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(論)児童虐待((2020年10月28日・11月4・21・22・28・12月1・3・4・7・9・12・19・30日・2021年2月14・25・3月2日)

子供の前で夫婦げんかはするな(2021年3月2日配信『産経新聞』-「産経抄」) 子供の前で夫婦げんかはするな。昔から子育ての常識だった。小児精神科医の友田明美さんによれば、夫婦間のいさかいを頻繁に目にした子供の脳は、深刻なダメージを受けることがわかっている。児童虐待防止法では、児童虐待の定義の中に「児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力」も含めている(『子どもの脳を傷つける親たち』NHK出版...

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群馬県、児童虐待で条例素案、議会に提示 犯罪被害者等支援条例も 来年4月施行へ(2020年12月7日配信『産経新聞』)

 群馬県は7日、社会問題化している児童虐待に対応するため、「虐待から子どもの生命と権利を県民全体で守る条例(仮称)」の素案をまとめ、県議会に提示した。来年4月1日の施行を目指す。県独自に、親権などの乱用禁止や、24時間以内に被害者の安全を確認する迅速対応などを規定した。 素案は、虐待から子供の生命を守り権利を擁護することについて、基本理念や施策の基本事項を定めた。 独自規定としては、保護者が親権な...

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児童虐待~連鎖の軛 第3部(1) 心の傷 暗闇の日々 幼少期の暴力、母も被害者だった(2020年11月27日配信『産経新聞』)

連鎖の軛(くびき) 「10分間やるから漢字を覚えろ」。父はそう言って隣に腰を下ろし、必死で字を書き写す小学生の私の手元を見つめた。「また殴られる」。耳元で感じる父の息遣い。ちょっとした動きにも恐怖が膨らみ、気持ちは乱れた。「さあテストだ」。恐る恐る書いた字は間違っていた。 「お前はばかだ。ばかな子だ」。父が何度も振り下ろした金属製のハンガーは太ももに食い込み、みみずばれが浮かんだ。私はおえつを漏ら...

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児相の児童虐待対応、最多19万3千件 防止法施行20年で17倍に(2020年11月18日配信『産経新聞』)

警察官の臨場のもと、臨検・捜索にあたる児童相談所職員=大津市 全国の児童相談所(児相)が令和元年度に対応した児童虐待の件数は19万3780件(速報値)で、前年度より3万3942件(21・2%)増え、過去最多を更新したことが18日、厚生労働省のまとめで分かった。児相への通告義務などを規定した児童虐待防止法の施行から今月20日で20年。平成11年度(1万1631件)からの20年間で、対応件数は約17倍...

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2歳虐待死判決 命を救う連携を深めよ(2020年10月17日配信『北海道新聞』-「社説」)

 札幌市中央区で昨年6月に池田詩梨(ことり)ちゃん=当時(2)=が死亡した事件で、札幌地裁はきのう、母親の交際相手だった藤原一弥被告(25)に対し、懲役13年の判決を言い渡した。 判決は、藤原被告による暴行と詩梨ちゃんの死亡との間に直接の因果関係を認めなかったものの、傷害と保護責任者遺棄致死の二つの罪を適用し、虐待事件としては重い量刑を下した。 全身にけがを負った詩梨ちゃんは食事をほとんど与えられ...

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[児童虐待防止法20年] 改正重ねても なお課題(2020年9月29日配信『沖縄タイムス』-「社説」)

2020年9月29日 07:01 児童虐待防止法の施行から今年で20年となる。 それまで「家庭内のこと」とされてきた問題への関心を高め、「虐待は許さない」という意識を広げるきっかけとなった法律である。一方で幼い命が奪われる悲惨な事件はなくならず、「児童の権利利益の擁護」という目的の達成は道半ばだ。 児童虐待防止法が施行される前年の1999年度、全国の児童相談所に寄せられた虐待件数が1万件を超えたと、大きく報じ...

