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PCR検査を受けるとリストラ対象に?コロナ差別が日本経済を死に追いやる=今市太郎(2020年8月11日配信『 マネーボイス』)

かねてから国内ではウイルス自体よりも、無策な安倍政権下で経済に殺されてしまうのではないかという危機感がありました。それに加えて足元では、経済よりもこの国で暮らす人々の歪んだ発想と暴挙による「コロナ差別」で命を奪われかねない状況になっています。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

コロナ感染者は「村八分」に?

いよいよお盆も近づき、今年は帰省するか、見送るか、いまだに決めかねている方も多いことと思います。

安倍政権は閣僚によって、「GoTo Travel はいいが、お盆の帰省はダメ」とか「いや、関係ない」とか、ほとんど理解不能な発言が飛び交い、相変わらず一貫性のなさが際立つ状況になってきています。

そして、どうもウイルス自体よりも恐ろしさを増し始めているのが、感染不安に起因した「コロナ差別」の顕在化です。

遠く江戸時代あたりから各地域に潜在的に存在していた「村八分」のような状況やいじめといったことが、ここに来て相当、目につくようになってきています。

PCR検査が進まなかったがゆえに起きた差別

PCR検査についてはコロナ感染者発見のための最重要ツールということで、世界的にこの検査の広範な実施がまず感染対策の第一歩となっています。

しかし、国内では依然としてこの有用性に対する不毛の議論が継続中で、だいぶ検査は受けられるようになってきたというものの、まだまだ誰でも希望に合わせて何度でもすぐに受けられるという状況にはなっていません。

この検査の信ぴょう性や意味があるのかといった基本的な話に関しては、ここではあえて避けます。

国内社会は、検査が受けられない(つまり誰が感染しているのかがわからない)ことから大混乱に陥っているように見えます。

都市部では、まったく意に介さず勝手なことをする輩が相当数存在する中で、地方では逆に過剰な不安感からよそ者を徹底排除する動きも出ているようで、お盆シーズンにこれがさらにエスカレートするのではないかという心配も出てきています。

コロナ感染を支える医療従事者には最もお世話にならなければならないのに個人生活では危ないということで、言われなき差別が発生。また、生活のインフラを支える物流のドライバーがそうした攻撃の矛先になったりということも、これまでかなり発生してきたようです。

果ては、県外ナンバーの車で走っていただけで攻撃を受けるといった極端な状況も起きています。とくに感染者の少なかった地方では、感染の可否に係わらず、よそ者を徹底的に排除する中世の村社会のような状況が随所に起きていることが報道でも取り上げられています。

コロナより自粛警察の方が恐ろしい
とくに初期段階、あるいは感染者が少数段階で感染が確認された家庭・企業・商店などは、完全に孤立する状況となっています。

そして、いたたまれずに夜逃げするといった耳を疑う事態も起きている始末。町には自粛警察・コロナ自警団なるものも登場して、無理やりお店の営業を中止するよう圧力をかける者も出てきています。


これだけ見ていても、コロナより不安に駆られて暴挙に及ぶ市民の感性のほうが、よほど怖ろしい状況であることが見えてきます。

ただ、このコロナウイルス村八分のような状況は、何も国内に限ったことではなく、海外でも相当多くの国で実際に発生しているようです。

ですから、パンデミックにつきものの低俗な群集心理であるということもできそうです。

【関連】「自粛警察」は殺人行為。休業・ステイホームの強要は“困窮死”を爆発的に増やす=鈴木傾城

「検査を受ける」と言うだけで仕事を失う?

そして、PCR検査がだんだんと利用できるようになってみると、それはそれで大きな問題が起き始めており、コロナ差別のステージはさらに進化を遂げているようです。

まず、検査をするという話を会社や取引先にすると、それだけで出入り禁止になったり、仕事ができなくなる人がかなり増えています。

とくに派遣社員やフリーランスにとっては、PCR検査を受けることがまずとてつもない不利益の始まりになってしまっているようです。

また感染が確認されて隔離されるようになっても、すでに医療機関や借り上げホテルを脱走して行方不明になる輩も続出のようで、企業の従業員でも感染したこと会社に報告するととにかくひた隠しにするように命じられるのは日常茶飯事となっています。

このように、PCR検査が進んだら進んだで、これまでとは別の問題が四方八方に出はじめていることが危惧されます。

ひとたび感染すると社会に居場所がなくなるというのは国内固有の状況で、PCR検査に関わること自体が大変な社会的にリスクになっている点は、とにかく呆れさせられます。

国の為政者はこうした問題が大きなものになろうとしていることには見向きもせず、Go Toだ自粛だと勝手な政策を連発していますから、なんの解決の手立てにもならないのは当たり前です。

誰もがコロナ差別の被害者・加害者に


小売店や飲食店、その他のサービス業でも、ひとり感染者が出ると営業停止が数週間続くのはもはや暗黙の了解となっている様子。

赤痢や食中毒なら一定の影響停止もわからなくはありませんが、新型コロナでこうした一定期間休業なるものが本当に意味があるのかは、かなりクビをかしげる状況です。

専業トレーダーで、誰とも接することなく家に引きこもり、通販で物を買って一切外に出ない、もともと家族もいないので家庭内感染の心配もナシ、などという特異な環境で生活されている個人投資家の方にとっては、こうした話はまったく関係のないものでピンとこないかもしれません。

こうしたリアルな国内社会のコロナ起因の分断状態は、ほとんどの人が経験したことのないもので、状況によってはすべての人が差別と他者攻撃の加害者にも被害者にもなりかねない、相当クリティカルな状況になっていることを強く感じさせられます。

コロナより自粛警察の方が恐ろしい

とくに初期段階、あるいは感染者が少数段階で感染が確認された家庭・企業・商店などは、完全に孤立する状況となっています。

そして、いたたまれずに夜逃げするといった耳を疑う事態も起きている始末。町には自粛警察・コロナ自警団なるものも登場して、無理やりお店の営業を中止するよう圧力をかける者も出てきています。

これだけ見ていても、コロナより不安に駆られて暴挙に及ぶ市民の感性のほうが、よほど怖ろしい状況であることが見えてきます。

ただ、このコロナウイルス村八分のような状況は、何も国内に限ったことではなく、海外でも相当多くの国で実際に発生しているようです。

ですから、パンデミックにつきものの低俗な群集心理であるということもできそうです。

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2020年8月6日号の抜粋です。




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