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記事一覧

(論)自殺に関する論説(2021年1月10・23・24・28・2月12・14・16・17・21・22・24・3月1・6・16・22・30・31日)

[高1自殺提言] 県教委は迅速に実行を(2021年3月31日配信『南日本新聞』-「社説」) 鹿児島市の県立高校1年の田中拓海さん=当時(15)=が2014年8月に自殺した問題で、有識者でつくるいじめ再発防止検討会は最終提言をまとめ、塩田康一知事に報告した。 学校などの対応を「情報共有も体制も不十分で場当たり的」と批判した上で、いじめ防止策を有効に機能させるための機関の常設などを求めた。 いじめは学校...

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2月の自殺1626人 前年比11%増 女性9か月連続 前年上回る(2021年3月10日配信『NHKニュース』)

2月自殺した人は全国で合わせて1626人で、去年の同じ時期に比べて11%余り増えました。特に、女性の自殺は9か月連続で前の年を上回っています。警察庁によりますと、2月、自殺した人は速報値で全国で1626人で、去年の同じ時期に比べて162人、率にして11.1%増えました。男女別では男性が1095人と6.2%の増加、女性が531人と22.6%の増加となっていて、特に女性の自殺は去年6月から9か月連続で前の年を上回っています。また、都道府...

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生活苦うつ病患者に家族が「出ていけ」 コロナ禍で疲弊、冷静さ失う周囲の人たち【東尋坊の現場から】(2021年2月21日配信『福井新聞』)

福井県坂井市の東尋坊 2021年に入って、特に新型コロナ禍の影響により、うつ病者を取り巻く周囲の人たちが精神的に不安定になっているのではないでしょうか。身体的虐待、心理的虐待、経済的虐待を繰り返し、自殺を思い立つ状況に追い込まれた4人と出会いました。この異常な状態を実例を挙げて、皆さんに伝えたいと思います。(1)1月中旬の昼ごろ、30代の男性が遊歩道で野良猫に興じていたため声掛けしたところ、「暗く...

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健康寿命延ばす行動、初提言 禁煙、節酒、食事など―国立6機関 2(2021年2月18日配信『時事通信』)

 国立がん研究センターや国立循環器病研究センターなど国立6機関は18日までに、脳卒中や認知症、がんなどさまざまな疾患を予防し、健康寿命を延ばすために必要な行動について提言をまとめた。 国の機関がこうした提言を共同で公表するのは初めて。これまで各機健康寿命延ばす行動、初提言 禁煙、節酒、食事など―国立6機関2021年02月19日00時13分 国立がん研究センターや国立循環器病研究センターなど国立6機関は18日ま...

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児童生徒の自殺者急増 最多479人 コロナ禍の社会不安影響か(2021年2月15日配信『毎日新聞』)

 2020年の全国の小中学生と高校生の自殺者数は前年比140人(41・3%)増の479人(暫定値)となり、過去最多を更新した。文部科学省が15日、明らかにした。文科省は「新型コロナウイルスの感染拡大による社会不安が影響した可能性がある」(児童生徒課)としている。 校種別では、小学生14人(前年比8人増)▽中学生136人(同40人増)▽高校生329人(同92人増)。高校生では特に女子が前年の約2倍の138人と急増しており、文科省は原...

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自殺防止の新窓口「#いのちSOS 」電話相談 始まる(2021年2月6日配信『NHKニュース』)

新型コロナウイルスの影響が続くなか、自殺防止に取り組んでいる全国の支援団体が連携して、新たな電話相談の窓口を設置し、6日から受け付けを始めました。新たな窓口、「#いのちSOS」を始めたのは、東京のNPO法人「ライフリンク」など、全国11の支援団体です。6日正午から、全国4か所で電話相談の受け付けを開始し、「新型コロナウイルスの終わりが見えず消えたい」とか「誰にも会えず孤独を感じる」などの相談が寄せられていまし...

