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記事一覧

沖国大ヘリ墜落16年 普天間の無条件閉鎖を(2020年8月14日配信『琉球新報』-「社説」)

 米軍普天間基地を飛び立った米軍CH53D大型輸送ヘリコプターが、宜野湾市の沖縄国際大学に墜落、炎上した事故から13日で16年となった。 今も変わらず市街地のど真ん中に飛行場が居座り、事故率が高い垂直離着陸輸送機MV22オスプレイや老朽化した航空機がわが物顔で飛行を繰り返している。住民を巻き込んだ大惨事が再び起こらないと誰が言えるだろうか。 日米両政府が普天間返還の条件としている辺野古新基地建設が、危険除...

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特権を問う; 「妻は日米同盟のために殺されたんじゃない」 米兵が強盗殺人、両政府の責任問う遺族(2020年6月1日配信『毎日新聞』)

 2006年、米兵に妻を殺された男性が神奈川県横須賀市にいる。出勤中だった妻は金を奪おうとした米兵に殴られ、踏みつけられ、人生を絶たれた。「同じような被害が二度と起きてほしくない」。男性は、日本に基地を置きながら事件を防ぐことができない日米両政府の責任を問い続けている。 男性はバス運転士だった山崎正則さん(72)。清掃担当の佐藤好重(よしえ)さん(当時56歳)と職場で出会い、離婚や死別など互いの苦労を理解...

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特権を問う;「日本人の命は軽いのか」反対住民はねた米軍属は免停4カ月 不起訴、無念の死(2020年5月30日配信『毎日新聞』)

米軍岩国基地を離着陸する米軍機の現状などについて報告を聞く住民ら。集会には以前、米軍属による事故で亡くなった男性も参加していた=山口県岩国市牛野谷町で2020年3月1日 山口県岩国市で2010年、米軍岩国基地の増強に伴う米軍住宅の建設に反対していた当時66歳の男性が、米軍属の運転する車にはねられて亡くなった。軍属は公務中だったことを理由に日米地位協定に基づいて不起訴になり、4カ月の免許停止という軽い処分に終わ...

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米軍属の殺人4年 特権の維持は許されない(2020年4月29日配信『琉球新報』-「社説」)

 2016年4月に本島中部で発生した米軍属による女性暴行殺人事件から4年が過ぎた。貴い命が奪われた悲惨な事件を検証し、再発防止策を徹底する。それが私たちに課せられた使命であることを改めて確認したい。 事件後、日米両政府は、無期懲役が確定した受刑者が米軍属だったことから、軍属の範囲や基準を見直す日米地位協定の補足協定を結んだ。 しかし、現実には、加害者側が事件に乗じて“焼け太り”したような事実もある。...

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五輪にのまれた惨禍(2020年4月5日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 東京五輪の33競技中、最も長い距離を公道で競うのは何か。答えは自転車ロードレース。男子の総距離は約244キロ。東京、神奈川、山梨、静岡の1都3県を横断する。東京都町田市は通過地点となる▼東京五輪が最初に実施された1964年4月5日、町田市に米軍ジェット機が墜落した。乳児を含む死者4人、重軽傷者32人、家屋全半壊27戸。街は一瞬で地獄と化した▼嘉手納飛行場を発ち、目的地である厚木基地の数キロ前で墜落した。...

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米軍機事故続発 地位協定改定しかない(2020年3月9日配信『東京新聞』-「社説」)

 米海兵隊のヘリがつり下げ輸送中の鉄製構造物を海上に落下させるなど、沖縄県で米軍機の事故が相次いでいる。事故をなくすには安全対策の徹底に加え、日米地位協定の抜本改定が必要だ。 つり荷の落下事故を起こしたのは、普天間飛行場(宜野湾市)所属のCH53E大型輸送ヘリ。2月25日午後、読谷村の米軍トリイ通信施設から射撃訓練用の標的を輸送中、機体が不安定になったため、トリイ施設の西約1・3キロの海上に落とし...

