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3歳娘を自宅に8日間放置し死なす 育児放棄の疑いで母を逮捕 警視庁(2020年7月7日配信『毎日新聞』)

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警視庁蒲田署に入る梯沙希容疑者=東京都大田区で2020年7月7日午後4時32分

 東京都大田区の自宅マンションに娘を1人で8日間放置して死なせたとして、警視庁捜査1課は7日、母親の飲食店店員、梯(かけはし)沙希容疑者(24)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。放置している間、梯容疑者は知人男性に会うために外出していたとみられ、同課は育児放棄(ネグレクト)だったとみて調べる。

 逮捕容疑は6月13日までの8日間、大田区蒲田1の自宅マンションに長女の稀華(のあ)ちゃん(3)を約1週間放置し、死亡させたとしている。「間違いない」と容疑を認めているという。

 捜査関係者によると、梯容疑者は稀華ちゃんと2人暮らしだった。司法解剖の結果、脱水症状などを発症していたことが分かったという。梯容疑者は外出先から6月13日に帰宅し、午後3時55分ごろ「子どもが呼吸をしていない」と119番した。稀華ちゃんは搬送先の病院で死亡が確認された。

 梯容疑者は当時、警視庁の任意聴取に対して「数日前から体調が悪く、食欲もないため様子を見ていたら、息をしていなかった」と話していたという。



胃の中は空っぽ、3歳娘を自宅に放置し死なせる…24歳母親は男性と旅行(2020年7月8日配信『読売新聞』)

 東京都大田区蒲田のマンションで先月、3歳女児が室内に放置されて死亡する事件があり、警視庁は7日、母親の居酒屋店員、梯(かけはし)沙希容疑者(24)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。梯容疑者は女児を自宅に残したまま8日間、鹿児島県に旅行に行っており、警視庁は育児放棄(ネグレクト)だったとみている。

 発表によると、梯容疑者は6月上旬、自宅マンション室内に長女の稀華のあちゃん(3)を1人で残したまま外出し、稀華ちゃんを極度の脱水と飢餓状態に陥らせて死亡させた疑い。調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めている。

 捜査関係者によると、梯容疑者は6月5日に稀華ちゃんを残して1人で外出。13日までの8日間、知人男性と一緒に鹿児島県で過ごしていた。

 13日午後に帰宅後、「子どもが息をしていない」と自ら119番。救急隊が駆けつけた際、室内は空のペットボトルなどのゴミが散乱し、稀華ちゃんはおむつをはいた状態でマットレスの上に横たわっていた。稀華ちゃんは搬送先の病院で死亡が確認された。

 司法解剖の結果、稀華ちゃんは死後数日が経過していた。体にあざなどの目立った外傷はなかったが、極度の脱水状態で、胃の中は空っぽだった。体重も3歳児としては軽く、普段から食事を十分に与えられていなかった可能性もある。

 梯容疑者は当初、警視庁の任意の聴取に対し、稀華ちゃんが数日前から食事をしなくなり、13日昼頃に確認すると体が冷たくなっていたと虚偽の説明をしていた。その後、梯容疑者は体調を崩して都内の病院に入院。今月7日に退院したところを逮捕した。

 梯容疑者は宮崎県出身で、離婚後の2017年7月から現場マンションで稀華ちゃんと2人で生活。稀華ちゃんは一時保育園に通っていたが、昨年通園をやめていた。警察や自治体、児童相談所に虐待に関する情報は寄せられていなかったという。

 梯容疑者は以前にも稀華ちゃんを残して数日間、自宅を留守にしたことがあったといい、警視庁がネグレクトの実態を調べている。

 警察庁によると、全国の警察が昨年、虐待の疑いで児童相談所に通告した子どもは計9万8222人で、このうち8958人がネグレクトだった。



3歳娘衰弱死疑い「数日間放置」 逮捕された母親の友人証言(2020年7月8日配信『共同通信』)

 3歳の娘を自宅に1週間ほど放置し、衰弱死させたとして保護責任者遺棄致死の疑いで母親の飲食店店員梯沙希容疑者(24)が逮捕された事件で、友人が「(梯容疑者は)娘を数日間放置して外出したり、深夜遅くに帰宅したりしていた」と証言していることが8日、警視庁捜査1課への取材で分かった。

