません」と記した「防災バンダナ」を無償配布すると発表した。災害時の避難所などで身につけることを想定している。障害があることが周囲に分からず、重要な災害情報などが伝わらない事態を回避する狙いがある。 相次ぐ豪雨災害などを踏まえ、東京都の障害者団体に製造を依頼して200枚...

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忘れないで下さい。あの日、あの時を。(2020年10月11日配信『河北新報』-「河北春秋」)

公式サイト➡ここをクリック 檀家(だんか)か否かは関係ない。津波で命を落とした人々の土葬(仮埋葬)に立ち会い、経を唱えた。「つらかった」。ため息と涙で東日本大震災を振り返った▼片山秀光さん(80)。気仙沼市波路上の地福寺住職を8月に退いた。寺のある階上地区では津波で208人が、檀家も151人が犠牲に。寺も被災。だが希望は捨てなかった。避難先の中学校の体育館に紙を張った。「めげない。逃げない。くじけな...

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災害弱者とは(2020年10月6日配信『宮崎日新聞』-「くろしお」)

 穏やかな秋の天気が続くと、あの惨事から今日で1カ月もたったかと思う。台風10号による椎葉村の土砂崩れ。1人が死亡、3人が行方不明となっている。日常生活を取り戻しつつも関係者の心の傷は深い。 崩れた山林はよく整備されていたと聞く。現場を見た国土交通省の土砂災害専門家は、急斜面で谷状の地形に注目し「雨水が集まりやすく土砂が高速で流れ落ちた」と分析する。本県の山間部では同様の地形にある住居や道路は多い...

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秋台風はなぜ怖い まだまだ続く台風シーズン(2020年9月13日配信『ウェザーニューズ』)

 非常に強い勢力の台風10号が九州や沖縄に接近して1週間が経ちました。 その後、日本の南の海上には目立った雲の塊はなく、しばらくは台風の発生はない見込みですが、今後発生した場合はやはり十分に備えることが必要です。強い勢力が多い秋台風 強い台風の日本への上陸数は、夏よりも秋のほうが多い傾向があります。気象庁では最大風速33m/s以上を「強い台風」、同じく44m/s以上を「非常に強い台風」、同じく54m/s以上を「猛烈...

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避難所が「満員」(2020年9月13日配信『宮崎日日新聞』-「くろしお」)

 本県を激しい風雨に巻き込んだ台風10号が接近した6日、携帯電話に次々と舞い込んできた防災メールの避難情報に、緊張感を持って見入った県民は多いだろう。午前中には新たな避難所開設が伝えられた。 午後には次々と「受け入れ人数に達した避難所」「受け入れ可能な避難所について」が発表。自宅近辺に”空き”がなく困った人もいたはずだ。知り合いの中学教諭は「公民館がいっぱいになったから体育館を開けてと要請されて、雨...

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避難所に詰める自治体職員は気苦労が多(2020年9月10日配信『南日本新聞』-「南風録」)

 災害時の避難所に詰める自治体職員は気苦労が多いらしい。「暑い」と声が上がった同じ部屋で「寒い」と訴える人がいる。「暗い」と怖がる人がいれば「明るくて眠れない」と怒る人もいる。 だが、先日の台風10号で知人が担当した避難所は様子が違ったという。お湯を沸かせば口々にお礼を言ってくれた。持ち寄った料理を分け合って食べ、職員にもお裾分けしてくれた。翌朝は隅々まで掃除して帰って行った。 度重なる災害を経験...

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避難所「先着順で満員、2回も振られる」台風10号、コロナ対策で収容人数の減少で(2020年9月7日配信『毎日新聞』)

避難所で不安な時を過ごす住民=宮崎市の市立小松台小で2020年9月6日、上入来尚撮影 「特別警報級」に発達したまま接近する恐れがあった台風10号に備え、九州各地の避難所には6日から7日にかけて多くの住民が殺到した。新型コロナウイルス対策で個々の避難所の収容人数を減らしていた各自治体は事前に避難所の数を増やしていたが、それでも入りきれない避難者が続出。急きょ避難所を追加するなど対応に追われ、コロナ下での避難所...

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災害時でも安心の「緊急医療手帳アプリ」を開発 難病患者の医療情報200項目を管理 (2020年9月7日配信『東京新聞』)

「災害時緊急医療手帳」のアプリを開発した高橋純子准教授(右)と飯田貴史さん=金沢市の北陸大で 北陸大(金沢市)の高橋純子准教授(49)=保健学=らが、人工呼吸器をつけて在宅療養している難病患者らの医療情報を管理できるアプリを全国に先駆けて開発した。災害時に避難先の病院などで正確な情報を伝えることで、適切な治療につなげる狙い。患者や家族は症状に関する説明時間を大幅に短縮することができ、新型コロナウイ...