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[戦車型標的落下] 危険なつり下げやめよ(2020年2月27日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 米軍のCH53E大型輸送ヘリにつり下げられていた戦車型の構造物が、読谷村の海に落ちた。 構造物は、鉄で造られた訓練用の標的で、トリイ通信施設の西約1・3キロの海上に落下した。 現場は日常的に漁船が往来する場所である。被害がなかったから、洋上だったからで済む話ではない。 米軍などによると、ヘリはトリイで機体に構造物をつり下げ、渡名喜村の出砂島射爆撃場へ輸送しようとしていたという。 途中、構造物が不...

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米軍ヘリ構造物落下 つり下げ輸送恒久中止を(2020年2月27日配信『琉球新報』-「社説」)

 米軍基地の存在が県民の安全を脅かしている現実をまざまざと思い知らされる。 在沖米海兵隊のCH53E大型輸送ヘリコプターが、つり下げて輸送していた鉄製の構造物をトリイ通信施設(読谷村)の西約1・3キロの海上に落下させたのである。 飛行中に不安定な状態になり「乗組員の安全を確保するために意図的に投下した」と第1海兵航空団は説明している。危険物や有害物質は含まれていないという。地上の地対空ミサイルシステ...

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落下場所から1キロ 漁港まで聞こえた「バーン」 米軍ヘリが構造物投下 漁業者ら驚き(2020年2月26日配信『沖縄タイムス』)

鉄製の構造物を投下したCH53E大型輸送ヘリの同型機=2019年9月撮影 「大きな波が岩に当たるような、バーンという音がした」。沖縄県読谷村の米陸軍トリイ通信施設沖の海上で25日、CH53Eヘリがつり下げ輸送中だった鉄製の構造物を海上に落下させた事故。現場から約1キロ離れた都屋漁港内で作業していた読谷村の漁業者、屋良朝彦さん(67)は大きな四角い物体をつり下げた米軍ヘリが物体を落としたとみられる音を聞いた。...

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畑に秋桜、それとも…(2020年2月17日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 ヒカンザクラの開花は終盤。かわるように畑一面に咲くコスモスを見掛ける。別名は秋桜。県外では文字通り秋の開花が多く、語源の由来には花びらが桜に似ているとの説がある▼新明解国語辞典(三省堂)には、秋桜は当て字とある。昭和世代には山口百恵さんの歌が浮かぶだろう。作詞・作曲はさだまさしさん。当初の曲名は「小春日和」だったとか。歌のヒットをきっかけに秋桜をコスモスと呼ぶことが広まったとの説も▼緑肥にもなるコ...

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[FA18部品落下] 国は危機感持ち対応を(2020年2月14日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 またも訓練中の米軍機から部品が落下した。 米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属の海軍FA18戦闘攻撃機1機が、機首部分の給油口カバーが外れた状態で嘉手納基地に着陸した。軍用機の部品落下は重大事故につながりかねず危険極まりない。 同機は11日に3機が飛来し、嘉手納基地所属のF15戦闘機と合同で訓練していた。翌12日、離陸時にあったカバーが、着陸時に外れていたことが目撃者の証言で明らかになった。 部...

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FA18パネル落下 人命の軽視は許されない(2020年2月14日配信『琉球新報』-「社説」)

 嘉手納基地や普天間基地を使用する米軍機が部品を落下させる事故が後を絶たない。県や地元自治体が安全管理の徹底を再三要請しているにもかかわらず、事態は一向に改まらない。人命を軽視する姿勢は断じて許されない。 12日、嘉手納基地で訓練中の米海軍の戦闘機FA18Eスーパーホーネットが、給油口を覆うパネルが付いていない状態で着陸するのが確認された。米軍は13日になり給油口カバーの紛失を認めた。 同機は沖縄本島近...

