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(論)普天間(2021年1月12日・4月11・13日)

普天間合意から25年 沖縄に寄り添ってきたか(2021年4月13日配信『毎日新聞』-「社説」) 沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場の返還に日米両政府が合意してから25年を迎えた。 合意は「5~7年以内の全面返還」をうたったが、今も実現していない。四半世紀前の約束を果たせていない責任を両政府は重く受け止めるべきだ。 返還が実現しないのは、代わりの施設を県内に整備して移設することが条件になっているか...

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(論)[ひめゆりリニューアル] 平和のバトン次世代へ(2021年4月11日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 改装工事のため休館していた糸満市のひめゆり平和祈念資料館が12日、リニューアルオープンする。 資料館は1989年、ひめゆり同窓会によって設立された。戦場で多くの学友を失った元ひめゆり学徒が「証言員」として展示室に立ち、沖縄戦を伝える活動を続けてきた。 そう遠くない将来に訪れるであろう「体験者なき時代」に、沖縄戦の記憶をどう継承していくか。2000年に入って資料館が特に力を入れてきたのが、次世代に...

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(論)辺野古・普天間関する論説(2020年12月1・4・2021年1月28・29・2月11・22・25日・3月14・22・24・25日・4月1日)

南部の地に眠る遺骨と不穏な風(2021年4月7日配信『琉球新報』-「金口木舌」) 糸満市米須に終戦後「真和志ハイスクール」という学校があった。糸満高校の分校で、校長は翁長雄志前県知事の父・助静(じょせい)氏。米軍の指示で米須に集められた真和志村民が遺骨を集め、「魂魄(こんぱく)の塔」を建てた▼村民の戦後はここから始まった。金城和信(わしん)真和志村長が呼び掛けた遺骨収集には、ハイスクールの生徒も加...

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「いきなり怒りの沸点に」市議会へ抗議の座りこみ 遺骨含む土の埋め立て断念の意見書が否決 沖縄豊見城市(2021年4月3日配信『沖縄タイムス』)

遺骨収集を行うボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(左)の激励に笑顔を見せる金城博俊さん(左から2人目)、大田弥生さん(同3人目)、津嘉山恵子さん=3日、豊見城市役所前 沖縄県豊見城市議会が沖縄戦の戦没者の遺骨を含む可能性のある土砂を埋め立てに使用しないよう国に求める意見書を賛成少数で否決したことに抗議するため、市根差部のトマト農家金城博俊さん(43)が3日午後、市議会の入る豊見城市役所...

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(論)沖縄戦(2021年4月1・2日)

正しく伝える責任(2021年4月2日配信『琉球新報』-「金口木舌」) 「私たちは言葉と文化を奪い取られ、琉球の人と同じ扱いを受けた。これからも慰霊を続けたい」。旭川アイヌ協議会(北海道)の川村シンリツ・エオリパック・アイヌ会長の言葉だ。アイヌ民族出身の日本兵や沖縄住民を追悼する慰霊祭を糸満市で続けていた▼沖縄戦の犠牲者数は、沖縄以外の都道府県では北海道が1万人以上と突出する。川村さんは北と南で連帯し...

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普天間の辺野古移設「最もありえない選択肢」沖縄県専門家会議が提言(2021年3月31日配信『毎日新聞』)

「米軍基地問題に関する万国津梁会議」の柳沢協二委員長(左)から提言を受け取る玉城デニー知事=那覇市で2021年3月31日午前11時11分、遠藤孝康撮影 米軍基地負担の軽減策を国内外の専門家で議論してきた沖縄県の「米軍基地問題に関する万国津梁(しんりょう)会議」が31日、最終提言を玉城(たまき)デニー知事に提出した。軟弱地盤の課題を抱える米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を「最もありえな...

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遺骨眠る土を基地に使うな 官邸前でハンスト中 沖縄の女性が辺野古新基地計画に抗議(2021年3月26日配信『東京新聞』)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に沖縄本島南部の土砂を使う防衛省の計画に抗議し、宜野湾市出身の内装業金武きん美加代さん(47)=東京都世田谷区=が首相官邸前でハンガーストライキを行っている。31日まで続ける予定。土砂問題は、すぐそばの国会でも議論された。辺野古新基地建設に遺骨混入の恐れある土砂を使うことに首相官邸前でハンスト抗議をする金武美加代さん=いずれも...