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<胆振東備地震から2年>防災意識浸透に課題 札幌市 障害者ら電源助成低調/コロナで出前講座激減(2020年9月6日配信『北海道新聞』)

市職員向けに行われた新型コロナ対応の避難所運営訓練。避難スペースで、世帯ごとに2メートルの間隔を空けるなどの対応が求められた=7月 札幌を含む石狩管内でも最大震度6弱を記録し、全域停電(ブラックアウト)となった胆振東部地震から、6日で2年。教訓を踏まえ、札幌市は可搬型発電機をすべての指定避難所とまちづくりセンターに配備した。ただ、在宅の障害者ら「災害弱者」にとって命綱と言える非常用電源や介護施設へ...

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「防災の日」 に関する論説(2020年9月1日)

「防災の日」 自助、共助の再確認を(2020年9月1日配信『茨城・佐賀新聞』-「論説」) 死者・行方不明者が10万5千人余りに上った関東大震災が起きた9月1日は、60年前に「防災の日」となった。地震、台風、津波などへの万全の準備を考え活動するために創設された日だ。これまでに政府は、揺れたら台所の火を消し、防災頭巾をかぶって机の下に隠れることなどを呼び掛けてきた。建物の耐震化や、延焼する恐れが強い木造密集市...

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熊本ろう者福祉協会と防災士会が災害時の協定(2020年8月29日配信『TKUテレビ熊本』)

 災害発生時に聴覚に障害がある人たちを救うため、熊本ろう者福祉協会とNPO法人日本防災士会熊本県支部は29日、災害時の支援連携協定を結びました。 調印式では熊本ろう者福祉協会の福島哲美理事長と防災士会熊本県支部の宮下正一支部長が協定書にサインしました。 今回の協定により今後県内で災害が発生した際には被災地に手話通訳者の派遣をするなど両団体が協力して支援活動を展開するということです。1947(昭和2...

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<佐賀豪雨から1年>県内、災害情報提供を充実 住民の意識「向上」14市町(2020年8月27日配信『佐賀新聞』)

大町町が全世帯に配布した防災行政無線も受信する「防災ラジオ」 昨夏の佐賀豪雨など近年各地で多発している記録的大雨を受け、佐賀県内の多くの自治体が住民への情報提供手段を拡充していることが、佐賀新聞社が県内20市町に行ったアンケートで分かった。防災行政無線受信機の全戸配布のほか、区長や要支援者らに情報伝達手段を設けるなどさまざまな手法を考えている。住民の防災意識の高まりを感じている防災担当者も多い。 ...

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高潮の恐怖…都民はどこに避難を?海抜0m地帯を歩いてみた(2020年7月24日『日刊ゲンダイ』)

荒川の堤防と同じ高さの水位表示モニュメント「未来の塔」 九州豪雨では大分県日田市で862ミリの3日間雨量を記録。河川氾濫などにより1万棟を超える家屋が床上浸水などの被害に遭った。ただし、もうひとつ忘れてはならないのが、海の水による高潮だ。発生した場合、広域で被害が想定される。  ◇  ◇  ◇ 新型コロナウイルスのさなかに問題となっているのが、「自分だけは大丈夫」と思い込む正常性バイアス。豪雨災害に...

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高齢施設の被災 早めの避難が命を守る(2020年7月21日配信『東京新聞』ー「筆洗」)

 九州を襲った豪雨で熊本県の特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者十四人が死亡した。高齢者施設はこれまでも豪雨や台風で被災してきた。被害を繰り返さぬよう早めの避難を心掛けたい。 熊本県球磨村の特別養護老人ホーム(特養)千寿園は、急流で知られる球磨川の支流近くにある。水害の危険と隣り合う地域だ。 村によると、球磨川は今月4日未明、1時間半で水位が約3メートル上昇した。一気に川の水があふれて千寿園は被災...

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災害法制 継ぎはぎより抜本改革を(2020年7月20日配信『熊本日日新聞』-「社説」)

 県南部を中心とした豪雨災害は発生から2週間が過ぎた。いまだに被害の全容は見えず、復旧作業や避難生活の長期化が避けられない情勢だ。一方で、家屋の被害認定などの緩和策が相次いで示された。支援対象を広げ、迅速な対応につながるだけに意義は大きいといえよう。 しかし法律や制度の根本はそのままに、要件や運用基準の緩和でしのいでいるのが実態だ。高齢化と人口減少で社会構造は変化し、災害時の公的支援の役割は一層増...