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米軍関係の刑法犯 低い起訴率 識者「日本が裁判権放棄した密約生きている」(2020年2月10日配信『沖縄タイムス』)

[骨抜きの主権国家 日米地位協定60年](9) NGOの日本平和委員会が発行する平和新聞編集長を務める布施祐仁さん(43)=東京都=は、国内で発生した米軍関係者による一般刑法犯の起訴率を調べて公表する活動を2008年から続けている。 米軍人軍属の犯罪などをまとめた法務省の「合衆国軍隊構成員等犯罪事件人員調」によると、01年から18年までの米軍関係者の一般刑法犯(刑法犯全体から交通関係の過失運転致死...

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伊江島で米軍落下物 沖縄に訓練の適地はない(2020年2月1日配信『琉球新報』-「社説」)

 伊江村で1月29日、米軍が投下した落下傘の付いた箱が民間地域に落ちる事故があった。箱はプラスチック製で、砂袋が入っていたという。 これまで、同村ではパラシュートで降下した兵士や物が住民の生活圏に落下する事故が繰り返されてきた。その事実は、伊江島が訓練を実施する場所としてふさわしくないことを示している。いつか人命に関わる事態を招く恐れがある。 狭い沖縄にパラシュート降下訓練や物資投下訓練に適した場所...

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米軍ヘリ本島沖墜落 日米訓練やめ原因究明を(2020年1月27日配信『琉球新報』-「社説」)

 何度繰り返せば「再発防止」が成るのだろうか。 米海軍のMH60ヘリコプター1機が25日午後、那覇空港の東約174キロの公海上に墜落した。 沖縄が日本に復帰して以降、51件目の墜落事故だ。その度に米軍や防衛省は再発防止を強調するが、事故の検証や責任の所在を明らかにする前に飛行を再開するという暴挙を繰り返している。 この小さな島で米軍基地と隣り合わせに暮らし、日々、頭上を米軍機が飛び交う沖縄県民はたまった...

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[米軍ヘリ水没]何が起きたのかを示せ(2020年1月27日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 恐怖に襲われるというのは決して大げさではない。住宅地上空を米軍機が昼夜問わず飛行するのを強いられている県民には陸、海にかかわらず沖縄のどこでも起こり得ることを実感させる事故だ。 防衛省沖縄防衛局は米海軍のMH60多用途ヘリコプターが沖縄本島東沖180キロの公海上で「着水」したと発表した。ヘリは水没した。 乗組員5人は航空自衛隊や海上保安庁、米軍に救助され、生命に別条ないという。 ヘリは横須賀基地...

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米兵から性暴力被害を受けた豪女性 安倍首相あてに日米地位協定の改定要望(2020年1月21日配信『毎日新聞』)

外務省北米局の職員に要望書を手渡すフィッシャーさん(右)=東京都千代田区の衆院第1議員会館で2020年1月20日午後5時1分 在留米軍の特権を認めた日米地位協定の調印から今月で60年を迎えたことを踏まえ、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)で働く米兵による性暴力被害にあったオーストラリア人のキャサリン・フィッシャーさん=東京都=が20日、地位協定の改定を求める要望書を安倍晋三首相あてに提出した。 フィッシャーさ...

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照明弾訓練再開方針 住民危険にさらす暴挙だ(2019年12月21日配信『琉球新報』-「社説」)

 金武町伊芸の民間地域に今月5日、米軍の照明弾3発が落下した事故で、米海兵隊が迫撃砲照明弾による訓練を再開する方針を県側に伝えた。 強風が事故の原因であり、訓練が実施できる最大風速を、従前よりも下方修正することで再発防止を図るという。 県民を愚(ぐ)弄(ろう)しているとしか思えない。一定以上の風速のときは訓練を控えるよう規則を変えたからといって、守られる保証は全くないからだ。 発射する方向や角度を...

