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局内外から「情報公開否定」の声 NHK経営委、かんぽ不正議事録「開示」(2020年7月30日配信『毎日新聞』)

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毎日新聞の情報公開請求に対し、NHKが回答した「議事録」。公表済みの会長厳重注意の議事経過に、別の公表済み文書の一部を追加していた=東京都千代田区で2020年7月29日、玉城達郎撮影

 NHK経営委の対応は、情報公開審議委の全面開示の答申をないがしろにするものだった。「開示」と銘打ちながら、実態は公表済みの簡単な議事概要を切り貼りしただけ。局内外から「情報公開制度を否定する大問題で、開示の偽装と言える。視聴者の受信料で運営され、高い透明性が求められるNHKの信頼を損なう」(NHK関係者)などと批判が上がる。【NHK問題取材班】

 審議委は、NHKがいったん不開示と判断した情報公開請求に対し、視聴者が再検討を求めた際に、中立的立場で意見を述べる第三者機関。毎日新聞は、昨年12月に経営委が会長厳重注意の議事録を「不開示」としたため、再検討を求めていた。これに対し、審議委は今年5月、全面開示を答申した。

 今回のNHKの回答文書は、経営委が開示を拒否してきた議事録について「公表する形で整理・精査されたものではないため、改めて整理した」と前置きしつつ、「(審議委の)答申を踏まえ、内容を開示する」との経営委の判断を記した。しかし、その実態は「開示」とはほど遠い。



NHK経営委、議事録を実質開示せず 「事実上の答申破り」 かんぽ不正報道(2020年7月30日配信『毎日新聞』)

 かんぽ生命保険の不正販売を報じた番組を巡り、NHK経営委員会が2018年10月23日に上田良一会長(当時)を厳重注意した問題で、経営委は、NHK情報公開・個人情報保護審議委員会が今年5月に全面開示を答申した議事録について、実質的に不開示とした。毎日新聞が情報公開請求していたが、「開示」と題された回答文書は、昨秋の問題発覚直後に公表した簡単な議事経過に、今年3月に公表済みの別の文書を加えるなどしただけだった。NHK関係者は「事実上の答申破り」と指摘し、NHKの情報公開への消極姿勢が改めて浮かんだ。

 回答は、経営委の判断にのっとってNHK執行部が7月22日付で決定。その後、通知を受け取った毎日新聞が回答文書を入手した。追加された部分は、かんぽ不正を追及した18年4月のNHK番組「クローズアップ現代+(プラス)」を巡り、日本郵政グループの抗議に同調した経営委が会長を厳重注意した問題について、経営委が経緯を説明するため、今年3月にホームページなどで公表した文書の一部。厳重注意が行われた会合での「(番組の)作り方に問題があるのではないか」など、委員の発言の要旨だけ記した議事概要を転載している。毎日新聞の取材では、厳重注意当時は委員長代行だった森下俊三・現経営委員長ら委員数人が放送法違反の番組介入が疑われる批判をしたことが分かっているが、今回の回答では委員名は伏せられている。

 毎日新聞は会長厳重注意の問題を昨年9月に報道。その後、厳重注意を巡る議事録などの開示を請求した。経営委は昨年12月、公表済みの議事経過などを「一部開示」しただけで正式な議事録は不開示とした。審議委が今年5月の答申で、この判断を否定して議事録の「速やかな開示」を求めたため、経営委で対応を協議していた。

 経営委は取材に、今回の回答について「(審議委の)答申は十分尊重すべきなので開示した」などと説明した。





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