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「おかあさんだいすき」折り紙も…高松の死亡姉妹、母が3夜連続放置・飲酒か(2020年9月25日配信『読売新聞』)

 高松市内で女児2人が乗用車に約15時間放置されて死亡した事件で、香川県警に保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の無職竹内麻理亜まりあ容疑者(26)(高松市)が、事件当日を含め3夜連続で2人を車内に残し、飲酒していたとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。県警は放置が常態化していたとみている。遺棄致死 母を起訴 高松地検は24日、竹内容疑者を保護責任者遺棄致死罪で起訴した。 起訴状による...

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異変気づいていたのに…「何かできたのでは」自問する近隣住民 市原乳児衰弱死(2020年9月19日配信『東京新聞』)

小西紗花ちゃんや理紗被告らの家族が住んでいたアパートの玄関 千葉県市原市で1月、生後10カ月の小西紗花(すずか)ちゃんが衰弱死した事件で、千葉地検は18日、保護責任者遺棄致死罪で、母親の無職小西理紗容疑者(23)を起訴した。母親が健康状態に不安を抱え虐待リスクが高いとして、事件前から周囲も異変に気付いていたが、悲劇を防げなかった。◆ゴミ山積み、紗花ちゃん見たことなかった 理紗被告は事件前、アパート...

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全てがいたたまれない(2020年9月12日配信『愛媛新聞』-「地軸」)

 言葉もまだ自由に使えない幼子。病で昏睡(こんすい)状態になり、笑ったと見えた瞬間、息が絶える。「笑ふより外はえ知らぬをさな子のあな笑ふぞよ死なんとしつつ」▲次女を失った窪田空穂の歌に、歌人の永田和宏さんは「親としてこれほど切ない場面もない」。子の死を詠んだ歌には、解説的文章を付けることがためらわれるような「厳粛な悲しみ」があるとも▲「ママ、ママ」と呼んでいたろうか、姉が妹の世話をしていたのではない...

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子どもの笑顔(2020年8月2日配信『琉球新報』-「金口木舌」)

 那覇市泉崎の那覇バスターミナルから琉球新報社本社に徒歩で向かう途中、居酒屋の軒下に、長さ約6センチの透明ケースに入った赤ちゃんの写真が置かれていた。店に聞くと1カ月前からあるという▼拾った人は写真の主に気付いてほしいと置いたのだろう。赤ちゃんは満面の笑み。大切な存在であることが伝わる。7月31日付の記事で伝えた後、本紙が保管している。一方、子の命が奪われる事件は後を絶たない▼7月上旬には東京都大田区...

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児童虐待~連鎖の軛(2020年7月31日配信『産経新聞』)

児童虐待~連鎖の軛(1)子供の幸せどう守る 児相にのしかかる負担 「お母さんに怒られ、ものを投げつけられた。家に帰りたくない」 5月上旬、西日本の地方都市。顔にあざができた中学1年の少年は、声をかけてきた警察官にぽつりと話した。 少年は直前に家を飛び出し、家族から行方不明届が出されていた。通常であれば家族に連絡し引き取ってもらう。だが、少年の話を重くみた警察は地域を管轄する児童相談所(児相)に通告...

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「申し訳ありません」女児の反省の手紙にも無表情貫く被告 号泣映像に休廷指示 野田虐待死公判(2020年2月22日配信『毎日新聞』)

初公判に出廷した栗原勇一郎被告=イラスト・勝山展年 父勇一郎被告(42)は上下黒のスーツ姿で出廷した。裁判長から起訴内容の認否を求められると「一つ申し上げてもいいですか」と告げて用意した手元の紙に視線を落とす。「娘にしたことは決して許されることではない」などと顔をくしゃくしゃにしながら謝罪を口にした。 その後、傷害致死罪の認否では準備していた内容を淡々と読み上げ、具体的な暴力行為を一つ一つ否定してい...

