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き物への愛、絵画に宿る 自閉症のアーティスト石村嘉成さん(新居浜) 地元個展始まる(2019年6月30日配信『愛媛新聞』)

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地元新居浜市の伝説から着想を得て今回の個展に向けて描き下ろした作品を紹介する石村嘉成さん(中央)=29日、新居浜市坂井町2丁目

 自閉症による発達障害がある新居浜市在住のアーティスト石村嘉成さん(25)の個展「石村嘉成展 生き物たちも一生懸命」が29日、同市坂井町2丁目のあかがねミュージアムで始まった。動植物を独創的な構図と鮮やかな色彩で描いた作品約120点や日記帳が並び、創作活動の歩みを知ることができる。8月18日まで。入場無料。

 2014年に郷土美術館で初めて個展を開いてから5年。新居浜商業高校時代に始めた版画は国内外で評価され、次々と新しい作品を生み出してきた。今回は、西日本豪雨災害の被災地などで開く個展のために制作した版画や家族の思い出を込めたアクリル画も出展。開幕式には恩師や同級生らが駆け付けた。

 作品は八つのテーマで展示。「新居浜今昔物語」は地元に伝わる小女郎タヌキ伝説に着想を得た。女王タヌキや子どもタヌキを116・7センチ四方のキャンバスにダイナミックに描き、石村さんは「色の配置が難しかったが、仲良しなタヌキの家族を描けた」と工夫点などを紹介した。

 会場では、高校時代の美術講師の寺尾いずみさんや来場者と版画作品を仕上げる公開制作を実施。色付けされた紙にカメの輪郭が浮かび上がると歓声が上がった。寺尾さんは「版画を始めた頃に比べて線は力強くなり、色のバリエーションも増えた。生き物への愛が深く、絵を描くのに大切な『しっかり見る』ことができている」と話した。

 自画像や05年に亡くなった母有希子さんの肖像画も展示。作品を初めて見た今治市大西町の女性(57)は「お母さんの表情から優しい人柄が伝わる。生きている力強さを感じる作品の数々に言葉が出ない」と涙をぬぐっていた。

 公開制作は7月14、27日、8月4、10日に実施。7月6、7の両日は版画のワークショップを開く。

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