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嘱託殺人事件 にじむ違法性の認識、法廷で持論展開か(2020年8月22日配信『産経新聞』)

 ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の女性が殺害された嘱託殺人事件は、仙台市泉区の呼吸器内科医、大久保愉一(よしかず)(42)と東京都港区の泌尿器科医、山本直樹(43)両被告=いずれも嘱託殺人罪で起訴=が逮捕されて23日で1カ月。捜査機関は両被告の認否や供述を一切明らかにしていないが、これまでに判明した状況からは、違法性の認識がありながら犯行に及んだ様子も浮かぶ。

 起訴状によると、2人は共謀し、ALSで寝たきり状態となっていた京都市中京区の女性=当時(51)=に頼まれ、昨年11月30日、女性宅で胃瘻(いろう)から致死量の薬物を体内に投与。搬送先の病院で急性薬物中毒により死亡させたとしている。

 犯行は秘密裏に短時間で行われており、2人に違法性の認識や計画性のあったことがうかがえる。

 捜査関係者によると、犯行当日、2人は女性の知人を装い偽名で女性宅を訪問。女性宅にいたヘルパーに知られないようにして犯行に及んだとみられる。

 京都地検は2人の犯行時間を同日午後5時21分ごろから同37分ごろの約16分間と認定した。2人と女性はこのときが初対面。犯行は計画的に、極めて短時間で行われた。

 動機は判然としていないが、大久保被告は「安楽死」について肯定的な意見をツイッターやブログで記載していた。漫画のキャラクターで安楽死を請け負う「ドクター・キリコ」に憧れるような書き込みもあり、今後の公判では自らの行為を正当化する持論を展開する可能性もある。

 嘱託殺人罪は裁判員裁判の対象事件ではなく、事前に争点を絞り込む「公判前整理手続き」が行われるかどうか決まっておらず、2人が法廷で何を語るのか、注目が集まる。




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