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米兵から性被害の日本人女性 「父が米軍人」民事補償外(2019年12月14日配信『東京新聞』)

 米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)で2015年に米兵から性的暴行を受けたとして、日本人女性が米軍当局に被害を訴えたが、軍法会議前に容疑が取り下げられた上、女性の父親が米軍人との理由で、日米地位協定に基づく米国からの民事補償金の対象外とされたことが在日米軍司令部や弁護士への取材で分かった。 米側に、米軍人の家族は補償対象にならないとの規定があるという。弁護士は「地位協定に明文化されておらず、日本...

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[オスプレイ墜落不起訴]地位協定改定しかない(2019年12月13日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 名護市安部沿岸で2016年12月、米海兵隊のMV22オスプレイが墜落し大破した事故で那覇地検は、航空危険行為処罰法違反の疑いで書類送検された当時の機長を不起訴処分とした。公務中の罪は米軍に1次裁判権があるとする日米地位協定の前に、日本の捜査権は全く無力だということが今回も証明された。 捜査を巡っては中城海上保安部が複数回、当時の乗員への聴取を要請したが、米軍は応じなかった。散乱した機体など証拠物...

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[緑ヶ丘部品落下2年] 子の命守る責任果たせ(2019年12月8日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 国民の生命に関わる事故が起きたら、再び起きないようにあらゆる手を打つ。当たり前の責任を政府は果たしていない。 宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園の屋根に、米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリからとみられる円筒が落下した事故が発生して2年がたったが、現状は改善されないままだ。 保育園の保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」のメンバーが6日、上京して政府に、米軍ヘリの保育園上空飛行禁止などを要請し...

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照明弾の民間地落下 危険な訓練直ちにやめよ(2019年12月7日配信『琉球新報』-「社説」)

 まかり間違えば人命に関わる惨事につながりかねない。米軍に対し危険な演習を直ちにやめるよう強く求めたい。 金武町伊芸で米軍の照明弾が民間地域に落下する事故が5日に発生した。落下が確認された田んぼは、民家まで50メートルしか離れていない。 ほかにも落ちていないか伊芸区行政委員会のメンバーが6日朝から捜索したところ、新たに2個見つかった。うち1個は、落下地点の約10メートル先が牛舎で、沖縄自動車道からの距...

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米軍の違反飛行 規律の乱れ早急に正せ(2019年12月2日配信『北海道新聞』ー「社説」)

 在日米軍の規律の乱れには驚くばかりだ。 米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属の戦闘機部隊で、重大事故につながりかねない規則違反が横行していた。 手放しでの操縦や飛行中の読書のほか、機内で酸素マスクを外し「自撮り」などをしていたことが米軍の報告書で明らかになった。 安全意識の欠如は目に余る。 部隊では空中接触が相次ぎ、昨年12月には高知県沖で戦闘機と空中給油機の墜落事故が発生し6人が死亡・行方不明...

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[またか」(2019年11月18日配信『デイリー東北』ー「時評」)

 「またか」という思いを抱いた地域住民は多いはずだ。米軍三沢基地所属のF16戦闘機が、訓練場外の六ケ所村の民有地に模擬弾1発を誤って落下させた。人的な被害はなかったが、昨年2月の燃料タンク投棄に続く問題発生に、米軍に対する不信感は高まっている。 現場は、三沢市と六ケ所村にまたがる三沢対地射爆撃場から西約5キロの牧草地。半径約1キロには小、中学校やこども園が立地している。一歩間違えば大惨事になってい...

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相次ぐ米軍事故 規律の「緩み」が目に余る(2019年11月18日配信『西日本新聞』ー「社説」)

 在日米軍の最前線で耳を疑う規律違反が繰り返されていた。飛行中の戦闘機で手放し操縦や携帯電話による自撮りといった危険行為が常態化していたという。一瞬の気の緩みは人命に関わる事故につながりかねない。米軍には猛省を促したい。 一連の規律違反は、山口県の米海兵隊岩国基地に所属する戦闘機部隊の事故に関する米軍の調査報告書で判明した。 調査の発端は昨年12月、高知県沖で起きた事故だった。この部隊の戦闘攻撃機と...

