ALS患者嘱託殺人、医師2人を起訴 京都地検(2020年8月13日配信『毎日新聞』)

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大久保愉一容疑者(左、ホームページから)と山本直樹容疑者

 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者に頼まれ、薬物を投与して殺害したとして医師2人が逮捕された事件で、京都地検は13日、大久保愉一(42)=仙台市=と山本直樹(43)=東京都港区=の両容疑者を嘱託殺人の罪で起訴した。地検は認否を明らかにしていない。

 起訴内容は2019年11月30日午後5時半ごろ、京都市中京区の林優里さん(51)の依頼を受け、女性の自宅マンションを訪れて致死量の薬物を投与し、殺害したとされる。2人は女性の担当医ではなく、ツイッターで知り合い、面識もなかった。事件直前に山本被告名義の口座に計130万円が2回に分けて振り込まれていた。



ALS患者 嘱託殺人事件 きょう医師2人を起訴へ 京都地検(2020年8月13日配信『NHKニュース』)

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難病、ALSを患う京都市の女性を本人からの依頼で薬物を投与して殺害したとして医師2人が逮捕された事件で、検察は13日、2人を嘱託殺人の罪で起訴する方針です。

いずれも医師の大久保愉一容疑者(42)と山本直樹容疑者(43)は去年11月、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病ALSを患う京都市の51歳の女性から依頼を受け、薬物を投与し殺害したとして先月23日、嘱託殺人の疑いで逮捕されました。

捜査関係者によりますと、これまでの調べで女性の体内から検出された薬物と同じ種類の睡眠薬を大久保医師が事件のおよそ1か月前に購入していたほか、山本医師の口座に女性から130万円が振り込まれていたということです。

また女性が殺害の具体的な方法や日時、現金の支払いなどを医師とSNSを通じてやり取りしていたことが確認されたということです。

このため京都地方検察庁は有罪の立証は可能と判断し、勾留期限の13日、医師2人を嘱託殺人の罪で起訴する方針を固めました。

一方、警察は今回の事件について終末期医療の現場で議論されることもある安楽死とはかけ離れた違法な行為とみていますが、2人にほかに問題がなかったか捜査を続けることにしています。

2人の認否について警察と検察は明らかにしていません。





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