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コロナ禍が影響か…昨年の自殺者2万人超 女性の増加が顕著、小中高生は過去最多(2021年1月22日配信『共同通信』)

 2020年の自殺者が2万919人に上ったことが22日、警察庁の自殺統計(速報値)で分かった。新型コロナウイルスの感染が拡大した昨年は、19年の確定値から750人増加(対前年比3・7%増)。前年を上回ったのは09年以来となる。男性は11年連続で減少となった一方、女性は増加に転じ、過去5年で最多に。女性の自殺者増が顕著な上に、小中高生は同様の統計のある1980年以降で最多となった。 データを分析した...

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(論)医療や介護と縁遠く長生きを楽しむには(2021年1月17日配信『日本経済新聞』-「社説」)

太古から人は不老長寿を願ってきた。戦後の高度成長期あたりを起点に、こんにちの日本は有数の長寿国になった。半面、人は年を重ねるとともに心身に不調を抱える自然の摂理にはあらがえない。長寿社会を生きる一人ひとりが、どんな生涯を送りたいのかに思いをめぐらせたい長寿社会が実現した今、価値を置くべきは「日常生活に制限がない期間」を示す健康寿命を伸ばすことであろう。年をとっても医療職や介護ヘルパーなどの世話にな...

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(論)自殺に関する論説(2020年11月8・19・20・29・12月1・5・17・28日)

それでも生きてほしい(2020年12月28日配信『神戸新聞』-「正平調」)〈生きている不潔とむすぶたびに切れついに何本の手はなくすとも〉。福崎町出身の歌人岸上大作が逝って60年が過ぎた。姫路文学館で開催中の回顧展では他の有名な歌でなく、この1首をチラシやポスターに掲げる◆国学院大学に在学中、安保闘争に身を投じた岸上は、学生歌人として一躍注目された。一方で自らの全存在を賭けた恋に破れ、21歳の若さで...

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夫婦や親子が一緒に命を絶つケース相次ぐ 10月以降だけで36人(2020年12月8日配信『NHKニュース』)

夫婦や親子などが一緒に命を絶つケースが相次いでいます。先月の末、東京都内で3日間に6人が亡くなるなど10月以降だけで全国で合わせて36人が亡くなっていたことが分かりました。家族の無理心中や複数での自殺について、専門家は「これまでの悩みや苦しみが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で悪化し死にまで追い込まれているのではないか」と指摘しています。東京都内では先月27日から29日の3日間に6人の親子や夫婦が亡くなりま...

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事件後「自殺考える」相談者が9割 結婚破談、進学諦める人も…加害者家族を待ち受ける残酷な現実(2020年12月6日配信『AERA.com』)

池袋暴走事故で実況見分に立ち会う飯塚幸三被告。逮捕されなかったことなどから、加害者家族は誹謗中傷などを受け、精神的に追い詰められているという/2019年6月13日  笑うことにも罪悪感…加害者の家族生活はこんなに変わる 犯罪被害者と家族が苦しむ裏で、加害者の家族もまた苦難を受ける。世間の批判を受け、生活の全てを失い、自殺に追い込まれる例さえある。加害者家族を追い詰めるものは何か。社会はどう変わるべき...

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10月に自殺した人 女性20代と40代が去年の同時期より2倍以上に(2020年11月24日配信『NHKニュース』)

先月、自殺した人について厚生労働省は年代別の情報を24日公表し、女性の20代と40代が去年の同じ時期より2倍以上に増えていることがわかりました。厚生労働省は「新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、仕事や育児などの悩みが深刻化している可能性があり、ひとりで悩みを抱え込まずに相談してほしい」と呼びかけています。厚生労働省によりますと、先月、自殺した人は全国で2158人で、去年の同じ時期より619人、率にして40.2...