 事件では長女の稀華ちゃんを置き去りにしたまま鹿児島県の交際男性のところへ行っていたとされ、捜査関係者によると、梯容疑者は「死ぬとは思っていなかった。留守にしても大丈夫だと思った」という趣旨の供述をしている。

 捜査1課は日常的に育児を放棄していた疑いがあるとみて生活状況を調べている。



3歳娘衰弱死疑い「数日間放置」 逮捕された母親の友人証言(2020年7月8日配信『共同通信』)

 3歳の娘を自宅に1週間ほど放置し、衰弱死させたとして保護責任者遺棄致死の疑いで母親の飲食店店員梯沙希容疑者(24)が逮捕された事件で、友人が「(梯容疑者は)娘を数日間放置して外出したり、深夜遅くに帰宅したりしていた」と証言していることが8日、警視庁捜査1課への取材で分かった。

 事件では長女の稀華ちゃんを置き去りにしたまま鹿児島県の交際男性のところへ行っていたとされ、捜査関係者によると、梯容疑者は「死ぬとは思っていなかった。留守にしても大丈夫だと思った」という趣旨の供述をしている。

 捜査1課は日常的に育児を放棄していた疑いがあるとみて生活状況を調べている。



3歳女児死亡 母親を逮捕 育児放棄か 東京 大田区(2020年7月7日配信『NHKニュース』)

 先月、東京 大田区のマンションで、3歳の娘に十分な食事を与えずに放置し、衰弱させて死亡させたとして、警視庁は、24歳の母親を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。母親は知人に会うために娘を1人残しておよそ1週間、外出していたということで、警視庁はネグレクト=育児放棄が続いていたとみて調べています。

 先月13日、東京 大田区蒲田のマンションの1室で、この部屋に住む3歳の梯稀華ちゃんが衰弱した状態で見つかり、搬送先の病院で死亡しました。

 警視庁が稀華ちゃんの遺体を調べたところ、胃の中には食べ物が残っていなかったうえ、激しい脱水症状を起こしていたことが分かりました。

 さらに防犯カメラには、先月初めに母親が1人で外出し、およそ1週間後の先月13日に戻ってくる姿が写っていて、その日に稀華ちゃんが衰弱しているのが見つかりました。

 当時、母親は「娘は数日前から体調が悪かった」と、娘とずっと一緒にいたという趣旨の説明をしていたということです。

 警視庁は、稀華ちゃんに十分な食事を与えずに外出し、衰弱させて死亡させたとして、7日、母親で、飲食店店員の梯沙希容疑者(24)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。

 調べに対し、容疑を認めているということです。

 梯容疑者は、知人に会うために稀華ちゃんを1人残しておよそ1週間、外出していたということで、警視庁はネグレクト=育児放棄が続いていたとみて調べています。

逮捕された母親 梯沙希容疑者とは


 知人などによりますと、逮捕された梯沙希容疑者(24)は、小学生の時に宮崎県内の児童養護施設に預けられたということです。

 中学校ではバスケットボール部、高校ではバレーボール部で練習に打ち込んでいたということです。

 高校卒業後は都内の飲食店で働くようになり、その後、結婚し、娘の稀華ちゃん(3)を出産しました。

 しかし、3年ほど前に離婚し、それ以降、1人で娘を育てていましたが、友人は「『のんちゃん、のんちゃん』と溺愛している様子で、SNSにも写真を投稿していました」と話していました。

 去年12月には稀華ちゃんと遊園地を訪れ、遊んでいる写真がSNSで投稿されていたほか、稀華ちゃんの3歳の誕生日に撮影されたとみられる写真には、たくさんのプレゼントに囲まれて笑顔を見せる姿が残されています。

 一方で、梯容疑者は1年ほど前から稀華ちゃんを連れずに知人などと出かけているとみられる写真もたびたび投稿していてました。

 4月に入ってからは新型コロナウイルスの感染拡大で外出の自粛が呼びかけられたことを受けて、「どこも遊ぶ場所やってへんからほんま嫌やな・・・#みんなで遊びたい」とか、「今年みんなで花見できなかったコロナ最悪」、「おもんな…早く元に戻らないかな」などと投稿していました。

