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NHK「黒人動画」 番組責任者が経緯説明、改めて謝罪(2020年6月14日配信『産経新聞』)

 NHKの国際情報番組「これでわかった!世界のいま」が、米国のデモを伝える7日の放送で流したCGアニメーション動画が「黒人への差別と偏見を助長する」と批判を浴びた問題で、NHKは14日の同番組で一連の経緯を説明し、改めて謝罪した。

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 14日の放送では冒頭、番組責任者の田端祐一国際部長が「国内外で差別や偏見に苦しむ人たちを傷つけ、多くの方に不快な思いをさせてしまったことを深く反省し、心からおわびいたします」と頭を下げ、約3分半にわたり経緯などを説明した。

 批判を浴びたアニメについて、「黒人の屈強な男性などが経済への不満から暴れているかのように描かれ、黒人に対する誤った印象を与えるものでした。また、放送当時、デモは平和的なものがほとんどで、さまざまな人種の人たちが参加していましたが、アニメはこうした状況を反映していませんでした」と説明。

 経済格差のデータを分かりやすく伝えようと編集責任者やデスクが確認しながら制作したが、「黒人の描き方については人権や多様性に対する認識が甘かったと思います。その結果、尊厳を傷つけてしまうことになりました」と振り返った。

 田端部長は「今回いただいた厳しいご批判を重く受け止め、二度とこうしたことがないよう、人権の尊重という原点に立ちかえって取材・製作に取り組んでまいりたい」と改めて謝罪。今後は取材、制作者への研修を改めて行い、人権に対する意識を徹底していくという。

 問題となったアニメは、7日の同番組の特集「拡大する抗議デモ アメリカでいま何が」の中で、黒人が置かれている状況を説明するために作られた。番組公式ツイッターで紹介する(現在は削除)などしていたが、デモの発端となった事件やトランプ大統領の発言などデモが過激化する背景について言及されていなかったことから、ヤング駐日臨時代理大使もツイッターで疑問の声を上げるなど国内外から批判の声があがっていた。

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NHK「これでわかった!世界のいま」番組内で謝罪 黒人CGアニメ巡り批判が相次ぐ(2020年6月14日配信『スポニチアネックス』)

NHKの国際情報番組「これでわかった!世界のいま」で番組責任者の田端祐一部長が謝罪

7日に放送した米国の黒人が置かれた厳しい状況を説明するCGアニメには批判が相次いだ

番組冒頭で永井伸一アナは「アニメが不適切な内容のものでした」と説明した


 NHKの国際情報番組「これでわかった!世界のいま」(日曜後6・05)が14日に放送され、7日に放送した米国の黒人が置かれた厳しい状況を説明するCGアニメが配慮に欠けていたとして謝罪した。さらに番組責任者の田端祐一国際部部長が「二度とこうしたことがないよう、人権の尊重という原点に立ち返って、取材・制作に取り組んで参りたいと思います」と誓った。

 アニメは「拡大する抗議デモ アメリカでいま何が」をテーマにした中で放送。米国社会の格差のデータなどをまとめた内容だったが、放送直後からツイッター上に「これじゃ黒人をただの危険分子扱い」などと批判が相次いでおり、NHKは批判を受けて番組ツイッターへの動画掲載を取りやめ「配慮が欠け、不快な思いをされた方におわびいたします」とコメントを発表ししていた。

 この日、番組冒頭でキャスターの永井伸一アナウンサーが「先週の放送で、黒人男性が警察官に首を押さえつけられて死亡した事件をきっかけに続いているアメリカの抗議デモについてお伝えいたしました。この際、使用したアニメが不適切な内容のものでした」とし、続けて「今月7日の放送ではデモの発端は黒人男性が警察官に押さえつけられて死亡したことを紹介した上で、さまざまな人たちが怒りを募らせている背景やアメリカ社会の分断の現状など、26分間に渡ってお伝えしました。この中で、黒人の人たちが置かれている厳しい状況を経済格差のデータをもとに1分20秒程度のアニメを制作しましたが、国内外を問わず多くの方々から“黒人の描写に偏見がある”などといった批判をいただきました。NHKは、アニメのツイッターへの掲載を取りやめ、NHKプラスでの見逃し配信を停止して謝罪しました」と説明した。

 続いて田端部長が登場し「このたび、国内外で差別や偏見に苦しむ人たちを傷つけ、また、多くの方に不快な思いをさせてしまったことを深く反省し、心からおわびいたします」と謝罪。さらに「問題のアニメは、黒人の屈強な男性などが経済への不満から暴れているかのように描かれ、黒人の人たちに対する誤った印象を与えるものでした。また、放送当時、デモは平和的なものがほとんどで、さまざまな人種の人たちが参加していましたが、アニメはこうした状況を反映していませんでした。黒人の人たちの描き方については、人権や多様性に対する認識が甘かったと思います。その結果、尊厳を傷つけてしまうことになりました」と説明した。

 今後NHKでは「取材・制作者への研修を改めて行い、人権に対する意識を徹底していきます。また、あらゆるテーマについて多角的な視点を持って、ていねいに議論しながら取材・制作にあたって参ります」とし「この番組は、世界の様々な人たちが、どのような状況に置かれて日々の生活を送り、世界がどこに向かおうとしているのかを、子どもたちにもわかりやすいように伝えるため、5年前に始まりました。いかなる差別や偏見もあってはならないと思います。今回いただいた厳しいご批判を重く受け止め、二度とこうしたことがないよう、人権の尊重という原点に立ち返って、取材・制作に取り組んで参りたいと思います」と誓った。





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