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働き盛り男性 自殺増加 新型コロナによる雇用情勢の悪化影響か(2020年11月21日配信『NHKニュース』)

働き盛りの男性の自殺が増えています。20代から50代で、ことし9月に自殺した男性は700人余りで、去年の同じ時期を2か月連続で上回り、専門家は新型コロナウイルスによる雇用情勢の悪化が影響していると見ています。厚生労働省によりますと、ことし9月の1か月間に全国で自殺した女性は640人で、4か月連続で去年の同じ時期を上回った一方、20代から50代の男性も705人と、去年を56人、率にして8.6%上回りました。8月に自殺した同じ年...

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コロナ禍の自殺対策強化を要望 厚労相に超党派議連(2020年11月16日配信『共同通信』)

 新型コロナウイルス禍で自殺のリスクが高まっているとして、超党派の「自殺対策を推進する議員の会」は16日、予算拡充とともに人工知能(AI)を活用した動向分析を進めるなど対策強化を田村憲久厚生労働相に要望した。女性の自殺が増えていることを受け、非正規雇用の女性への就労支援を強化、自殺防止につなげることも求めた。 田村氏からは「しっかりやる」との返事があったといい、会長の尾辻秀久参院議員(自民)は「自...

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10月の自殺者は2153人…7月から増え2年7カ月ぶり2000人超に(2020年11月10日配信『東京新聞』)

 10月の全国の自殺者数は2153人で、前年同期に比べ39・9%増加したことが、警察庁の調べ(速報値)で分かった。1カ月の死者が2000人を超えるのは2018年3月の2005人以来。 今年1月から10月末までの全国の自殺者総数は1万7219人で、前年同期を160人上回った。性別は男性が67%の1万1541人。女性は5678人。 都道府県別では東京都が255人(前年同期は170人)で最多。次いで埼玉...

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若年層、死因1位が「自殺」 先進国で日本のみ…深刻な事態(2020年10月28日配信『産経新聞』)

 27日に政府が閣議決定した令和2年版自殺対策白書では、昨年の自殺者数は前年より671人少ない2万169人で、全世代的に減少する中、10代が唯一、前年より増加した。15~39歳の各年代の死因は自殺が最も多く、先進国では日本だけにみられる事態として、厚生労働省は「国際的にも深刻な状況」と危機感を抱く。コロナ禍の今夏には中高生の自殺が増えており、心理的な孤立化を防ぐ取り組みが求められる。 ■「悩み解消...

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(論)「コロナと自殺」に関する論説(2020年10月17・18・20・21・25日)

生きるって、なに?(2020年10月25日配信『新潟日報』-「日報抄」) 生きるって、なに? 生きるって「自分を100%受け入れる」こと。「自分を100%受け入れる」って?…生きることを巡る問いと答えが、こんなふうに重ねられていく。世界の人々の生き生きとした表情の写真も添えられている▼旅人でエッセイスト、たかのてるこさんの著書「逃げろ 生きろ 生きのびろ!」は、自分を大切に、とにかく生きて、と訴えか...

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「親のストレスはけ口に」「休校でクラスなじめず」…コロナ禍で中高生の自殺が8月倍増(2020年10月21日配信『読売新聞』)

 今年8月の全国の中高生の自殺者は58人に上り、前年の同じ月に比べて2倍となったことが、自殺予防に取り組む一般社団法人「いのち支える自殺対策推進センター」(東京)の分析で分かった。特に女子高生の自殺が急増。同センターは「コロナ禍で中高生が追い詰められ、自殺のリスクが高まっている可能性がある」と指摘している。 同センターが警察庁の自殺統計を分析した結果、今年8月に自殺した高校生は42人、中学生は16...

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女性の自殺、7月から増加傾向。人気俳優の自殺報道やコロナ禍が影響か(調査機関の分析)(2020年10月21日配信『ハフポスト』)

記者会見するJSCP代表理事の清水康之さん(左から2番目)減少傾向にあった全国の自殺者数が、7月を境に増加が続いていることを受け、厚生労働大臣指定法人「いのち支える自殺対策推進センター」(JSCP)が10月21日、記者会見を開き、コロナ禍の自殺の動向について分析結果を報告した。7月以降、特に女性の自殺者数が大幅に増加している背景に、人気俳優の自殺報道や、新型コロナウイルスによる生活環境の変化などが影響している可...