 そして、緊急事態宣言が解除されたあとの先月3日には、海岸で1人で写る写真が投稿され、

「みんなでたのしいことしたい#自粛解除」と書かれていました。

友人「最近 真夜中にバーで飲んでいる様子投稿」

 梯容疑者について、友人は「学生の時は明るくてクラスの盛り上げ役でしたが、両親とうまくいっていないという話は聞きました。東京に行った後も娘の稀華ちゃんと一緒に遊んだこともありますが、『のんちゃん、のんちゃん』と言って溺愛している様子でした」と、親子の様子について話しました。

 その一方で「稀華ちゃんが騒いだ時に大きな声でどなったり、稀華ちゃんが泣いているのを放っていたりすることもあり、大丈夫かなと思ったこともありました。最近は、真夜中にバーでお酒を飲んでいる様子をSNSに投稿していて、『稀華ちゃんどうしてるのかな』と思うこともありました。亡くなったと聞いて信じられず、驚いています」と話していました。

増加する虐待 5年前の約2倍

 厚生労働省によりますと、平成30年度、児童相談所で虐待の相談に対応した件数は、15万9838件に上り、5年前と比べて8万6000件余り増え、およそ2倍となっています。

 このうち、食事を与えなかったり、放置したりする「ネグレクト」の件数は2万9479件で、5年前と比べて1.5倍になっています。

 また、警察庁によりますと、全国の警察が虐待の疑いで通告した子どもの人数は、去年1年間で9万8222人で、このうち、「ネグレクト」は8958人でした。

 虐待の被害を受けて死亡した子どもは去年は54人で、この5年で273人にのぼったということです。

 児童虐待の疑いで検挙されたのは去年は2024人で、前の年より605人、率にして42%増加しました。

 このうち、「ネグレクト」の疑いで検挙されたのは去年は43人で、この5年では138人にのぼっています。

 一方、「ネグレクト」の被害を受けた子どもは去年は36人で、過去5年で「ネグレクト」の被害に遭った子どもは127人にのぼっています。

専門家「子どもの反応少なく 虐待の自覚わきにくい」

 虐待の心理に詳しい、神奈川大学心理相談センターの杉山崇所長は、ネグレクト・育児放棄について「直接、子どもの体や心を傷つける虐待に比べて、子どものリアクションが少ないことから、心理的なハードルが低く、子どもに害を与えているという自覚がわきにくい」と指摘します。

 そのうえで「思いどおりにならない子どもへのいらだちや不満から、子どもがまるで『敵』に見えてしまい、その苦しさから解放されるため子どものいない世界に逃げ込んでしまう傾向がある。子どもを積極的に殺したいわけではないが、親としての役割から解放されたいあまりに『子どもが命を落としてもやむを得ない』と考えてネグレクトがエスカレートし、最悪の結果につながってしまう」と分析しています。

 また、新型コロナウイルスによる外出自粛の長期化が虐待につながった可能性も指摘していて、「ずっと家にいて子どもと向き合っていると悪いところばかりに目がいき、煮詰まった気持ちを切り替える機会が減って1人で抱え込まざるを得ず、虐待の形で子どもに向かってしまうケースは少なくない」と話しています。

 杉山所長は「親は、周りから支えられ、子育てに対するねぎらいや尊敬の気持ちを向けてもらえる環境があってはじめて、本当の意味での『親』になれる。コロナ禍で制約がある時だからこそ、行政は心理的には密なコミュニケーションを心がけ、子どもを守るために親を孤立させない支援が必要だ」と指摘しています。

近くに住む男性「気づいてあげたかった」

 現場の近くに住む38歳の男性は「事件を知ってとても驚きました。1週間も放置され、その長い間、苦しい思いをしていた子がいると思うと、いたたまれない気持ちになります。気づいてあげたかったと思います。住民どうしのつながりは薄いので、挨拶くらいはしておけばよかったと思います」と話していました。





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