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[児童虐待最多] 専門人材の確保を急げ(2020年2月19日配信『南日本新聞』-「社説」)

 全国の警察が昨年1年間に摘発した児童虐待事件は過去最多に上ったことが、警察庁のまとめた2019年犯罪情勢(暫定値)で分かった。虐待と密接な関係にあるとされるドメスティックバイオレンス(DV)の相談、検挙件数も最多を更新した。 「平成の刑事政策」を特集した法務省の19年版「犯罪白書」でも、多くの犯罪が減少傾向にある中で、児童虐待とDVの検挙が増えていると報告されている。 虐待を早期発見、防止するた...

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「乳幼児揺さぶられ症候群」相次ぐ無罪判決にセミナー開催(2020年2月15日配信『NHKニュース』)

赤ちゃんが激しく揺さぶられて脳に大けがを負ったとして親などが虐待を疑われた事件で、無罪判決が相次いでいることから、14日、この問題について考えるセミナーが開かれ、講演した弁護士が「虐待かどうかを見抜くには、医師の意見だけに頼らず、関係者や現場の状況も検討することが大切だ」と指摘しました。赤ちゃんが激しく揺さぶられて脳にけがを負う「乳幼児揺さぶられ症候群」を虐待の証拠にして親などが罪に問われた裁判では...

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児童虐待/通告生かし被害食い止めよ(2020年2月13日配信『福島民友新聞』-「社説」)

 2019年に児童虐待を受けた疑いがあるとして、県警が児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子どもは前年比311人増の1144人(暫定値)、摘発件数は同14件増の30件でいずれも過去最多となった。全国の通告、摘発も過去最多となっている。 県警は通告の増加は、児童虐待への関心の高まりにより、近隣住民からの通報が増えていることが要因の一つと分析している。また、どちらかの親が子どもの前で配偶者に暴力を振るうなどする「...

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箕面の4歳虐待死事件、母親に懲役13年求刑 大阪地裁(2020年2月4日配信『朝日新聞』)

 2017年のクリスマスイブに、大阪府箕面市の集合住宅で当時4歳の長男に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた母親の筒井麻衣被告(28)に対する裁判員裁判の公判が4日、大阪地裁(大寄淳(おおよりじゅん)裁判長)であった。検察側は懲役13年を求刑し、弁護側は改めて無罪を求めた。判決は12日の予定。 検察側は論告で、筒井被告が17年12月中旬から、当時の交際相手の松本匠吾受刑者(26)=同罪などで懲役1...

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救えたはずの命(2020年1月30日配信『しんぶん赤旗」ー「潮流」)

 千葉県野田市で小学生の女児が虐待によって死亡し、父親らが逮捕された事件から1年がたちました。このほど専門家による検証報告書がまとまりました。市や学校、教育委員会、児童相談所など関係機関に多くの問題があったことを指摘しています▼女児は学校のアンケートに「お父さんにぼう力を受けています」と書いていました。しかし、「周りのおとながその声に応えなかったせいで、その後、二度と訴えることをしなくなってしまっ...

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小4女児虐待死 児童相談所 所長ら2人に文書訓告の処分 千葉(2020年1月27配信『NHKニュース』)

1年前、千葉県野田市で小学4年生の女の子が虐待を受けた末に死亡した事件で、千葉県は担当していた児童相談所の前の所長と、現在の所長の2人に対し「適切な対応を取らなかった」などとして、文書訓告の処分を行いました。文書訓告の処分を受けたのは、千葉県の柏児童相談所のいずれも57歳の前の所長と、現在の所長の2人です。去年1月、千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡した事件では、女の子が父親からの虐待を訴え、児...

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子供の死因究明 事故の再発防止に生かしたい(2020年1月27日配信『読売新聞』-「社説」)

 不慮の事故や虐待などで、多くの子供が命を落としている。経緯や原因をきちんと究明し、再発を防がねばならない。 厚生労働省が、18歳未満の子供の全死亡事例を収集し、検証する「チャイルド・デス・レビュー(CDR)」を導入する。4月から五つの自治体でモデル事業を試行し、2022年度から全国に広げる方針だ。 都道府県や医師会が管内の医療機関などから情報を提供してもらい、有識者による検証委員会で分析すること...