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増える女性の自殺 早急に安全網を整えよ(2020年10月19日配信『茨城新聞』-「論説」)

新型コロナウイルスの感染拡大で雇用や日々の生活に深刻な影響が広がる中、女性の自殺が増えている。政府は新型コロナ対策分科会メンバーや雇用、医療の専門家から成る「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会」を設置。来月から自殺や解雇・雇い止め、ドメスティックバイオレンス(DV)被害などの実態調査に乗り出す。警察庁によると、1月から6月にかけて自殺者数の月別速報値は前年の同じ月と比較して減少が続いていたが、7...

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妻から殺害頼まれ、夫は何度も説得 嘱託殺人に後悔も「答えが分からない」(2020年10月19日配信『神戸新聞』)

 妻から自身の殺害を頼まれたため首を絞めて殺害したとして、嘱託殺人罪に問われた兵庫県伊丹市の無職男(67)の初公判が19日、神戸地裁(野口卓志裁判官)であり、男は起訴内容を認め「何度も説得したが、妻の意思が本気と思った」と話した。検察側は懲役4年を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めた。判決は11月9日。【写真】救出に駆け回った夫「無理にでも寝かしておけば」まさかあんなことに… 起訴状によると、...

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コロナ禍と自死/孤立させない支援の輪を(2020年10月11日配信『神戸新聞』-「社説」)

 菅政権は「Go To キャンペーン」を観光から飲食に拡大するなど、経済へのてこ入れに躍起だ。しかし、雇用状況は改善せず、窮地に直面する中小の事業者は少なくない。 新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、生活苦と不安が一人一人にのしかかる。 生きづらさと無縁ではないだろう。自ら命を絶つ人が増加の兆しを示していることを重く受け止めねばならない。 警察庁の速報値では、8月の自殺者は1849人と前年...

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健康寿命の延伸とは?(2020年10月7日配信『ニッセイ基礎研究所』)

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任 三原 岳Q1.「健康寿命」という言葉を最近、耳にしますが、どういう意味ですか?■健康寿命とは一般的に「医療・介護が必要のない状態」の意味健康寿命には様々な定義、計算方法が存在します。政府が毎年、公表している健康寿命は「日常生活に制限のない期間の平均」を指しており、一般的に「医療・介護が必要のない状態」と言えます。平均寿命...

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8月自殺者 前年比15%増 コロナで経済悪化、失業率とも相関 支援策急務(2020年10月5日配信『毎日新聞』)

自殺した遺族の手記などをパネルで展示した東京都江戸川区の取り組み。相談先を記したパンフレットや関連書籍もそろえた=江戸川区立中央図書館で2020年9月1日午前10時59分、谷本仁美撮影 新型コロナウイルスの感染拡大により、暮らしへの影響が深まる中で、自殺を防ごうという声が高まっている。警察庁によると8月の自殺者数(暫定値)は昨年同月比で15.7%増え、政府は「自殺リスクが高まる可能性がある」としている。どんな対...

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竹内結子の自殺を受け加藤官房長官が「それぞれが自殺のない社会を」と“自助”任せ発言 コロナで女性の自殺者急増も対策なし(2020年9月29日配信『リテラ)

 俳優・竹内結子の自殺報道を受け、いかに自殺を防止することができるかということが喫緊の課題になっているが、そんななか、政府から信じがたい言葉が飛び出した。 それは、昨日28日午前におこなわれた官房長官会見でのこと。加藤勝信官房長官に対して毎日新聞の記者が、政府の自殺対策についてと「国民に向けて伝えたいこと」について質問をおこなったときのことだ。 加藤官房長官はまず、報道のあり方に言及した上で、「多く...

