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核兵器の先制不使用案は「日本の反対で断念」 オバマ政権元高官が証言(2021年4月6日配信『東京新聞』)

 【ワシントン=金杉貴雄】米オバマ政権が2016年に検討した核兵器の先制不使用宣言に関し、国務省の核不拡散担当だったトーマス・カントリーマン元国務次官補が本紙の取材に対し、対中抑止力の低下を懸念した日本政府が反対したことが宣言を断念した最大の要因だったと証言した。日本が反対していたことはこれまで米紙などの報道で伝えられていたが、日本政府は一貫してコメントを差し控えてきた。今回、当時政権内にいた米元...

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無言の語り部「被爆樹木」知っていますか?福山雅治さんの呼びかけに反響(2021年4月1日『配信『読売新聞』)

 原爆で被爆し、平和学習などに活用される被爆樹木について、長崎市は18年ぶりに追加指定を検討する審査を始めた。戦争の記憶の風化とともに、市民からの新たな情報もない状態だったが、同市出身の歌手・福山雅治さん(52)が被爆樹木の保存に充てる寄付を呼びかけたことで関心が高まり、7本の情報が市に寄せられた。久々の審査再開に、市は「被爆について考えてもらう機会になる」としている。(美根京子)カシの被爆の痕跡...

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東京大空襲の実態を伝える展示会 王貞治さんの被災体験も紹介(2021年3月28日配信『NHKニュース』)

およそ10万人が犠牲になった、76年前の東京大空襲の被害の実態を資料や証言で伝える展示会が、東京・墨田区で開かれています。墨田区の資料館で開かれている、この展示会では、東京大空襲の状況を記した地図や当時の証言の資料など合わせて42点が展示されています。この中では、当時4歳で、墨田区に住んでいた王貞治さんが空襲にあったときの状況などが、パネルで紹介されています。母親に背負われて、姉と一緒に避難したときの経...

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(論)空襲被害の補償に関する論説(2020年7月20日・8月9日・9月24日・11月8・18日・2021年3月7・10・22日)

空襲被害の補償 この国会で何としても(2021年3月22日配信『信濃毎日新聞』-「社説」) 戦時下の空襲の被害者に一時金を支給する議員立法が、国会提出まであと一歩のところに来ている。議員任期を秋に控える衆院の改選で再び頓挫しないよう、この国会で何としても成立させなければならない。 与野党の議員による「空襲議連」の総会で河村建夫会長(自民)は、法案提出に向けて党内の調整を本格化する意向を示した。総会...

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「第五福竜丸」元乗組員 “死の灰”で被ばく 大石又七さん死去(2021年3月21日配信『NHKニュース』)

昭和29年、アメリカの水爆実験に巻き込まれ太平洋のビキニ環礁で被ばくした「第五福竜丸」の元乗組員で、核兵器や被ばくの恐ろしさを訴え続けてきた大石又七さんが3月7日、誤えん性肺炎のため亡くなりました。87歳でした。大石又七さんは昭和29年3月1日、20歳の時に静岡県の焼津港に所属していたマグロ漁船の「第五福竜丸」の乗組員として太平洋のマーシャル諸島のビキニ環礁で操業中、アメリカの水爆実験に巻き込まれて22人の仲間...

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“空襲被害者に給付金支給”法案まとめる 超党派議連(2021年3月14日配信『NHKニュース』)

太平洋戦争中の空襲などで心身に障害が残り、長年にわたって苦痛を受けている人たちを救済する必要があるとして、超党派の議員連盟は、1人当たり50万円を支給するとした法案をまとめました。戦時中に空襲などに巻き込まれた民間人の戦争被害者は国による補償の対象になっておらず、自民党や立憲民主党など、超党派の国会議員で作る議員連盟は、戦後75年以上が経過し被害者の高齢化が進む中で、早急に救済する必要があるとして法案...