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黒と青(2020年1月25日配信『北海道新聞』-「卓上四季」)

「はじめて夫に殴られたのは十九歳のときだった」で始まるアナ・クィンドレンの小説「黒と青」。ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者心理を繊細に描き、2001年、DV防止法成立後の日本に紹介された▼絶え間ない叱責(しっせき)や暴力に感情も思考も奪われ、孤立した主人公。家庭内の「秘密」に表情をなくしたわが子を見て、支援組織を頼り、別人として生きる決意をする▼「なぜ逃げないの」。DV被害者はそう責められ...

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児童虐待事案 6人所在不明 児相が在宅指導 厚労省安全確認(2019年12月12日配信『共同通信』)

 厚生労働省は12日、全国の児童相談所で在宅指導している虐待事案の安全確認をした結果、対象とした18歳未満の3万4451人のうち、6人が所在不明になっていると明らかにした。海外に転居している可能性などがあるとして、警察に行方不明届を提出するとともに、児相へ調査照会を実施している。 厚労省は、全国で児童虐待事件が相次いでいることを受け、6月1日時点の事案を確認していた。在宅指導事案の安全確認は2月時...

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16年度の児童虐待重大事件2件 危機感の共有されず 関係機関の連携不足(2019年10月25日配信『東京新聞』)

 都は2016年度に都内で起きた重大な児童虐待事件のうち、都や区市町村の機関が相談などで関わった2件を検証し、改善策をまとめた報告書を公表した。関係機関の連携不足や、リスク認識の不十分さが子どもの死亡につながったと指摘。情報共有や支援対象の状況評価で改善点を挙げた。  報告書は、社会的に影響の大きい事件の検証など、都として他の作業を優先することなどがあり、年度によって発表時期にばらつきがある。今回...

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子どもの聴取、注意点は?虐待の早期発見へ、大津で合同研修会(2019年9月27日配信『京都新聞』)

万引きを目撃した子どもから事情を聞く演習に取り組む参加者(大津市打出浜・滋賀県警本部) 児童虐待の早期発見や防止のため、子どもからの聞き取り技能を向上させる研修会が26日、大津市打出浜の滋賀県警本部で開かれた。県警と児童相談所、大津地検の36人が参加し、子ども特有の認知能力などを学び、面接の演習にも取り組んだ。 4年前に児相と警察、検察が合同で虐待を受けた子どもに事情を聞く「協同面接」が始まるなど...

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4歳男児虐待か 母親の交際相手の男逮捕 今年初めにも保護 福岡県警(2019年9月18日配信『毎日新聞』)

 福岡市で交際相手の長男(4)を殴るなどし、全治2週間のけがをさせたとして、福岡県警西署は18日、住所不定、無職、山下翔也容疑者(21)を傷害と暴行の容疑で逮捕した。男児は全身に複数のあざがあり、日常的に虐待があった可能性もあるとみて調べている。 逮捕容疑は8月28日午前0~1時ごろ、同市西区の交際相手の自宅マンションで、男児の腹に殴る蹴るの暴行を加えて皮下出血のけがをさせたうえ、共用廊下で突き飛ばすなどし...

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児相職員にタブレット 児童虐待 上司判断早め、対応迅速化(2019年9月1日配信『東京新聞』-「群馬版」)

 群馬県は10日、社会問題化している児童虐待に迅速に対応するため、児童相談所の職員が現場の家庭から子どものあざなどを撮影して相談所へ送信するタブレット端末を11月にも導入する方針を明らかにした。上司が画像を確認し、一時保護などの判断を下すために役立てる。相談所が虐待対応にタブレットを導入するのは、北関東(群馬、栃木、茨城県)では初めてという。  相談所では現在、現場の家庭に持ち込める業務用のスマー...

