FC2ブログ

記事一覧

責任は棚上げ 気の緩みは内閣にある(2020年5月18日配信『日刊スポーツ』ー「政界地獄耳」)

★16日の会見でコロナ担当相・西村康稔は解除されていない8県に対して「あちこちで気の緩みがみられる。韓国やドイツのように第2波は来ると思わなければならない。突然、潜んでいたウイルスが発症することもある。大変心配している」「ここで気が緩むと新規感染者が増え、解除できなくなる」と懸念を示し、39県についても感染防止策の徹底を求めた。

★一見筋が通っているように聞こえるが、イベントや店の営業自粛を緩和するかどうか判断を各県知事に丸投げした。各業界にイイ顔しながら、再発の責任は逃れる姑息(こそく)な逃げ腰と感じる。そもそも第2波は必ずやって来るとみるべきで、それをどう小さく抑えるかの攻防ではないのか。また「気の緩み」とは何か。知事会はまだ解除は早いと懸念を表明していたが、西村が経済を優先させ前のめりに解除した自分の責任を棚上げして、悪いのは国民やお店だという言い方だが、自粛の反動が来ることぐらい誰でもわかる。西村の思惑は8都道府県について、今月21日と28日をめどに解除の可否を検討し、月内には緊急事態宣言の完全緩和に持ち込み、景気回復にまい進したいという腹だろう。

★だが、都知事・小池百合子が出口戦略に慎重なように東京と神奈川の解除は現実的ではない。官邸や西村は、とにもかくにも東京が解除されなければ景気回復は始まらないと考えているだろうが、東京都の感染者は世田谷区が最多で、同区と隣接する神奈川県は政令指定都市を3市抱え、県内まんべんなく感染者が分布している。つまり神奈川からの通勤者が都内に通勤しており、東京、神奈川は同一地域と考えるべきで、西村のもくろむ月内解除でも、東京、神奈川は外すべきだろう。結局、経済再生担当相である西村にコロナ担当を任せた首相・安倍晋三の人事が前のめり解除を生んでいる。気の緩みは内閣にある。




スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