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愛子さまへつなぐ平和のバトン 天皇皇后両陛下の思いをおことばから読み解く(2020年9月19日配信『AERA.com』)

今年3月31日、賢所参拝のため皇居に入る愛子さま。中学校卒業にあたり記念文集に書いた作文のコピーは両陛下から中満泉さんに手渡された(写真:JMPA) 8月11日、赤坂御所で国連事務次長の中満泉さんから、核軍縮をめぐる安全保障環境の現状などについて説明を受ける天皇、皇后両陛下(写真:宮内庁提供) 新しい自民党総裁は、皇位継承問題でも安倍政権の姿勢を「継承」するのだろうか。天皇、皇后両陛下の「面会」「...

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河野防衛相が「女系天皇」容認論 自民保守系は反発(2020年8月26日配信『時事通信』)

 「ポスト安倍」に意欲を示す河野太郎防衛相が、母方にのみ天皇の血筋を引く「女系天皇」を容認すべきだと発言し、男系維持を求める自民党の保守系議員が反発を強めている。女系天皇に否定的な安倍晋三首相の下、党内では安定的な皇位継承をめぐる議論が低調で、河野氏の問題提起がこうした状況を変えるのかは見通せない。 河野氏は23日のインターネット番組で、男系維持が望ましいと断った上で、「(現行の皇室典範では)結婚...

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河野防衛相が女系天皇容認論 次の天皇「内親王のお子さまも」(2020年8月23日配信『産経新聞』)

 将来の首相候補の一人に数えられる河野太郎防衛相は23日夜、インターネット動画サイトのライブ配信で皇位継承のあり方について「1000年以上続く男系が続くなら男系がいい」と断った上で、女系天皇の容認も検討すべきだとの考えを示した。 河野氏は、現在の皇室の状況に言及し「男子のお世継ぎがいなくなったときにどうするのか、考えておく必要はある」と強調。かつては側室制度があったが「この21世紀になってそうはい...

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コロナで苦しむ人々に「皆が手を携えて」との励まし 陛下のお言葉に込められた思い(2020年8月16日配信『東京新聞』)

全国戦没者追悼式でお言葉を述べられる天皇陛下と皇后さま=15日午後、東京・日本武道館で(厚労省提供)◆名古屋大・河西秀哉准教授がお言葉を読み解く 天皇陛下は令和になって2度目の全国戦没者追悼式のお言葉で、過去の戦争への深い反省と平和の願いを述べるとともに新型コロナウイルス感染症という新たな苦難に言及した。象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西かわにし秀ひで哉や准教授にお言葉に込められたメッセージ...

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天皇が元SEALDs 奥田父を招きネトウヨが批判、雅子皇后は貧困問題に関心(2020年7月24日配信『リテラ』

 天皇・皇后が7月16日、ホームレスなど生活困窮者を支援するNPO「抱樸」理事長・奥田知志氏らを赤坂御所に招き、コロナ禍における困窮者支援について、話を聞いたことで、ネトウヨが「SEALDs の奥田の父親を天皇陛下に会わせるなんてけしからん」と噴き上がっている。 たしかに、奥田知志氏といえば、近年では安保法制の反対運動で大きな役割を担ったSEALDSの中心メンバーだった奥田愛基氏の父として有名だ。しかし、本人はそれ...

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皇室と沖縄 強い絆を大切に繋ぎたい(2020年7月17日配信『産経新聞』ー「主張」)

 皇太子当時の上皇陛下が昭和50年に沖縄県を訪問されてから17日で45年を迎えた。沖縄本土復帰から3年後に当たり、皇族が沖縄へお運(はこ)びになったのは、戦後になってからは初めてだった。 上皇陛下をはじめ皇族方はたびたび沖縄入りされ、県民との触れ合いを大切にしてこられた。 皇室と沖縄との絆は強いものになっている。それを大切に受け継いでいきたい。 戦後、沖縄ご訪問を誰より強く望まれたのは昭和天皇であ...