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コロナで増える「自宅で看取り」 病院など面会制限 “人の最期”どう迎える(2020年9月29日配信『毎日新聞』)

9月、東京都内で患者の自宅に訪問診療をする石垣泰則医師=提供写真 新型コロナウイルスの影響で、自宅での看取(みと)りを検討する人が増えている。感染拡大防止のため病院や介護施設などで面会制限が広がり、最後の時間に立ち会えないケースが多くなっているためだ。いつかは来る「その時」をどう迎えるべきか。予期せぬ感染症が、死生観を見つめ直すきっかけにもなっている。 「母にとって、私たちにとっても自宅で看取った...

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コロナと自殺増 きめ細かな相談と支援を(2020年9月28日配信『産経新聞』-「主張」)

 自殺者の数が増加する兆しをみせている。かけがえのない命を守るため警戒を強めるべきだ。 警察庁のまとめで今年8月の自殺者数は速報値で1849人に上る。前年同月比で約15%、246人の増加である。 自殺には、失業や倒産、多重債務、過労や健康問題などの要因が複雑に絡み合っている。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、人々に精神的なストレスも根強い。 また一般的に景気が悪いときに自殺は増えるとされる。コロ...

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「心が騒ぐような情報からは距離を」 相次ぐ著名人の自殺報道、専門家が助言772020年9月27日配信『毎日新聞』)

 女優の竹内結子さん(40)が死去したニュースが27日、テレビのニュースや新聞、インターネットなどで大きく報じられた。現場の状況から自殺とみられるという。相次ぐ著名人の自殺報道に、自殺対策の専門家は「動揺している人も多いと思いますが、触れると心が騒ぐような情報からは距離を置いて、気持ちが落ち着くように努めて」と呼びかけている。一方、厚生労働省などは同日、自殺報道が過熱化しないよう改めて求める文書を報道...

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コロナ下の自殺 「安全網」をより細やかに(2020年9月25日配信『毎日新聞』-「社説」)

 新型コロナウイルスの収束が見通せない中、生活苦などによる自殺の増加が懸念されている。 警察庁と厚生労働省によると、今年の自殺者数は前年比で7月から増加に転じた。8月は1849人(速報値)に上り、前年の同じ時期より246人増えた。 1~6月の半年間は前年より約10%減少したが、専門家は、感染拡大の初期には命の危険を感じて身を守ろうという意識が強まったことが背景にあると指摘している。人との接触が減り...

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「雨宮処凛がゆく!」;自殺者、1849人の衝撃。女性自殺者の急増とホームレス化の背景(2020年9月24日配信『ハフポスト』)

恐れていたことが現実となってしまった――。その報道を見た瞬間、思った。それは8月の自殺者数が1800人を超えたこと。前年同月と比較して240人増。男性は60人増えて1199人、女性は186人増えて650人ということだ。これほど自殺者が増えたこと、特に女性の増え方が凄まじいことにコロナ不況の影響を如実に感じる。それを裏付ける数字が今年の7月、出ている。非正規で働く人は前年同月と比較して131万人減少。男性が50万人、女性は81万...

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「死にぎわに何を思う」(2020年9月23日配信『神戸新聞』-「正平調」)

 「死にぎわに何を思う」。ドキリとするタイトルの本に出合った。自分はどんな最期を迎えるのだろう。ふと考えるようになったのも、年のせいか◆著者は上村くにこさん。専門はフランス文学だが、7年前に甲南大学を定年退職後、死生学という新しい学問に挑んできた。古今東西の医学や哲学、文学、芸術の知恵を借り、「死ぬ覚悟」のつけ方を説く◆際立つのは日本と西欧の違いだ。日本ではリビングウイル(延命治療についての事前指示...