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治外法権の色が濃い地位協定がある国ゆえに(2019年11月16日配信『東京新聞』-「筆洗」)

 職場での笑い話である。上司が部下をしかった。「仕事をしながら口笛なんて吹いちゃいかん」。部下は答える。「仕事をしながら口笛なんて吹いていません。ぼくは口笛を吹いているだけです」。放送作家、織田正吉さんの『ジョークとトリック』から引いた▼こちらの実話は、職場が軍用機の操縦席というから、まったく笑えない。しばらく前に報じられた米海兵隊岩国基地の戦闘機部隊をめぐる規律違反の横行である。怒りと恐怖を呼び...

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在日米軍の規則違反(2019年11月15日配信『宮崎日日新聞』ー「社説」)

◆政府は毅然とした対応示せ◆ 山口県岩国市の米海兵隊岩国基地の戦闘機部隊による米軍規則違反の横行が明らかになったのに続き、青森県三沢市の米軍三沢基地所属のF16戦闘機が訓練場外へ模擬弾を落下させるなど在日米軍絡みの不祥事やその隠蔽(いんぺい)、事故が続発している。政府は毅然(きぜん)とした姿勢で米政府に再発防止を迫るべきだ。 高知県沖で昨年12月、岩国基地所属のKC130空中給油機とFA18戦闘攻撃...

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【米軍機墜落事故】日本の姿勢も問われる(2019年11月13日配信『高知新聞』ー「社説」)

 日本の空を飛ぶ米軍の部隊がこれほどの体たらくでは、在日米軍への信頼はもちろん、安全保障への望みすら失われかねない。 昨年12月、室戸市沖で米海兵隊の戦闘攻撃機と空中給油機が接触して墜落し、6人が死亡・行方不明になった事故で、第1海兵航空団(沖縄県)が調査報告書をまとめた。 事故を起こした米海兵隊岩国基地(山口県)所属の戦闘攻撃機部隊で重大な規律違反が横行していたことが分かった。その内容たるや想像...

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米軍機の事故 見過ごせぬ規律の緩み(2019年11月12日配信『京都新聞』ー「社説」)

 米軍機による事故が相次ぐ。 米軍三沢基地(青森県)所属のF16戦闘機が6日午後、訓練場の外に重さ二百数十キロの模擬弾1発を誤って落とした。けが人はいなかったが、一歩間違えれば大惨事になっていた可能性がある。 同基地所属のF16は昨年2月にもエンジン火災を起こし、燃料タンクを近くの湖に投棄している。一昨年12月には、普天間飛行場(沖縄県)所属のヘリコプターから小学校の運動場に窓が落下した。 事故後...

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アップライトピアノ1台分と同等の重さの物が上空から落ちてきた(2019年11月1日配信『東奥日報』ー「天地人」)

 二百数十キロといえば、アップライトピアノ1台分。それと同等の重さの物が上空から落ちてきたのだ。米軍三沢基地所属のF16戦闘機が訓練中に、三沢対地射爆撃場の場外に模擬弾を誤って落とした事故。落下場所とされる六ケ所村の民有地は小学校や中学校からわずか1キロで、背筋が寒くなる。 幸いけが人などはなかったが、米側から防衛省や周辺自治体に連絡があったのは、事故翌日になってから。在日米軍による事件や事故を巡って...

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岩国の米軍機違反横行 安全確保まで飛行停止すべきだ(2019年11月10日配信『愛媛新聞』ー「社説」)

 飛行中の手放し操縦や読書、ひげをそりながらの自撮り―。危険極まりない行為にあぜんとする。山口県岩国市の米海兵隊岩国基地所属の戦闘機部隊で、重大事故につながりかねない規則違反が横行している実態が明らかになった。 米軍が昨年12月に高知県沖で6人が死亡・行方不明となった墜落事故を調査する過程で判明した。背景には部隊内の薬物乱用やアルコール過剰摂取が指摘されている。安全軽視の運用を強く懸念する。日本政...

