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検疫記念日 7月14日

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 「野口英世よこはま顕彰会」は細菌学者、野口英世が検疫所にいたころの施設の保存などに取り組むNPO法人である。田中常義(つねよし)理事長は言う。「検疫官は社会が健康を保つための目立たぬ防波堤です。若き野口もその一人でした」

▲1899(明治32)年、横浜海港検疫所(現横浜検疫所)に採用されたばかりの野口は、入港した船員からペスト菌を見つける。当時22歳。この出来事が彼の名を高め、日本の検疫水準を世界に示した

▲往時をしのぶ施設に旧長濱(ながはま)検疫所一号停留所がある。野口が検疫所に来る4年前に完成した施設で、検疫を必要とする船の乗組員や乗客を一時隔離した

▲明治の面影残る洋風の木造平屋。中に入ると昔の写真や、検疫に使われた器具、職員の制服などが保管されていた。周辺はかつて風光明媚(ふうこうめいび)で知られ、数多くの文人も訪れた。与謝野鉄幹、晶子夫妻や高浜虚子が筆を執った歌、句の額も掛かっている

▲横浜港に着いたクルーズ船で2月、新型コロナウイルスの集団感染が起きた。検疫を担った横浜検疫所は普段、輸入食品の検査を主業務としている。「最初の数日は、嵐のような日々でした」と目野智聡(めの・ともあき)・総務課長補佐は振り返る

人は病になって初めて、健康のありがたさを知る。ウイルス感染と向き合う今、社会は検疫の重要性を認識している。きょう7月14日は検疫記念日である。成田や関西など国際空港では、緊張しながらの検疫業務が続く。横浜検疫所からも、野口の後輩職員が応援に出ている。



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