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【皇室ウイークリー】(649)両陛下、障害者施設関係者とご面会 豪雨被害拡大に見舞いのお気もち(2020年7月10日配信『産経新聞』)

障害者施設関係者から説明を受けられる天皇、皇后両陛下=3日午後、赤坂御所(宮内庁提供) 新型コロナウイルスへの対応をめぐり、天皇、皇后両陛下は3日、全国身体障害者施設協議会の日野博愛(ひろちか)会長ら3人を赤坂御所に招き、障害者施設の感染防止の取り組みや課題について説明を受けられた。 日野会長らによると、面会は1時間10分ほど。障害者施設では、感染拡大防止のための面会禁止などの措置により、利用者や...

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天皇陛下即位1年(2020年5月1日)

天皇即位1年 安定継承棚上げできぬ(2020年5月1日配信『北海道新聞』-「社説」) 天皇陛下が即位し、元号が令和となってきょうで1年になる。 陛下は即位関連の一連の儀式のほか、さまざまな公務に皇后さまとともに臨んできた。 しかしこの間、かねて課題となっている安定的な皇位継承に関する議論が停止している。 安倍晋三首相の消極的な姿勢が影響している。女性天皇などの議論に反対する保守層の顔色をうかがって...

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皇位継承の議論 政府は消極姿勢の転換を(2020年4月29日配信『京都新聞』-「社説」)

 天皇陛下の即位とともに令和が幕を開けてから、あすで1年になる。 天皇の代替わりに伴う一連の儀式は、秋篠宮さま(54)が皇位継承順1位の皇嗣(こうし)になられたことを国内外に示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」が残っている。 令和の皇室で皇位継承資格を持つ皇族は3人のみになった。皇室典範で継承資格が「男系男子」に限られているためで、皇嗣となる秋篠宮さまより若い世代は、その長男の悠仁さま(13)しかいない。 ...

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天皇陛下に「親しみ」58% 女系・女性天皇に高支持(2020年4月26日配信『共同通信』)

 共同通信社は25日、郵送方式で実施した皇室に関する世論調査の結果をまとめた。5月1日で即位から1年となられる天皇陛下に対し「親しみを感じる」と回答した人は58%だった。男系男子に限るとした皇位継承を巡り、女性天皇を認めることに関し「賛成」「どちらかといえば賛成」のいずれかを選んだのは計85%に上った。母方に血筋がある女系天皇も計79%が賛成の意向を示した。 陛下に「親しみを感じる」を世代別で見ると、年代に...

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天皇陛下 平和への思いを胸に刻む(2020年2月24日配信『新潟日報』-「社説」)

 きのう23日は、天皇陛下が昨年5月に即位されてから初の誕生日だった。元号が令和となって最初の天皇誕生日に、陛下は60歳の還暦を迎えた。 誕生日に際しての記者会見で陛下は即位からの約10カ月を振り返り、心境を述べた。 天皇としての公務の重みに言及し、「たくさんの方々から頂いた祝福の気持ちを糧に、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴としての責務を果たすべくなお一層務めてまいりたい」と語った。 ...

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新時代の象徴像を語った陛下(2020年2月23日配信『日本経済新聞』ー「社説」)

天皇陛下が60歳の誕生日に際し記者会見に応じられた。昨年5月の即位から約10カ月を経た感想とともに、新しい時代の象徴のあり方などについて述べられている。通常国会の開会式でお言葉を述べる天皇陛下(1月20日、参院本会議場)陛下の還暦を心からお祝いするとともに、これを機に、めまぐるしく変わる社会の中の皇室の役割について考えを深めたい。陛下は即位後を振り返り、各地での諸行事や儀式の際、多くの国民から寄せられた温...