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防災情報の課題 避難につながる見直しを(2020年7月19日配信『毎日新聞』-「社説」)

 水害や土砂災害が相次ぐ中、防災情報を住民の避難にどうつなげるかが課題となっている。 熊本県の豪雨では球磨川が早朝から氾濫し、多くの人が犠牲になった。 なぜ避難が間に合わなかったのか。背景には、防災情報の問題点があるとみられる。 前夜に大雨・洪水警報は出されていたが、大雨特別警報が発表されたのは氾濫が始まる直前だった。避難の難しい未明だ。 特別警報より前に避難勧告などを出していた自治体もあったが、...

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佐賀DCAT発足 災害弱者の避難推進に期待(2020年7月16日配信『佐賀新聞』-「論説」)

 記録的な大雨による河川の氾濫や土砂崩れで、九州をはじめ日本各地で多くの犠牲者が出ている。状況が分かるにつれてクローズアップされるのは、地震や台風を含めた過去の大規模災害でも課題になった要支援者の避難の遅れだ。避難所で高齢者や障害者をケアする佐賀県の福祉チーム「佐賀DCAT(ディーキャット)」が発足したことは、避難行動の促進という観点からも大きな力になる。 体力が弱った高齢者や障害がある人、その家...

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災害弱者の避難に関する論説(20207月14日) 

災害弱者の支援 避難計画の作成が急務(2020年7月14日配信『北海道新聞』-「社説」) 九州に甚大な被害をもたらした梅雨前線は停滞を続け、大雨による浸水被害や土砂災害が本州も含め広い範囲に及んでいる。 福岡、熊本、大分3県では、亡くなり身元が判明した人たちのうち高齢者が9割弱を占めた。 逃げ遅れた人が多いとみられる。高齢者の避難支援の難しさがあらためて浮き彫りになった。 行政は被害の実態を検証し...

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「分散避難」にも「プッシュ支援」(2020年7月11日配信『しんぶん赤旗』)

志位氏に回答 自治体通達へ武田防災相 武田良太防災担当相は9日夜、日本共産党の志位和夫委員長に電話で、梅雨前線による豪雨被害に伴う被災者のうち、自宅や親戚宅などでの「分散型避難」を行っている被災者についても、「要望があれば、災害救助法に基づき、物資や食料などの支援を『プッシュ型』で行うよう、自治体に通達を出すことにしました」と説明しました。 これに先立ち、志位氏は同日午後、武田担当相に電話で、避難...

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14人犠牲の「千寿園」で何が 救出された利用者が証言 熊本(2020年7月11日配信『NHKニュース』)

「とても怖かった…」入所者14人が亡くなった熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」。屋上に避難して難を逃れた86歳の女性が取材に応じ、当時の施設内の様子を語りました。取材に応じてくれたのは、球磨村に住む横田サツ子さん(86)です。横田さんはふだんから「千寿園」をデイサービスで利用していました。大雨の特別警報が発表される前日の今月3日夜は、職員の勧めで施設に避難し、泊まっていたといいます。当時の様子を次...

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「死」が何度もよぎる…水没の特養ホーム、職員と住民が覚悟の救助(2020年7月11日配信『西日本新聞』)

救出される入所者たち=4日午後6時45分ごろ、熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」(撮影・古川努) 一つ屋根の下に寄り添い、共に暮らしたお年寄りたちの和やかな日常は、突然奪われた。4日の記録的豪雨による球磨川水系の氾濫で、水没した熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」。入所する80歳以上の男女14人が犠牲になった。一方で、身の危険にさらされながらも、施設職員や住民たちが入所者の救出活動に努めてい...

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元自衛官の「涙の放送」が命つなぐ 熊本豪雨、被災の球磨村(2020年7月11日配信『共同通信』) 

避難所に設置された臨時の村役場で職員に指示を出す中渡徹防災管理官(中央)=9日、熊本県球磨村で 「球磨くま川は氾濫したので、避難してください。命の危険があります」。4日午前5時ごろ、熊本県球磨村。雨が降り続く中、防災無線から繰り返し流れてきたアナウンスは涙声だった。放送を聞いた村民らは、悲壮な訴えに「動かないと」と行動。村内の特別養護老人ホーム「千寿園」では14人が犠牲になったものの、アナウンスの...

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相次ぐ豪雨被害 防災の総合力を高めたい(2020年7月11日配信『毎日新聞』-「社説」)

 豪雨によって九州、四国、東海の広い範囲で河川が氾濫した。住宅街が浸水して多数の犠牲者が出ており、治水対策のあり方が問い直されている。 熊本県の球磨川など四つの1級河川で氾濫や決壊が起きた。氾濫危険水位を超えたのは130河川以上に上っている。 国土交通省によると、梅雨時の大雨や台風で氾濫危険水位を超えた河川はこの5年間で5倍に増えた。地球温暖化を背景に、従来の治水対策では通用しなくなってきているの...

