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ウポポイが待望の開業 予約客来場 アイヌ文化の発展目指す(2020年7月12日配信『北海道新聞』)

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ウポポイが開業し、来場者の前で披露される古式舞踊=12日午前10時40分

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博物館の展示物を見学する来場者=12日午前9時30分

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ウポポイに入場する家族連れ=12日午前9時5分

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テープカットに臨むアイヌ民族の関係者ら=12日午前8時55分

 アイヌ文化の復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)が12日、開業した。政府が北日本初の国立博物館や体験交流ホール、遺骨の慰霊施設を整備した。アイヌ文化や歴史を国内外に発信する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため入場者数を制限し、体験プログラムの大半を取りやめているが、初日から予約客が開場を待って列をつくった。

 ウポポイはアイヌ語で「(大勢で)歌うこと」を意味する。祭具や工芸品など約1万点を収蔵する「国立アイヌ民族博物館」、古式舞踊を披露する体験交流ホールや伝統的なコタン(集落)が再現された「国立民族共生公園」、大学などが保管していたアイヌ民族の遺骨を納めた慰霊施設からなる。

 敷地は約10ヘクタール、総工費は約200億円。アイヌ民族文化財団(札幌)が運営する。開業は新型コロナのため、当初予定の4月下旬から約2カ月半遅れた。

 12日は、開業に先立って午前8時半からセレモニーが開かれ、アイヌ民族関係者やアイヌ民族がルーツの俳優宇梶剛士さんらが、テープカットに臨んだ。北海道アイヌ協会の加藤忠前理事長は「アイヌ民族が大切にしてきた自然との共生や歴史を感じてほしい」とあいさつ。宇梶さんは「ウポポイを通して、アイヌ民族の豊かな歴史と苦難の歴史を学んでほしい」と呼びかけた。

 ウポポイ入り口には午前9時の開場前から約300人が並び、検温を受けて入場。博物館の展示や舞踊などを見て回った。札幌から家族で訪れた中学1年の福田皓太さん(13)は「授業でアイヌ文化を学び、興味を持ちました。舞踊が楽しみ」と話していた。

 ウポポイは午前9時~午後8時(19日までの平日は午後6時まで)、月曜休み。入場は当面1日約2000~約2500人に制限し、事前予約が必要。問い合わせはウポポイ(電)0144・82・3914へ。



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