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天皇誕生日 国民も心一つに歩みたい(2020年2月23日配信『産経新聞』-「社説」)

 天皇陛下は60歳、還暦の誕生日を迎えられた。心からお祝いを申し上げたい。 日本国および国民統合の象徴でいらっしゃる陛下のもとで国民は心を合わせ、令和の時代を築いていきたい。 ご即位後初めての誕生日である。中国・武漢発の新型コロナウイルスによる肺炎の拡大防止のため、一般参賀は残念ながら中止となったが、国民の慶賀の気持ちは変わらない。 陛下は、誕生日に先立つ記者会見で、新型肺炎の患者と家族らへお見舞...

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両陛下が障害者らと面会 「デフリンピック」出場の聴覚障害者も(2020年2月17日配信『毎日新聞』)

「第69回障害者自立更生等厚生労働大臣表彰」を受けた野呂信夫さんに話しかけられる天皇、皇后両陛下=皇居・宮殿で2020年2月17日午後3時5分(代表撮影) 天皇、皇后両陛下は17日、皇居・宮殿で、多方面で活躍する障害者や、障害者の自立を支援してきた人々と面会された。 昨年12月にイタリアであった聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「冬季デフリンピック」の選手らが参加した。天皇陛下はあいさつで「体を大切にされ、今後と...

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眞子さま 一時金1億円放棄で“民間女性”として結婚の道も(2020年2月14日配信『AERA dot.』)

婚約内定の記者会見をした時の眞子さまと小室圭さん  2月6日は沈黙のまま過ぎた。秋篠宮家の長女、眞子さま(28)と小室圭さん(28)の結婚を2020年に延期すると、宮内庁が発表してから2年の節目の日。ただ、皇室行事の時期を見て「発表」との見方もある。眞子さまの意志は固いようで、結婚へのカウントダウンが始まろうとしている。*  *  *「できることならば、眞子さまには一刻も早く、結婚していただきたい」 2月6日...

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皇位継承 対策案見送りなら政治の怠慢だ(2020年2月5日配信『愛媛新聞』-「社説」)

 「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことを念じる」。上皇さまは2016年、天皇退位の意向をにじませたビデオメッセージでこう述べられた。だがそれから3年半余、皇位継承を巡る状況は綱渡り状態のままだ。問題をこれ以上放置することは「政治の怠慢」であると強く指摘したい。 国会から「速やかな検討と結果の報告」が求められている安定的な皇位継承策に関し、政府内で対策案提示の見送り論が浮上...

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天皇陛下、離任ケニア大使と面会 皇室27日~2月2日(2020年1月27日配信『朝日新聞』)

天皇、皇后両陛下。障害を持つ人の職業訓練を視察した=2020年1月22日、埼玉県所沢市秋篠宮家の次女、佳子さま=2020年1月23日、東京都文京区高円宮妃久子さま。「2019年報道写真展」で、体験用のカメラを操作した=2019年12月23日、東京都中央区の日本橋三越本店 天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などで多忙な日々を送っています。紙面では掲載しきれない公務も...

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両陛下、障害者施設を訪問(2020年1月22日配信『日本経済新聞』)

天皇、皇后両陛下は22日、国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)を訪れ、創立40周年の記念式典に臨まれた。天皇陛下は「障害の有無にかかわらず、誰もが相互に人格や個性を尊重し支え合う『共生社会』が築かれていくことを切に願っています」と述べられた。国立障害者リハビリテーションセンターなどの創立40周年の記念式典に出席し、あいさつされる天皇陛下(22日、埼玉県所沢市)=国立障害者リハビリテーション...

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皇位継承の議論 先延ばしは国会の軽視だ(2020年1月14日配信『信濃毎日新聞』-「社説」)

 安定的な皇位継承を巡る本格的な議論の開始を、政府が先延ばしにしている。 当初は天皇陛下の即位関連儀式として昨年11月に行われた大嘗(だいじょう)祭の終了後に、有識者会議を設置する日程を想定していた。それを秋篠宮さまが皇嗣(こうし)になったことを宣言する4月19日の「立皇嗣の礼」終了後に延期するという。 「静かな環境で議論すべきだ」というのが理由である。 衆参両院は、上皇さまの天皇退位を可能にした...