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辺野古埋め立てハンスト、本土からも支えたい 若者たちが緊急声明(2021年3月9日配信『東京新聞』)

6日間のハンストを終えた具志堅隆松さん=6日、那覇市で(琉球新報提供) 沖縄県名護市辺野古へのこの米軍新基地建設に、沖縄本島南部の土砂を埋め立てに使う防衛省の計画に対し、遺骨収集ボランティア団体「ガマフヤー」の具志堅隆松代表(67)=那覇市=らが3月1日から6日間のハンガーストライキで抗議した。「基地に賛成や反対以前の問題。人の道に外れている」とする必死の訴えに、本土と沖縄の若者たちが呼応。60人...

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戦没者は二度、殺される(2021年3月7日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 1人の骨の数は、誕生した直後が306個ほどで、成長に伴い結合して成人が206個ほどになる。赤ん坊の前頭部には「大泉門」と呼ばれるへこみがあり、頭蓋骨の骨と骨がくっついていないことが分かる▼戦争に奪われた尊い命を思い、遺骨を今も探す人たちがいる。地上戦で多くの命が奪われた沖縄の地では、今も遺骨収集が続く。シベリアやハワイなどの抑留地でも探す活動もあり、行方が分からないままの人がいる▼遺骨収集ボランテ...

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米軍部品落下調査終結 また地位協定に阻まれたり(2020年12月21日配信『琉球新報』-「社説」)

 3年前、宜野湾市の緑ヶ丘保育園の屋根に米軍ヘリの部品が落下した事故で、県警は「上空からの落下物とは特定できなかったが、その可能性を否定するものでもなかった」とする実験結果を発表し、調査を事実上終結した。玉虫色の結論で捜査を終えたことになる。米軍から調査の協力が得られず、今回もまた日米地位協定の壁に阻まれた。 民間機による部品落下であれば、徹底した捜査が行われていたはずだが、航空特例法では米軍航空...

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(論)ゴザ騒動から半世紀(2020年12月20日)

週のはじめに考える 「コザ騒動」が伝える精神(2020年12月20日配信『東京新聞』-「社説」) コンビニや眼鏡店に交じってシャッターを下ろした空き店舗も。どこにでもある地方の街の風景。ただ、間を貫く片側二車線の広い道路がこの街の成り立ちを物語っています。米軍統治下に開設された旧・軍道24号。50年前の1970年12月20日未明、沖縄県コザ市(現・沖縄市)のこの道路で「コザ騒動」が起きました。 「...

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辺野古埋め立てに「激戦地の土砂」検討、多数の遺骨混入の恐れ 土砂投入2年(2020年12月16日配信『東京新聞』)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、政府が辺野古沿岸部への土砂投入に踏み切ってから14日で2年がたった。県の試算では、土砂投入の進捗しんちょく率は埋め立て予定区域全体の3.8%で、県は新基地阻止をあきらめていない。沖縄戦の激戦地で、多くの遺骨が残る本島南部からも埋め立て土砂を採取する計画を防衛省が打ち出したことに、市民も反発を強めている。(山口哲人) 現在、防...

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[米軍ヘリ窓落下3年] 現状の放置許されない(2020年12月13日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 2017年12月13日、米軍普天間飛行場に隣接する普天間第二小学校の運動場に、海兵隊の大型ヘリの窓が落下した。事故からきょうで3年になる。 重さ約7・7キロ、約90センチ四方の金属製の窓が落下してきたとき、運動場には50人を超える子どもたちがいた。 沖縄防衛局は事故後、校舎の屋上に監視員、地上に誘導員を配置し、米軍機が上空を飛ぶたびに子どもたちを避難させた。多い日には1日23回も避難したときがあ...

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変わり果てた辺野古 土砂投入14日で2年 政府、埋め立て反対民意聞き入れず(2020年12月12日配信『毎日新聞』)

土砂投入から14日で2年を迎える沖縄県名護市辺野古の沿岸部。白い砂浜から突き出すように囲われた埋め立て予定地の多くは茶色い土で覆われていた=2020年12月12日午後0時20分、本社機「希望」から玉城達郎撮影㊤埋め立てが進む沖縄県名護市辺野古の沿岸部。白い砂浜から突き出すように囲われた埋め立て予定地の多くは茶色い土で覆われていた=2020年12月12日午後0時20分、本社機「希望」から玉城達郎撮影㊦土砂投入が始...