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4歳女児死亡 厚労省が児相など聞き取り 情報共有に問題は(2019年9月4日配信『NHKニュース』)

 鹿児島県出水市で4歳の女の子が死亡し、母親の交際相手の男が暴行の疑いで逮捕された事件で、厚生労働省は、県の児童相談所と市など関係機関との情報共有に問題がなかったかなどを調べるため、聞き取りを始めました。出水市明神町の建設作業員、日渡駿容疑者(21)は先月27日、同居する交際相手の子どもの大塚璃愛來ちゃん(4)の頭を殴った として暴行の疑いで逮捕され、璃愛來ちゃんはその翌日、「風呂で溺れた」として病院...

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「おねがい ゆるして」虐待死 女児のノート 法廷で読み上げ(2019年9月4日配信『NHKニュース』)

 去年、東京 目黒区で、5歳の女の子に十分な食事を与えず死亡させた罪に問われている母親の裁判で、女の子が書き残したノートなどが法廷で示されました。「おねがい ゆるしてください」と両親に許しを請う内容や「パパにべらんだでたたされた」などと虐待をうかがわせる内容も書かれていました。 東京 目黒区の無職、船戸優里被告(27)は去年3月、夫の雄大被告(34)とともに娘の結愛ちゃん(当時5)に十分な食事を与えず死...

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救急隊「女児の腕、骨と皮」 目黒虐待死 母、起訴内容認める(2019年9月4日配信『東京新聞』)

東京都目黒区で昨年3月、両親に虐待された船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)の裁判員裁判の初公判が3日、東京地裁(守下実裁判長)であり、優里被告は起訴内容を大筋で認めた。 証人尋問では搬送した救急隊員が、結愛ちゃんの様子について「腕は骨と皮しかないくらい細く、目の下が腫れていた」と証言し、「優里被告はぼうぜんとしていた...

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鹿児島女児死亡 虐待発見の機会逃すな(2019年9月4日配信『北海道新聞』ー「社説」)

 鹿児島県出水市で4歳女児が死亡し、母親の交際相手で同居の男が暴行容疑で逮捕された。 男は女児を病院に運び、「風呂で溺れた」と説明したが、頭や体には複数の傷があった。 暴行はしつけだったという供述をしているという。日常的な虐待が疑われ、怒りを禁じ得ない。 母子は4月、県中央児童相談所に育児放棄(ネグレクト)と認定され、継続指導の対象だった。 7月に同県薩摩川内市から転居後、出水市は、医療機関の虐待...

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目黒女児虐待死事件 初公判 母親「夫の報復怖かった」(2019年9月3日配信『NHKニュース』)

 去年3月、東京 目黒区で5歳の女の子に十分な食事を与えず死亡させたとして両親が保護責任者遺棄致死の罪に問われている事件で、母親に対する初公判が開かれ、母親は起訴された内容をおおむね認めました。 東京 目黒区の無職、船戸優里被告(27)は去年3月、夫の雄大被告(34)とともに当時5歳だった娘の結愛ちゃんに十分な食事を与えず、病院にも連れて行かずに死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。...

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5歳女児遺棄致死事件、母親が起訴内容認める(2019年9月3日配信『共同通信』)

 東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(当時5)が両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親優里被告(27)は3日、東京地裁(守下実裁判長)の裁判員裁判初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。 弁護人は、同罪と結愛ちゃんへの傷害罪などに問われた父親雄大被告(34)の「強固な心理的な支配下にあった」と述べた。 親による子どもへの体罰禁止や児童相談所の体制強化など法改正...

