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「活字の学びを考える懇談会」発足、有識者らが学校教育での重要性訴える(2020年6月11日配信『読売新聞』)

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活字の学びを考える懇談会会長に就任した作家の阿刀田高氏(奥左)(奥右は作家の浅田次郎氏、手前は山口寿一・日本新聞協会会長)(衆議院第2議員会館で)

 学校教育における活字文化の重要性を訴える「活字の学びを考える懇談会」の第1回会合が11日、東京・永田町の衆院第2議員会館で開かれた。趣旨に賛同して委員に就任した有識者や日本新聞協会、日本書籍出版協会、超党派の国会議員連盟の代表らが出席し、電子メディアと印刷メディアのバランスの取れた学校教育の実現を求めるアピールを発表した。

 会合では、会長に就任した作家の阿刀田高氏が、全国の小中学校での学習端末「1人1台」配備に触れ、「デジタルに熟達するのは大切だが、活字文化の地盤がしっかりしないと次の人材は育たない。次世代のために役立つことをやっていきたい」と述べた。

 委員には、作家の浅田次郎氏、歌人の俵万智さん、建築家の安藤忠雄氏らが就任している。

「活字の学びを考える懇談会」アピールの全文

 文部科学省の「GIGAスクール構想」が動きだし、学校教育は今、急速に変わりつつあります。この構想のもとで、全国全ての小中学生に1人1台のタブレット端末やパソコンの配布が始まっています。これらの施策は、インターネット社会に対応したものとして国民の合意を得ることができましょう。タブレット学習は、教師が画像に情報を書き込み、端末で全員に配信され、授業の時間短縮ができること、また、情報が画像で表現されるため、子どもの授業への興味を高める効果があることなどが評価されています。

 デジタル授業の普及は、一方で印刷メディアによる学習の重要性が増すことでもあります。紙に触れ、筆記具を使って考えながら学んだり、自分の思いや意見を文章にしたりする読み書き能力の取得に割く時間が必要になるからです。私たちは今、明治以来の紙の教育からデジタル技術を導入した学校教育への転換期を迎え、電子メディアと印刷メディアの共存する学校教育はどうあるべきかという新たな課題に直面しています。

 昨今の教育現場の新しい現実を直視し、デジタル技術に偏重することなく、電子メディアと印刷メディアとが、それぞれの持ち味をいかして足らざるところを補い合うというバランスのとれた学校教育の実現に、政府が取り組むことを強く要望いたします。私たちは今後、子どもの教育に関わる多様な分野の人々と連携し、豊かな学びを保障する学校教育の確立をめざして、シンポジウムや講演会を開くなど、息の長い取り組みを続けてまいります。



活字文化の重要性訴え=懇談会設立、会長に阿刀田高氏―新聞協会など(2020年6月11日配信『時事通信』)

 児童や生徒に1人1台のパソコンを配備する文部科学省の「GIGAスクール構想」が進む中、活字文化の重要性を訴えようと、日本新聞協会と文字・活字文化推進機構などが11日、「活字の学びを考える懇談会」を設立した。

 東京都内で第1回会合が開かれ、会長に作家の阿刀田高氏を選出。顧問には活字文化議員連盟会長の細田博之衆院議員、子どもの未来を考える議員連盟会長の河村建夫衆院議員らが就任した。





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Author:gogotamu2019
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