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「障害者との壁、壊したい」パラアスリート撮り続けるカメラマンが著書(2020年7月24日配信『毎日新聞』)


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著書を手に「パラアスリートと出会って世界が広がった」と語るカメラマンの越智貴雄さん=東京都中央区で

 障害のあるスポーツ選手(パラアスリート)を撮り続けるカメラマンの越智貴雄さん(41)が、パラリンピックの魅力や選手との出会いをつづった著書「チェンジ! パラアスリートを撮り続けて、ぼくの世界は変わった」(くもん出版)を出版した。「障害のある人への先入観が変わり、世界が広がった」。タイトルにはそんな意味が込められている。【五十嵐朋子】

 子供の頃から写真好きだった越智さんは、大阪芸術大写真学科在学中、新聞社の仕事を請け負い2000年シドニーパラリンピックを撮影した。「かっこいい」と衝撃を受け、それ以来、パラアスリートを追い続けている。

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越智貴雄さんの作品。2016年リオデジャネイロパラリンピックの車いすラグビー準決勝で熱戦を繰り広げる選手たち=越智さん提供

 「それぞれの選手にストーリーがあり、道なき道を切り開いていくエネルギーがある」と越智さん。パラリンピックだけでなく国内外の大会を飛び回り、光るプレーをする選手がいれば連絡を取り、練習に密着。時には寝食を共にし、選手の内面やちょっとした動きの癖も知って撮影に生かしてきた。これまでに100万回を超えるシャッターを切った。

 撮影経験を積むうちに「障害者と健常者を分ける心の壁」を壊したいと思い始めた。14年、義足の人のランニングクラブ「スタートラインTokyo」を主宰する義肢装具士の臼井二美男さんらと協力して義足の女性をモデルにした写真集「切断ヴィーナス」を出版し、「義足は隠すもの」というイメージを覆して話題となった。

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越智貴雄さんの作品。義足の走り高跳び選手、鈴木徹選手の跳躍を捉えた=2016年撮影、越智貴雄さん提供

 著書では、パラリンピックとの出合いや選手とのエピソードをつづった。「引っ込み思案で得意なことがない」少年だったという越智さんがカメラマンを志した理由も明かした。漢字には振り仮名をつけ、子供にも読みやすくなっている。

 新型コロナウイルスの影響でパラリンピックは延期となり、撮影もストップ。「気持ちを切り替え、今できることを考えています」

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A5判191ページ。税抜き1500円。

著者について
1979年、大阪生まれ。大阪芸術大学写真学科卒。写真家。2000年からパラスポーツ取材に携わり、2004年、パラスポーツの魅力を多くの人に伝えたいとパラスポーツニュースメディア「カンパラプレス」を立ち上げる。写真集出版、連載コラム執筆、義足女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」や写真展「感じるパラリンピック」「切断ヴィーナス」なども多数開催している。NHKBS「パラ×ドキッ!」レギュラー解説出演、NHK「クローズアップ現在+」、NHKラジオ第1「ラジオ深夜便」ほかテレビ・ラジオへの出演歴多数。

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Author:gogotamu2019
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