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「姿なき感染者」のナゾ、接触通知アプリから70人に連絡あったのに…(2020年8月26日配信『読売新聞』)

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敦賀市職員のスマホに届いた通知

 新型コロナウイルス対策のスマホ用アプリで「感染者と接触した」との通知が福井県敦賀市職員24人に届いた問題で、県などは25日、県内で同様に通知を受けたのが、市職員を中心に計70人に上ると明らかにした。現時点で、同市役所を中心に行動歴のある感染者は見つかっておらず、24日発表の24人はすべてPCR検査で陰性と判明。一方、県によると、国は「アプリの誤作動ではない」と説明しているといい、〈姿なき感染者〉を巡り、混乱が広がっている。(斎藤孔成、今村真樹)

 厚生労働省が提供・運用するアプリで、インストールしたスマホ同士が「1メートル以内に15分以上」の状況にあった場合、互いの端末に記録が残る。その上で、感染者に割り振られる「処理番号」を入力すると、2週間以内に記録の残っているすべての端末に通知が届き、検査などを促す仕組み。

 県や敦賀市によると、70人の内訳は市職員が57人、市民が10人、市外在住の県民が3人で、いずれも23日以降に通知を受けた。ただ、市内在住の感染者は今月7日以降は発表されておらず、県内の感染者の中でアプリを入れていた2人も市役所での行動歴はなかった。

 現在、市庁舎の建て替え工事中で、業者ら不特定多数の人が敷地内に出入りしているが、職員57人が共通して関わった人はおらず、市は「なぜこれほど多くの職員に一斉に通知が来たか、まるでわからない」と首をひねる。

 県の窪田裕行・健康福祉部長は「あくまで想像」とした上で、「誤作動でなく、県内の感染者(が通知の原因)でもないのであれば、他県で発表された感染者となる」とし、厚労省の担当者は「事態は把握しているが、アプリが正常に動作しているかどうかは申し上げられない。調査し、もし不具合があれば改善する」としている。

PCR検査のため、市職員が急きょ休みに

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検査のため出勤者が減り、事務処理に時間を要することを断る「お知らせ」が置かれた敦賀市役所の窓口

 多数の職員に「感染者と接触した」との通知が届いた敦賀市役所では、PCR検査を受けるために職員を急きょ休みにするなど対応に追われた。

 市によると、通知が届いた57人のうち55人は本庁舎勤務。市は、市民が利用する1階窓口に「検査を受けるため、勤務する職員が少なくなっております」などと事情を説明する「お知らせ」を設置した。市の担当者は「来庁者の不安を払拭ふっしょくするため、通知が届いた職員はPCR検査を受けるようにしているが、一方で窓口を閉めるわけにはいかない」とする。

 通知を受けた職員には、中山和範副市長も含まれていたが、陰性と判明した。「『通知を受けた職員がいる』と連絡を受けてスマホを確認したら、自分にも届いていたので驚いた」と振り返り、「陰性とわかるまで、誰かに感染させているかもしれないと考えると不安でつらかった」と話した。





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Author:gogotamu2019
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