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天皇陛下「災害のない安らかで良い年となるよう願う」 令和初の新年一般参賀 上皇ご夫妻もお出まし(2020年1月2日配信『産経新聞』)

新年一般参賀に臨まれる天皇、皇后両陛下、上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と皇族方=2日午前、皇居・宮殿 令和初となる新年恒例の一般参賀が2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻をはじめ成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダで集まった人々に応えられた。午前10時10分からの1回目の参賀では、天皇陛下がマイクを通じ、昨年の台風や大雨による被災者を案じるとともに「本年が災害のない安らかで良い年となるよう...

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天皇陛下 新年の感想全文「新しい年が日本と世界の人々に幸せな年に」

新年を迎えられる天皇ご一家=赤坂御所で2019年12月12日(宮内庁提供)干支にちなんだ置物を前に歓談する天皇、皇后両陛下と長女愛子さま、上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家=2019年12月12日、赤坂御所、宮内庁提供 天皇陛下が新年に合わせて宮内庁を通じて公表された感想は次の通り。 上皇陛下のご退位を受け、昨年5月に即位して以来、国民の幸せを願いながら日々の務めを果たし、今日(こんにち)まで過ごしてきました。即位...

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皇后さま56歳 医師団の見解全文(2019年12月9日配信『宮内庁』)

天皇陛下と56歳の誕生日を迎えられた皇后さま=3日、赤坂御所皇后さま56歳 医師団の見解全文 皇后さまのご病気について、9日示された医師団の見解は以下の通り。◇ 皇后陛下におかれましては、これまで東宮職医師団が説明して参りました基本的な考え方を踏まえながら、引き続きご治療を継続していただいております。 本年は、上皇陛下の御退位、そして天皇陛下の御即位という特別な年となった中で、即位礼正殿の儀や大嘗...

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皇后さま56歳誕生日、即位関連行事での祝福に謝意(2019年12月9日配信『共同通信』)

即位を祝うパレードで沿道の人々に手を振られる天皇、皇后両陛下(2019年11月10日撮影)皇后さまは9日、56歳の誕生日を迎えられた。宮内庁を通じて発表した文書による感想では、令和になり、天皇陛下の即位関連行事などで国民から受けた祝福に「これからの歩みを進めていく上で、大きな支えになってくれる」と感謝を示し「陛下とご一緒に、国民の幸せに力を尽くしていくことができますよう努力してまいりたい」と決意をつづった。...

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皇后さま56歳に 国民の祝意「大きな支えに」(2019年12月9日配信『産経新聞』)

56歳の誕生日を迎えられた皇后さま=3日、赤坂御所 皇后さまは9日、56歳の誕生日を迎え、宮内庁を通じて文書で感想を発表された。5月の天皇陛下のご即位に伴い、皇后となって約7カ月の間、国民から寄せられた祝意について「これからの歩みを進めていく上で、大きな支えになってくれるもの」と記された。 皇后さまはこの中で、一連のご即位関連儀式を終えたことについて「安堵(あんど)し、嬉(うれ)しく思っております...

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【即位礼正殿の儀の天皇陛下のおことば】

 さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。 上皇陛下が30年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御み心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法...

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両陛下、障害者施設を視察 新潟(2019年9月17日配信『日本経済新聞』)

第34回国民文化祭の開会式出席などのため新潟県を訪問中の天皇、皇后両陛下は17日午前、障害者支援の総合施設「新潟ふれ愛プラザ」(新潟市)を視察された。手足に障害のある利用者が就労や自動車運転の再開に向けてリハビリする様子を見守られた。「新潟ふれ愛プラザ」に到着した天皇、皇后両陛下(17日午前、新潟市) 県内の小中高生や盲学校、ろう学校に通う生徒、教員らが伝統の大凧(おおだこ)を制作する場も見学された。両...