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鹿児島女児死亡 児相の対応に疑問が募る(2019年9月3日配信『西日本新聞』ー「社説」)

 また小さな命が失われた。児童相談所の対応に、過去にも繰り返された問題がうかがえる。踏み込んだ検証が必要だ。 鹿児島県出水市に住む4歳女児が死亡し、同居していた男が暴行容疑で逮捕された。女児は男から頭部を殴られ、その後に風呂で溺死したとされる。女児は虐待を受けていた疑いもある。県警は速やかな事件の全容解明に力を尽くしてほしい。 男は母親の交際相手という。母娘が同県薩摩川内市に住んでいた今年3月中旬、...

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目黒女児虐待死の母親 3日初公判(2019年9月1日配信『東京新聞』)

船戸優里被告 東京都目黒区で2018年3月、両親に虐待された船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死の罪で起訴された母親の優里(ゆり)被告(27)の裁判員裁判の初公判が9月3日、東京地裁で開かれる。虐待の実態について法廷で何を語るか注目される。 起訴状によると、優里被告と夫の雄大被告(34)は、2018年1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えず、2月下旬ごろ...

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4歳女児溺死 暴行容疑で母の交際相手を逮捕 以前から虐待か(2019年8月31日配信『毎日新聞』-「鹿児島版」) 

 鹿児島県警は31日、同居する4歳の女児を殴ったとして同県出水市明神町、建設作業員、日渡(ひわたし)駿容疑者(21)を暴行容疑で逮捕した。女児は死亡しており、虐待の疑いもあるとみて経緯を調べている。 逮捕容疑は8月27日午後7時半~8時ごろ、自宅で大塚璃愛来(りあら)ちゃん(4)の頭部を拳で殴ったとしている。容疑を認めているという。 29日午前0時過ぎに、出水市内の病院から「風呂場で溺れたという女児が死亡した」...

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診察室の探偵(2019年8月29日配信『北海道新聞』ー「卓上四季」)

 名探偵ホームズは、姉の怪死と不審な出来事を語り終えた女性に言う。「話はそれで全部ではないでしょう」。驚く女性の袖をまくると手首に青黒い指の痕。「ずいぶん残酷に扱われているようだ」(「まだらの紐(ひも)」)▼観察がものをいうのは探偵に限らない。虐待の発見を後押ししようと、日本子ども虐待医学会は5年前、医療機関向けの啓発プログラム「BEAMS(ビームス)」を始めた▼虐待を小児期に見極めるべき重要な「疾...

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児童虐待「介入大国」から予防へ 米国の転換に何を学ぶ(2019年8月25日配信『朝日新聞』)

デボラ・デーロ教授タブレット型端末のアプリを活用した東京都足立区の家庭訪問 米国の児童虐待対策は、どのようにして「予防重視」に行き着いたのか。日本が参考にできることは。40年以上にわたって虐待対策の評価・研究や政策立案に関わってきた、シカゴ大のデボラ・デーロ教授に聞いた。 虐待対策には、魔法のような一つの特効薬など存在しません。それなのに、虐待死が報じられるたびに世間は胸を痛め、「リスクがあるなら...

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児童虐待、米国はどう防ぐ 親子を「包み込む」支援とは(2019年8月22日配信『朝日新聞』)

より効果的な家庭訪問の仕方についてコーチから指導を受ける、訪問員のメアリー・ジョイスさん(右)=米アトランタ次男オリバー君を育てるケイティ・ダラムさん(左)の自宅を訪れた「ファミリー・コネクト」の訪問スタッフ=米ノースカロライナ州ダラム「もし会議で、親子や親戚同士のけんかが始まったら、どう仲裁しますか?」。ラップアラウンドの研修会に参加した西日本の児童相談所の職員らは、調整役のスタッフ(左)に熱心...

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[児童虐待根絶] 懲戒権見直し どう判断(2019年8月16日配信『南日本新聞』ー「社説」)

 法相の諮問機関である法制審議会が、親権者が面倒を見たり、教育したりするのに必要な範囲で子どもを戒めることを認める民法の「懲戒権」見直しの議論を進めている。 親による虐待で命を奪われる事件が相次ぎ、懲戒権が「しつけ」に名を借りた虐待の言い訳にされているとの批判は絶えない。その背景の一つとして「戒め」の範囲のあいまいな点が挙げられよう。 審議会では懲戒権の削除や文言修正が検討されるとみられる。虐待根...

