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「切断ヴィーナス」 幻のパラ開幕日にファッションショー(2020年8月25日配信『東京新聞』)

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 新型コロナウイルスの影響で延期されなければ東京パラリンピックの開会式が行われる予定だった25日、義足の女性たちが自分らしく輝く姿を見せるファッションショーが、東京都港区のJR高輪ゲートウェイ駅前広場であった。

 ショーは、20年にわたりパラアスリートを撮影している写真家の越智貴雄さん(41)が中心となり、女性たちを「切断ヴィーナス」と呼び、5年前から全国各地で開いている。この日のショーにはパラアスリート4人を含む12人が参加。開会式が始まる予定だった午後8時から、新型コロナウイルス感染防止のため無観客で開催した。

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 東京大会に陸上で出場が内定している前川楓選手(22)=チームKAITEKI=は「パラリンピックの存在を忘れてほしくない」という気持ちも込めて登場した。

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 大阪市の矢野海音さん(18)はこの日、初めて人前で義足を出して歩いた。病気のため12歳で右脚を切断。以前は隠すのに必死だったが、昨年「切断ヴィーナス」を知り、「堂々と出すのはかっこいい」と思えた。今後は義足のモデルとして活動していく。神奈川県大和市の看護師阿部未佳さん(29)は「義足でも看護師になれる。何でもできると知ってもらえたら」。

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 ショーの様子はユーチューブ「高輪ゲートウェイフェスト」で視聴できる。参加者のうち8人がモデルを務めた来年のチャリティーカレンダー(1300円、送料別)もインターネットで販売中。売り上げは東京都看護協会に寄付される。(神谷円香)




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