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8月の自殺者が15%増 コロナで踏ん張るも“心が折れた”恐れ(2020年9月12日『日刊ゲンダイ』)

必要なのは公助 やはりコロナ禍の影響なのか――。 警察庁によると、この8月、全国で自殺した人は前年同月比246人も増えて1849人となった。15.3%増の大幅増だ。 今年の自殺者の推移を見ると、前年同月比は1月の横ばい以降、2~6月は大幅に減っていた。 ところが、7月に前年同月比2人増と横ばいになり、8月に大幅増となった。 厚労省は新型コロナウイルスの感染拡大が自殺者の増加に影響しているのかどうか、詳しく分析...

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デーケンさん(2020年9月12日配信『高知新聞』-「小社会」)

 心に深く残った体験が、進むべき道を教えてくれることがある。6日に88歳で亡くなった上智大名誉教授のアルフォンス・デーケンさんは、1970年代から「死への準備教育」を提唱してきた。死生学と呼ばれる研究に打ち込んだのは、母国ドイツでの体験が大きなきっかけとなった。 来日前の50年代半ば。大学生のデーケンさんは、西ドイツに亡命してきた男性の臨終に病院のボランティアとして立ち会った。みとる人がいなかった...

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長い歩みに敬いの一筆(2020年9月10日配信『神戸新聞』-「正平調」)

 愛する家族を失った人に掛けてはいけない言葉がいくつかある。たとえば「がんばろう」や「早く元気になって」。本人はずっとがんばっているし、安易な励ましはむしろ反発を招く◆悲しみの底にいる人がありがたいのは、黙って話を聞いてくれること。あるいは、道で出会っても何も言わず深々とお辞儀をしてくれるだけで、いたわりの気持ちを感じる。細やかな気配りに勝るものはない◆「死の哲学」「死生学」を説き続けたアルフォンス...

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自殺ほう助や安楽死 欧米の終末医療事情(2020年9月4日配信『毎日新聞』)

大西睦子・内科医  日本で先日、2人の医師が嘱託殺人罪で起訴されました。起訴内容は、2人が難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者(当時51歳)に頼まれ、女性の自宅を訪れて、致死量の薬物を投与し殺害したというものです。海外では、この医師たちの行為に一見すると似た行為を合法化している国があります。どんな制度があるのか、日本の事例はその制度にあてはまるのかなどを米国の事情を中心に紹介します。 米国では現...

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新学期 子供の自殺リスク、コロナで多重化 学校現場に緊張感(2020年8月30日配信『産経新聞』)

18歳以下の日別自殺者数 新型コロナウイルスの影響で短縮された夏休みが終わり、新学期の授業を再開した学校も多い。この時期は毎年、不登校や自殺が増える傾向にあるが、今年は感染者に対する「コロナいじめ」や、変化を余儀なくされた家庭生活のストレスといった新たな要因から、例年以上にリスクの高まりが危惧される。教員の多忙化によって兆候が見逃される恐れもあり、教育現場で緊張感が高まっている。(玉崎栄次)■高ま...

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障害者、安楽死報道で要望(2020年8月5日配信『毎日新聞』)

「生きる可能性伝えて」記者会見で文字盤を使って訴えるALS患者の増田英明さん=5日午後、京都府庁 京都の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の嘱託殺人事件を受け、障害者らでつくる「日本自立生活センター」(京都市)が5日、京都府庁で記者会見し、安易な「安楽死」の報道は難病患者らの死にたいとの気持ちを増幅させるとして「少しでも生きる可能性を見いだせる報道をしてほしい」と報道機関に要望した。 事件で亡くなった林優里...

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NHKスペシャル 彼女は安楽死を選んだ(2020年7月30日配信『NHKニュース』)

 語り;森田美由紀2019年6月2日放送 2018年、一人の日本人女性が、スイスで安楽死を行った。女性は重い神経難病を患い、自分らしさを保ったまま亡くなりたいと願っていた。患者の死期を積極的に早める安楽死は日本では認められていない。そんな中で、民間の安楽死団体が海外からも希望者を受け入れているスイスで安楽死することを希望する日本人が出始めている。この死を選んだ女性と彼女の選択と向き合い続けた家族の姿は、...