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大阪大空襲から76年 91歳「最後の語り」活動半世紀で区切り(2021年3月12日配信『毎日新聞』)

スマートフォンでビデオ会議システムを使い、中学生に大阪大空襲の体験を語る久保三也子さん=大阪市福島区の自宅で2021年3月8日午後3時8分、園部仁史撮影 約4000人の命が奪われ、約50万人が家を失った第1次大阪大空襲から13日で76年。大阪市福島区の久保三也子さん(91)はこれまで小中学校などで600回以上、体験を語ってきた。しかし、高齢になり、病気もあって続けることが難しくなった。今年は、自身が代表を務めた「大阪大空...

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【動画あり】東京大空襲76年で法要、小池知事ら参列 新型コロナの影響で規模縮小(2021年3月10日配信『東京新聞』)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため慰霊堂に入れず、外から法要を見る人たち 東京大空襲から76年となった10日、東京都墨田区の都慰霊堂で春季慰霊大法要が営まれ、参列した遺族ら約30人が平和を願う思いを新たにした。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年に続き規模を縮小して行われた。 小池百合子知事は追悼の辞で「私たちには、戦争や災害の記憶を決して風化させることなく、次の世代へ語り継いでいく責任...

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東京大空襲の証言ビデオ 20年以上放置 300人超の証言が封印の恐れ 都平和祈念館計画凍結で(2021年3月10日配信『東京新聞』)

 東京都が記録した東京大空襲など戦争体験の証言ビデオ300本以上が倉庫に放置され、活用されない状態が20年以上続いている。当初展示予定だった「都平和祈念館(仮称)」の建設計画は凍結。都は別の方法での公開には「本人同意が必要」とする一方、意向確認は進めていない。10日で大空襲から76年。証言者が高齢化する中、「無責任」と批判の声が上がる。(岡本太)東京大空襲などの証言ビデオが保管されている都内の倉庫...

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「地獄なんだ空襲」(2021年3月10日配信『東京新聞』-「筆洗」)

 先日亡くなったテレビプロデューサーの鴨下信一さんが著書『昭和のことば』で、紹介していた曲を聴いてみる。覚えやすくて朗らかな曲調にかえって恐ろしくなる。曲は「なんだ空襲」(作詞・大木惇夫、作曲・山田耕筰)という▼1941(昭和16)年、戦意高揚を目的に作られた。後の歴史を思えばあまりに残酷な歌詞だろう。<警報だ、空襲だ それがなんだよ備へはできてるぞ><敵機何台来ようと平気だよ><持ち場持ち場にか...

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の国の行く末を案じながら(2021年3月7日配信『しんぶん赤旗』ー「潮流」)

 生き残ったものが抱えた負い目と悔恨。それが、長い年月をかけて遺族を探し訪ね、話を聞き、一人ひとりを人間として描き出す原動力となりました▼1945年8月6日。ひどい下痢で勤労動員を欠席した関千枝子は、ほぼ全員の級友を原爆に奪われました。それから30年の後、同級生の最期の姿を追い求め、『広島第二県女二年西組』にまとめました。なぜ、こんなにもつらい目にあわなければならなかったのか。遺族の苦しみも含めて▼...

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1人1人の人生想像してほしい…東京大空襲の犠牲者400人の名前、集会で読み上げへ(2021年3月6日配信『東京新聞』)

 一夜にして約10万人が死亡したとされる1945年3月10日の東京大空襲から76年を前に、空襲犠牲者1人1人の名前を読み上げる追悼集会が8日、東京都内で初めて開かれる。「一くくりにはできない、それぞれの人生を想像してほしい」と遺族らが企画した。(井上靖史) 集会の実行委員会は、空襲犠牲者の遺族らが国に謝罪と補償を求めた東京大空襲訴訟の元原告団と、その支援者たちで結成。当日は訴訟で公表された犠牲者名...

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恒久平和を誓う日としたい(2021年3月3日配信『秋田魁新報』-「北斗星」)

 東京都文京区と台東区にまたがる谷中、根津、千駄木エリアは古い建造物や街並みが残ることで知られる。通称「谷根千(やねせん)」。そぞろ歩きにはもってこいの場所だ▼ここに住んだ文豪夏目漱石らの足跡をたどったり、NHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公渋沢栄一の墓を探したり、古刹(こさつ)を巡ったり。何度訪ねても飽きることがない。古き良き下町風情は「東京の原風景」そのもの。谷根千にそうした雰囲気が残...

