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熱中症予防 屋外ではマスクを外したい(2020年7月5日配信『北国新聞』-「社説」)

 マスクをしないと外出しづらい空気があるせいか、北陸でも犬の散歩やウオーキング、ジョギング中の人までマスクを着用している姿を見掛ける。これから夏本番を迎えるのに、マスクをしたままでは息苦しく、酸欠状態にならないかと、いらぬ心配をしてしまう。

 マスク着用は、「新しい生活様式」で求められる基本の一つである。人が多く集まる場所では極力マスクを着用し、新型コロナウイルスの感染拡大予防に努めるのは当然のことだが、屋外では、天候や周囲の状況次第でマスクを外してもよいのではないか。

 新潟地方気象台が発表した3カ月予報によると、北陸の6~8月は、暖かい空気に覆われやすく、気温は平年より高くなる。金沢市消防局が先月、救急搬送した中にマスクを着用していた熱中症患者もいた。

 屋外では、マスクなしで行動できるよう工夫したい。人との間隔を十分開けられる時間帯を選んで外出する。人の少ない場所に移動して運動するなど、3密を避ける形で、熱中症対策と両立させる知恵が求められる。

 環境省と厚生労働省が共同で発表した2020年度の「熱中症予防行動」には「気温・湿度の高い中でのマスク着用は要注意」と記され、屋外で他の人と2メートル以上の距離が確保できる場合、マスクを外すことを奨励している。

 マスクを着用する場合は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離に気を付けながら、適宜マスクを外して休憩を取るようにしてほしい。

 スポーツ庁も都道府県教委に対し、体育の授業時に「マスクを着用する必要はない」と通知している。運動を行う際、十分な呼吸ができなくなる恐れや、熱中症になるリスクが高まるためである。

 外出自粛が長く続き、運動不足を実感している人も多いことだろう。夏本番前に、「やや暑い環境」下に「ややきつい」強度で、毎日30分程度の運動を2週間以上継続すれば、暑さに体が慣れ、熱中症を起こしにくい「暑熱順化」を獲得できるという。運動中はマスクをしない方が望ましいという「常識」を広めたい。




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Author:gogotamu2019
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