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体罰、暴言、虐待が子どもの脳を変形させる! 児童虐待が及ぼす深刻なダメー(2019年8月13日配信『ダ・ヴィンチ 』)

『虐待が脳を変える 脳科学者からのメッセージ』(友田明美、藤澤玲子/新曜社) 痛ましい児童虐待のニュースは、連日のように新聞やテレビで報道されている。最近になって児童虐待が増えているのか、それとも昔から多かったのが表面化するようになったものなのだろうか? かつては、大家族だったり、近所付き合いも濃密だったりしたため、悲惨な事態になる前に誰かが止めに入ったのかもしれない。 児童虐待が、いかに子どもの脳...

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<LINEアンケート>子どもへの体罰どう考え、どう防ぐ(2019年8月12日配信『朝日新聞』)

 こちら女性編集室は7月24~28日の5日間、親から子どもへの体罰に関するアンケートを無料通信アプリLINE(ライン)で実施し、110人の回答を得た。体罰をめぐる体験談や、体罰のない子育てに向けた提案の一部を、専門家の話などと合わせて紹介する。 ■改正法 8割が支持 アンケートは、親から子への「しつけ」名目での体罰を禁止した改正児童虐待防止法と改正児童福祉法が6月に国会で成立したのを受け、実施した。...

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児童虐待16万件/児相職員の「量と質」確保を(2019年8月12日配信『河北新報』ー「社説」)

 増え続ける児童虐待の相談や通告に対し、対応する児童相談所(児相)の体制が追いつかない。そんな実態が浮き彫りになった。 全国の児相が2018年度に対応した児童虐待件数は、過去最多の15万9850件を記録した。前年度より2万6000件余り多く、統計を始めた1990年度から28年連続の増加だ。 その要因は、児相と警察などの連携強化や住民の虐待に対する意識の高まりにより、通告自体が増えた影響が大きい。警...

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児童虐待(2019年8月8日配信『日本経済新聞』―「春秋」)

 民俗学の父、柳田国男は明治末から大正初期にかけ、法制局参事官の職にあった。当時、担当したのが改元などに伴う恩赦だ。 罪状により刑を一律に免除する大赦の事務処理は楽だった。しかし、情状や再犯の恐れなど個別に検討する特赦の判断は、骨が折れたという。▼面倒な仕事は新参者に。役所の慣例により若き日の柳田は膨大な記録を日々、読み込んだ。ある凶作の年に、こんな事件があった。炭焼きを生業とする男が、飢えたわが...

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「人をなかなか信用しない子」も「過剰になれなれしい子」も…親から虐待された子どもに表れがちな「愛着形成」の異常(2019年8月6日配信『読売新聞』ー「ヨミドクタ」)

本田秀夫「子どものココロ」 親から虐待を受けた子どもたちには、高い確率でこころの問題が生じます。幼児期から顕著になる場合も多いのですが、学童期から思春期にかけて問題が深刻になる場合もあります。成人して以降も、何らかのこころの問題が持続することは、しばしばあります。イラスト:高橋まや愛着の形成不全には二つのタイプ 乳幼児期の子どもが親から虐待を受けると、「愛着(アタッチメント)」という心理機能の形成...

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児童虐待に即応できる体制を(2019年8月5日配信『日本経済新聞』―「社説」)

 痛ましい事件をなくし、子どもの健やかな成長を支えていけるよう、対策を急がねばならない。 2018年度に全国の児童相談所が対応した虐待件数は、過去最多の15万9850件を記録した。前年度より2割も多い。虐待で死亡した子どもは17年度で65人いた。今年6月には札幌市で2歳女児が衰弱死している。 虐待を疑う通告があったら48時間以内に子どもの安全を確認する「48時間ルール」は、子どもを守る第一歩だ。だが厚生労働省のまとめ...