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(論)核問題(2021年1月3・4・7・11・14・21・22・23・24・25・29・2月1日)

START延長 核軍縮 新たな枠組みを(2021年2月1日配信『北海道新聞』-「社説」) 米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領は、新戦略兵器削減条約(新START)の5年間の延長で合意した。 2011年に発効し、米ロ間に残る唯一の核軍縮の枠組みだが、5日に期限切れが迫っていた。 失効すれば軍拡競争に拍車がかかる恐れがあった。土壇場で回避したことを歓迎したい。 核弾頭は世界になお1万3千発以...

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広島で被爆しても「いい芝居を」…全員死亡した劇団「桜隊」の悲劇をホームページに(2021年1月27日配信『東京新聞』)

 第2次世界大戦末期、公演中の広島市で原子爆弾に被爆し、メンバー9人全員が亡くなった国策の移動劇団「桜隊」の悲劇を語り継ぐ活動をしている「移動演劇桜隊平和祈念会」(事務局・東京都中央区)がホームページ(HP)を開設した。取りまとめ役の劇作家榎本明仁さん(45)は「コロナ禍で活動が難しいが、ステイホームの機会に若い人たちに知ってほしい」と呼び掛けている。(岩岡千景)「移動演劇桜隊平和祈念会」のホーム...

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核兵器禁止条約「署名する考えはない」と菅首相 公明は「日本が関わることに大きな意義」と主張(2021年1月23日配信『東京新聞』)

22日、参院本会議の代表質問で答弁する菅首相 日本政府は、米国の「核の傘」に依存する安全保障政策を理由に、核兵器禁止条約に署名・批准しない方針だ。菅義偉首相は22日の国会で「わが国の立場に照らし、条約に署名する考えはない」と明言。1年以内に開かれる条約締約国会議のオブザーバー参加にも慎重な姿勢を示した。 これに対し、公明党は将来的な条約参加の道は閉ざすべきではないと主張、野党からも早期批准を求める...

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「日本は批准を」 核兵器禁止条約発効で批准国などがオンライン会合(2021年1月23日配信『東京新聞』)

22日、米東部ニューヨーク市で、核廃絶を訴えて街頭を行進する市民ら=Leah Sorkinさん撮影 【ニューヨーク=杉藤貴浩】核兵器の開発から使用までを全面的に禁じる核兵器禁止条約が50カ国・地域で発効した22日、批准国や関係団体などがオンライン会合を開き、「核なき世界」への決意を新たにした。 会合は条約の第1回締約国会議が開かれるオーストリアをはじめ、アイルランドやコスタリカなどの批准国が主催。NGO「核兵...

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軍神から戦争協力者へ(2021年1月16日配信『西日本新聞』-「デスク日記」)

 1935年に鹿児島市で生まれた母には海軍将校だった叔父がいた。まだ幼かった母とはあまり話をすることはなかったが、穏やかな印象の人だったという。叔父は、真珠湾攻撃の時、特殊潜航艇で戦死した横山正治少佐(死後、2階級特進)だ。 開戦の熱気に沸き、軍神に祭り上げられた叔父の生家には、時の東条英機首相も訪れた。生家の前を通る近所の人は「軍神の家に敬礼」と挙手の礼をし、幼い母に対しても「軍神の家の子」ともては...

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現在の核兵器は広島・長崎の1千倍以上 核兵器禁止条約の発効で「絶対悪」のルールを(2021年1月3日配信『AERA.com』)

武田 肇 2020年11月9日、被爆地の長崎で、アメリカ大統領選挙で国際協調路線を掲げる民主党のバイデン氏の当選が確実となったことを喜ぶ、座り込み参加者たち。日本にも核兵器禁止条約への参加を求め、横断幕を掲げた 核兵器は、人として守るべき道に合わず、違法だ─―。こう定めた初めての国際条約である核兵器禁止条約が、2021年1月22日から効力を持つことになった。世界の50カ国・地域が条約に同意する手続きの「批准」をした...