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激戦地の土砂投入 人道上許されない行為だ(2020年10月22日配信『琉球新報』-「社説」)

 名護市辺野古の新基地建設に関し、沖縄防衛局が公有水面埋立法に基づく設計変更を申請してから半年。県の最終判断は年明け以降になる見通しだ。埋め立てに使う土砂の採取場所を県内全域に広げ、その中に本島南部が含まれる。 沖縄戦で多くの県民が犠牲になった南部は、いまだに遺骨が残り、ボランティアによる収集が続く。遺骨が含まれる可能性のある土砂を、米軍基地建設のために使用することは人道上許されない。日本政府に設...

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沖縄県民大会から25年(2020年10月21日)

弱者の一撃(2020年10月21日配信『北海道新聞』-「卓上四季」) 国の天然記念物ヤンバルクイナが沖縄本島北部で捕獲され、新種記載されてから40年がたった。一時絶滅の危機にひんしたが、天敵のマングース対策などが功を奏し、約1500羽まで回復した▼地域住民の活動が支えた。国頭村安田区では猫の室内飼育など独自規則を設け、救命センター設置など保護活動に力を入れたと琉球新報が報じている。豊かなやんばる(...

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「人柱」にさせぬ(2020年10月18日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 「柱」には、助数詞として「神・霊または高貴の人を数えるのに用いる語」(広辞苑)の意味がある。遺骨や位牌(いはい)を数える際にも使われる▼共同通信の配信記事を除き、遺骨や戦争の死亡者の数を示す場合、本紙はなるべく「人(にん)」を用いる。戦争で命を奪われた人々には家族がいて暮らしがあった。神ではない▼名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は設計変更を申請した。埋め立てに用いる土砂の採取場所を県内全域...

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[知事・首相会談]辺野古の代替案 議論を(2020年10月8日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 玉城デニー知事は7日、新内閣発足後初めて、菅義偉首相と官邸で会談した。玉城知事は会談に先立ち「腹を割って話し合う気持ちで臨めば、首相もしっかり受け止めていただける力量をお持ちだと思う」と述べていたが、実際の会談時間はわずか5分間。踏み込んだ話し合いにまでは至らなかった。 名護市辺野古の新基地建設について、知事は「対話による解決を求める」として、政府と県による協議の場を設けるよう要請。菅首相は、沖...

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新政権と沖縄/移設反対の声に向き合え(2020年10月5日配信『神戸新聞』-「社説」)

 菅政権では、加藤勝信官房長官が沖縄基地負担軽減担当相を兼務し、河野太郎行政改革担当相が沖縄北方担当相を兼ねる。 安倍政権時代、沖縄県では、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を訴えた故翁長雄志(おながたけし)氏、玉城(たまき)デニー氏が知事選で続けて当選し、昨年の県民投票では7割超が辺野古沖の埋め立てに反対した。 菅義偉首相は官房長官当時、「普天間の固定化を避け、抑止力を維持するには辺野古移設...

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沖縄・辺野古、4%埋め立て完了 玉城県知事「全体のわずかだ」(2020年10月1日配信『共同通信』)

埋め立て工事が進む沖縄県名護市辺野古の沿岸部=9月4日(小型無人機から)© KYODONEWS 埋め立て工事が進む沖縄県名護市辺野古の沿岸部=9月4日(小型無人機から) 防衛省沖縄防衛局は1日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設を巡り、埋め立て予定区域全体の約4%となる約6.3haで、海水面から高さ3.1~4mまで埋め立てを完了したと発表した。今後、滑走路を造成するため土砂のかさ上げ工事に着手する...

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明智光秀はなぜ謀反したのか(2020年9月24日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 天正10年6月2日、天下統一を目前にした織田信長が、京都の地で部下の明智光秀に討たれる。世に言う本能寺の変だ▼なぜ光秀が謀反を起こしたのか。戦国時代最大の謎ともされるが、NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」は従来の謀反者・光秀の像に挑戦している。脚本家の池端俊策さんは「まずやったことは、これまでの光秀像を白紙にすること」と語る▼沖縄戦で最後の県警察部長を務めた荒井退造氏は栃木県宇都宮市出身だが、...

