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これが安倍政権6年の外交成果か(2019年7月1日配信『日刊スポーツ』―「政界地獄耳」)

★G20の夕食会での首相・安倍晋三のスピーチが大炎上している。大阪城の復元時に「しかし1つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました」と述べ、来年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの主催国としてのバリアフリー社会をリードすべきところを逆行していると批判されている。

 それ以外でも、米トランプ大統領が「米国の離脱は全く考えていないが、不公平な合意だ」「変えなければいけないと安倍首相に言った」と仕掛けた日米安保不公平問題も日本政府は避け通したし、日露首脳会談では「日露平和条約締結については協議の継続を確認」にとどまった。

★徴用工問題で向き合うべき韓国には嫌がらせ的に首脳会談を見送った。首脳夕食会でも、韓国・文在寅大統領を自分とは別のテーブルを割り当て遠ざけた。一夜明ければトランプと文は南北38度線を前に結集、韓国側で米朝首脳会談が行われ、それを文は見守った。日本は全くの蚊帳の外に置かれた。
 
 G20の最後は首相の会見だったが、予定時間より早く切り上げ報道陣から批判を浴びた。これが自慢の外交の集大成か。俯瞰(ふかん)する外交は各国に首脳会談の場を与え、我が国最大の懸案の1つ、拉致問題を抱える北朝鮮問題には関与できず、場所貸し外交になったのではないか。外交は首相や外相が目まぐるしく代わる内閣では思うように出来ないことを念頭に、安倍内閣は長期政権の大きな柱に外交を据えて来たが、これが安倍政権6年の外交成果とすれば、G20開催国誘致に成功しただけだったと言わざるを得ない。

★ことに冒頭の「エレベーター」発言はどの官僚が書いたものであろうと首相をはじめ側近らが複数目を通せば必ず立ち止まるべき題材で、官邸自慢のスピーチライターをはじめ取り巻きは誰も気にならなかった事実だけで国際標準とは言い難い。

 この程度の認識のスタッフが外交を担い、各国首脳らを夕食会でもてなしたのならば、五輪誘致で多用された「おもてなし」も口先だったことが分かる。この失態が来年の五輪に響かなければいいが。





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