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【75年目の告白】岐阜・黒川開拓団 満州で性的な接待を強いられた女性たち「歴史の渦の中で引き回され、きょうまで生きるとは」(2020年12月21日配信『中京テレビNEWS』)

戦前、岐阜県旧黒川村など(現白川町)から開拓団の一員として満州に渡った女性たち。彼女たちは敗戦後、生きて日本に帰るために、団からソ連兵に対する性的な接待を強いられました。当時、18歳以上の女性が駆り出されたとされた“接待”でしたが、今回の取材で14歳の少女が犠牲を強いられたことや、“接待”は一度ではなかったことなどが、初めての告白により明らかになりました。生きて日本に帰るために。そして仲間を救うために。終...

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池田龍雄氏死去 受け止めたい反戦の魂(2020年12月17日配信『佐賀新聞』-「論説」)

 暮れも押し迫る中、元特攻隊員の画家・池田龍雄さん=伊万里市出身、東京都練馬区=の訃報が飛び込んできた。享年92。17歳の誕生日に終戦を迎えた少年はやがて「アヴァンギャルドの旗手」と呼ばれた。次々に前衛表現を打ち立てる、反戦・反権力に貫かれた生涯だった。 池田さんは1928年生まれ。伊万里商業学校を経て、飛行予科練習生として鹿児島海軍航空隊に入隊。特攻隊に編入され、茨城県の霞ケ浦航空隊で終戦を迎え...

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空襲被害者援護法案が成立しないワケ 説得力に乏しい政府の言い分(2020年12月14日配信『毎日新聞』)

 東京大空襲訴訟で、敗訴を確定させた最高裁判所の前で抗議活動をする原告団。「死ぬまで闘い抜くぞ」と拳を突き上げた=東京都千代田区で2013年5月10日、栗原俊雄撮影 戦後75年の2020年が終わろうとしている。一方で、戦争で被害に遭った人たちの苦しみや闘いは続いている。たとえば、民間人の空襲被害者たちだ。75年間、政府に救済を拒まれてきた人たちは、立法による解決を求めて活動している。国会議員の有志が法案づくりを...

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日本が提出した核廃絶決議案の賛同国が激減 国連総会で採択…核兵器禁止条約に触れず(2020年12月8日配信『東京新聞』)

 日本政府が毎年提出している核兵器廃絶決議案が7日(日本時間8日)、国連総会の本会議で賛成多数で採択された。賛成は150カ国で昨年より10カ国減少。決議案に強く賛同する共同提案国も半減した。来月発効する核兵器禁止条約に触れない内容への不満が、核兵器を持たない国で高まったことが理由とみられる。(柚木まり)◆核の影響「認識」 表現が後退 日本は1994年から国連総会に同様の決議案を提出し、採択されてき...

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うちに来る?「駅の子」育てたママの記録 びっしり245人、よみがえる戦争孤児(2020年12月7日配信『毎日新聞』)

1950年代前半に「愛児の家」の庭で子どもたちと遊び、笑みを浮かべる石綿貞代さん(中央)。「ママ」と慕われた=愛児の家提供「愛児の家」に保管されていた資料の一部=椋田佳代撮影 終戦から間もない東京で戦争孤児を引き取る活動を始めた女性がいた。上野駅に足を運び、地下道などに寝泊まりする「駅の子」と呼ばれた孤児に声をかけた。厳しい生活を送る子どもたちの母代わりとなり、いつしか「ママ」と慕われたという。一時期...

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生きて帰った特攻隊員を隔離軟禁 旧陸軍「振武寮」 跡地で分譲マンション建設進む(2020年12月7日配信『毎日新聞』)

旧陸軍施設「振武寮」跡地の前で話す西南学院大の伊藤慎二教授=福岡市中央区で2020年12月2日午後1時33分、矢頭智剛撮影 太平洋戦争末期、機体トラブルなどで帰ってきた特攻隊員を次の出撃まで収容した旧陸軍施設「振武(しんぶ)寮」(福岡市中央区薬院)跡地でマンション建設が進んでいる。振武寮を巡っては戦後、元隊員らが「収容中は生還したことを上官に激しく非難され、暴行されることもあった」と証言している。日本が無謀...