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両陛下、障害者施設を訪問=新潟(2019年9月17日配信『時事通信』)

障害者施設「新潟ふれ愛プラザ」のリハビリ・トレーニング室で、利用者と言葉を交わされる天皇、皇后両陛下=17日午前、新潟市江南区(代表撮影) 新潟県を訪問中の天皇、皇后両陛下は17日、新潟市の障害者施設「新潟ふれ愛プラザ」を訪れ、入所者らと交流された。 同施設は障害者リハビリテーションセンターなど四つの複合施設。両陛下は障害者がリハビリに取り組む様子を視察後、障害者と健常者の小中高校生らが伝統の巨大...

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両陛下、新潟で国民文化祭ご臨席(2019年9月16日配信『産経新聞』)

国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の開会式に臨席し、お言葉を述べられる天皇陛下と皇后さま=16日午後、新潟市の朱鷺メッセ 天皇、皇后両陛下は16日、国内最大級の文化の祭典「第34回国民文化祭」と「第19回全国障害者芸術・文化祭」の開会式臨席などのため、新潟県に入られた。 国民文化祭は浩宮時代の天皇陛下が昭和61年の第1回に臨席し、平成以降は皇太子同妃として両陛下が出席されてきた地方行事。平成29年...

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昭和天皇の沖縄観(2019年8月29日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 若者の会話で「内地」という言葉が今でも頻繁に出てくる。もちろん、自分たちは「外地」に住んでいるのだと意識しているわけではない。「内地」の対義語として念頭に置いているのは「沖縄」である▼内地人を指す「ないちゃー」という言葉もよく聞く。やはり自分を「外地人」だと思っているわけではない。では「うちなーんちゅは日本人か」との問いに若者はどう答えるか。返答はさまざまだろう▼「内地」という言葉はいつから日本人...

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昭和天皇拝謁記 「大元帥の反省」を教訓に(2019年8月26日配信『徳島新聞』ー「社説」)

 敗戦から7年、日本の独立回復を祝う式典で、昭和天皇は戦争への後悔と反省を述べようと決心した。しかし、吉田茂首相の反対に遭い「不満だけれども仕方がない」と断念した。 天皇が「反省」を口にすれば「戦争を始めた責任があると言われる危険がある」との理由だったという。 初代宮内庁長官、田島道治氏が昭和天皇の肉声を記録した「拝謁記」が公表された。新憲法によって「君主」から「象徴」へと立場が変わり、政治的な発...

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昭和天皇と戦争 反省と再軍備に矛盾ない(2019年8月26日配信『産経新聞』-「主張」)

 終戦後の昭和24年から28年にかけて、昭和天皇と田島道治(みちじ)初代宮内庁長官が交わしていたやり取りの詳細な記録が明らかになった。 田島長官が18冊の手帳やノートに個人的に書き残していた「拝謁(はいえつ)記」である。拝謁は600回以上にもわたる。 先の大戦などを経て、戦後の連合国による占領を体験されていた当時の、昭和天皇の「肉声」だ。激動の時代の一級史料といえる。遺族から提供を受けたNHKが、...

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昭和天皇「拝謁記」 「教訓」を語り継ぎたい(2019年8月23日配信『岩手日報』ー「論説」)

 先ごろ公開された初代宮内庁長官田島道治による昭和天皇の「拝謁(はいえつ)記」は、敗戦に至る日本の激動期に翻弄される「人間天皇」の戸惑いや苦悩を浮き彫りにする。 戦勝国による7年間の占領政策の後、1952年5月に開かれた独立回復を祝う式典で、昭和天皇は戦争への後悔と反省を表明したいと願ったが、当時の吉田茂首相の反対に遭ってかなわなかった。歴史に「もしも」はないと言われるが、戦後日本の歩みを左右する...

