FC2ブログ

記事一覧

難病患者の約4割“通院控える”(2020年6月6日配信『NHKニュース』ー「北海道」)

新型コロナウイルスの感染拡大による難病患者の生活への影響について北海道の患者団体がアンケートをしたところ感染を避けるため約4割が通院を控えていたことが分かりました。

専門家は、病状が急激に悪化する恐れもあるとして医師と相談して通院を続けて欲しいとした上で今後、再び感染症が拡大した際に治療を続けられる仕組みを作る必要があるとしています。

北海道に住む難病患者とその家族で作る「北海道難病連」は5月、1000人を対象にアンケート調査を行い540人から回答がありました。

それによりますと患者や同居する家族の生活上の影響を複数回答で尋ねたところ

▼「感染リスクを避けるため病院の受診を取りやめたり控えたりした」が39.8%
▼「病院や施設の都合で入院患者への面会や付き添いが制限された」が18.7%
▼「利用中の障害や介護のサービスが事業所側の都合で中断や変更された」が7%でした。

全身の関節に激しい痛みや腫れが発生する関節リウマチの70代の男性は「感染が不安で手術後、診察や検診を先延ばししているが、悪化するのではないか不安だ」と回答しています。

北海道医療センターの菊地誠志院長は難病患者の中には、定期的に診察や治療を受けなければ、急激に症状が悪化するケースもあると指摘した上で、「病院に行かないと1人で判断せず、まずは主治医に連絡をとってほしい。
再び感染が拡大する事態も想定して、行政や病院などの関係機関が、患者ごとに治療を続けられるよう計画を立てておく必要がある」と話しています。

【アンケート実施の団体は】

道内の難病患者とその家族、計1000人を対象にアンケートを行った「北海道難病連」の増田靖子代表理事はアンケートを通じて感染に対する難病患者の不安が浮き彫りになったと指摘しています。

増田さんは「日頃からの難病への不安に、新型コロナウイルスに感染することへの不安が加わり、難病患者の精神的な負担は増していて、いわゆる『コロナうつ』状態の患者が増えていると思う」と指摘します。

そのうえで「病院内での感染をおそれて病院に通うのをやめる患者も約4割にのぼっていて、影響が懸念される。

医療機関には、新型コロナウイルスに関する難病患者からの相談と確かな検査体制の構築について、検討を行ってほしい。国には、新型コロナウイルスに対するワクチンと治療薬の開発を急いで欲しい」と訴えます。

そして「こうした不安を抱えている難病患者の存在を多くの人に知ってもらい、人々の意識の変化につなげたい。

難病患者を孤立させないことを目指して、今後も1人1人に向き合って要望などを聞き、行政や医療機関につなげる活動をしていきたい」と話していました。

【不安続く 難病患者は】

免疫の働きを低下させる作用もある薬を使う難病患者は新型コロナウイルスに感染しやすいのではないかと不安な思いを抱えながら生活しています。

滝川市で広告業を営む山下克明さん(55)は大腸や小腸の粘膜に慢性的な炎症を引き起こす難病「クローン病」の治療のため2か月に一度、炎症を抑える点滴を打っています。

40年以上前に病気を発症して以来、頻発する激しい腹痛や下痢、発熱などに悩まされ続けてきましたが、治療を受けると症状が和らぐといいます。

しかし薬には免疫の働きを低下させる作用もあり、新型コロナウイルスに感染しやすいのではないかと不安な思いで生活しています。

そんな中でも難病患者の思いなどを知ってもらおうと、山下さんは、地元のFMラジオに定期的に出演しています。

NHKが取材した日に出演した番組の中で山下さんは先月、旭川市内の病院で治療を受けたことに触れ「いま、病院に行くことは私も怖かった。しかし、どうしても病院に行かなければならない人はいる。注射など物理的に治療をしなければならない人は本当に感染に気をつけている」と心情を語りました。

その上で「僕らがこうやって喋っているのを聞いて、そういう人たちもいると気づいてもらいたい」と話し、多くの人に感染予防に取り組んでほしいと訴えました。



キャプチャ

公式サイト➡ここをクリック




スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