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(論)核禁条約発効へに関する論説(2020年10月26・27・28・29・30・11月24日)

核廃絶決議後退 「橋渡し」は口先だけか(2020年11月24日配信『北海道新聞』-「社説」) 日本政府の提出した核兵器廃絶決議が今月、国連の委員会で採択された。今回で27年連続である。 ただ、賛成は昨年より9カ国減って139カ国だ。賛成は年々減り、棄権や反対が増えている。 決議が、核兵器の保有や使用を全面禁止する核兵器禁止条約に全く触れていないためだ。条約は来年1月の発効が決まったばかりである。条...

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「被爆者の思い受け継ぐ」 75年節目で若者が平和イベント―広島(2020年11月23日配信『時事通信』)

平和宣言を読み上げる中村園実さん=23日午後、広島市中区の平和記念公園 広島市中区の平和記念公園で23日、被爆75年を機に若者主体の新たな平和イベントが開かれた。被爆者や多くの市民らが集まり、日没後の静粛な雰囲気の中、平和への願いを新たにした。 市が公募した広島出身の中高生、大学生ら計16人が企画・運営を担った。イベントでは、被爆者と若者がペンライトの光をリレーする形で、平和な未来を受け継ぐ思いを...

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指先を目にして(2020年11月20日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 家族、親類の笑顔に囲まれて安里要江(としえ)さんが幸せそうな表情を浮かべる。告別式会場に著書などとともに多くの写真が展示されていた。安里さんの過酷な沖縄戦体験は映画「GAMA 月桃の花」のモデルになった▼99歳で亡くなる1年前まで体験を語り続けた。沖縄戦と戦後の収容所生活で夫や子どもたちを失った。糸満市の轟(とどろき)の壕(ごう)で日本兵が「子どもを泣かすな」と銃剣を突きつけた。生後9カ月の長女、和子ちゃ...

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「黒い雨」控訴審始まる 国側は一審判決取り消し、原告側は控訴棄却訴え 広島高裁(2020年11月18日配信『中国新聞』)

 原爆投下後に放射性物質を含む「黒い雨」に国の援護対象区域外で遭い、健康被害を訴える広島県内の男女84人(うち12人は死亡)が被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の控訴審の第1回口頭弁論が18日、広島高裁であった。被告の広島市と県、国側は「原告が被爆者である科学的知見は存在しない」と強調。原告全員に手帳を交付するよう命じた一審広島地裁判決の取り消しを求めた。原告側は、被告の控訴を棄却するよう訴えた。 被告側...

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[安里要江さん死去]「語り部」の使命貫いた(2020年11月16日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

 沖縄戦の語り部として約40年にわたり戦争の悲惨さを訴えてきた安里要江さんが亡くなった。99歳。昨年5月に活動に終止符を打つまで自身の過酷な体験と平和の尊さを語り続けてきた。 安里さんは中城村(現・北中城村)喜舎場出身。沖縄戦当時24歳で、10・10空襲の直前に生まれた乳飲み子の娘と、幼い息子を抱える2児の母だった。 戦況が悪化する中、子どもたちと病身の夫、高齢の親族らと共に戦場をさまよった。米軍...

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核保有国は禁止条約参加を(2020年11月11日配信『しんぶん赤旗』)

世界の科学者呼びかけ 核兵器保有国の米英仏ロなど世界の科学者35人が9日、オンライン記者会見を行い、核兵器保有国の指導者に核兵器禁止条約への参加を求める世界科学者アピールを発表しました。9日、オンライン記者会見でアピールを発表した世界の科学者(画像一部加工) アピールは「気候と核の大惨事」が「人類を脅かす二つの危険」だとし、特に核兵器の大惨事は誤報や事故で突発的に起こり得ると警告。米国、ロシア、中...