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ちむぐりさ(2020年9月23日配信『愛媛新聞』-「地軸」)

 「あなたが悲しいと、私も悲 しい」。他者の心の痛みを自分 の悲しみとして一緒に胸を痛め ること。そんな意味のウチナーグチ(沖縄の言葉)「ちむぐりさ」を表題にしたドキュメンタリー映画が松山市(シネマルナティック)で24日まで上映(10:15~12:10)されている▲故郷石川県を離れ、那覇市にあるフリースクールの高等部に通った坂本菜の花さんの目を通して沖縄の現実が映し出される。戦争で学ぶ機会を失った夜間中学のお...

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見返り拒み辺野古邁進…沖縄シフトの菅政権、基地・振興リンク強める(2020年9月22日配信『産経新聞』)

牧港補給地区の一部返還された土地を視察する官房長官時代の菅義偉首相(前列右)=平成30年5月20日、沖縄県浦添市 菅義偉(すが・よしひで)内閣が掲げる重点政策の一つに、在沖縄米軍基地の整理・縮小がある。首相にとって沖縄問題は官房長官時代にこだわった課題。新内閣では沖縄基地負担軽減担当相を後任の加藤勝信官房長官に兼務させ、沖縄北方担当相は「弟分」の河野太郎行政改革担当相に託し、重厚な布陣を敷いている...

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進んだ米軍基地返還…立役者は官房長官だった菅首相(2020年9月22日配信『産経新聞』)

 安倍晋三政権の7年9カ月で在沖縄米軍基地の返還は大きく進んだ。日米沖縄特別行動委員会(SACO)合意で基地の整理・縮小が決定した平成8年12月以降の政権と比較すると、安倍政権が返還を実現した基地は面積、件数で他の追随を許さない。その立役者が官房長官として沖縄基地負担軽減担当相を兼務した菅義偉(すが・よしひで)首相だった。■不発弾除去作業で防衛省を一喝 28年12月、菅首相は米軍北部訓練場(沖縄県...

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政治はどこへ 沖縄辺野古基地 定かでない計画を見直せ(2020年9月21日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 世界で一番危険な普天間、その危険除去のために進める―。 沖縄県に建造する米軍辺野古基地の実現性を問われ、菅義偉首相はこう答えている。 安倍政権で沖縄基地負担軽減担当を兼務する官房長官として、辺野古の埋め立てを強行してきた。その姿勢を改め、沖縄と向き合う気は毛頭ないようだ。 沖縄の人々は繰り返し反対の民意を示している。日米関係を重視するあまり、自治を軽んじるのでは本末転倒になる。 日米両国は199...

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検証「安倍政治」普天間「返還」 辺野古ありきを改めよ(2020年9月11日配信『東京新聞』-「社説」)

 異論や批判には耳を貸さず、説得をしようともせず、最後は力でねじ伏せる−。「安倍一強」政治の弊害は、沖縄県名護市辺野古での新しい米軍基地建設に反対する県民との向き合い方にも表れた。 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の返還を巡り、史上最長の7年8カ月続いた安倍政権は、県民の声を一貫して退け、新基地建設を強行し続けた。完成の見込みがないまま、辺野古では今も、埋め立ての土砂投入が続く。 第2次安倍内閣発足か...

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辺野古の設計変更 無理な工事認められない(2020年9月10日配信『琉球新報』-「社説」)

 名護市辺野古の新基地建設工事で、今年4月に沖縄防衛局が県へ提出した設計変更申請書が8日、公開された。工事で影響を受ける人から意見を募る「告示・縦覧」の手続きである。 設計変更は、主には名護市の大浦湾に広がる軟弱地盤を改良する追加工事のためだ。にもかかわらず国の申請書には、その軟弱地盤の具体的なデータが示されず、地盤改良工事の詳細な説明もないなど曖昧な点が見受けられる。 県民の大多数の反対を押し切...

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沖縄・少女暴行事件から25年 県民の怒りで「普天間返還」契機になるも…変わらぬ現状(2020年9月4日配信『AERA.com』)

米兵による少女暴行事件に対し、抗議のために開かれた県民大会。主催者発表で8万5千人が集まった/1995年10月21日、沖縄県宜野湾市 沖縄の女児が3人の米軍人に暴行された1995年9月の「少女暴行事件」。事件の衝撃は県民の怒りに火をつけ、日米安保体制を足元から揺るがした。あれから25年。浮き彫りになった課題は置き去りにされたままだ。AERA 2020年9月7日号で掲載された記事から。*  *  * 1995年10月21日。...

