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コロナと熱中症 例年以上に警戒が必要(2020年6月4日配信『北海道新聞』-「社説」)

 新型コロナウイルスの第3波に対する警戒が続く中、熱中症にも注意が欠かせない。

 マスクの着用や外出自粛の巣ごもり生活で、例年にも増して熱中症のリスクが高まっている。

 新型コロナと熱中症は発熱や倦怠(けんたい)感など症状が似ており、救急搬送時に区別ができないと対処が遅れる可能性がある。

 ただ、熱中症は正しい知識で備えれば予防が可能だ。

 新型コロナ対策に追われ、医療機関は疲弊している。新たな負担をかけぬよう、一人一人が熱中症に細心の注意を払いたい。

 消防庁によると、熱中症による道内の救急搬送は昨年は1605人で10人が亡くなっている。

 今年も札幌や釧路、帯広、北見などで真夏日を記録し、夏の気温は平年並みか高くなるという。

 対策の基本は、こまめな水分補給と早めの冷房だ。冷房時もコロナ予防の換気が不可欠である。

 熱中症の多くは高齢者の屋内での発症だ。緊急事態宣言は解除されたが、不要不急の外出を控える人は大勢いよう。ずっと家にいると、体温調節が十分機能せず、熱中症になりやすい。

 筋肉は体で最も多く水分を含んでいる。運動不足で筋肉量が減ると水分量も減り、脱水症の危険が高まる。免疫力も下がり、新型コロナの感染リスクも増す。

 日頃から汗をかき、暑さに体を慣れさせることが大切だ。人混みを避けたウオーキングや室内での適度な運動に取り組みたい。

 高齢者は体温の調節機能が低下しており、暑さやのどの渇きを感じにくい。高齢者や体の不自由な人ら1人暮らしの人たちに対する見守りが重要になる。

 マスクも注意が必要だ。体に熱がこもりやすく、マスクを着けて運動をすると、熱中症になる恐れがある。厚生労働省は屋外で人と十分な距離が取れる場合、マスクを外すよう求めている。

 子どもたちにも配慮すべきだ。熱中症を防ぐため、学校に水筒を持参したり、日よけの傘を差して登下校をし人との距離も保ったり、各校の事例も参考になろう。

 日本小児科医会は2歳未満の子はマスク着用をやめるよう警鐘を鳴らす。熱中症の危険があり、体調の異変にも気づきにくい。

 買い物は家族の1人が行うよう推奨されている。だが車に子どもを残してはならない。気温が20度前後でも車内は50度近くになる。

 熱中症に関する情報を積極的に入手し、家族の命を守りたい。




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Author:gogotamu2019
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