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ジャパネット創業者・髙田明氏「核兵器禁止条約の批准を」(2020年11月9日『日刊ゲンダイ』)

ジャパネットたかた創業者の高田明氏(提供 A snd Live) 日本有数の通販会社を一代で築きあげた。退任後はサッカークラブのV・ファーレン長崎(J2)を再建。長崎出身ということで平和への思いも強く、来年の発効が決まった国連の核兵器禁止条約に強い関心を寄せる。9月の核兵器廃絶のシンポジウムでの発言は話題を呼んだ。経営者の視点から見える日本や世界の課題とは何か。 ◇  ◇  ◇ ――現在のお仕事は。 ジャパネット...

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平和教育50年、模索する長崎(2020年11月8日配信『47ニュース』)

弾圧の過去乗り越え「対話」重視に 長崎市の小中学校で戦争や原爆について教える平和教育は、1970年に始まった。市教育委員会は当初「偏向だ」として弾圧したが、教師らの粘り強い取り組みで、徐々に定着してきた歴史がある。被爆者の高齢化が進む中で50年の節目を迎えた今年、教育現場は新型コロナウイルスの影響で語り部が不在となり「被爆者なき時代」の疑似体験を強いられた。二度と惨禍を繰り返さないために何を伝え、...

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菅首相、核禁会議の被爆地開催を否定(2020年11月6日配信『西日本新聞』)

 菅義偉首相は5日の参院予算委員会で、来年1月に発効する核兵器禁止条約の締約国会議を被爆地の広島、長崎で開催する提案について「(日本は)締約国ではないので不適切だ」と述べ、否定的な見解を示した。広島、長崎に誘致を望む声があり、公明党も政府に提案していた。 首相はこの日の答弁で、核禁止条約を批准しない考えを改めて示した上で「立場の異なる国々の橋渡しに努め、核軍縮に向けた国際的な議論に積極的に貢献したい...

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「異端の被爆者」逝く(2020年11月1日配信『中国新聞』-「天風録」)

 講演の謝礼に新米1俵を頂いたことがある。60キロをマイカーから一人で下ろして一汗かいた。それが120キロのエメンタールチーズを裏返すとなると▲児玉光雄さんは牧場経営を志した若き日にスイスで研修中、このチーズのカビを拭う仕事を任された。力が要るから無理するなと農場主は気遣うが、まさか、あの原子野を生き延びた男とは思うまい。複数のがんを患いながら自らの染色体の写真をさらして証言し、88歳で旅立つ▲「酒...

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長崎原爆遺跡守った語り部の遺品見つかる 被爆者台帳、爆心地復元地図下書きも(2020年10月31日配信『毎日新聞』)

内田さんが作った長崎市松山町の復元地図の下書き=長崎市目覚町の長崎の証言の会で2020年9月18日午後2時半、今野悠貴撮影 「長崎原爆遺跡」として国史跡に指定された旧城山国民学校(現・長崎市立城山小)の校舎保存に尽力したことで知られ、今年4月に90歳で亡くなった長崎市の内田伯(つかさ)さん方から、被爆当時の記憶を伝える100点超の遺品が見つかった。生き残った者の責務として戦禍の記録を残すことに生涯をかけた内田さ...

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空襲被害者補償、議連が法案要綱決定 特別給付金手続きの詳細など盛り込む(2020年10月27日配信『毎日新聞』)

民間人空襲被害者らへの補償問題について「戦後に残された大きな問題」などと話す元官房長官の河村建夫・空襲議連会長=東京・永田町の衆議院第2議員会館で2020年10月27日、栗原俊雄撮影 第二次世界大戦の空襲などで被害を受けた民間人らへの補償問題解決を目指す超党派の「空襲議連」(会長=河村建夫元官房長官)が27日、国会内で総会を開いた。特別給付金の認定方法や申請手続きなど事務手続きの詳細を新たに盛り込んだ法案要...

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批准しない政府に強い憤り 核兵器禁止条約発効 日本被団協など会見(2020年10月26日配信『毎日新聞』)

毎日新聞2020年10月26日 20時40分(最終更新 10月26日 20時40分)核兵器禁止条約の発効が決まり、記者会見で日本政府の対応を批判する日本原水爆被害者団体協議会の木戸季市事務局長(右)ら=東京都千代田区で2020年10月26日午後3時51分、喜屋武真之介撮影 「何も考えていないということだ」「私たちは早い廃絶を望んでいる。核兵器のない世界を作る道筋だけでも被爆者が生きているうちに見たい」。東京都内で26日に記者会見した広...

