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天理大「不当な扱い看過することできない」主な事例(2020年8月20日配信『日刊スポーツ』)

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記者会見で説明した天理大の永尾教昭学長(撮影・松本航)

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記者会見で説明した天理大の岡田龍樹副学長(撮影・松本航)

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天理大との記者会見に臨んだ天理市の並河健市長(撮影・松本航)

新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)がラグビー部で発生している天理大(奈良県天理市)が20日、同大学で開いた記者会見で、一般学生が受けている不当な扱いへの配慮を求めた。永尾教昭学長は「大学全体に感染が広がった事実はない。不当な扱いが起き始めており、看過することはできない」と訴えた。主な事例は以下の通り。

〈1〉教育実習の受け入れ中止要請(2件)

17日に1校から「文科省の通知(コロナの影響で実習が実施できない場合の代替措置)も出ているので、これに基づいて実習を中止していただきたい」。19日に別の1校から「ラグビー部の行動を見て、保護者や地域の方も天理大生の受け入れについて心配されている。中止していただきたい」と大学に連絡があった。

〈2〉教育実習生のPCR検査要請(1件)

対象学生に対し、受け入れ先から「PCR検査を受けてください」。学生本人は「ラグビー部員と接触はなかった」と主張したが、19日には「PCR検査を受けさせてから来てください」と大学に連絡があった。

〈3〉アルバイトの出勤見合わせ要請(2件)

学生に対してアルバイト先から「天理大学生ということで、しばらくは出勤しないでほしい」と要請。大学は学生から19日に2件の報告を受けた。岡田龍樹副学長は「(当該期間の)補償をしていただいているとは聞いていません」。

〈4〉大学関係者の家族を診察拒否(1件)


会見に同席した天理市の並河健市長は「市内で診療を受けられなかったという報告を、今日(20日)に聞いたところです」。前日19日に天理大関係者の家族が同市内の病院を受診。「(PCR)検査を受けたのですか?」と問われ「受けていません」と返答。「では、診察はできないです」と告げられた。

天理大では5月7日の春学期始業日から、全ての授業をオンラインで実施。6月11日からは対面授業も一部導入したが、教室の35%以下の人数に限定するなど制限を設けているという。クラスターの起きたラグビー寮はキャンパスとは別の場所にあり、部員は全寮制で生活。練習場への経路上にも、大学のキャンパスは存在しない。7月31日に授業が終了し、部員の最初の感染確認は8月12日。岡田副学長は「ラグビー部員と一般学生の濃厚接触はない」と説明した。

記者会見の終盤、永尾学長は「(アルバイトの件で)雇い主の方に対して責めるとか、責任を追及するのではなく、こういう流れを止めていただきたい思いが一番大きい」と口にした。

並河市長は「過剰な防御反応を取ることによって、かえってコロナ禍の影響を深めていってしまう」。教育実習の件を例に出して「ひとまとめにして『保護者の皆さまが不安になられると困るから』という心理の下に(受け入れ中止が)起こっている。これがどんどん広がると、自分たちで自分の首を絞めることに他ならない」と力を込めた。




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Author:gogotamu2019
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