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沖縄の米軍用地/強制使用の歴史に終止符を(2020年8月12日配信神戸日新聞』-「社説」

 米海兵隊普天間飛行場は沖縄県宜野湾市の中央にある。住宅が取り囲む、「世界一危険な米軍基地」だ。約480ヘクタールの敷地に約2800メートルの滑走路を備え、輸送機オスプレイなどが配備されている。 まず基地ができ、後から周りに人が住んだのでは-との見方もある。だが、それは誤解だ。 太平洋戦争末期の1945年4月に沖縄本島へ上陸した米軍は、本土攻撃に向け、もともと人が住んでいた土地に飛行場を造った。戻...

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辺野古の軟弱地盤データを精査せず 防衛省、把握せずに設計変更申請(2020年8月2日配信『東京新聞』)

 沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設に伴う軟弱地盤の改良工事を巡って、防衛省が、焦点となっている最深部の海底地盤で強度計算に使った入力データを把握していないことが分かった。強度不足と指摘される地盤のデータを十分に精査しないまま、県に設計変更を申請していたことになる。「建築可能」の根拠が検証できない。 本紙は2月以降、同省を通じ、調査した業者に入力データの提示を求めているが回答はない。B2...

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[辺野古で9度目の裁判]地方自治の在り方問う(2020年7月23日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 名護市辺野古の新基地建設を巡る県と国の9度目の裁判となる。 県は、埋め立て海域で見つかったサンゴ類の移植を巡り農林水産相が、沖縄防衛局の特別採捕を許可するよう是正指示したことを違法とし、福岡高裁那覇支部に提訴した。 農水相の指示は、地方自治に関する不当な介入と言わざるを得ない。司法には、地方自治の在り方とともに、サンゴ保全など環境への影響も含めて、公正で踏み込んだ審理を求めたい。 県の主張は大き...

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辺野古新基地 広がるか見直し機運(2020年7月8日配信『沖縄タイムス』-「大弦小弦」)

 「琉球新報、沖縄タイムスが全て正しいという立場ではない」。元防衛相の石破茂さんは、辺野古新基地の検証が必要と発言した講演で、沖縄2紙にも言及している。何やら持って回った表現だ▼自民党の国会議員に「沖縄の新聞はうそばかり」と言われたことがある。どの記事か聞くと答えず「中国の問題を全く載せない」と言う。中国艦船が海自艦にレーダー照射した問題を、1面に載せた年だった▼石破さんの言葉は裏返すと、大手紙が報...

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[相次ぐ辺野古発言]12年も待てというのか(2020年7月5日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 名護市辺野古の新基地建設を巡って、与党自民党の幹部から、検証の必要性を認めたり、計画の見直しを提案する声が上がっている。 「辺野古が唯一の選択肢」だと繰り返し、県の対話申し入れを無視して工事を強行する政府の姿勢とは、一線を画すものだ。 自民党の石破茂元幹事長は、共同通信加盟社の論説研究会で講演し、状況の変化を踏まえた検証の必要性を強調した。 「とにかく進めるんだということだけが解決策だとは思って...

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石破氏の辺野古発言 新基地断念するしかない(2020年7月4日配信『琉球新報』-「社説」)

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設計画を巡り、自民党の石破茂元幹事長が「辺野古が唯一の解決策」とする政府方針に疑問を示した。新基地計画は既に破綻している。政府は断念するしか道はないはずだ。 石破氏は共同通信加盟社論説研究会で講演し、新基地計画について「とにかくこれしかない、進めるんだということだけが解決策とは思っていない」と率直に語った。 安全保障に明るい石破氏は過去に防衛相など...

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辺野古の軍民共用に否定的 沖縄知事、元防衛相提案に(2020年7月3日配信『東京新聞』)

沖縄県の玉城デニー知事(右)と会談する中谷元・元防衛相=3日午後、沖縄県庁 沖縄県の玉城デニー知事は3日、自民党の中谷元・元防衛相と県庁で会談した。 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古について「軍民共用空港」や自衛隊との共同使用を提案した中谷氏に対し、玉城氏はいずれも否定的な見解を示した。 会談で中谷氏は、辺野古への移設自体については「普天間の危険性除去のため、早期に実現できるよう...