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「このままでは核兵器はなくならない」 ジャパネット創業者が「伝える」核廃絶と平和(2020年10月26日配信『毎日新聞』)

インタビューに答える高田明さん=東京都港区で2018年8月24日、武市公孝撮影 史上初めて核兵器を違法と定めた核兵器禁止条約(2017年採択)を批准した国・地域が50に達し、来年1月に発効することになった。しかしながら、核兵器保有国や日本をはじめとした核の傘の下にある国は賛同しておらず、発効しても実効性を担保できるかが課題となっている。そんな中、意外な人が「このままでは、核兵器を本当になくすことはできない」と問...

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核兵器禁止条約が発効へ 批准数「50」に到達、不参加日本の姿勢問われる(2020年10月25日配信『東京新聞』)

核兵器禁止条約の批准50カ国・地域到達を祝う集会に集まった人たち。後方は原爆ドーム=25日午後、広島市で 国連は24日(日本時間25日)、核兵器の保有や使用を全面的に禁じる核兵器禁止条約が、発効に必要な50カ国・地域の批准に達したと発表した。90日後の来年1月22日、史上初めて核兵器を非人道的で違法とする国際条約が発効する。不参加の日本は唯一の戦争被爆国として核廃絶に向けた姿勢を厳しく問われそうだ...

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核兵器禁止条約発効へ 核保有国との橋渡しで日本に期待の声(2020年10月25日配信『NHKニュース』)

 核兵器の開発、保有、使用を禁じる核兵器禁止条約が来年1月に発効することになり、核保有国と条約を支持する国々との溝が浮き彫りになる中、唯一の戦争被爆国として核兵器廃絶を訴えてきた日本に橋渡しの役割を期待する声が上がっています。 核兵器禁止条約は核兵器を違法として開発、保有、使用を禁じた初めての条約で、24日、50の国と地域の批准という発効の要件を満たし、来年1月22日に発効することになりました。 これに対...

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核兵器禁止条約 来年1月に発効へ 批准した国と地域が50に(2020年10月25日配信『NHKニュース』)

 核兵器の開発、保有、使用を禁じる核兵器禁止条約を批准した国と地域が発効の要件となる50に達し、条約は来年1月に発効することになりました。推進国は核兵器廃絶に向けた圧力としたい考えですが、核保有国は参加しておらず、今後、実効性をどう確保していくかが課題となります。 核兵器禁止条約は、核兵器の使用が武力紛争の際に適用される国際法に反するとして、その開発、保有、使用などを禁じる条約で3年前の2017年7月、国...

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核兵器禁止条約、21年1月に発効へ 50カ国の批准達成(2020年10月125配信『日本経済新聞』)

核兵器の保有や使用を全面的に禁止する核兵器禁止条約が発効する(9月、ニューヨークの国連本部) 核兵器の保有や使用を全面的に禁じる核兵器禁止条約(TPNW)が2021年1月に発効する。発効の条件となる50カ国が批准したことが24日明らかになった。核軍縮の機運に弾みをつけるねらいだが、米英仏中ロといった核兵器保有国は参加せず、実効性に課題は残る。 17年に条約採択への功績でノーベル平和賞を受賞した非政府組織「核兵器廃...

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硫黄島で日米が合同慰霊式 「戦争は凶器と語り継ぐ」(2020年10月24日配信『共同通信』)

硫黄島で開かれた日米合同の慰霊式=24日、東京都小笠原村(代表撮影)© KYODONEWS 硫黄島で開かれた日米合同の慰霊式=24日、東京都小笠原村(代表撮影) 太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)で24日、日米合同の慰霊式が開かれた。21回目。コロナ感染予防のため規模を大幅に縮小して行われた。日本側の遺族でつくる硫黄島協会の寺本鉄朗会長は戦後75年が経過したことに触れ「悲惨な戦いを二度と繰り返さぬよう、戦...