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昭和天皇拝謁記 平和希求へ新たな教訓に(2019年8月22日配信『西日本新聞』ー「社説」)

 あの無謀な戦いとは何だったのか。天皇であっても止めることはできなかったのか。 昭和の戦争と平和を再考する上で、貴重な一次史料が見つかった。初代宮内庁長官だった田島道治が書き残した昭和天皇との詳細な会話記録である。 「拝謁(はいえつ)記」と題された1949年から53年までの手帳やノート計18冊だ。新憲法で「象徴」となった天皇による戦争の総括と、それを基に国民に発しようとした「お言葉」を巡る生々しいやりとり...

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昭和天皇「拝謁記」公開 戦争責任 国民的議論を(2019年8月22日配信『しんぶん赤旗』)

 1952年1月11日付の「拝謁記」。「お言葉」に「反省といふ字」を入れる意向が語られたとする部分 NHKがこのほど一部公表した田島道治初代宮内庁長官が昭和天皇とのやりとりを記録した手記(「拝謁記」)には、侵略戦争の責任をめぐる昭和天皇の極めて矛盾した心情がつづられています。「反省」表明望む 田島氏の手記で注目されたのは、昭和天皇がサンフランシスコ平和条約発効後の日本の独立を祝う式典で戦争への「反省...

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「一部の犠牲」はやむを得ないか(2019年8月22日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 他人の真意を把握するのは容易ではない。仕事場や私生活でもミスコミュニケーションによる問題は誰しも経験があるだろう。それが雲上人ともなれば、なおさらだ▼昭和天皇が1953年に初代宮内庁長官に語っていた言葉が公になった。戦争への反省を表明しようとしたが吉田茂首相の判断で削除されたことは以前から知られていたが、基地問題を巡る発言もあり、身内を前にしたためか、かなり冗舌な印象だ▼基地から派生する問題を犠牲...

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昭和天皇「肉声」(2019年8月22日配信『宮崎日日新聞』ー「社説」)

◆戦争巡る歴史解明の糸口だ◆ 初代宮内庁長官の故田島道治が昭和天皇とのやりとりや、その時の様子をつぶさに書き留めたノートや手帳が見つかった。昭和天皇がサンフランシスコ講和条約発効と独立回復を祝う1952年5月の式典で国民に向け、戦争への深い悔恨や反省を表明したいという意向を長官に伝え、「お言葉」の内容を検討させていた詳細な経緯が明らかになった。 結局、当時の吉田茂首相に反対され、式典のお言葉から戦争...

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困難にぶつかったら過去を勉強しなさい。未来は過去の中にあるからです(2019年8月22日配信『神戸新聞』ー「正平調」)

 なんでも、割り箸を使って決断しようとしたらしい。立ててみて、倒れるのが右か左か。酒の席とはいえ、割り箸の倒れ方で歴史を動かそうとした◆半藤(はんどう)一利さんの「昭和史」にある一こまだ。陸軍中枢が反対する作戦をめぐり、満州に駐屯する関東軍司令部は意見が割れた。そこで割り箸が登場するのだが、国の未来を左右する重大事をこんな風に決めようとしたおごりに背筋がぞくりとする◆初代の宮内庁長官が昭和天皇とのや...

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昭和天皇の言葉 歴史の実相解く糸口に(2019年8月22日配信『東京新聞』-「社説」)

 昭和天皇が独立回復式典で戦争への「反省」を表明しようとした。初代宮内庁長官が残した記録で判明した。当時の吉田茂首相の反対で削除された。昭和史の重要資料で、全文公開を求めたい。 「私ハどうしても反省といふ字をどうしても入れねばと思ふ」(1953年1月11日)。初代宮内庁長官を務めた故田島道治が記録した「拝謁記」にある言葉だ。手帳やノートで計18冊にのぼり、遺族から提供を受けたNHKが一部を公表した...