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児童虐待/早期発見で命と心を守れ(2019年8月5日配信『福島民友新聞』ー「社説」)

 虐待の芽を早期に摘む取り組みを強化し、子どもたちの命と心を守りたい。 県によると、県内4児童相談所が2018年度に対応した児童虐待は前年度から3割増え、1549件で過去最多を更新した。 相談経路は「警察など」が約6割で最も多く、「近隣・知人」が1割弱で前年度から倍増した。県は「近隣・知人」の通報が増えたのは、昨年から今年にかけて東京都目黒区や千葉県野田市で子どもが虐待により死亡する事件が相次いだ...

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児童虐待相談、過去最多を更新 最多は心理的虐待 厚労省

 厚生労働省は1日、2018年度に全国の児童相談所(児相)が対応した児童虐待の相談件数(速報値)が前年度比19.5%増の15万9850件で過去最多を更新したと公表した。心理的虐待で警察からの通告数が増えたことが要因とみられる。同省は「過去最多になったことは重く受け止め、6月の児童福祉法改正に伴う対策強化を着実に進めたい」としている。17年度に虐待死が判明した子どもの数は、前年度比12人減の65人(無理心中の13人含む)だ...

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児相の体制強化(2019年7月31日配信『宮崎日日新聞』ー「社説」)

◆人員・人材不足を解消せよ◆ 親権者が監護や教育に必要な範囲で子を戒めることを認める民法の「懲戒権」を巡り、法相の諮問機関・法制審議会が見直しの議論に入った。千葉県野田市で1月、小4女児が父親から暴行を受け衰弱死するなど児童虐待事件が相次ぎ、懲戒権が「しつけ」に名を借りた虐待の言い訳にされているという批判が絶えなかった。 規定の削除や文言の修正などが検討されるとみられる。また子どもに対する親の体罰を...

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親の懲戒権 残す理由が見いだせない(2019年7月30日配信『信濃毎日新聞』ー「社説」)

 しつけを名目にした虐待によって命を落とす子どもが絶えない。体罰や暴力の正当化に持ち出される余地がある規定を残しておく理由は見いだせない。 民法が定める「懲戒権」だ。親権の一つとして、親が子を懲らしめることを認めた規定である。先の国会で改正された児童虐待防止法に、子どもへの体罰の禁止が明記されたことを踏まえ、法制審議会で見直しの議論が始まった。 懲戒権は明治の民法で定められた。家父長制の下、親によ...

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児童虐待防止策 実効性ある条例の制定を(2019年7月29日配信『琉球新報』-「社説」)

 玉城デニー知事が県政の重要課題について有識者の意見を聞く「万国津梁(しんりょう)会議」で、児童虐待防止に関する初会合が開かれた。県は会議の提言を踏まえ、児童虐待防止に関する条例を来年3月までに制定する方針だ。ぜひ実効性のある条例を制定してほしい。 県によると、沖縄の児童虐待件数は2014年度以降、増加に転じ、16年度は過去最多の713件、17年度は691件となった。17年度の児童人口千人当たりの件数は...

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児相の体制強化 対策の幅さらに広げよ(2019年7月29日配信『茨城新聞』ー「論説」)

 親権者が監護や教育に必要な範囲で子を戒めることを認める民法の「懲戒権」を巡り、法相の諮問機関・法制審議会は29日から見直しの議論に入る。千葉県野田市で今年1月、小4女児が父親からの暴行で衰弱死するなど児童虐待事件が相次ぎ、懲戒権が「しつけ」に名を借りた虐待の言い訳にされているという批判が絶えなかった。 規定の削除や文言の修正などが検討されるとみられる。また子どもに対する親の体罰を禁じ、児童相談所の体...

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Author:gogotamu2019
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