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アイヌの先住権確認で初の提訴 札幌地裁 サケ捕獲の法規制巡り(2020年8月17日配信『毎日新聞』)

 北海道浦幌町のアイヌでつくる団体「ラポロアイヌネイション」が17日、河川でのサケ捕獲は先住民族が持つ先住権で、法や規則の規制が適用されないことを国と道に確認する訴えを札幌地裁に起こした。アイヌ民族が先住権の確認を求める訴訟は初めて。

 許可の無い河川でのサケの捕獲は、水産資源保護法と道規則などで禁止されている。アイヌが伝統儀式をするために捕獲する場合でも道に許可が必要となっている。

 先住権は先住民族の集団に認められた権利。日本も批准している2007年の国連先住民族権利宣言で明記されており、アイヌの場合、サケの捕獲権が該当する。ただ、国はアイヌを先住民と認める一方、サケ捕獲権を持つ集団は存在していないとの立場などから、国はアイヌ施策推進法では先住権には触れていない。訴訟では、コタン(集落)を集団とし、権利を受け継いでいると主張する。



サケ捕獲権確認求め提訴 北海道浦幌町のアイヌ団体(2020年8月17日配信『産経新聞』)

 北海道浦幌町のアイヌ民族の団体「ラポロアイヌネイション」(旧・浦幌アイヌ協会)は17日、河川での経済的なサケ捕獲は先住民族の集団が持つ権利「先住権」だとして、これを禁じた法律や規則が適用されないことの確認を国と道に求めて札幌地裁に提訴した。アイヌが先住権の確認を求める訴訟は初めて。

 訴状によると、ラポロアイヌネイションは浦幌十勝川周辺に江戸時代から存在した各コタン(地域集団)の構成員の子孫らの団体。明治政府に禁じられるまで生活のために漁をしていたコタンから、サケ捕獲権を引き継いでいるとしている。

 原告は、明治政府が北海道開拓のためにコタンの漁猟権を「無視」して侵害したと指摘。アイヌが漁猟や伐木をしていた土地を国有地とした「正当な理由」が明らかにされなければ、コタンや権限を引き継ぐアイヌの集団は、自然資源を利用する権利を現在も持っていると主張している。

 一方、国は明治以降の同化政策の結果コタンは「消滅」し、土地権やサケ捕獲権などを持つコタンは存在しないとの立場だ。



サケ漁行う権利求め提訴 浦幌のアイヌ民族団体 札幌地裁(2020年8月17日配信『北海道新聞』)

キャプチャ
提訴のため札幌地裁に入廷する原告のラポロアイヌネイションの会員ら

 アイヌ民族には川でサケ漁を行う先住権があるのに不当に漁を禁止されているとし、十勝管内浦幌町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」(旧浦幌アイヌ協会)が17日、漁を規制する国と道を相手取り、川でサケ漁を行う権利の確認を求め札幌地裁に提訴した。アイヌ民族の先住権の確認を求める訴訟は初めて。

 先住権は、先住民族が伝統的に持っていた土地、資源に対する権利や政治的な自決権を指す。2007年に採択された国連の先住民族権利宣言に明記された。国は、昨年5月施行のアイヌ施策推進法でアイヌ民族を先住民族と初めて明示したが、先住権には触れておらず、司法判断が今後の先住権を巡る議論や規制に影響を与える可能性がある。






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Author:gogotamu2019
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