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「人生会議」(2019年12月1日配信『東京新聞』-「筆洗」)

 自分が死んだ後、息子たちがいったい、どんな弔いを出すのか。一代で大きな身代をこしらえた倹約家の吝兵衛(けちべえ)さんはこれが気になってしかたがない。落語の「片棒」である▼聞けば、長男は盛大にやりたいという。参列者は二千人。お坊さんは二十数人で、贅沢(ぜいたく)な料理をふるまう。どれだけお金がかかることか。無論却下である。次男は「歴史に残る破天荒なものにする」。木遣(きや)りに芸者衆の手古舞(てこ...

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死に方ってのは生き方です 永六輔「大往生」は今も問う(2019年11月23日配信『朝日新聞』)

 3年前、83歳で亡くなった永六輔さんの『大往生』。刊行から四半世紀を経てなお刷りを重ねるベストセラーは、高齢化がさらに進む社会に問いかけ続ける。あなたはどう死にますか。それまで、どう生きますか――。いちどは断られたが 「ありがとう。でも本を書くというのが苦手で……。ラジオ屋の永六輔」永六輔さん 1992年5月、岩波新書の編集長だった坂巻克巳さん(72)のもとに、はがきが届いた。文面はこれだけ。執筆依...

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見事に生きる(2019年11月13日配信『宮崎日日新聞』ー「くろしお」)

 紅葉を見に五ケ瀬町から椎葉村へ続く古道「霧立越(きりたちごえ)」を歩いた。かつては熊本と椎葉を結ぶ交易ルート「駄賃付け」の道。まさに霧から浮かぶ尾根伝いの道が発達したのは、険しい谷沿いを避けたためだろう。 ブナの大木はあらかた散ったが、カエデやシイ、カシの葉は鮮やかに陽光が透けて見える。意外にホオの木の大きな葉は枝に残っていて、木によって葉の寿命が違うものだと妙に納得。落ち葉を踏みながら、人の生...

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【モンテーニュとの対話 「随想録」を読みながら】(62)人生100年時代の「死に方」(2019年11月10日配信『産経新聞』)

2016年9月、パラリンピック・リオデジャネイロ大会に出場したマリーケ・フェルフールトさん(共同)「苦しみながら死にたくない」 安楽死-。10月22日、自宅で医師に注射を打たれて40歳で世を去ったベルギーの車いす陸上選手、マリーケ・フェルフールトさんが残した言葉をめぐりあれこれ考えている。 「(安楽死を申請したことで)自分の人生は自分で決められると思えるようになり、心が安らいだ」 「私はもう死を恐...

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「少しの工夫でなくせる死がある」 社会医学者の訴え(2019年11月4日配信『朝日新聞』)

滋賀医科大学社会医学講座教授・一杉正仁さん(50)=2019年10月31日午後5時19分、大津市月輪町7丁目 事故や事件といった「突然の死」と向き合ってきた。「死因が明らかになれば、遺族は突然亡くなったその人の『最期』を知ることができる。再発を防ぐ方法を考えるきっかけでもあります」 公募に応じ、滋賀医科大学(大津市)の教授となって今年で6年目。専門は社会医学だ。犯罪に関わる法医学に加え、交通事故や...

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安楽死(2019年10月24日配信『産経新聞』-「産経抄」)

 リオデジャネイロ・パラリンピックの終了直後に安楽死する。ある欧州メディアの報道により、ベルギーの車いす陸上の女子選手、マリーケ・フェルフールトさんは急遽(きゅうきょ)、記者会見を開かなければならなくなった。 ▼前回のロンドン大会と合わせて、4つのメダルを獲得していた。彼女が闘っていたのは、筋力が衰える進行性の脊髄の病気である。断続的な痛みで夜もほとんど眠れない状態だった。 ▼ベルギーは安楽死が合法...