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関東大水害(2020年7月11日配信『日本経済新聞』-「春秋」)

 伊藤左千夫は生涯に3度も、大きな水害を体験している。「野菊の墓」で知られるこの人は乳牛を飼いながら歌を詠み、小説を書いて暮らした。東京の下町で牧舎を営んでいた1910年8月、そんな左千夫が見舞われた災厄はとりわけ深刻だった。関東大水害である。▼「闇ながら夜はふけにつつ水の上にたすけ呼ぶこゑ牛叫ぶこゑ」。牧舎の牛の叫び声が悲痛だ。被害は関東一円に及び、多くの犠牲者を出した。長く停滞していた前線に、2つの台...

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安倍政権がまた「災害ないがしろ」!被災地に送った段ボールベッドは耐久性不十分、平内閣府副大臣は豪雨災害さなかにあ然ツイート(2020年7月10日配信『リテラ)

 梅雨前線の影響で7月3日から日本列島を襲っている記録的な集中豪雨。昨日9日、「令和2年7月豪雨」と命名されたこの集中豪雨はいまなお被害を広げ、9日20時台時点でのNHKのまとめによると、65人が死亡、1人が心肺停止、16人が行方不明となっているという。 一方、これまで一貫して災害対策をおざなりにしてきた安倍政権は、今回もそのいい加減ぶりを露呈させた。 ご存知のとおり、今年は新型コロナの影響もあって災害時の避難...

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自力で逃げられない「災害弱者」どうすれば…避難計画も低調(2020年7月7日配信『産経新聞』)

入所者14人が犠牲になった特別養護老人ホーム「千寿園」=6日午後、熊本県球磨村 熊本県南部を襲った豪雨は「災害弱者」といわれる高齢者らの避難のあり方をめぐり、改めて課題を突き付けた。同県球磨(くま)村の特別養護老人ホーム「千寿園」は訓練を行っていたにもかかわらず、入所者14人が浸水の犠牲になった。専門家は、こうした施設では特に早めの避難行動が必要だと指摘している。 「夜間から未明に災害が発生した場...

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高齢者・障害者の安否確認などの災害時協定を締結=大阪府豊中市(2020年7月6日配信『時事通信』)

 豊中市と豊中市介護保険事業者連絡会(会長=野津昭久氏、247法人)、豊中市障害者居宅介護・移動支援事業者連絡会(会長=渡邉亮氏、89法人)、豊中市障害児者日中活動事業者連絡会(会長=松田勝紀氏、59法人)は、災害時におけるサービス利用者の安否確認等の支援に関する協定を7月3日(金)に締結しました。 同協定に基づき、震度6弱以上の大規模地震の発生時には各連絡会に加盟する事業者と市がサービス利用者の安否確認を...

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鯖江・宿泊施設を避難所に(2020年7月6日配信『福井新聞』-「論説」)

関連死や3密対策に効果 鯖江市は、災害時に宿泊施設を避難所として提供してもらう協定を、県旅館ホテル生活衛生同業組合鯖江支部と結んだ。通常の避難所では災害関連死のリスクが高かったり、安心して過ごせなかったりする高齢者や障害者、妊婦らの利用を想定している。こうした要配慮者に安心安全な避難生活を提供したいという元々の狙いに加え、新型コロナウイルス感染症が拡大する今、避難所の「3密(密閉、密集、密接)」を...

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「災害弱者」(2020年7月3日配信『山陽新聞』-「滴一滴」)

 意外な胸のうちをこの春出した著書「ひとりじゃないよ」で知った。障害児の保護者を支える倉敷市のNPO法人「ペアレント・サポートすてっぷ」理事長の安藤希代子さんのことだ▼保護者が集う「うさぎカフェ」を西日本豪雨の後、大きな被害があった真備町地区でも始めたと以前、この欄で紹介した。例えば、自閉症がある子は環境の変化に敏感で、避難生活で体調を崩しやすい。そんな悩みを引き出すように聞けるのは、自らも障害児...

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障害者の避難所兼交流施設 開所(2020年6月11日配信『NHKニュース』ー「北海道」)

 おととしの胆振東部地震で大きな被害を受けた安平町に、災害が起きた時には障害のある人の避難所として利用する交流施設がオープンしました。 11日に安平町でオープンした交流施設「みんなの家」は、農園を営む青木明子さんが開きました。 青木さんには知的障害があり自閉症と診断された息子の功士さんがいて、おととしの地震のあと功士さんが急激な環境の変化に戸惑った経験から、空き家を改装して障害のある人たちが日頃か...

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