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箸の日 8月4日 

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「箸を正しく使おう」という民俗学者の提唱で、割箸(わりばし)組合が1975年に制定。

「は(8)し(4)」(箸)の語呂合せ。

大山咋神(おおやまくいのかみ)をご祭神とする東京・千代田区の日枝神社(ひえじんじゃ)では、神前に長さ1mの大きな箸を供え、古い箸を焼いて供養する箸供養祭が行われる。人が食べるために必要な「はし」に対し、日ごろの感謝、延命長寿と無病息災を祈願し、はし供養を行う祭り。

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箸のマナー(2020年8月4日配信『佐賀新聞』-「有明抄」)

 ちょっとした細かいことにも、いちいち口やかましいのを「箸の上げ下ろしにまで…」と言ったりする。オムロンの創業者立石一真氏の祖母は伊万里の出身で、それを地で行くような、しつけに厳しい人だったという

◆食事が終わると、孫たちが使った箸を火鉢に刺す。箸の先にどれだけ灰がつくかを調べるのである。灰がたくさんつけば下品にがつがつ食べたと叱られ、先に少しだけつけば、上品な食べ方だとほめられた。ひょっとすると、そんな家庭教育の伝統が、佐賀に息づいていたのかもしれない

◆行儀にまで気を回す余裕のない時代にも、箸は大切な目安だった。昭和20(1945)年の敗戦直後、台風や大雨、異常低温が次々と列島を襲った。戦中の食糧難をどうにかしのぎ、秋の収穫を心待ちにしていた国民の落胆は大きかった。〈毎度の雑炊がだんだんと薄くなっていった。それに箸を立ててみて、箸が立つときは喜ばねばならなかった〉。当時、食べ盛りの旧制高校1年だった作家北杜夫は書いている

◆きょうは8と4の語呂合わせで「箸の日」。時代とともに食のあり方は変わる。コロナ禍で大勢が箸をつつき合う光景は消えた。心が浮き立つひとときを箸は取り持ってきたのである

◆人は空腹を満たすためだけに食事をするのではない。「上げ下ろし」より大事なことがある。




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