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拝謁記(2019年8月22日配信『愛媛新聞』ー「地軸」)

 昭和天皇の好角家ぶりは、よく知られる。ひいきの力士は明らかにしなかったものの、その1人が初の外国人関取だった高見山であることは周知の事実だ▲引退の際、当時の森喜朗文相が昭和天皇に質問したそうだ。「陛下は高見山がお好きなのではありませんか」「うん? うん。大変に関心を持っておるんじゃ」(岩見隆夫「陛下の御質問」)▲「好きだ」とは言えないが、「違う」とごまかしもしない。独特の言い回しは、自身の一言がど...

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【昭和天皇拝謁記】政治的「肉声」の検証を(2019年8月21日配信『高知新聞』ー「社説」)

 昭和天皇の「肉声」が伝わる一級の資料に違いない。 終戦後、初代宮内庁長官を務めた故田島道治が、昭和天皇との詳細なやりとりを記した「拝謁(はいえつ)記」の一部が公開された。 戦争への後悔や退位について繰り返し言及しており、一人の人間として苦悩する姿が生々しく浮かび上がってくる。 拝謁記によると、昭和天皇はサンフランシスコ講和条約の発効を祝う1952年5月の式典で、戦争への後悔と反省を表明しようとし...

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[ 昭和天皇「拝謁記」] 今に続く「捨て石」発想(2019年8月21日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 戦後、初代宮内庁長官を務めた故田島道治が昭和天皇の言葉や、やりとりの様子を克明に記した「拝謁(はいえつ)記」が見つかり、内容の一部が公開された。 昭和天皇が戦争への反省を表明しようとしていたことや、改憲による再軍備の必要を主張していたことが明らかになった。 拝謁記は田島が、宮内庁(当時は宮内府)長官に任命された翌年の1949年2月から退官した53年12月の間に昭和天皇とのやりとりを書き留めたもの...

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昭和天皇「拝謁記」 戦後責任も検証が必要だ(2019年8月21日配信『琉球新報』-「社説」)

 初代宮内庁長官の故田島道治氏が昭和天皇とのやりとりを詳細に記録した「拝謁(はいえつ)記」の一部が公開された。それによると、本土で米軍基地反対闘争が起きていた1953年、昭和天皇は「全体の為(ため)ニ之がいいと分れば一部の犠牲は已(や)むを得ぬと考へる…」「誰かがどこかで不利を忍び犠牲を払ハねばならぬ」(引用部は一部原文のまま)などと述べていた。 昭和天皇が47年、米軍による沖縄の長期占領を望むと米...

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侵略戦争 昭和天皇 自己弁護と「反省」(2019年8月21日配信『しんぶん赤旗』)

初代宮内庁長官の手記 公開首相の反対で「封印」 戦後約5年半にわたり初代宮内庁長官などを務めた田島道治氏が、昭和天皇とのやりとりを記録した手記が公開されました。計18冊の手帳やノートに書き込まれた文書の中には、昭和天皇が戦争への「反省」の気持ちを表明したいとの意向を明らかにしていたことや、再軍備の必要性を繰り返し発言していたことなどがつづられています。 田島氏は1948年から宮内庁の前身の宮内府や...

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平和の土壌があってこそ木は育つ(2019年8月21日配信『信濃毎日新聞』ー「斜面」)

 人材の育成に並々ならぬ情熱を傾けていた。戦後、初代の宮内庁長官を務めた田島道治(みちじ)である。1937(昭和12)年、銀行の頭取を退任した後に私財を投じ、都内の自宅の隣に学生寮を建設。10人の学生をわずかな寮費で住まわせた   ◆ 月1回、政官界のトップを講師に招いて夕食会を開いた。自らも「論語」を教えた。<生涯中で一番快心なこと>と振り返る学生との生活は、45年4月の空襲で自宅と学生寮が焼失...