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辺野古の軍民共用に否定的 沖縄知事、元防衛相提案に(2020年7月3日配信『東京新聞』)

沖縄県の玉城デニー知事(右)と会談する中谷元・元防衛相=3日午後、沖縄県庁 沖縄県の玉城デニー知事は3日、自民党の中谷元・元防衛相と県庁で会談した。 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古について「軍民共用空港」や自衛隊との共同使用を提案した中谷氏に対し、玉城氏はいずれも否定的な見解を示した。 会談で中谷氏は、辺野古への移設自体については「普天間の危険性除去のため、早期に実現できるよう...

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辺野古移設 計画を見直し軍民共用に(2020年7月3日配信『毎日新聞』)」

中谷元氏=内藤絵美撮影 1996年に日米両政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還で合意してからもう25年近くがたった。普天間の危険性を除去するために沖縄県名護市辺野古に移設するということで、工事が進んでいる。 私は約20年前、防衛庁長官(2001年4月~02年9月)を務めた。02年7月に国、県、名護市が「普天間飛行場代替施設の使用協定に係る基本合意書」に合意した際の当事者だ。14年12月から16年8月まで防衛相を務...

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辺野古固執に疑問―石破氏 「推進だけが解決策か」(2020年7月3日配信『共同通信』)

共同通信加盟社論説研究会で講演する自民党の石破茂元幹事長=2日午前、東京・東新橋 自民党の石破茂元幹事長は2日の共同通信加盟社論説研究会の講演で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を唯一の解決策とする政府方針に疑問を示した。「これしかない、とにかく進めるというだけが解決策だと思っていない」と述べた。「抑止力という言葉を抽象的に振り回すのではなく、沖縄の理解が得られるよう、正面から...

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震度1でも辺野古護岸崩壊の危険 軟弱地盤を独自調査の専門家(2020年7月2日配信『東京新聞』)

米軍普天間飛行場の移設工事が再開された、沖縄県名護市辺野古の沿岸部=6月12日 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤を独自に調査している専門家チームは2日、震度1以上の地震が発生すれば護岸崩壊の危険があるとの解析結果をまとめ、河野太郎防衛相らに文書を送付した。同様の解析を行い、結果を公開するよう求める内容。 チームは、河野氏が「軟弱地...

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「沖縄差別」と「国防の無為無策」(2020年7月2日配信『沖縄タイムス』-「大弦小弦」)

 「米軍による沖縄の占領に日本人は反対しない。なぜなら沖縄人は日本人ではないから」。1947年6月に、マッカーサーGHQ最高司令官が米国記者団に語った言葉だ▼元共同通信編集局長の河原仁志さんが先月出版した「沖縄をめぐる言葉たち 名言・妄言で読み解く戦後日本史」をめくり、沖縄差別や苦難の歴史を考えた。戦中から現代に発せられた62の言葉が収録されている。マッカーサーの言葉は今につながる▼政府は秋田、山口...

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“イージス同様中止を”(2020年7月1日配信『しんぶん赤旗』)

辺野古新基地 議員ら防衛局要請沖縄防衛局の田中局長(手前右)に要請文を手渡す高里共同代表(手前左)=30日、沖縄県嘉手納町 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」と同県選出の国政野党国会議員でつくる「うりずんの会」は30日、沖縄防衛局(同県嘉手納町)を訪れ、配備計画停止となった陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」と同様に、民意を尊重して同新基地建設を中止する...

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「やめるなら地上イージスより辺野古だ」 元防衛大臣・副大臣が新基地見直しに言及(2020年6月29日配信『AERA.com』)

相次いで「辺野古」の見直しに言及した中谷元・元防衛大臣(右)と長島昭久・元防衛副大臣。コロナ禍による財政難が追い風になるか[写真/小山幸佑(中谷氏) 海底に「マヨネーズ並み」の軟弱地盤が見つかり、工事費用が計画の3倍近い9300億円に引き上げられた辺野古沖の米軍基地建設現場  沖縄県民の明確な反対を受けても政府が突き進んできた辺野古沖の米軍新基地建設。だが、ここに来て自民の防衛族から見直しの声が上が...