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キンコンカン(2020年10月23日配信『高知新聞』-「小社会」)

 戦後大ヒットしたラジオドラマ「鐘の鳴る丘」は、3年余りの間に800回近く放送された。脚本を手掛けた菊田一夫は戦時中、戦意を高揚させる劇をいくつか書いている。  戦争で親や家を失った孤児と復員兵が希望や夢を信じて一緒に暮らす―。「鐘の鳴る丘」は、国民を戦争に駆り立ててしまったと感じた菊田の贖罪(しょくざい)の思いが込められているとの見方がある。♪鐘が鳴ります キンコンカン メイメイ子ヤギもないてます...

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焦土のカップル「わしじゃ…」90歳名乗り(2020年10月21日配信『47NEWS』)

被爆翌年撮影、74年越し自身が写った写真を手にする川上清さん=9月、広島市南区 「これ、わしじゃないの」 ことし夏、知人から教えられ出版間もない写真集を見ていた広島市南区の川上清さん(90)は、一枚の白黒写真に思わず声を上げた。 夏の日、屋上のひしゃげたフェンスの間から一組の若いカップルが建物もまばらの焼け野原の街を眺めている。原爆投下翌年に、広島市中心部のデパート屋上から撮られた写真。カップルは...

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「友よ安らかに」 空襲で犠牲の女学生 佐賀の高校生が27年ぶりの追悼式(2020年10月16日配信『毎日新聞』)

慰霊碑に手を添える川崎花笑さん(手前)と追悼式の開催を応援する生徒=佐賀県鹿島市で2020年9月30日午後1時3分、竹林静撮影 太平洋戦争中、学徒動員先で空襲の犠牲になった佐賀県立鹿島高等女学校(鹿島市、現・鹿島高)の学生たちを追悼する式典が24日、鹿島高で開かれる。学校に残る資料で当時のことを知った鹿島高2年の川崎花笑(はなえ)さん(16)らが戦争の記憶を継承しようと企画した。「亡くなった学生やその家族、同級...

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【戦後75年】 特攻同然に変更「突っ込みます」 サイパンに散った兄17歳(2020年10月14日配信『産経新聞』)

 太平洋戦争末期、銃撃隊から急遽、特別攻撃に加わって、17歳で亡くなった少年がいた。「海軍第1御楯(みたて)特別攻撃隊」の高橋輝美飛行兵長。本土に対する爆撃を阻止しようと、B29の発進基地サイパン島を攻撃、未帰還となった。「戦闘機乗りとして、お国のため、家族を守るためにもっと活躍したかったはず」と、残された妹が、戦後75年が経った今もなお、輝美さんの死を悼み、慰霊を続けている。  (高橋義春) サ...

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若鷲の歌(2020年10月13日配信『宮崎日日新聞』-「くろしお」)

茨城県稲敷郡阿見町にある予科練平和記念館 戦争中の予科練をテーマにした「若鷲(わし)の歌」という軍歌がある。朝ドラ「エール」で作曲の経緯が描かれ、5年前に見学した茨城県阿見町の予科練平和記念館を思い出した。予科練は海軍飛行予科練習生の略だ。 個人的な回顧になるが父が予科練(鹿児島)だった。筆者が子どもの頃、車のカセットで軍歌ばかり流していたから「若鷲の歌」も4番まで覚えた。父は買った従軍記を読むの...

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「戦後75年 伝えたい10代の記憶」 戦時下の若者の悲惨な体験を訴え(2020年10月12日配信『テレビ愛媛』)

戦後75年の今年、10代の多感な時期に戦時下を生きた若者の体験を通し、戦争の悲惨さを考える企画展が西予市で開かれています。この企画展「戦後75年伝えたい10代の記憶」は、日中戦争から太平洋戦争にかけ当時10代だった4人の若者がつづった日記やアルバムなどを中心に、約200点の資料が展示されています。松山高等女学校に通っていた松澤和子さんの日誌には、戦時下で強制された勤労作業を「のがれざる運命」と表現...

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Author:gogotamu2019
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