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「いのちの電話」相談員が全国研修会 悩みや経験を共有(2019年10月10日配信『朝日新聞』)

堀井茂男さん 孤独な心に寄り添う「いのちの電話」の相談員が集まり学ぶ「全国研修会おかやま大会」が24日、岡山市などで始まる。アジア太平洋地域の国際会議も兼ね、国内外の約600人が参加する。大会長を務める堀井茂男・岡山いのちの電話協会長(72)に、大会の意義などを聞いた。いのちの電話、相談員不足 自殺防止へ活動広げたいが… ――いのちの電話相談員の役目とは。 つらい、さみしい、誰かの声を聞きたい、とい...

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葬儀の生前契約で高齢者を支援 静岡・熱海市が仲介(2019年10月6日配信『朝日新聞』ー「社説」)

図版熱海市終活支援事業の登録カード=2019年9月27日、静岡県熱海市役所 静岡県熱海市が高齢者の終活支援事業で、葬儀・埋葬の生前契約の仲介を始めた。身寄りのない一人暮らしの人が対象だ。同様の事業は神奈川県の横須賀、大和両市などが実施しているが、「静岡県内では先進的な取り組み」(斉藤栄・熱海市長)とされる。最期への不安を抱く住民は、自治体にどんな役割を期待できるのだろうか。広報紙がエンディングノー...

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バラ色でない在宅死のリアル 患者64人を取材、映画に(2019年9月23日配信『朝日新聞』)

全盲の娘と2人暮らしの自宅で過ごす肺がん末期の男性を訪れて雑談する小堀鷗一郎医師(左)=映画「人生をしまう時間(とき)」から 自宅で暮らす高齢者をみとる医師らの活動に密着したドキュメンタリー映画「人生をしまう時間(とき)」が21日からの東京を皮切りに、全国で公開される。昨年テレビで放送されて大きな反響を呼んだNHK番組の再編集。住み慣れた家で息を引き取る人々やその家族、支え手たちの姿をカメラが丹念...

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終末期の延命治療 意思を伝えておく大切さ(2019年9月23日配信『毎日新聞』)

 延命治療などをめぐる希望を、元気なうちに文書に残しておくことが大事だと考える人が目立っている。 厚生労働省が昨年まとめた国民の意識調査によると、人生の終末期にどんな医療を受けたいのか、あるいは受けたくないかを事前に文書に記載しておくことに66%が「賛成」と回答した。 想定されるのは、認知症や病気の進行で患者本人が意思表示できなくなるケースだ。 厚労省の意識調査では、実際に文書を作成した人は賛成と...

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映画「みとりし」(2019年9月21日配信『山陽新聞』ー「滴一滴」)

 逝くときは住み慣れた家で―。そう願う人は少なくない。だが、家族の看病疲れなどが不安で、二の足を踏むことが多い▼その願いをかなえる民間の専門職を取り上げた映画「みとりし」を岡山市で見た。舞台は高梁市の設定で、ロケも行われた。趣のある街並みが重いテーマに温かみを加えている▼看取り士は本人や家族の悩みを聞き、寄り添う。映画で、独り暮らしの男性の最期に駆け付けた息子は手を取らせてもらい「父さんの子どもで良...

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無縁墓(2019年9月20日配信『佐賀新聞』ー「有明抄」)

 きょうの彼岸の入りを前に先日、実家の墓掃除に出掛けた。草をむしり、周辺の木の枝を切り、墓石に水をかける。線香に火をつけていて、ふと思った。いったいこの墓はいつまで守る者がいるのだろう―◆墓は代々、永続的に継がれるものと当たり前のように思ってきた。ところが、少子化や単身世帯の増加、都市部への人口流出で管理が難しくなり、やがて引き継ぐ人が途絶えていくケースが増えるといわれている◆「無縁墓」。守る人がい...

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Author:gogotamu2019
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