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ノーベル賞受賞の本庶佑氏を騙る「ウイルスは中国で作られた」偽情報拡散(2020年4月29日配信『産経新聞』)

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インターネットで拡散した、本庶佑特別教授が語ったとされる虚偽情報

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PD-1阻害癌治療薬の特許について見解を述べる京都大学の本庶佑特別教授=10日午後、京都市左京区の京都大学芝蘭会館

 平成30年にノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大高等研究院の本庶佑(たすく)・特別教授が、「新型コロナウイルスは中国の研究所で人工的に作られた」などと発言したとする偽の情報がインターネット上で拡散していることが、分かった。本庶氏は京大のホームページ(HP)に「私と京都大学の名前が、偽の告発と誤った情報を拡散するために使用されていることに非常に驚いています」との声明を日本語と英語で発表している。

 偽の情報は、フェイスブックやツイッターなどの会員制交流サイトや、海外のウェブサイトなどを中心に英語など複数の言語で拡散。「日本のノーベル医学・生理学賞受賞者である本庶佑教授は、新型コロナウイルスは自然発生したものではないと発言し、センセーションを巻き起こした」と書き、本庶氏が「中国が製造したものだと100%自信をもって言える」と発言したと記述。「もし私が言ったことが誤りだと判明したら、政府は私のノーベル賞を取り下げることができる」との記載もある。

 本庶氏はこれまでに自身のHPで、「新型コロナウイルス緊急提言」としてPCR検査の数を増やすべきだとする考えなどを示してきたが、今回の偽の告発内容に該当する記載はない。

本庶氏は28日、京大のHPなどに「全員がこの共通の敵と戦うために協力すべき時に疾患の起源に関して根も葉もない主張がまかり通ることは、極めて危険で破滅的なことだ」と声明を発表した。

新型コロナウイルス感染症に関する本庶佑 高等研究院副院長・特別教授の声明文
2020年04月28日トピックス 大学の動き
 本庶佑 高等研究院副院長・特別教授の見解と称する最近の一部の海外報道が誤解を招くため、本学は本庶副院長・特別教授による声明文を下記のとおり掲載します。
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新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって、苦痛と経済的損失を受け、前例がないほど世界中が苦しんでいるさなかに、私と京都大学の名前が、偽の告発と誤った情報を拡散するために使用されていることに、私は非常に驚いています。

現在は、私たち全員が、とりわけ科学研究の最前線で全力を尽くしている人々が、この共通の敵と戦うために協力すべき時です。私たちは、友愛なる人々の生命を守るために努力し、一瞬たりとも遅れを取ることは許されません。私たちのあらゆる努力を、病気を治療し、悲しみが今以上に広がることを防ぎ、新たなる時代への計画を立案することに傾注しなくてはならないのです。そうした時であるにもかかわらず、このように当該疾患の起源に関して根も葉もない主張がまかり通ることは、極めて危険で破滅的なことです。

人類の幸福は、自然環境と調和して共生するという原理の上に立っています。本学は、このような人類全体の福祉のために力を尽くしています。私は、全身全霊をかけて本学の取り組みを支えることに、限りない喜びと誇りを感じています。私たち人類が達成しうる最高の目標に、目を向け続けていこうではありませんか。

2020年4月28日
本庶佑
京都大学高等研究院
副院長・特別教授





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Author:gogotamu2019
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