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米軍岩国の違反飛行 重大な規律の乱れに驚く(2019年11月8日配信『毎日新聞』ー「社説」)

 山口県にある米海兵隊岩国基地の戦闘機部隊で規則違反が横行している実態が明らかになった。上部組織の在沖縄海兵隊が調査した。 飛行中に酸素マスクを外して手放しで操縦したり、読書したりしている様子を自撮りしたほか、眠気を誘う医薬品を訓練時に服用していた。 手放し操縦は緊急時に対応が遅れ、酸素マスクを装着しないまま緊急脱出すれば命に関わる。眠気から瞬時の判断がにぶるおそれもある。 いずれも重大事故につな...

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岩国の米軍機 安全確保の約束果たせ(2019年11月8日配信『朝日新聞』ー「社説」)

 山口県の米軍岩国基地で信じ難い規律違反が横行していた。 戦闘機部隊の隊員が、操縦中に本を読んだり、酸素マスクを外して「自撮り」をしたりしていたことが明らかになった。薬物の乱用やアルコールの過剰摂取も発覚したという。安全意識の欠如に言葉を失う。 きっかけは、昨年12月に戦闘機と空中給油機が訓練中に接触し、高知県沖に墜落した事故だった。今年9月にまとまった海兵隊の調査報告書は、背景にこうした緩みがあ...

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まきを背負い、歩きながら本を読…(2019年11月7日配信『山陽新聞』ー「滴一滴」)

 まきを背負い、歩きながら本を読む姿は努力や勤勉の象徴として親しまれてきた。江戸期の農政家・二宮金次郎である。以前、それが座像に姿を変えて栃木県の小学校にお目見えしたニュースがあった▼切り株に腰を下ろして本を広げる姿だ。スマートフォンを見ながらの歩きスマホや自転車スマホが問題化する中、行為を容認するように受け取られかねない。そんな声を反映したのだろう。驚きつつも今の時代、子どもの安全を思えば一理あ...

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米軍の重大事故/身勝手な対応に募る不信(2019年11月7日配信『神戸新聞』ー「社説」)

 本当に日本の安全を守る気があるのか。そんな疑問さえ抱かせる、在日米軍の振る舞いである。 典型例が、軍用機などが日本国内で起こす重大事故への、不誠実としか言いようのない対応だ。 3年前に沖縄県沖で米海兵隊岩国基地の戦闘機と空中給油機が接触事故を起こしながら公表せず、正式な調査もしていなかったことが、米軍の調査報告書で新たに判明した。 同じ基地の戦闘機と給油機は、昨年12月にも高知県沖で接触、墜落事...

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乱脈飛行(2019年11月7日配信『北海道新聞』ー「卓上四季」)

 純真で無鉄砲な男女3人が夢を追い求めるフランス映画「冒険者たち」(1967年)は、忘れられない余韻を残す。「もし、あなたがパイロットだったら、凱旋(がいせん)門の下を飛行機でくぐり抜ける?」。ヒロインのそんなセリフが印象的だ▼アラン・ドロン演じる飛行士は複葉機に乗り、凱旋門通過に挑戦するが、トラブルで直前に引き返す。こんな危険なアクロバット飛行を市街地で敢行すれば、絵空事の映画の中でも操縦免許は...

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本当にそうか(2019年11月6日配信『徳島新聞』ー「鳴潮」)

 「薬物乱用、アルコールの過剰摂取、不倫、指示違反といった職業倫理にもとる実例」が存在したのだという。戦闘機乗りの部隊が、こんな状態なのである。「した」と過去形になってはいるが、本当にそうか 米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属の戦闘機部隊で、重大事故につながりかねない規則違反が横行している実態が、米軍の調査報告書で明らかになった。岩国所属は、本県でもしばしば低空飛行訓練をする部隊である 手放しの操...