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昭和天皇記録 歴史検証に貴重な肉声(2019年8月21日配信『北海道新聞』ー「社説」) 

 初代宮内庁長官を務めた故田島道治が、昭和天皇との詳細なやりとりを記録した手帳やノートが見つかった。 日本の独立回復を祝う1952年5月の式典で、昭和天皇が自らの言葉で戦争への反省を表明しようとしたが、当時の吉田茂首相らの反対で当初の文案から削除された経緯が分かる。 昭和天皇が戦争を後悔し、反省の思いを強く持っていたことを示すものといえるだろう。 「拝謁(はいえつ)記」と題された資料には、昭和天皇...

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宮内庁長官資料 さらなる解明と議論を(2019年8月21日配信『茨城・佐賀新聞』ー「論説」)

 初代宮内庁長官が昭和天皇とのやりとりや、その時の様子をつぶさに書き留めたノートや手帳が見つかった。昭和天皇がサンフランシスコ講和条約発効と独立回復を祝う1952年5月の式典で国民に向け、戦争への深い悔恨や反省を表明したいという意向を長官に伝え、「お言葉」の内容を検討させていた詳細な経緯が明らかになった。 結局、当時の吉田茂首相に反対され、式典のお言葉から戦争を悔やむ一節は削除された。お言葉変更の事実...

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昭和天皇の言葉 改めて大戦考える機に(2019年8月21日配信『朝日新聞』ー「社説」)

 その「おことば」が実現していたら、先の大戦を巡る天皇の責任論や国民の意識、そして近隣諸国との関係も違うものになっていたかもしれない。そう思わせる史料が明らかになった。 終戦後の宮内庁長官だった田島道治(みちじ)が、昭和天皇とのやり取りを克明に記した文書を残していた。遺族の提供を受けたNHKがその一部を公開した。 注目されるのは、サンフランシスコ講和条約の発効を祝う1952年5月3日の式典のおこと...

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昭和天皇の「肉声」記録 軍部増長に「反省」の重み(2019年8月20日配信『毎日新聞』-「社説」)

 終戦後、昭和天皇が田島道治初代宮内庁長官と交わしていた約5年間のやり取りが明らかになった。 田島元長官が個人的に記録していたもので、昭和天皇は1952年5月の独立回復式典に際し、自らのお言葉で「反省」を表明する意向を示していたが、宮内庁幹部や当時の吉田茂首相が反対し、当初の文案から削除された経緯などが分かる。 「反省」の中身について、同年2月、昭和天皇は「軍も政府も国民もすべて下剋上(げこくじょ...

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天皇陛下が9月に新潟訪問へ 国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭出席(2019年8月16日配信『毎日新聞』)

全国戦没者追悼式に臨まれる天皇、皇后両陛下=東京都千代田区の日本武道館で2019年8月15日午前11時51分 宮内庁は16日、天皇陛下が9月16、17日に新潟市を訪問し、国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭に出席されると発表した。皇后雅子さまは体調に支障がなければ同行する。 両文化祭は、天皇、皇后両陛下が皇太子ご夫妻時代に出席していた定例の地方行事で、代替わり後も取り組むことになった。 16日は同時に開催される両文化祭...

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雅子さま 世界の“懸け橋”に!期待高まる東京五輪でのご活躍(2019年08月11日配信『女性自身』)

雅子さま 世界の“懸け橋”に!期待高まる東京五輪でのご活躍 猛暑が続く令和元年の夏――。 天皇陛下と雅子さま、愛子さまが、ご静養先の須崎御用邸から帰京されたのは8月5日だった。6日は広島、9日は長崎の原爆の日。15日は終戦の日だ。日本人にとって“忘れてはならない日”が続く。「昨年まではご静養先で黙祷されることも多かったのですが、陛下が即位された今年は、赤坂御所でお慎みになりたいというお気持ちがあったのかもしれ...

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