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辺野古新基地 支出すでに2025億円

陸上イージスの10倍以上 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設で、政府が既に2025億円を支出していることが、防衛省が野党国会議員に提出した資料で明らかになりました。技術的・財政的に破綻し、配備断念に追い込まれた陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の支出額196億円の10倍超になります。 資料によれば、2006年度以降、関連経費の支出は年を追うごとに増加。2019年度は最多となる55...

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米議会が辺野古懸念 工事停止し合理性検証を(2020年6月26日配信『琉球新報』-「社説」)

 米軍普天間飛行場の辺野古移設の実現性を疑問視する見方が米国にも広がっている。 2021年度国防権限法案を可決した米連邦議会下院軍事委員会の即応力小委員会は、名護市辺野古の新基地建設予定地に存在する軟弱地盤や活断層に対する懸念を初めて法案に記述した。海底の詳細な状況や環境全体への影響に関する報告書を提出するよう、国防長官に指示する文言も盛り込んでいる。 日本政府は辺野古で進めている工事を停止し、事...

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菅官房長官「辺野古は進める」 追加費用・工期延長は地上イージスと同じなのに(2020年6月26日配信『東京新聞』)

 菅義偉官房長官は25日の記者会見で、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画断念に関連し、同様に追加費用や工期延長が必要となる沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設について「法治国家であり、法律に基づいて進めさせていただいている」と話し、計画を見直さない考えを示した。 菅氏は、辺野古の埋め立て海域で見つかった軟弱地盤により、難工事となっても建設を中止しない理由について、琉球新報の記者が...

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辺野古軟弱地盤「懸念」(2020年6月25日配信『しんぶん赤旗』)

国防総省に報告書提出要求米下院 米下院軍事委員会・即応力小委員会は23日(現地時間)、2021年度国防権限法案をめぐる審議で、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に関する条項を可決しました。 この中で、軟弱地盤の存在が明らかになっている埋め立て予定地北側の大浦湾に関して、「海底での地震の可能性および不安定性に対する懸念が高まってきた」と指摘。「2本の活断層と50メートルの沈下が建設予定地近くに存在す...

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沖縄「慰霊の日」 辺野古の見直し避けられぬ 上智大・宮城大蔵教授(2020年6月23日配信『東京新聞』)

沖縄慰霊の日について語る上智大学の宮城大蔵教授 沖縄県は23日、沖縄戦終結から75年となる「慰霊の日」を迎えた。戦後、米軍基地の負担に苦しんできた沖縄で、政府は今も県民の民意に反し、名護市辺野古(へのこ)の新基地建設を進めている。沖縄の米軍基地縮小などについて議論する県の諮問機関「万国津梁(しんりょう)会議」で委員を務める上智大の宮城大蔵教授(国際政治史)に、沖縄政策のあるべき形を聞いた。  −政...

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辺野古見直し論 血税の無駄遣いをやめよ(2020年6月22日配信『琉球新報』-「社説」)

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に対し、政権与党の自民党から見直しを求める意見が出ている。辺野古の新基地は「不要不急」「無理・無駄」の象徴であり、指摘は至極当然だ。 見直し論が上がるきっかけは、政府による地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画停止だ。停止の理由について河野太郎防衛相は、迎撃ミサイルの発射後に切り離す推進装置「ブースター」を自衛隊演習場内や海に確...

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基地 県民意識調査 辺野古反対の民意強固だ(2020年6月18日配信『琉球新報』-「社説」)

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に対し、反対の民意が強固であることが改めて浮き彫りにされた。 政府に求められるのは、沖縄の民意を尊重することだ。県内移設を伴わない普天間飛行場の全面返還こそ、最善の解決策である。 琉球新報社が沖縄テレビ放送、JX通信社と合同で13~14日に実施した県民の意識調査で、新基地建設について「反対」「どちらかといえば反対」との回答が合わせて61・95%を占めた...

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辺野古工事再開 県民への思慮を欠く(2020年6月16日配信『東京新聞』-「社説」)

 新型コロナウイルスの感染者が工事関係者に出たため中断されていた辺野古新基地建設工事が先週、再開された。沖縄県議選で建設反対の民意が重ねて示された直後だ。県民への思慮に欠けている。 安倍政権はなぜこうも、民意を重んじようとしないのか。7日投開票の県議選は、新基地建設に反対する玉城デニー知事の県政与党が過半数を占めた。12日の工事再開は、そのわずか5日後だ。 玉城氏は、工事を中止し、米軍普天間飛行場...

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