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米機の墜落原因 安全軽んじる規律の欠如(2019年11月6日配信『信濃毎日新聞』ー「社説」)

 米軍の安全確保に対する意識が問われる事態である。 米海兵隊の岩国基地(山口県岩国市)に所属している戦闘機部隊で、重大な事故につながりかねない規則違反が横行していることが分かった。 その内容は信じ難い。手放しの操縦や飛行中の読書、ひげを整えながらの自分の撮影などだ。 この部隊では昨年12月、高知県沖で戦闘攻撃機と空中給油機が接触して墜落し、6人が死亡・行方不明になっている。事故を調査した第1海兵航...

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米軍の違反飛行 規律の乱れ放置するな(2019年11月6日配信『東京新聞』ー「社説」)

 手放し操縦や飛行中の読書など極めて重大な規則違反が、米海兵隊の戦闘機部隊であった。軍紀の緩みが墜落事故の原因だった可能性すらある。日本の主権に関わる問題だ。放置してはならない。 昨年12月、高知県沖の太平洋上で米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属のKC130空中給油機とFA18戦闘攻撃機が夜間の空中給油中に接触、墜落し、1人が死亡、5人が行方不明となった。 事故の深刻度を示す四分類のうち最も重大...

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岩国米軍機の違反横行 安心脅かす飛行許すな(2019年11月5日配信『中国新聞』ー「社説」)

 米海兵隊岩国基地(岩国市)所属の戦闘機部隊で、重大事故につながりかねない規則違反が横行している。そんな危険な実態が、米軍の調査報告書で明らかになった。 乗員が飛行中に手放しで操縦したり、読書したり、さらにひげを整えながら自撮りも―。とんでもない規律の緩みで、安全軽視にも程がある。 戦闘機は操縦を誤れば、地上の人や施設などを巻き込む事故を引き起こしかねない。重責を負う自覚の乏しさはあきれるばかりだ...

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[米軍違反飛行] 安全軽視は許されない(2019年11月5日配信『南日本新聞』ー「社説」)

 手放しの操縦や読書、ひげをそりながらの自撮り-。飛行中の戦闘機内でこうした危険極まりない行為が横行していた。安全軽視も甚だしい。 米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属の戦闘機部隊が起こした事故について、第1海兵航空団(沖縄県)がまとめた調査報告書で相次ぐ規則違反の実態が明らかになった。 米軍の規律や管理態勢は一体どうなっているのか。日本政府は事実関係を早急に確認し、米軍に再発防止策の徹底を求める...

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[米軍事故公表せず]政府は毅然と向き合え(2019年11月4日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 米海兵隊岩国基地(山口県)所属部隊が2016年4月、嘉手納基地沖の上空でFA18戦闘攻撃機とKC130空中給油機の接触事故を起こしながら公表せず、正式な調査も見送っていたことが米軍の報告書でわかった。 2機は嘉手納基地に着陸し、けが人はいなかったという。報告書には引きちぎられた給油機の給油ホースがFA18の右翼に引っかかっている生々しい写真が掲載されている。一歩間違えれば民間地を巻き込む大惨事に...

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米軍が事故公表せず 地位協定改定しかない(2019年11月4日配信『琉球新報』-「社説」)

 一つの事故をうやむやにしたために、事故の連鎖を生み、人命を失った。地域に損害を与え、市民を危険にさらしている。 米海兵隊岩国基地所属部隊が2016年4月に、嘉手納基地沖の上空で戦闘機と空中給油機の接触事故を起こしながら公表せず、正式な調査も見送っていた。米軍の報告書で明らかになった。 報告書は18年12月の高知県沖の墜落に状況が類似していると指摘するが、同様な事故はそれだけではない。 16年12月に名護...

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沖縄米軍の降下訓練 ルール無視が同盟損なう(2019年10月31日配信『毎日新聞』-「社説」)

 在日米軍が沖縄の嘉手納(かでな)基地でパラシュート降下訓練を行った。防衛省が中止を要請する中で日米の合意を逸脱する行為が繰り返された。 降下訓練は航空機から人員や物資を投下する。海外に展開する米軍の即応態勢の維持に必要ではあるが、誤って基地外に落下すれば重大な事故につながる危険がある。本土復帰前にはトレーラーが落下して女児が死亡する事故が起きている。 かつては沖縄本島にあった読谷(よみたん)補助...

