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レジ袋有料化、先行実施の富山県では受け取らない人が9割以上(2020年7月28日配信『AERA.com』)

 この7月から「レジ袋有料化」がスタートした。コンビニやスーパーなどにエコバッグを持っていくことも習慣になり、日ごろから環境問題を考えることも多くなっただろう。小中学生向けのニュース月刊誌「ジュニアエラ」8月号では、プラスチックゴミを削減する大切さについて専門記者が解説した。
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 客が買った商品を入れるために店が渡すレジ袋。7月1日から、プラスチック製のレジ袋を原則、無料で配ることが禁止された。すべての店で有料にすることが義務化された。プラスチックごみが海を汚染していることや、燃やすと地球温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2)を排出する。そのため、レジ袋を受け取らない人を増やしてごみを削減することが目的だ。

 有料になるレジ袋は、石油からつくられたプラスチック製で、持ち手がついているもの。金額は各店が決める。コンビニは1枚3~5円というところが多く、スーパーや、ほかの店も同様のところが多そうだ。

 生鮮食品などを入れるロール状の薄い袋は対象外。植物を原料にしたプラスチックが25%以上含まれているものや、一定以上の厚みがあり繰り返し使いやすいもの、海で分解されるものも対象外になる。

 ただ、有料で配り続けることを勧めているわけではない。本来の目的は、レジ袋を減らすこと。買い物客が自分でマイバッグを持っていけば、店からレジ袋を受け取らなくても困らない。2008年に無料配布を廃止した富山県では、マイバッグ持参を呼びかけて、レジ袋を受け取らない人が9割を超える。

 家庭から出るプラスチックごみの4分の3以上は、レジ袋を含む使い捨ての容器包装プラスチックだ。弁当容器や菓子の袋、ペットボトル、洗剤やシャンプーのボトルなど、身の回りには、たくさんの使い捨てプラスチックがある。

 プラスチックは、分解されるのに数十年から数百年かかる。きちんと処理されず自然界に放置されて海に流れ出ると、いつまでも残り、生き物に悪影響を与えることが心配されている。放置されずにごみとして処理されても、レジ袋はほとんどが再生利用されないため、燃やされればCO2を出して地球温暖化の原因になる。

 レジ袋の有料化はごみ削減の第一歩に過ぎない。ほかの使い捨てプラスチックを含め、削減を進めていくことが大事だ。(朝日新聞大阪本社科学医療部・神田明美)

※月刊ジュニアエラ 2020年8月号より




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