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記事一覧

介護の危機(2020年7月26日配信『北海道新聞』-「卓上四季」)

 哲学者の岸見一郎さんは、認知症の父の介護を通して考えた。「親が過去を忘れるのは私的な世界へと待避するから。親を引き戻すのではなく、家族が親の世界へ入っていくしかない」と著書「老いた親を愛せますか?」に記した▼わが子を他人と思ったり、家にいるのに「帰る」と言ったり。別人のような親を介護する辛(つら)さは名状しがたい。じっと耐えている家族が全国にどれほどいることか。そこに、新型コロナの試練が加わった▼...

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介護給付金の支払い遅延 消費者庁が団体名公表し注意喚起 計8500万円(2020年6月11日配信『毎日新聞』)

毎日新聞が入手した一般社団法人「全国育児介護福祉協議会」のパンフレット=2020年6月10日 全国で約1万3000人の会員から掛け金を募り介護サービスを提供する一般社団法人「全国育児介護福祉協議会」(東京都新宿区、高田弘実代表理事)が会員への給付金の支払いを遅延しているとして、消費者庁は10日、消費者安全法に基づき団体名を公表して注意を呼びかけた。遅延額は2020年2月の調査時点で約8500万円に上り、現在も給付されて...

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高所得者の介護負担を引き上げへ 月額上限2~3倍に、厚労省(2019年10月5日配信『共同通信』)

 厚生労働省は5日、膨張する社会保障費抑制のため、主に65歳以上の高所得世帯を対象に、介護保険サービスを受ける際の自己負担の月額上限を引き上げる方針を固めた。 現在の月額上限は低収入の世帯を除くと4万4400円だが、年収約770万円以上の世帯は9万3千円、約1160万円以上は14万100円に増やす。政令改正し2021年度にも導入する。介護保険制度の維持が目的で、比較的余裕がある高齢者に相応の負担を...

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介護保険は給付と負担の双方に切り込め(2019年9月15日配信『日本経済新聞』―「社説」)

介護保険制度の見直しに向けた本格的な議論が、社会保障審議会の部会で始まった。高齢化がさらに進むなかで制度を維持するためには、給付と負担の見直しが必須だ。厳しい現実を直視し、痛みを伴う改革に踏み込むべきだ。介護サービスの利用は増え続けている介護保険は3年に1度、制度を見直している。今回の議論は2021年度からの実施に生かすためのものだ。介護保険の現状は厳しい。介護費用は19年度の予算ベースで11.7兆円に達した...

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介護保険見直し 2割負担は慎重な検討を(2019年9月11日配信『山陽新聞』ー「社説」) 

 3年に1度の介護保険制度の見直しに向けた議論が厚生労働省で始まった。年末までにまとめて、来年の通常国会に法改正案を提出し、2021年度から実施の見通しだ。 介護費用は高齢化で膨らんでいる。本年度は11・7兆円と、制度が始まった00年度の3倍になった。団塊の世代が全て75歳以上になる25年度は15・3兆円、40年度には25・8兆円と見込まれている。 利用者の自己負担を除く部分を賄う40歳以上の保険...

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介護保険見直し 自己負担増は慎重な議論を(2019年8月21日配信『熊本日日新聞』ー「社説」)

 介護保険制度の見直しに向けた議論が、厚生労働相の諮問機関である社会保障審議会の部会で近く本格化する。介護費用は今後も膨張し続けると見込まれており、サービス利用者の自己負担増が焦点となる。 参院選が終わった途端に痛みを伴う改革が動きだす印象である。社会保障の充実を目的にした消費税率10%への引き上げを10月に控えており、重ねての負担増に疑問を持つ当事者も少なくないことだろう。国には、介護保険財政の...

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Author:gogotamu2019
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