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知恵絞るべきは、沖縄だけ?(2019年10月18日配信『沖縄タイムス』-「大弦小弦」)

 かつて沖縄は、何か問題があるたび、米国政府と直接交渉した。47年前に日本へ復帰するまで、それが当たり前だった▼圧倒的な力で統治する米軍。大衆の民意を背に向き合った。当然、幾度もはね返される。もがき苦しみながら、権利を勝ち取った。基地内の土地所有権しかり、琉球政府主席(今の知事)を住民の投票で選ぶことしかり。過ぎ去りし追憶を胸に、今日の時代を生きていると言っていい▼復帰後も、その向き合い方は相似する...

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[川村沖縄大使発言] 地位協定が捜査の壁だ(2019年10月18日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 米軍普天間飛行場所属MV22オスプレイが2016年12月、名護市安部の海岸に墜落し大破した事故を巡り、外務省沖縄事務所の川村裕沖縄大使が「日米地位協定が捜査の支障になったとは認識していない」と発言した。 事故については県議会が、日本側が十分な捜査ができなかったとして日米地位協定の抜本的改定を求める意見書を全会一致で可決。議員らが意見書を携えて訪れた要請の場での発言である。事実誤認も甚だしく問題だ...

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沖縄大使の発言 職責放棄にしか映らない(2019年10月18日配信『琉球新報』-「社説」)

 日本国内で起きた事故にもかかわらず、日本の法律よりも米国法が優先される。これを日米地位協定によるものと言わずして何と言おう。 米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが2016年に名護市安部の沿岸部に墜落した事故で、米側が米国内のプライバシー保護法を理由に操縦士らの氏名提供を拒んでいた。外務省の川村裕沖縄担当大使が県議会の要請団に明らかにした。 川村大使は「(日米)地位協定が捜査の...

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オスプレイ事故(2019年10月18日配信『しんぶん赤旗』-「主張」)

容疑者不詳の異常事態ただせ 米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが沖縄県名護市安部に墜落した事故で容疑者である事故機の機長が氏名不詳のまま書類送検され、不起訴の可能性が高まっています。こうした中、沖縄県議会は日米地位協定の抜本的改定を求める意見書を全会一致で可決しました(15日)。意見書は、米軍が機長の氏名を明らかにせず、乗組員の聴取などにも応じず、捜査が不十分な状況で終結したことを「不平等...

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米軍絡む事件・事故 5年で2200件 日本政府、補償3.2億円負担(2019年10月13日配信『東京新聞』)

 米軍人と軍属が関係する事件や交通事故などが今年3月までの5年間に日本国内で2215件起き、裁判外での補償や民事訴訟で認められた損害賠償額などのうち、日本政府が約3億2000万円を負担していたことが防衛省への取材で分かった。ただ、手続きが煩雑な公務外の事件・事故では訴訟を諦めて泣き寝入りしているケースも多いとみられ、専門家は「被害者の立場に立った制度が必要」と指摘している。 同省によると、米軍人と...

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被疑者不詳(2019年9月30日配信『北海道新聞』ー「卓上四季」)

 戦後一貫して沖縄に存在する米軍基地は、沖縄の人々に先の大戦の記憶を思い起こさせる▼その一例が1970年に起きた米兵による糸満主婦轢殺(れきさつ)事件である。「糸満町の街路上に轢殺されて横たわる屍(しかばね)は、沖縄戦の残虐性を想起させる」。戦時中にひめゆり学徒隊を引率し、戦後にひめゆり平和祈念資料館長を務めた故仲宗根政善(せいぜん)さんが日記に残した一文だ▼琉球大などで非常勤講師を務める北上田源(...

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Author:gogotamu2019
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