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「沖縄戦体験者の心、少しでも癒やせたら」 平和の詩「あなたがあの時」朗読の高良朱香音さんm(2020年6月22日配信『毎日新聞』)

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沖縄全戦没者追悼式で平和の詩を朗読する高良朱香音さん=沖縄県糸満市の平和祈念公園で2020年6月23日午後0時20分

 沖縄県糸満市の平和祈念公園で23日に営まれた沖縄全戦没者追悼式で、県立首里高校(那覇市)の3年、高良朱香音(たからあかね)さん(17)が平和の詩「あなたがあの時」を朗読した。県民の4人に1人が亡くなったとされる地上戦の中、命をつなぎ、戦後の沖縄を復興させた先人たちへの感謝の思いを込めて、自作の詩を読み上げた。

 高良さんが1週間をかけて書いた詩は、県内の小中高校、特別支援学校の児童・生徒が応募した1119点の中から選ばれた。

 高良さんは高校1年の時に沖縄戦で住民らが避難した糸満市の壕(ごう)を訪れた。詩は、その時に壕の中で感じたことと、当時の子供たちが戦争に巻き込まれていった経過を重ね合わせる形でつづった。

 <あなたが青春を奪われたあの時 あなたはもうボロボロ 家族もいない 食べ物もない ただ真っ暗なこの壕の中で あなたの見た光は、幻となって消えた>

 首里高の前身、県立第一中学校は、沖縄戦で鉄血勤皇隊として戦場に学徒動員された生徒153人が亡くなったとされる。高良さんは犠牲になった先輩たちの写真を見て、「もし自分がこの時代に生きていれば、今、一緒にいる友達も亡くなっていたかもしれない」と戦争の恐ろしさを実感した。だからこそ、「同世代の人ともっと平和や戦争について話し合いたい」と思う。

 <ありがとう あなたがあの時 あの人を助けてくれたおかげで 私は今 ここにいる あなたがあの時 前を見続けてくれたおかげで この島は今 ここにある>

 戦後75年。苦難を乗り越え、凄惨(せいさん)な記憶を語り継いできてくれた沖縄戦体験者の心が「少しでも癒やされてくれれば」との思いで詩を読んだ高良さん。「私は平和な世界を創造する」。沖縄に生きた「あなた」に強く誓った。




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Author:gogotamu2019
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